〜 toBからtoC営業へ転向、提案力を更に磨く ~「壁を乗り越えた後の景色は最高」
今注目の不動産テック企業 FANTAS technology株式会社 にインタビューを行いました。インタビュイーはToB営業で輝かしい成績を挙げ、心機一転不動産業界のToC営業へと転職された方。
業界も商材もターゲットも異なるフィールドに飛び込んだ訳とは? 採用人事のコメントもあります。
是非、最後までお付き合いください。
FANTAS technology株式会社 コンサルティング本部 岸本様 大阪出身で、大阪外国語大学を卒業。大学在学中に海外留学を経験、得意な英語を活かすため、老舗機械系上場商社に新卒入社。4年間の在籍中に社長賞を2度受賞。より高い営業力を付けるため、 FANTAS technology株式会社(以下「 FANTAS」)のコンサルティング職へ転職。(現在5年) |
転職理由
ー WLB整いすぎて自分時間多い「何かもっとできるだろう」ー
どのタイミングで転職を考えましたか?
前職で社長賞を2連続受賞したタイミングで、ふと思いましたね。
土日や平日帰宅後に自宅で映画見てる時とか、筋トレしてる時に「ぼーっと」する時間がかなり多く、何かもっとできるだろうって思って。
それで「営業としてステップアップ」できる”厳しい”環境の会社を探し始めました。
―――社長賞を2度も!?
そうですね、小さい会社だったこともあります。初めての受賞は3年目の時で、それは最年少受賞でした。
―――すごいですね。。。そして営業として成長できる厳しい環境を希望されていたと。前職はライフワークバランスがかなり整った会社でしたか?
どホワイト企業でした(笑)基本は定時の17時退社、残業しても1時間程度で、毎日19時までには帰宅していました。
でも残業代で稼ぐという文化が好きではないので残業してもっと仕事しようとはならなかったです。
仕事は楽しかったですし、入社時に希望していた海外とのやり取りや出張もあったので、特に不満は有りませんでしたね。
ネガティブな理由は全くなかったです。
―――すごく前向きな理由で転職を決意されて、また自ら厳しい環境を希望されたなんて、志が高くてかっこいいですね。
「営業としてステップアップすること」とは具体的にどういうことでしょうか?
今すぐには必須ではないものを、将来のために必要だと思っていただける提案力をつけることですかね。
前職では、お客様にとって確実に必要なものを販売していました。
購入しないと解決しないなど最初からニーズが明確にあったので、商品の良さが伝わりさえすれば成約できていました。
でも、特に投資用不動産の場合は、明確に必要という訳ではなく、だからこそそういった商品を必要だと思ってもらえるかが営業力だと思っています。
これは必需品ではないし、特に購入時にお客様にローンを組んでいただき、それを活用するという点を納得していただくという難しさも踏まえて、僕の中では身に付けていきたい力でしたね。
転職軸はいくつありましたか?
先ほどの、「営業としてステップアップすること」と、「営業力を評価する会社であること」、「会社の成長ビジョンがあること」の3つでした。
「営業力を評価する会社であること」に関しては、20代でも役員になった方がいるなど、実力があれば昇進できる企業かを見ていました。
営業力をつけ、それを後輩に教えキャリアアップをしていきたいので、業界問わず厳しい環境で、年功序列のないベンチャー企業を狙っていました。
「会社の成長ビジョンがあること」については、業界No1を目指す企業より、幅広く事業展開をしようとしている企業に特に惹かれましたね。
あとは、やはり海外展開をしていくかも見ていました。
―――その3つが合致した企業が FANTAS technologyだったということですね。
FANTASへ入社
ー 最後はアナログの部分、決め手は気持ちのいい挨拶 ー
内定受諾理由を教えてください。
内定自体は複数社からもらっていたんですが、最終的な決め手は、社員の方の挨拶が素晴らしかったからですね。
FANTASは面接後に社内ツアーをしてくれるんですが、その際に、みんな立ち上がって「いらっしゃいませ」って言ってくれるんですよ。
それがすごいなと思いましたし、内定受諾の決め手でした。挨拶の印象ってすごく残るんですよね。挨拶を強制されている感じがなく、自然だったのも良かったです。
―――立ち上がって「いらっしゃいませ」なんですね!それは会社のルールなんですか?
ルールというよりは、昔から根付いている文化で、候補者だからという事ではないです。
お客様のご来社も多いので、基本的に社内ですれ違った方には挨拶をしますね。
もしかしたら大事なお客様や、オーナーさんになる方かもしれないので、気持ちよく挨拶をしています。
FANTAS以外にも希望に合う企業はありましたが、やはり最後はアナログの部分でしたね。
業務内容
ー 商談準備は前日までに完璧に。お客様都合に柔軟な対応 ー
現在の業務内容について詳しく教えてください。
コンサルティング本部 コンサルティング第1Gr.に所属していて、投資用不動産販売営業がメイン業務です。
主に反響営業になります。
FANTASでは、プロの講師をお招きして、お金に関するセミナーを毎週開催しています。
セミナー後、希望者1名につき営業担当1人で、30分程度の個別面談を行い、商談を重ね、その方にあったソリューションをご提案していきます。
個別面談から、ご提案、クロージング、アフターフォローまで一人の営業担当が一気通貫で対応します。
現在は、後輩のフォロー等も行っていますね。
―――なるほど。セミナー参加者の中でも、資産形成や運用に関する希望度が高い方を個別面談で対応し、お客様を獲得する流れですね。
そうですね。マーケチームが頑張って集客してくれているので、僕らは営業だけに集中できます。
有難いことに、毎回10〜20名の方にセミナーへご参加頂いています。
―――きちんと分業されているんですね。セミナーはオンラインですか?
元々はオフラインのみでしたが、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発動した2021年4月に、オンラインセミナーをスタートしました。
社会が混乱している中で、すぐに対応できる柔軟性や仕組みは、不動産テックであるFANTASの強みですね。
すごいなと思いました。
―――当時毎日不安を抱えてステイホームしていた記憶ですが、そんな状況でもすごく柔軟で且つスピーディーに対応されていたんですね。驚きです。あと、商談についてあまりイメージ出来てないんですが、教えていただけますか?
はい、個別面談でご相談内容やお困り事などはお伺いするんですが、その時点では「投資用物件を購入したい」という状態にないお客様がほとんどです。
後日商談をし、ヒアリングを丁寧に行った上で、最もお客様のニーズに応えられる方法を一緒に考えて、ご提案をしていきます。
ここが僕がやりたかった「今すぐには必須でないものを、将来のために必要だと思っていただける提案力」が発揮されるポイントですね。
もちろんその解決策が物件購入ではない場合もありますし、1年後に購入できるよう一緒に計画を立てることもありますし。具体的な物件購入に関するシミュレーション資料を作成するまでに、2、3回は最低でも商談をしますね。
―――居住用ではないですし、そのハードルを如何に下げられるかが腕の見せ所ですね。
入社前に想像していた働き方と現実のギャップはありましたか?
想像と全く違いました(笑)
悪い意味ではなくて、単に僕が思っていたよりも営業社員のレベルが高かったですし、不動産を売ることについても、もっとスキルが必要だったんだって気づきました。正直想定が甘かったです(苦笑)
それに関しては入社してからずっと感じていましたね。実はニーズを作る力ってなかったんだとへこみました(苦笑)
―――社長賞を2度も受賞された経歴があったので、正直驚いています。その時期に周りの方からのサポート等は有りましたか?
ありましたね、チーム長など手取り足取り教えてくれましたし、他の部署の社員も応援してくれました。
チームの垣根はあまりなく、上下関係なく助け合うし、相談にも乗り合いますね。
面倒見はすごく良いと思います。
―――チームの垣根を超えてフォローがあるんですね!皆さんが見ててくれるのは安心ですし、嬉しいですよね。
そうですね。FANTASの営業は実力主義ではあるんですが、利己主義はあまりないと思います。
自分さえよければいいという考え方は無いですね。
個人のノルマも、あくまでチームの目標を達成するために設定されていますので、自分の給与や評価を上げるために達成するという考え方ではないです。
あと評価について言えば、例えば「周りをどれだけ鼓舞するような発言をしているか」とか「会社全体を良くする行動を取れているか」などが人事評価対象になっているので、そういう社員が報われる制度に変わってきていますね。
―――もう営業力だけを評価されるとかいう次元じゃないですね。
その時代は終わりましたね(笑)
働き方
ー 無駄な残業なし、フレックス制で筋トレ後に出社 ー
平均的な1日のスケジュールや業務を教えて下さい。
セミナーの開催は曜日によって違うので、難しいですが、こんな感じですね。
11:00 |
出社 |
12:00 |
セミナー対応又は商談 |
13:00 |
お昼休憩 |
14:00 |
翌日、翌々日の商談準備 |
16:00 |
商談が2回ほど続く(商談は1日2~3件) |
19:30ごろ |
退社(商談開始時間によって異なる |
―――本当に営業に専念できる業務内容で、商談は1日に2〜3件もあるんですね!
そうですね。
僕は商談準備を念入りに行いたいので結構時間をかけます。
後は、商談準備は前日までには必ず完璧な状態にしておくというルールを決めて、余裕をもって業務を行っています。
営業をする上で特に意識していることはありますか?
これはtoC営業の難しさでもあるんですが、「タイムマネジメント」と「ご連絡内容」には特に気を付けています。
「タイムマネジメント」については、余裕をもって商談準備をする事にも関係しますが、やはり toBと違って、商談時間のリスケは当たり前に起こります。
前倒しや、スポットで突然商談が入ることもあるので、商談を長引かせないことなど、時間は常に意識しています。
「ご連絡内容」については、これはもうお金の話なので、間違ったことは言えないんですよね。
前職のように技術面の話と違って、運用の場合は絶対的な答えが無くて、10年後、20年後に、やっとありがとうって言ってもらえるような話で。
「あの時こう言ったじゃないですか」ということが全然起こりうるし、法律等が絡んできますしね。
また間違った解釈をされないよう、LINEの返信1つにしてもかなり神経を使います。
―――難しさが伝わってきます、、、。出社は11時とゆっくりなんですね!
そうですね。
商談がお客様のお仕事終わりから開始、ということも多いですし、コアタイムが12時〜15時半なので、それまでに出社すればいいという決まりです。
僕の場合は、筋トレしてから出社しています(笑)
―――朝活ですね!体も頭も起こしてから出社、いいサイクルです(笑)
何に仕事のやりがいを感じますか?
基本的に、自分が本気で良いと思うものを人に勧めるのが好きなので、ご提案は特にやりがいを感じます。
「岸本さんって提案の時イキイキしてますね」と言われたこともあって。
きっとニヤニヤしてたんでしょうね(笑)
あとはやはり、お客様から頂く言葉は大きいです。
特に老後に不安を持っていたお客様が「岸本さんのおかげで夢を持ててワクワクします」と言って下さったのは、本当に嬉しかったです。
不安しかなかった未来に夢を持てたなんて、すごくいい仕事ですよね。
また、お客様の中には、過去に不動産取引で損をされた方もいて、 FANTASも同じじゃないかと思われることもあります。
でも FANTASでは、テクノロジーを通して、なるべくクリーンでオープンな取引ができるような仕組みを作っていますので、FANTASだからこそご納得して頂けた時も、ご対応出来てよかったと思いますね。
誰も損することのない、クリーンな業界になってほしいです。
休日の過ごし方
ー ストレスは筋トレで発散、読書でスキルUP ー
お休みはどんなことをされていますか?
筋トレと読書が多いですね。自己啓発系やマネジメント系の本をよく読みます。あと、最近はカフェでゆったり仕事の振り返りをするようにしています。
反省とか、部下が相談してきたことなど、どうアドバイスしようか考えたりしています。
―――すごく部下思いのいい先輩です。ストレス発散はしないんですか?
それは筋トレですね(笑)
あとは、リフレッシュに、同僚と一緒にスパルタンレースに出たり。
去年の新卒メンバーと富士山に登頂したりもしましたね。
夜12時くらいから登り始めて、8合目くらいで日の出を見て、気力で頂上に行きました(笑)
転職活動
ー 求人サイトとエージェントを複数使用、半年かけて転職へ ー
転職活動の率直なご感想を聞かせてください
スムーズでした。半年間くらい転職活動して、求人サイトとエージェントを合計4つ程併用して、ゆっくりいろんな業界を見ていました。
20社ほど受けて、内定は5社位もらいました。 FANTASを受けたのはダイレクトスカウトがきっかけでしたね。
前職は残業も少なかったので、仕事終わりに面接を受けたりして。大変だなって思ったことはなかったです。
―――業界を絞らず、エージェントのアドバイスなどを参考に、ゆっくりと無理のないペースで転職活動をされていたんですね。
不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する
FANTASに転職を考えている人へ一言
ー 壁を乗り越えた後の景色は最高 ー
(岸本様と同僚の皆さん)
僕のようにtoB営業からtoC営業に転向される方は特に、入社後、想像以上の業務量や自分の出来なさ、プライベートとの両立の難しさに悩まされると思います。
その代わり、ゆったりやってるあなたの同級生よりも、何倍もすげえ奴になってると思います。
そして、その壁を乗り越えられるよう支えてくれる人もいるし、乗り越えた後の景色は最高だからそれを見たい人は是非 FANTASで一緒に働きましょう!
採用人事から一言
ー 挑戦したい人は向いている、文化祭のような一体感あり ー
人事 松本様: FANTASは挑戦したい人に向いている企業です。
私自身、人事未経験で入社したのですが、あっという間に6年が経ちまして(笑)それは日々学べるものがあって、言い換えると日々挑戦をしていて。大人になっても全力で取り組める仕事があるというのが FANTASの良さですね。
FANTASでは、普段の業務とは別に「宣言タスク」という会社全体で動いているプロジェクトに参加することができます。
それが文化祭とか体育祭とかをやってる気分で、楽しいです。
プロジェクトの内容は、例えば新規部署の立ち上げや、新サービスの企画など、それぞれ自分の興味のあるタスクに1年間という期限付きで参加して、部署関係なく構成されたチームで、達成を目指します。
その期間は凄く大変ですし、やることも多いですし、勉強しないといけないのですが、達成感や、仲間との一体感を感じられ、ココロオドル瞬間が多いですね。
さまざまな挑戦ができるのは FANTASの強みですし、そういう働き方をしたい方は、お気軽にご相談下さい!
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編集後記
左: FANTAS technology株式会社 コンサルティング本部 岸本様
右:リアルエステートWORKS編集長 樋口
FANTASで「イキイキと働く」とは?
ー ポジティブマインドを大切に、部署・ポジション問わずお互いを高め合いながら、日々挑戦すること ー
今回は、FANTAS technology株式会社コンサルティング本部の岸本様にお話を伺いました。
インタビュー中は、ポジティブなご回答が多く、特に転職活動のお話ではネガティブ要素がなかったのが印象的でした。
また、岸本様自身が、 FANTASの「ファン」なのだと感じました。
企業理念の「ファンになっていただける企業になる。」を体現するには、まずは社員が会社を好きになってこそ。
社員一人一人が、会社を育てているという感覚で仕事をしているというのが、FANTASの良さであり、強みだと再確認しました。
岸本様は元々老舗商社の法人営業で、社長賞を2度受賞するなど輝かしい実績を踏まえて、更なる自己成長の為に転職を決意されました。
前職とは正反対のFANTASを選び、慣れない業務に打ちひしがれながらも、とにかく「がむしゃら」に取り組んでいたそうです。
現在は後輩指導も行うなど、着実に営業力を磨き、大変ご活躍されています。
仕事は大変だと仰っていましたが、それでも楽しいと思えるのは、同僚からのエールやサポートなど、自身を高めてくれる環境があったからこそなのではと思いました。
FANTASでは、20代で執行役員に就いた方もいるほど、実力があれば昇格ができる企業です。
これから岸本様がどんなポジションでご活躍されていくのか、とても楽しみですね。
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