「ライフイベントの節目」「家の不具合」など理由はさまざまだが、いずれも「コロナ」関連が多い
引っ越ししたいと思った瞬間について聞くと、「ライフイベントなどの節目」「家の不具合」「隣人」「ペットが飼いたい」などと回答が多様であることがわかる一方で、それぞれの回答について具体的なコメントを見ると共通して新型コロナウイルス感染症の影響が大きいことがわかる。
以下は上位5つの回答と、引っ越したいと思った具体的な理由の一部である。
入学・入社・転職などのライフイベントの節目(31.2%)
- 子供が他県の中学に入学し、長時間の電車通学によるコロナの感染リスクを避けたかった
- コロナの影響で転職して引っ越しが必要になった
- 結婚・転職に際して貯蓄がしっかりできるよう家賃の安いところに引っ越したかった
住んでいる家に不具合が起こったとき(25.0%)
- コロナ禍で在宅勤務が続き、夏場のカビが気になるようになった
- 給湯器が壊れた中、コロナ禍で遠くの銭湯に通うのに限界があった
隣人が苦手な人だったとき(17.0%)
- 隣人が連日連夜友人と騒いでいて、注意するも改善されなかった
給料が下がったとき・上がったとき(13.2%)
- ボーナスの減少などにより収入がさがり、家賃を払うのが厳しくなった
- 二人ともテレワークが始まって不満もあったため、給料が上がったことを機に引っ越した
自分よりいい家に住んでいる友人の家に遊びに行った後(11.1%)
- 友人の持ち家は壁に穴を開けてテレビを壁掛けにするなど、快適にカスタマイズしていて羨ましくなった
- 同僚が建てた家でテレワークとプライベートの空間を分けられるように工夫しているのを見て引っ越したくなった
総じてコロナによる生活環境の変化により引っ越しの意思を固める人が多いことがわかる。特にテレワークによる「おうち時間」の増加や転職、ライフスタイルの変化が住まいのあり方について再考するきっかけとなっているようだ。
■調査概要
・調査対象:マクロミルモニタ 18~69歳の男女。直近1年以内に引越し会社を利用して引越し、かつ「引越し先の物件選び・荷造り・引越し会社への見積依頼・引越し会社の決定」のすべてに関与した人
・調査期間:2021年3月10日~2021年3月12日
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:3133
参照:PRtimes