株式会社ビズヒッツは、働く男女500人を対象に「独学で取得した資格に関する意識調査」を実施した。​

転職やスキルアップに向けて資格を取りたいと考える人も多い中、同調査によると「安くすむ」、「独学で合格可能」、「時間がない」などの理由から独学で取得することを選択する人も多いようだ。

独学で取得しやすいものはどれなのだろうか?またどのような勉強法で資格取得に取り組んでいるのだろうか?

詳しい結果は以下の通りである。
 

簿記、FP、語学系資格など多様な場面で使える資格を取得した人が多いという結果に

独学で取得した資格を聞くと、結果は以下の通りとなった。

簿記(78人)が最も多く、1位にランクインした。簿記は多くの企業から求められる資格でもあり、業界や職種に関わらず多くの場面で役立つ知識・スキルである。特に日商簿記は「3級・2級であれば、独学でも合格できる可能性が高い」と言われているようだ。

2位のFP(ファイナンシャル・プランニング技能検定、ファイナンシャルプランナー)と語学系資格(TOEICや英検など)も汎用性が高く、人気が高い。4位の秘書検定も同様にさまざまなビジネスシーンで応用できる知識が身に付くため、人気が高いと言えるだろう。

5位〜7位の宅地建物取引士、危険物取扱者、ITパスポートなどは専門性があるためハードルが高いと思われがちだが、実際に独学で取得した人も少なくないようだ。

また、11位以下には「登録販売者」「介護福祉士」「メンタルヘルス・マネジメント検定」などがランクインした。
 

市販のテキストを活用した人が80%以上

次に独学で資格を取得した人に勉強法を聞いたところ、次のような結果となった。
 

回答した500人中411人が「市販のテキスト」と回答し、圧倒的な一位となった。その中でも、「一冊を何度もやった」という人が多いようだ。特に資格取得のための費用を節約したい人には、テキスト一冊でも合格可能であるというのは朗報である。

一方で、複数のテキストで勉強したという人もいた。出版社による傾向や対策の違い、また共通点を網羅することでより念入りに対策することができるようだ。2位にランクインした「市販の問題集」と併用して使用した人も多い。

その後には「過去問」「アプリ」「動画サイト」「専門・学習サイト」が続き、インターネット上の情報を活用する人が多くいることがわかる。特にスマートフォン上で学習できるものは、通勤中などの空き時間を利用して勉強できるため時間がない人におすすめのようだ。

お金や時間がない、ということを理由に資格取得を諦めている人も、独学で取得できるものを探してみてぜひ取り組んでみてはいかがだろうか?

■調査概要
・調査対象:独学で資格を取得したことがある方
・調査日:2021年9月7日~18日
・調査方法:インターネットによる任意回答
・調査人数:500人(女性321人/男性179人)

参照:PRtimes