役に立った資格1位はTOEIC/TOEFL
就職や転職で資格は「非常に役に立った」「やや役に立った」と回答した人の保有資格を聞くと、最も多いのはTOEIC/TOEFL(21.9%)だった。幅広い業界・職種で英語力が求められていることがわかる。
続いて日商簿記検定(20.8%)、ファイナンシャルプランナー(18.7%)、MOS(13.2%)と、汎用性の高い資格がランクインした。
一方で資格が就職や転職に役に立っていないと回答した人が保有していた資格を見ると、以下のものとなった。
普通自動車免許(85.2%)が最も多く、あまり役に立っていないということがわかった。普通自動車免許は必須資格として求められる求人もある一方で、日常生活で役立つも就職や転職で有利になる場面が少ないようです。
また3位の秘書検定(15.2%)が役に立たないとされたのは、資格自体より実務経験が問われる、また秘書の募集が少ない、という背景が考えられる。
今後取りたい資格1位は日商簿記検定
今後取得したい資格について聞いたところ、日商簿記検定と回答した人が22.8%となり、5人に1人が取りたい資格であることがわかった。その他TOEIC/TOEFL、ファイナンシャルプランナー、MOSなど、就職や転職で役に立った資格としても上位にランクインした資格が人気であった。
不動産業界で重宝される宅地建物取引士の資格も10.5%の人が今後取りたい資格としてあげ、7位にランクインした。
61.7%が「コロナ禍は資格を取りたい気持ちに影響した」と回答
続いてコロナ禍が資格を取りたい気持ちに影響したかを聞いたところ、「大きく影響した」(19.3%)「やや影響した」(42.4%)と回答した人が合計61.7%に上った。コロナ禍でおうち時間が増えたこと、雇用の安定を目指す人が増えたのかもしれない。
また「資格を取って、実現したいこと」としては、以上のような点が上がった。「手に職をつける」(52.2%)「長く働き続ける」(43.4%)「仕事の専門性を高める」(41.0%)「転職する」(40.6%)が上位に入り、資格によってキャリアを築こうとする人が多いことがわかる。
現職を続けるにも転職をするにも重要とされる資格。コロナ禍が長引く中、資格取得に向けて勉強を始めてみるのも良いかもしれない。
■調査概要
・調査期間:2021年8月30日~9月12日
・調査方法: Web上でのアンケート
・調査対象:『女の転職type』会員
・有効回答数:880名
参照:PRtimes