株式会社ウェブクルーは2021年10月に『不動産売却の満足度に関するアンケート調査』を実施し結果を発表した。不動産売却経験者に売却の満足度を聞くと、全体で62%の人が「非常に満足している」(19%)、「満足している」(43%)と回答し、その他の38%は不動産売却結果に満足していないということがわかった。

満足している人と満足していない人の違いは何か?調査の結果は以下の通りである。
 

満足度を決めたのは「金額」や「時間」



不動産売却の結果に対し、「非常に満足している」「満足している」と考える人にその理由(複数回答)を聞いたところ、「希望していた金額で売却できたから」(52%)「希望していた金額以上で売却できたから」(21%)という、金額に関する理由をあげた人が73%となった。また「売却を希望期間内で完了できたから」(42%)という、費やした時間に対するを理由をあげた人も多かった。

ちなみに、実際の買取金額が当初の売却希望金額を上回ったと回答した人の、実際の金額と売却希望金額の平均差額は、+486万6,667円という結果になった。また売却結果に「満足している」と回答した人のうち、42%は3ヶ月程度で売却を完了し、37%は約半年で売却を完了したと回答した。



一方で「やや不満」「不満」と回答した人にその理由を聞くと、「希望していた金額で売却ができなかったから」(91%)と回答した人が圧倒的に多く、91%に上った。他にも少数ながら「売却を希望期間内に完了できず、想定よりも時間がかかったため」(16%)、「買い手との間や手続きにおいてトラブルやミスがあったため」(3%)という声も上がった。
 

「不動産一括査定サイト」を売却の参考にした人の中では「満足している」人が多い結果に



不動産の売却を検討する際に参考にした情報源(複数回答)を聞くと、多く利用されていたのは順に「不動産会社」「不動産一括査定サイト」「知人や家族からの情報」であった。その他では「クチコミサイト」「書籍」「SNS」「テレビ」「YouTube」などを参考にした人がいた。

全体的に「不動産会社」の利用者が圧倒的に多い一方で、売却結果に「不満足」と回答した人うち、「不動産会社」を情報源にした人の割合は「満足している」と回答した人の割合を上回った。反対に「満足している」と回答した人が、「不満」と回答した人より多く参考にしたのが「不動産一括査定サイト」や「知人や家族からの情報」であった。

特に売却結果に「満足している」と回答した方のうち、「不動産一括査定サイト」の情報を参考にした人の割合は「不満足」と回答した人よりも15ポイント多いことが判明した。

一括査定で比較しながら短い時間でより良い価格で売却できることが高い満足度に繋がっているのかもしれない。
 

査定を依頼した不動産会社数は『2社以上』の人が半数以上



不動産会社に査定を依頼した人に、依頼した社数も聞いたところ、「1社」の人が最も多かった。ただ売却結果に「満足している」と回答した人は、社数が「1社」の人が40%、「2社」以上の人(「2社」「3社」「4社」「5社以上」と回答した人)を合計すると60%という結果になり、売却結果に「不満足」と回答した人は「1社」が47%、「2社」以上と回答した人は計53%という結果になった。

7%とわずかな差ではあるが、2社以上に査定を依頼した人の方が価格に納得がいき、結果的に売却に満足していると思う人が多いのかもしれない。

■調査概要
・調査期間:2021年10月1日~10月4日
・調査対象:「ズバット 引越し比較」「ズバット 車買取比較」「ズバット 不動産売却」の過去利用者
・有効回答数:339件

参照:PRtimes