入社した会社に違和感を感じすぐに転職を考えるも、本当にすべきかどうか迷う人が多いだろう。また一方で企業側からすると、ようやく採用した人がすぐにやめてしまうのは避けたいところである。
実際に入社後すぐに転職をした人は、どのタイミングで、どうして転職をしたのだろうか。また転職をした結果どう思ったのだろうか。調査の結果は以下の通りである。
入社後すぐの転職理由1位は「人間関係への不満」
入社後1ヶ月以内に転職した理由として、最も多く挙げられたのが「人間関係への不満」(133人)であった。上司・先輩との関係や、会社全体の社員同士の人間関係にストレスを感じ、結果的に仕事の効率も悪くなり転職を決める人も多いようだ。
4位の「社風に馴染めない」(43人)という理由と同様に、会社の雰囲気や一緒に働く人など、入社前にはわかりにく部分が転職理由となったようだ。
また2位には「求人内容との相違」(79人)、3位に「仕事内容への不満」(70人)がランクインした。事前に仕事内容や条件などがしっかりと共有されていなかったり、情報が正しくなかったりすることで早期の退職につながるようだ。また挑戦してみるも「自分と合わない」「想像以上にキツい」と感じた、などの声もあった。
その次に「労働環境への不満」(5位 42人)「職場環境が悪い」(6位 25人)「教育体制が不十分」(7位 19人)がランクインした。特に「教育体制」に関しては企業側が準備できる点であり、企業は採用活動だけでなく入社が決まってからの過程も大切にしなければならない。
回答者の1/3が入社後1週間以内に転職。すぐに転職して「よかった」人が9割以上
同調査の回答者のうち、入社後3日以内に転職した人が72人(約18.7%)、4日〜1週間以内に転職した人が62人(約16.2%)となり、全回答者の約1/3は入社後1週間以内に転職したことがわかった。
「早いうちに踏ん切りをつけたかった」と回答する人も多い一方で、すぐにやめたら申し訳ないと思い数週間は働いた人もいるようだ。
結果的に入社後1ヶ月以内に転職して「とてもよかった」と回答した人は75.4%、「まあよかった」と回答した人は19.1%に上り、多くの人が転職を決めたことに満足しているようだ。やはり新しい職場がストレスの原因となった場合には、我慢せずに転職を考えるのも良いのかもしれない。
一方で、転職を「後悔している」と回答した人の中には、「次の転職で不利」「会社に迷惑をかけてしまった」という声が挙げられた。入社した人にとっても企業にとっても、良い経験にはならない早期退職はなるべく避けたく、そのために事前にミスマッチの内容にするのが重要である。
■調査概要
・調査対象:入社後1ヶ月以内に転職した経験のある方
・調査日:2021年10月9日~28日
・調査方法:インターネットによる任意回答
・調査人数:383人(女性223人/男性160人)
参照:PRtimes
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