株式会社ビズリーチが運営する転職サイト「ビズリーチ」は、登録するヘッドハンターを対象に、中途採用・転職活動に関するアンケート調査を実施して結果を発表した。

回答した人の92.0%が「2022年(1月から3月末まで)の中途採用市場は活性化する」としており、来期の動きが注目される。また2021年を振り返り、転職活動にどのような傾向が見られたかも調査された。
 

勤務地不問の求人はコロナ禍前の約13倍に。在宅勤務の希望者が増加傾向に



ヘッドハンターに「2021年を振り返って特に感じた転職や求職者の傾向は?」という質問をすると、73.0%の人が「自宅勤務を希望する求職者が増えた」と回答した。やはりコロナ禍でリモートワークが広がり、当初の想定以上にコロナ禍が長続きしていることから在宅勤務の希望が増えているようだ。

実際2021年6月時点で「勤務地を問わない求人」がコロナ前(2020年2月)より13.2倍増えているというデータもあり、希望者に対してアプローチできるような求人も増えているようである。

それに続いて多かったのが、「副業に関する相談が増えた」(38.2%)、「45歳以上の転職が増えた」(36.5%)、「日系大手企業からの転職希望者が増えた」(26.6%)という回答であった。転職の幅が広がっていることや、必ずしも大手企業が良いわけではないと考えている人が増えているのかもしれない。



「求職者からの相談は、どのような内容が多かったですか?」という質問に対しては、「会社の将来に不安がある」という回答が67.8%と圧倒的に多かった。また「より専門性の高い仕事をしたい」(39.9%)「より裁量権のある仕事をしたい」(36.2%)という回答が続き、不安定な世の中で現在の会社に頼らず、自身のスキルをアップさせたいという人が増えているのだろう。
 

2022年の転職、勝負になるのは「自己理解」と「自身の市場価値の客観的な把握」

回答したヘッドハンターに対し、2022年に転職成功すると感じる求職者の特徴を質問したところ、「自己理解(自分の強みややりたいことの言語化)ができている」や「自身の市場価値を客観的に把握している」が多く上がった。やはり自身と企業の双方の理解に努めることがとても重要なようだ。

また転職者の傾向からも「雇用条件×働き方」という点を重視して転職活動を進めることが、転職を希望する人へのアドバイスとして挙げられた。

オンライン化で応募や選考が以前より気軽にできるようになったのと同時に、来期は中途採用活動の活発化が見込まれている。これを機に自己理解や企業研究を進め、新たなキャリアへ挑戦してみてはいかがだろうか。

■調査概要
・調査対象:ビズリーチに登録するヘッドハンター
・調査期間:2021年10月13日~2021年10月19日
・有効回答数:296名

参照:PRtimes

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