1つ目は、履歴書・職務経歴書の作成。
しかし、これは解決方法が見つかりました!自分自身で80%の状態で作成し、その後転職エージェントの方と相談しながら進めていくという方法です。
転職エージェントの方は履歴書・職務経歴書を毎月何百枚と見ているプロの方なので、自分で100%にしてからお渡しするよりも、できるところまで作成したあと転職エージェントの方と進めることがおすすめです。
2つ目は、面接時の逆質問タイム。
理由は後程記載しますが、転職活動で一番苦手な分野といっても過言ではありません。
今回は、面接時の逆質問タイムに関して、3つに分けて解説していきます。
・なぜ私は逆質問タイムが苦手なのか
・その苦手を克服できた理由と、苦手な私が考えた多くの企業で通用する逆質問
・不動産会社の採用担当がおすすめする逆質問3選
不動産業界の面接が控えている方はもちろん、私と同じように逆質問タイムが苦手という方は是非ご覧下さいませ!
不動産業界特化型転職エージェントに登録する
なぜ逆質問タイムが苦手なのか
まずは私が逆質問タイムが苦手な理由を3つご紹介致します。苦手な理由が克服に繋がるので、「逆質問タイムが苦手!」という方は、私の苦手な理由を読みながら、自分はなぜ逆質問タイムが苦手なのか考えてみて下さい。
①面接の中でかなり重視されていそうだから
「逆質問タイムでは必ず質問をするように」と言われる or 転職コラムなどにも書いてあるので、私自身逆質問タイムは面接の中でかなり重要なものだと思っています。どれくらい重要かというと、逆質問タイムによって採用が不採用になってしまうことがあるのではないかと思うくらいです。
その結果、質問の内容にとても気を遣うようになり、逆質問タイムで聞こうと思っていたことを面接中に話されると「逆質問タイムで質問するはずだった内容が1つなくなってしまった…」と面接中に考えておりました。
そんなこんなで考えすぎた結果、逆質問タイムが苦手になっていきました。
実際に自分が面接官となった現在も、逆質問タイムの内容は加点/減点対象にはしておりますが、逆質問タイムはあくまでプラス@。
メインは面接中の内容ですので、今思うと考えすぎだったかなと思います。
②下手なことを聞いてはダメという緊張感
2つ目の苦手な理由は、下手なことを聞いてはダメだという緊張感からです。逆質問について調べていくと、
・休日は聞かない方がいい
→休みたいと思われる
・残業時間は聞かない方がいい
→残業したくないと思われる
・HPに書いてあることは聞かない方がいい
→企業について調べていないと思われる
・面接時に既に話されたことは聞かない方がいい
→人の話を良く聞かないと思われる
といったように、これはNGという内容が沢山出てきます。 そうしてNGな内容を考えていくと気軽に質問ができなくなってきてしまい、私の場合は事前に考えていた逆質問以外は聞けませんでした。
③常に「他には?」という雰囲気を感じる
逆質問タイムが苦手な最後の理由は、何個質問を挙げても、「他には?」という雰囲気を感じてしまうためです。面接官はそんなつもりはないと思いますが、やはり緊張感と逆質問に対する苦手意識から、1つ質問した後に言われる「他に質問はありますか?」という言葉が、「1つだけしかないの?他には?」と言われているように感じておりました。
私と同じ理由で逆質問タイムが苦手だった…という方はいらっしゃいましたか?
考えすぎと言われれば考えすぎかもしれませんが、本当に、面接前は逆質問タイムで質問を間違えないようにHPの確認とあたりさわりのない質問を考えることに徹しておりました。
不動産業界特化型転職エージェントに登録する
面接での逆質問が苦手意識を克服した理由
そんな私も現在3社目。現在の企業に入社してから3年が経つため、逆質問タイムを経験することがなく、完全克服!とは言えませんが、以前より逆質問に対する苦手意識は少なくなってきております。逆質問への苦手意識がなくなった理由
逆質問への苦手意識がなくなった最大の理由は、自分が面接官をするようになり、逆質問に対して相手がどう感じるかが分かってきたためです。これまでは私はネットの情報や自分が面接を受ける側として感じてきた情報で苦手意識をもっていました。
ただ、実際に面接官になって採用活動を行っていくと、逆質問タイムでなにも質問されなくとも、それまでの内容が良ければ次の面接に通過しますし、逆質問タイムでいくら良い質問をされても経験やそれまでの内容が良くなければ面接は通過しません。
これまで私は逆質問が面接の中心になっておりましたが、そうではなく、別の部分があってこその逆質問だという考えになったことで苦手意識がなくなりました。
また、逆質問タイムは本当に純粋な逆質問タイムだということも分かったことも克服した理由の一つです。(笑)
転職時の多くは新卒時と違い説明会がありませんので、企業のHPや口コミサイト、転職エージェントの担当者の言葉などから企業について想像していくしか有りません。
初めて企業で働く人と話せる場が面接ということがほとんどではないでしょうか。
純粋に、自分がその企業に採用を言われたときに懸念点はないか、気になる点はないかを考え、もしあったときに質問できる機会が逆質問タイムだと思うと、苦手意識はなくなりますし、むしろ質問したいことは出てくるよな~と思いました。
<補足> 面接官をやっていて、この逆質問は良くないかも!と思った質問を2つご紹介。
①副業について
入社直後や仕事に慣れるまでは、やはり自分の会社にコミットしてほしいという想いがあるため、副業ありきで考えられてしまうと減点対象になりやすいです。
※ただし「副業OK」と書いてある企業は別
②事業部異動や部署異動について
新卒の場合は別ですが、転職時は職種を選んで面接に望んでいただいているはずなのに、別の事業部や部署への異動について質問されると、今受けている事業部/部署になぜ応募したの?と思ってしまいます。
様々な業界・企業で使える逆質問3選
逆質問を中心に考えなくてもいいとはいっても、やはり逆質問なしは避けたいもの。そこで、私が2回の転職で培った、多くの企業で使える逆質問についてご紹介致します!
①面接官に対しての質問
1つ目は、面接官に対しての質問です。例えば、
・○○様(面接官の方)が働く中で、この会社で働いていて良かったなと思う瞬間はどんなときですか?
・○○様から見て、「自分が応募している部署」はどのような雰囲気ですか?
など、面接官の方の主観を聞く質問は、HPに掲載されていることもなく、面接時に話されることもあまりないのでおすすめです。
更には会社としてではなく、働くメンバーとして思っていることが聞けるので、実際に入社した時のギャップをなくすためにもおすすめできます。
②応募職種の仕事内容に関する質問
2つ目は、応募職種の仕事内容に関する質問です。この質問も入社後のギャップをなくすことができますし、面接官側には入社後のことを考えて質問してくれていると好印象を持たせることができます。
仕事内容については求人票がありますし、面接時にも話されることが多いので、その内容についての掘り下げ質問ができるといいでしょう。
例:
・御社に入社させて頂いたとして、1日の業務の流れはどのような内容でしょうか?
・入社後は何名の方が、どのような形で業務を教えてくださるのでしょうか?
③事業に関する質問
最後は事業に関する質問です。事業を選んでくれているんだな、当社に魅力を感じてくれているんだなと思います。また、自分自身もどの企業に入社するか確認する際に、事業について理解することで会社を選択するときに選びやすくなるでしょう。
例:
・御社の現在の事業課題はどのようなものがありますでしょうか?
・直近3年で、事業をどのように成長させようとお考えでしょうか?
不動産業界特化型転職エージェントに登録する
不動産会社の採用担当がおすすめする逆質問3選
それではここからは、不動産会社の採用担当がおすすめする逆質問を3つほどご紹介いたします。
カテゴリでご紹介致しますので、そのカテゴリから自分でアレンジして質問してみて下さい!
一緒に働くメンバーに関する質問
1つ目は一緒に働くメンバーに関する質問です。面接に一緒に働くチームのメンバー全員が来ることは面接間にその部署の仕事が止まってしまうので難しいですよね。けれども入社後は面接官の方と2人で働くわけではありません。
そこで逆質問タイムを利用してください!
一緒に働くメンバーの雰囲気などを聞いておくことで、入社後のイメージを膨らませられますし、働き始めてからの悪いギャップを避けることができます。
例えば「チームの雰囲気はどのような雰囲気ですか?」という質問に対して、「チーム意識が強く、日々の仕事も積極的にメンバーで協力して業務を行っております。チームメンバーは週3日飲み会にいくほど仲が良いですよ。」と言われた場合、
A:できれば仕事とプライベートは分けたいから仕事終わりはまっすぐ帰りたい
B:お酒が好きなので一緒に飲みに行ける人がいたら嬉しい
AとBのタイプによって受け取り方は変わってきます。
解答次第で自分がそのチームの雰囲気に合うのかどうかを見極め、その企業に入社したいかどうかを考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。
ご自身が入社後に、無駄なストレスなくイキイキと働くためにもおすすめの質問です。
キャリアアップに関する質問
2つ目は、社内でキャリアアップしていくための質問です。例:
「リーダーになるために必要な能力はなんですか。」
「(応募している部署)からのキャリアステップに関して教えてください。」
この質問をすると、向上心が強い人だと感じられます。
不動産業界は年功序列型ではないため、成果を出せは20代でリーダーやマネージャーになることが可能です。
そのためこの質問を聞くと、
この人はリーダーになりたい→リーダーになるためには成果が必要→成果をだすために頑張ってくれるだろう
という発想になるのです。
また、社内でのキャリアステップを質問することで、その会社でキャリアを積んでいきます(=長く働きます)という意思表示もできることがこの質問のポイントです。
トップセールスに関する質問
受けている職種が営業の場合はこちらのトップセールスに関する質問はおすすめです。例:
「御社のトップセールスは面接官の方から見てどのような方ですか」
「トップセールスの方は平均して月に何件ほど成果を挙けられているのでしょうか」
この人はトップセールスを目指しているんだな、といった印象を持たせるだけでなく、これは自身が入社したときの目標や一つの目安にすることができるでしょう。
もし同じ価格帯の商材を販売しており、もっと成長したいという想いをもって転職をした場合には、トップセールスの方と比較して自分がその企業に入社した時の立ち位置を確認することもできます。
逆質問タイムを有効活用しよう!
いかがでしたでしょうか。逆質問タイムについて考えすぎてしまうと、沢山質問することや良い質問をすることが目的になってしまったり、考えすぎて聞きたいことが聞けなかったりしてしまうかもしれません。
もっと気楽に、自分がその会社に「内定です!明日から来てください」と言われた際に気になる点はないかという観点で考えると、逆質問タイムは自分にとって大事な時間だと思えるのではないでしょうか。
逆質問タイムは私たちが企業を見極めるためのポイントだと思ってください。 是非自分がどういう会社に転職したいかを考え、そのために必要な情報が足りているかを質問していき、より良い転職活動にしていきましょう。
転職エージェントでは、逆質問タイムでの質問内容はもちろん、履歴書や職務経歴書の添削、【企業別】過去の面接内容に合わせた面接対策など様々な転職支援を行っております。
是非転職をご検討されている方はご活用下さいませ。
不動産業界特化型転職エージェントに登録する