不動産デベロッパーに転職したいと思っている方は多いのではないでしょうか?
実際に、不動産業界内で転職を検討している方にお話を伺うと、
デベロッパーに転職したいという話を1日に1人は聞きます。
では不動産デベロッパーに転職する難易度はどれくらいなのでしょうか?
今回は、不動産デベロッパーへ転職を希望されている方に向けて、
不動産デベロッパーへの転職難易度や、実際の転職事例などをご紹介致します。
今の自分でも転職できるのか悩んでいる方は、是非一度ご覧下さいませ!
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不動産デベロッパーとは
そもそも不動産デベロッパーとはどういう企業をさすのでしょうか。不動産業界は、大きく分けると下記のように分けられます。
・不動産開発
・不動産仲介/販売
・不動産管理
この中の、不動産開発を担う企業が不動産デベロッパーです。
不動産デベロッパーの仕事内容
不動産デベロッパーが不動産開発を担うという部分までは分かりましたが、では不動産開発はどのような仕事内容なのでしょうか。
不動産開発の流れを大まかに分けると下記のような流れになります。
①土地の仕入れ
②どのようなマンションや商業施設を立てるとそのエリアにとって良いものになるかを企画
③企画をプロジェクト化して開発
①土地の仕入れ
土地の仕入れがなければどんなに良い企画をしても形にすることができませんので、不動産の仕入れ営業は上流の仕事ともいえるでしょう。
土地仕入れは、1回や2回の商談で契約が決まるようなものではなく、
1年間を通して定期的に顔を出し、地主の方や不動産会社と仲良くなり、
最新の情報を仕入れていくことで契約に繋がります。
1年の目標が2つの土地の仕入れとなることもあり、
難易度も高く根気強さが必要な職種となります。
②不動産企画
不動産企画では、仕入れてきた土地をどのように活用することで
その土地の価値を最大化できるかを考えます。
価値の最大化をするに当たっては、企画する場所、地域の特性や、
周辺環境、これからのトレンドを総合的に考えた上で企画をしていかなければいけません。
そのため、周辺調査や分析、開発後の販売手法など、
しっかりと内容を固めた上でようやく次のステップに行くことが可能です。
③不動産開発
最後に、企画したプロジェクトを開発していきます。不動産開発では、企画した物件を形にしていくのは自分たちではなくゼネコンの方々です。
プロジェクトの概要をお伝えし、いつまでになにを終わらせるのかなど細かく納期を決め、
費用感含めて相談しながら建設してもらいます。
依頼をしたら自分の仕事はお終いということはなく、現場を確認して進捗を確認することも重要です。
代表的な不動産デベロッパー会社
では次に、代表的な不動産デベロッパーをご紹介致します。一度は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
代表的な不動産デベロッパー①三井不動産株式会社
三井不動産株式会社は商業施設やマンション、
オフィスビルなど様々な不動産の開発を手掛ける総合デベロッパーです。
三井アウトレットパークやららぽーとの管理などにも携わっていることから、
不動産業界に属していない方も知っている場合は多いかもしれません。
◎代表的なプロジェクト
・東京ミッドタウン
・アーバンドックららぽーと豊洲
・ダイバーシティ東京プラザ
代表的な不動産デベロッパー②三菱地所株式会社
「三菱地所と次にいこう」のキャッチフレーズで有名な三菱地所株式会社は、
開発だけでなく、オフィスビルのプロパティマネジメントを担う会社や、
住宅販売事業を担う会社、その他にも何十もの専門的に会社をグループ内に有しており、
三菱地所株式会社のみで入り口から出口まで簡潔することが可能です。
◎代表的なプロジェクト
・丸の内仲通り
・MARK IS みなとみらい
・GINZA KABUKIZA
不動産デベロッパーの年収
不動産デベロッパーは、固定での年収が高いという印象が強くあります。不動産仲介会社の営業では、インセンティブという形で売れば売るほど稼ぐことが可能ですが、
固定給は低めに設定されていることが多いです。
そのため、物件の販売数が減少すれば年収も下がってしまうのが現実です。
その点、不動産デベロッパーの企画・開発職では、
インセンティブこそ設けていないものの、固定給でしっかりと稼ぐことができます。
会社の規模によって年収は変わってきてしまいますが、
当社からご紹介した方の中には、固定給で年収750万円の方も(30代前半)。
そこから経験を積むことで更に年収アップが目指せますので、
固定給で1,000万円ということもあるでしょう。
不動産デベロッパーに転職する難易度は
不動産デベロッパーに転職したいと考えている人は多くいます。では、不動産デベロッパーに転職する難易度はどれくらいなのでしょうか。
結論からいうと、かなり難しいです・・・!
しかし、絶対に無理というわけではなく、「かなり難しい」です。
デベロッパーの仕事がしたいから会社は問わないという場合は、
難易度が少し下がりますので、なぜデベロッパーに転職したいのかを一度考え、
難易度と照らし合わせて求人を選んでいきましょう。
ここからは、なぜ不動産デベロッパーへの転職が難しいのかについて、説明していきます。
①求人が中々でてこない
まず一番初めの転職が難しい理由については、求人が中々出てこないからです。不動産デベロッパーは新卒採用がメイン、かつ退職者が少ないため求人が中々出てこないのです。
「転職活動開始⇒デベロッパーに転職したい」という方は運任せになってしまいますが、
「デベロッパーに転職したい⇒転職活動開始」という方であれば、
気になっているデベロッパーが求人を出しているかを確認してから
転職活動を開始することでここの難関は突破できるでしょう。
もし「転職活動開始⇒デベロッパーに転職したい」という方は、
デベロッパーにどれくらいの希望度で転職したいのか、今の自分でデベロッパーの必須条件、
歓迎条件にのっかっているかを考え、条件にのっかっている場合はデベロッパーの求人が出てくるのを待ち、
のっかっていない場合は必須条件には必ずのっかれるように次のステップでは経験を身につけるといいでしょう。
②応募母数が多いので、選考難易度が上がってしまう
不動産デベロッパーは人気企業の一つです。キャリアアップとして挑戦してくる方も多く、営業成績が1位だった方や、
役員クラスでご活躍されていた方なども応募してきます。
そのため、元々50点であれば上から順で入れたはずなのに、
70点、80点の人が多く応募してくるお陰で70点ないと入れないという状況になってしまうのです。
とはいっても、同じ時期に選考に進んでいる方がどれくらいの能力がある方かは分かりませんし、
経験だけではなく人柄やその会社に合っているかどうかを見られるのが面接です。
こればかりは受けてみないと分からないので、応募ができるのであれば応募することが大切です。
不動産デベロッパーへの転職事例
最後に、不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』を利用して不動産デベロッパーに転職をした方の事例をご紹介致します。
どのような方が、どういう経験を持っていたから転職ができたのかを把握し、
自分と照らし合わせてみてください!
オフィスビルの開発を手掛けるデベロッパーへ|不動産業界歴3年/31歳女性
1人目にご紹介するのは、都市再生プロジェクトやオフィスビルを手掛ける不動産デベロッパーに転職をしたAさんです。Aさんは、大手不動産会社にてマンションの商品企画担当として社会人生活をスタートされました。
主に開発の際の建設会社や設計会社とのやり取りを行ったり、
開発後の販売戦略を考える業務を行っていたそうです。
2年半ほど勤めたのちに退職し、不動産業界からは離れてコンサルティング業界(広告系)に転職しています。
不動産業界よりもコンサルティング業界の歴の方が長く、約4年ほど勤めていらっしゃいました。
しかし、再度「不動産業界に戻りたい」「不動産業界でなにかを作り出す、生み出す仕事に携わりたい」と考え、
今回不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』にご登録下さり、不動産デベロッパーにて内定を頂いております。
確かに1社目で商品企画などの仕事に携わっておりますが、そ
の後の職歴は不動産業界ではなくマーケティングよりのお仕事となっておりますので、
不動産業界の経験×なにかを売る仕組み作りを学ばれるのも良いかもしれません。
様々な不動産の開発を手掛けるデベロッパーへ|不動産業界歴6年/34歳男性
2人目にご紹介するのは、物件やホテル、商業施設など幅広い不動産の開発を手掛ける不動産デベロッパーに転職したTさんです。Tさんは、リアルエステートWORKSに登録した時点で既に3社目の会社を退職されており、
4社目の転職先を探されていました。
1社目は金融業界で融資に関する営業を、2社目は小売業を行い、
3社目で不動産業界の仕入れ営業としてご活躍されておりました。
3社目の仕入れ営業では、ご入社されてから連続して売上目標を約200%達成しており、
ご活躍されていたことが職務経歴書からも確認できる方でした。
年収が1,000万円を超えておりましたが、お子様が生まれたこともあり、
少し年収が下がってもいいからワークライフバランスを整えたいということと、
営業としてさらにスキルアップしたいということでより幅広い業務でご活躍できる職場をお探しでした。
仕入れ営業は、デベロッパーの中でも上流の仕事となっており、
仕入れができなければ企画をしても開発できません。
そのため、仕入れ営業として数字を残して仕入れから開発までを
一貫して行うようなデベロッパーへの転職をするか、
デベロッパーの仕入れ営業として入社して成果を残し、
会社内で異動を希望して不動産企画・開発に進むのもありかもしれません。
不動産デベロッパーへの転職難易度は高め。
ステップを踏んで入社を目指そう
不動産デベロッパーは、新卒採用がメイン、かつ離職率も高くないため求人がそもそもあまりなく、転職の難易度は高めです。
すぐに不動産デベロッパーに転職するのではなく、
ステップを踏んでから転職活動を開始すると、ハードルは少し下がって見えるかもしれません。
是非一度、キャリアパートナーに相談しながら次の転職で決めに行くのか、
ステップを踏んでいくのか、はたまた自分が求めている求人は本当に不動産デベロッパーなのか
再度考えてみましょう。
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