人気の不動産会社など競争率が高い中で、転職などの面接で選ばれる人材になるための一つとして志望動機が挙げられます。
志望動機を明確にし相手にその想いが伝わることで、これまでの実績が華々しくなかったとしても充分に選ばれる人材になりますので、志望動機は大切です。
今回は、大手不動産会社の営業職経験者の私が大手不動産会社に内定を獲得した際の志望動機などを踏まえて、詳しく解説します。
そこには重要なヒントが隠されてるので、お見逃しなく!
不動産営業によくある志望動機ベスト3
それでは最初に、不動産営業によくある志望動機をご紹介いたします。 もし今志望動機が定まっていないという方がいらっしゃれば、参考にしていただけますと幸いです。3位 お客様の一生に一度のお買い物に携わりたい
不動産売買の営業はひとつひとつの商品が非常に高額です。都内では今や1億円を超える戸建てやマンションも少なくありません。そのため、不動産は一生の中で最も高額なお買い物であると考えられます。
そのような高額な商品を買うとなるとお客様は慎重になります。どうせ買うなら将来高く売れる場所で買いたい、下手な場所で買って失敗したくないなど、心理が少なからず入ってきます。
そういったお客様の目線になって購入まで寄り添って考えた末にご成約となった場合、それほど幸せなものはないという気持ちになり、やりがいを感じられることでしょう。
2位 営業として高額な商品を扱いたい
先程も述べたように、不動産の購入は人生で最も高額なお買い物です。高額な商品を売ることは、簡単なことではありません。もちろん、売れるコツやお客様のツボを経験を積み重ねることで理解できるようになると、波に乗れるかもしれません。 ただ、そこまで売れる営業マンになれるのはほんの一握りですし、高額である以上、大きな問題やクレームが発生することも少なくありません。
良くも悪くもこれだけ大きな買い物に携わるということは、お客様の命を預かるほど責任のある仕事だということです。
また、不動産を売ることができれば、他のどんな商品あっても売ることができる営業マンになれる可能性が高いという理由でも、人気が高い職種になります。
1位 稼ぎたい
不動の1位はやはり「稼ぎたい」という人が多いです。結果を出した分だけ正当な評価をしてくれる。まさに実力主義とはこのことです。
20代や30代のうちから成果を出して年収1,000万を超える営業マンは少なくありません。
稼げることを売りにしている求人も多いので、面接官からも稼げるという志望動機は好評価をもらえることも多いです。そのため、非常に強いアピールポイントとなります。
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転職でよくある志望動機の落とし穴
次に、転職でよくある志望動機の落とし穴を2つ厳選し、ご紹介させていただきます。 面接で無意識に言ってしまっているケースも少なくありませんので、こちらは要チェックです。前職に対してネガティブな感情を言う
前職がきつかったから、上司が怖かったからなどのようなネガティブな要因を志望動機として挙げるのはNGです。不動産の営業はノルマや予算があり他の職種に比べると少なからず厳しい環境なので、きついとすぐにやめてしまいそうな人や上司の要求に少しも応えられないような人は面接で落とされてしまう可能性が高いからです。
きついことはある程度前提として、前職の経験から学んだことや身に付けたことをいかに生かせられるかなどポジティブな要因をアピールする方がはるかに印象が良くなります。
目標が数値化されていない
よく営業の世界では「結果(数字)がすべて」という言葉を聞いたことがあるかと思います。どれだけ頑張っても結果が出ないときもあります。そういった人は、目標が具体的ではないかつ数値で表せていない場合が多いです。
あくまで社員に求めるところは「結果」なので、「何歳までに〇〇を成し遂げる」や「いつまでに〇〇〇万の実績を作る」など、数字を混ぜて具体的に決めた目標を持つことが大事です。
また、数字意識があることは熱意があることだと捉えられる可能性が高いので、やる気をアピールできるポイントにもなります。
大手不動産会社に入社した私の志望動機
実際に私が入社前の面接で言った内容です。個々によって考え方や目標はそれぞれ異なるかと思いますので、あくまで参考にしてご覧ください。目標を達成させるのに最適な環境である
「30歳で父親の年収を超えること」が私の目標です。20代のうちから稼げるといえば、実力主義の不動産営業。その中でも、業界日本一を目指し厳しくノルマも要求も非常に厳しいと有名な大手不動産会社に入社しました。
結果を出せば出す分正当な評価をされ、若いうちから稼げる、そしてさらに日本一を目指す厳しい環境に身を置くことこそが自分の目標を遂げられる一番の近道だと思い、不動産営業職への入社を決意しました。
つまり、自分の目標がその会社で働くことで達成が可能なのかが重要であると考えます。
社長の考え方・会社の方針が自分に合っている
私が大手不動産会社がたくさんある中でその会社に決めたのかはすでに述べましたが、もうひとつ重要な決め手となったのが社長の考え方です。例えば自分は若いうちからガンガン稼ぎたいにもかかわらず、社長は年配の社員を優遇する。その時点でミスマッチが生じ、長続きしません。
しかし、私の場合、社長の考え方と自分の考え方が完全に一致したのです。そうなると働きやすさも変わってきます。
つまり、会社の目指す方向性と自分の目指す方向性が完全に一致していることが重要であると考えます。
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どこにでも当てはまる志望動機はどこの会社にも選ばれない
これは極論ではありますが、志望動機にはその人の人生の背景も見られます。そのため、志望動機を伝える上で、必要な考え方を2つご紹介いたします。「なぜその不動産会社を選んだのか」が明確な志望動機は強い
不動産会社は日本に30万社ほどあります。不動産会社であればどの会社でもどういう人材を欲しているか大体は似ています。
面接でよく聞かれることでもある、「なぜ数ある中でうちを選んだのか?」。ここがいかに明確かで全て決まるといっても過言ではありません。
前項でも説明しましたが、私の明確な志望理由は社長の考え方の一致と、日本一を目指す環境に身を置くことにより、父親の年収を30歳で超えるという目標を叶えられると思ったからです。
このように具体的かつ数値化されていないような、ありきたりな理由を述べるとそれこそ熱意が本当にあるのかが読み取れなくなります。
その会社を十分に研究し、自分のどこを生かせるのか、自分とのミスマッチがないかを事前にしっかり調べておきましょう。
転職活動はマッチングアプリと同じ
みなさんは今流行りのマッチングアプリをやったことがありますか?
いわゆる恋人や結婚相手を見つけるきっかけとなる、異性との出会いアプリです。
まず、自分と相性のいい人や好みの人に条件を絞って検索します。しかし、自分が相性がいいと思ってアプローチをしても、その異性の相手は自分と相性が合うとは思っておらず見向きもしないケースが良くあります。
新卒はまた違うのでここでは中途向けになりますが、転職活動で企業を探す時も同じです。
自分が求めているものと企業が求めているものを一致させないと成立しません。自分がこの企業良いなと思っていても自分に魅力や実績がないと見向きもされません。
大事なことは、相手のツボを知るということです。
相手のツボを知っておけば、自分を採用してくれます。そのツボを知るためには、相手の情報だけではなく「自分のことを知っておくこと」が重要になってくるのです。
不動産営業職に転職したい人へ
不動産の営業職は散々述べましたが、やる気と根性はもちろんのこと、自分自身のモチベーションとなる具体的な目標があれば、誰でも活躍できる場所です。稼ぎたい人ややりがいのある仕事を担いたい人、将来のキャリアアップに繋げたい人はぜひ応募してみてください。
また、業界経験・未経験に関わらず、個々の持ってる実績やスキルと企業の求める人材のマッチングは重要ですので、しっかり自分をアピールできるように準備しておく事をおすすめします。
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