合格者プロフィール:32歳女性、二児の母。新卒から不動産会社に勤務。業務内容は、総務、役員秘書などを担当。宅建試験は、2年前に勉強を始め、2度目の試験で無事に合格。勉強は大変だったけど、宅建の資格を得たことで自信が付き、他の資格にも挑戦中。

早速ですが、宅建士取得を目指したきっかけからお聞かせください。

2年くらい前に、会社の組織形態が変わって、社員全員が宅建士の資格が必要になったんです。私は、その時、1年間の育児休暇明けで、正直、私はすぐに取らなくても大丈夫だろうとちょっとのんびり考えていました。でも、時短勤務をきっかけに部署異動があり、どんどん肩身が狭くなっていると感じました。もしここで宅建を取れなかったら今以上に肩身が狭くなる気がして・・・。そのプレッシャーから、頑張って必死に勉強して、2年目に取得することができました。

周りの社員の方も、みなさん宅建士の勉強をして取得されていたんですか?

はい。今では、ほぼ全員の社員が取得しています。親会社は、入社条件で宅建が必要ですが、私たちは入社時に必要ありませんでした。なので、宅建の資格を持っている人はほとんどいなくて、必死でみんな勉強しましたよ。宅建を取得しないと、昇給にも響きますしね。これからは、宅建士の資格の他に、TOEIC750点以上が必要になるんじゃないかと社内で噂があって、宅建の次は、英語かと・・ちょっと荷が重いですね(笑)。

会社からの要請で取得したと言うことですが、資格取得費用や合格者へのインセンティブなどはあったんでしょうか?

宅建の受験料とTACでの授業料は、全額会社負担でした。あと、宅建に1回で受かると4万円貰えて、2回目で受かると2万貰えるインセンティブがありました。

宅建士取得の学習方法としては、どういった取り組み方をされたのでしょうか?

まず最初に、TACのオンライン授業を受講しました。会社側が授業料全額負担してくれるのと、オンラインでの受講が可能だったので、とっても助かりました。それ以外の取り組みは、毎朝4時に起きて、1時間位勉強しました。ひたすらTACのテキストをやって、問題集を解く。それを何周もする。暗記するくらい毎日ひたすらやる!


私は、どうしても苦手な分野は諦めて、得意なところをたくさん勉強しました。基本的には、TACの過去問をひたすら解きました。あとは、解説付きの模試を受けに行きました。それは、模試を受けた後に1時間解説してくれるんです。その授業が勉強になったと思います。

オススメの勉強方法、参考書などはありますか?

いくつかある通信教育の中で、宅建だとTACとLEC東京リーガルマインドがありますが、私の印象だと、TACは専門的で深く理解したい人向け、LECは幅広く重要な部分のみ学習したい人向けに感じます。好みもあると思いますが、私みたいな初心者で深く理解したい人はTACがいいかもですね。でも、LEC東京リーガルマインドには、宅建登録講習という5問免除があります。この講習を受けて、修了試験に合格すれば、宅建試験50点満点中、5点(5問)免除をしてくれます。宅建業(不動産業)に従事している人だったら有料で講習を受けることができます。もちろん、5点免除を受けている人の方が合格率高いので、私も受けました。正直、5点免除がなかったら合格することは出来なかったと思います。
 
【宅建試験の5点免除とは?】
5点免除の講習は「宅建登録講習」や「登録講習」と呼ばれ、複数の資格学校で受けることができます。修了試験に合格すれば、合格した日から3年以内に実施される宅建試験で、46~50問目の問題が本試験で免除される制度です。宅建試験は全50問なので、初めから5点を獲得した状態で受験できると言うことになります。宅地建物取引業に従事している人(実務経験は不問)だけが受講できるという制限があり、誰でも受けられるというわけではないですが、不動産業者にお勤めの方はぜひ利用したい制度です。

やる気が出ないときはどうされていましたか?勉強に対するモチベーションの保ち方などありましたら、教えてください。

正直に言うと、本当に勉強は辛かったです。毎朝4時起きで何度もくじけそうになりました。子供が二人もいるので、一人になれる時間は、出社前の朝のみだったんです。でも、会社側から「受けない選択肢はない」と言われていたのと、宅建に受からないと昇級できない、将来的に管理職にもなれない、肩身も狭くなる、とにかく逃げ道がなかったんです。しかも、宅建の試験日と子供の誕生日が重なっていて、今年受からなかったら、いつになったら、子供の誕生日をちゃんと祝ってあげられるんだって・・そんな罪悪感もありました。
 
精神的にかなり追い詰められていましたが、応援してくれる同僚がいたのが心強かったです。同僚から「試験に落ちても死ぬわけじゃない!でも、今ここで諦めたら、これまで勉強してきたことが無駄になっちゃうよ、それは絶対にいやだよね?それなら最後まで一緒に頑張って受かった方がいい」そう言われた時に、諦めずに最後まで頑張ってやりきろう!そう思えたんです。
 
出社前の朝6時から、よくカフェで同僚と勉強会もしました。自分一人だとめげてしまったかもしれませんが、一緒に頑張っている仲間の存在はとっても大きかったと思います。
 
それと、合格したらご褒美に海外旅行に行こうと決めていました(笑)。それもモチベーションを上げる要素になっていたと思います。
 

合格後、実務に生かされるシーンはありますか?

営業側だと、宅建士の資格があると仲介業ができることが大きいと思います。あと、キャリアアップしたい人には有利ですね。転職するにも宅建の資格があった方が間違いなく有利です。私は今まで、何の資格も持っていなかったので、今回宅建の資格を取得したことで、自分に自信がつきました。周りの同僚も今回を機に、勉強の楽しさに目覚めて、税理士とか国家試験をとる人が増えましたよ。

私も国家資格ではないですが、ビジネス実務法務検定を受けようと思っています。あと、会社法務士認定試験ですかね。宅建の資格を取得した人は勉強しやすいそうです。何か資格があれば、ビジネススキルも上がり、昇級にも繋がるので、これからも勉強を頑張ろうと思います。

今、勉強されている方にメッセージをください

今は便利な宅建士のアプリが無料であるので、まずは、ゲーム感覚で始めるのがいいと思います。私も仕事の合間にゲーム感覚で宅建の問題を解いていました。私のおすすめは「宅建過去問2020」です。

試験日が近くなったら、今までインスタとかSNSをチェックしていた時間を全部宅建のアプリにあてました。スマホを手にする度に、アプリを立ち上げて、問題をひたすら解く。それもゲーム感覚で。あとは、よくyoutubeも見ていました。「宅建みやざき塾」は、実際に試験問題が出たって結構有名でしたよ。自分が勉強した問題が出題されるかどうかは運もありますが、こういう動画をチェックしておくことも大事だと思います。

勉強は大変ですが、ゲーム感覚で取り組むと、嫌になることがなく、継続的に出来るかもしれません。一緒に頑張っている仲間がいれば、問題を出し合ったり、そんなやり取りも学生に戻った気分がして楽しかったですよ。何か楽しい部分を見つけて、勉強を毎日続けてみてください。