本記事では、不動産営業が楽しいと感じるよくある理由について、仲介営業と賃貸営業、収益物件営業に分けて解説していきます。
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【仲介営業】不動産営業が楽しいと感じる理由
仲介営業は、買主と売主の間に立って、マイホームなど主に居住用物件の売買の仲介に入る仕事です。ここれは、仲介営業において、不動産営業が楽しいと感じる理由について、以下3つをご紹介します。
・お客様の人生に深く関わることができる
・成果を出せば高い収入を得られる
・不動産以外にも法律やローンなどさまざまな知識を身に付けられる
それぞれ見ていきましょう。
お客様の人生に深く関わることができる
マイホームなどの居住用施設は、多くの方にとって人生の中で最も高い買い物となるのが一般的です。また、購入した後は数十年単位で利用することになります。
お客様に気に入って貰うことができれば、マイホーム購入後も修繕などで相談して貰ったり、場合によっては友人や子供、孫など紹介して貰えたりするケースもあるでしょう。
このように仲介営業の仕事はお客様の人生に深く関わることができる仕事であり、その点でやりがいを感じているという方は多いです。
成果を出せば高い収入を得られる
仲介営業は、基本給をベースに、成果を挙げれば、収入のうちの何%かが毎月の給料やボーナスに反映される形になっていることが多いです。このため、成果を出せば高い収入を得られるという点で、楽しさを感じられるでしょう。
なお、こうした給与形態については会社によって異なります。
基本給が高く設定されている会社、歩合給が高く設定されている会社などさまざまなので、自分はどのような働き方をしたいのか考えたうえで転職先を選ぶことが大切です。
不動産以外にも法律やローンなどさまざまな知識を身に付けられる
売買仲介の仕事は不動産を扱いますが、不動産以外にも法律やローンなどさまざまな知識が求められます。例えば、ローンを組んで物件を購入する時には対象の物件に抵当権を設定します。
抵当権は、万が一ローンの返済が滞ったら、物件を差し押さえて競売にかけ、代金の回収を図ることができるものですが、売買仲介をするのであればこうしたことは基本的な知識として備えていなければなりません。
その他、住宅ローンの金利が今後どのように動いていく可能性があるのかなど、基本的な知識を持っていると、お客様に信頼して貰いやすいでしょう。
こうした知識は、仕事で活かすことを前提に、自分の人生にとってもプラスとなるものも多いものです。
【賃貸営業】不動産営業が楽しいと感じる理由
賃貸営業は、物件を借りたい人と、物件を貸したい大家さんとの間に立って物件を案内したり契約を取りまとめたりする仕事です。賃貸営業における、不動産営業が楽しいと感じる理由について、以下3つを見ていきましょう。
・お客様の新生活に携わることができる
・たくさんのお客様との出会いがある
・おしゃれなマンションなどいろいろな物件を内見できる
以下、それぞれ解説します。
お客様の新生活に携わることができる
賃貸営業の仕事は、お客様が元の住居から新しい住居に引っ越す際に携わることができる仕事です。例えば、学生の方であれば地元から出てきて、初めての一人暮らしをするケース、社会人であれば転勤や転職で新しい場所で働くために引っ越しをするケースなど、人生の節目に立ち会える仕事だといえるでしょう。
たくさんのお客様との出会いがある
賃貸営業は、仲介営業や収益物件営業と比べて、1件1件のお客様と深く関わることはありませんが、たくさんのお客様の担当をすることになります。1ヶ月、1年、数年単位でみると実にさまざまなお客様と出会うことができるため、そうした点に楽しさを感じる人には向いているといえるでしょう。
もちろん、1人1人のお客様としっかり向き合って深く関わっていくことも可能ではあります。
おしゃれなマンションなどいろいろな物件を内見できる
賃貸営業ではたくさんのお客様を担当しますが、その分、たくさんの物件を案内するということでもあります。デザイナーズマンションなど住んでみたいと思うようなおしゃれなマンションを案内する機会も多くなるでしょう。
不動産物件の広告で、間取りを見ているだけで楽しいと感じる方も多いはず。
そうした物件の数々を、実際に中まで見られるという点で楽しさを感じる方にはおすすめだといえます。
【収益物件営業】不動産営業が楽しいと感じる理由
収益物件営業は、賃貸アパートや賃貸マンション、店舗など、主に投資目的で物件を購入する方をターゲットとする営業です。収益物件営業が楽しいと感じる理由としては、以下のようなことが考えられるでしょう。
・お金持ちのお客様の話を聞ける
・成果を出せば高い収入を得られる
・達成感が大きい
それぞれ見ていきましょう。
お金持ちのお客様の話を聞ける
収益物件営業は、投資目的で物件を購入する方がターゲットとなるため、お金を持っている方が顧客となることが多いでしょう。普段の生活の中で出会うことのない、そうした、お金を持っている人達の話を聞けるのは収益物件営業ならではだといえるでしょう。
成果を出せば高い収入を得られる
収益物件営業は、仲介営業と同じく、歩合制が取り入れられた報酬形態となっているのが一般的です。また、収益物件営業は仲介営業より金額の大きな物件を取り扱うことが多くなります。
金額が大きい分、営業としての難しさは増しますが、1件契約したときの報酬はそれだけ大きくなります。
収益物件営業でコンスタントに営業成績を挙げていくことができれば、若くして1,000万円~2,000万円超の収入を得ることもできるでしょう。
達成感が大きい
収益物件営業は取り扱う物件の価格が大きくなることが多いです。もちろん、数百万円、数千万円の物件を扱うこともありますが、場合によっては数億円、数十億円の物件を担当するケースもあるのです。
高額な物件になると、1件の契約を数か月かけて進行していくことになります。
このため、1つの案件を完了したときの達成感はより大きなものとなりやすいでしょう。
不動産営業が楽しくなるためのポイント
不動産営業は楽しいと感じる部分もある一方、厳しさを感じることもあるものです。しかし、やはり高い成績を挙げている人は楽しさを感じている時間が長いもの。
こうした人達の中には、意図的に楽しさを感じられるように努力している方もいらっしゃいます。
ここでは、不動産営業が楽しいと感じている人はどのような点で努力を重ねているのか、ポイントをご紹介していきます。
具体的には、以下3つです。
・とにかく営業力を身に付ける
・自分の得意分野を見つける
・お客様から紹介を受ける
それぞれ見ていきましょう。
とにかく営業力を身に付ける
不動産営業として仕事をするのであれば、とにかく営業力を身に付けることは不可欠だといえるでしょう。一般的に、不動産営業は営業成績を挙げれば、会社や上司から小言を言われることは少なくなります。
極論ではありますが、遊んでいても成績を挙げていれば問題ないと判断されやすいのです。
もちろん、本当に遊んでいては成果は挙がらないため、こうした人達は遊んでいるように見えて裏でしっかり仕事をしています。
こうした水準まで営業力を高めれば、毎日の仕事は段違いに楽しくなるでしょう。
自分の得意分野を見つける
不動産営業として楽しく仕事をするためには、基本的には成果を挙げ続けることが大切です。そのために、自分の得意分野を見つけるようにしましょう。
例えば、金融機関出身で金融に強い、いろいろな営業職を経験していて、奥様の心を掴むのが上手いなど。
お客様の信頼を得るための勝ちパターンを作り、勝ちパターンを増やしていけばどんどん成功率は高くなっていくはずです。
また、自分の得意分野になったものについては、勉強も苦になりません。
むしろ勉強している時間も楽しく感じるようになり、仕事の満足度はより高まりやすくなるでしょう。
お客様から紹介を受ける
最後はお客様から紹介を受けることです。お客様から紹介を受けるということは、それだけ信頼を得ているということの裏返しでもあります。
営業としては、これ以上ない喜び、楽しさにつながりやすいでしょう。
普段から、紹介を貰うために、信頼を得るためにどうするか考えて行動するとよい成果につながりやすいといえます。
一方、ただ営業成績が欲しいからと独りよがりの提案をしていては、一時的に成果が挙がったとしても継続できず、仕事をする上での満足度は下がってしまいやすいといえます。
なお、紹介の多い営業は会社に取っても頼もしい存在です。
会社は、お金をかけて会社や物件の広告をして、会社に反響のあったお客様を営業に割り当てるといったことをしています。
そうした中、自分の紹介だけで成績を挙げている社員がいれば手放したくないでしょう。
まとめ
不動産営業について、売買仲介と賃貸仲介、収益物件仲介の3つに分けて、それぞれ楽しいと感じるよくある理由や、楽しさを感じるためのポイントについてお伝えしました。不動産営業全般で見てみると、やはり営業成績を挙げていると楽しさを感じやすくなるものです。
そのためには、営業力をつけることに焦点を絞るのがよいでしょう。
特に経験が浅い内は厳しさを感じることが多くなりやすいものですが、乗り越えてコンスタントに成果を挙げ続けられるようになると、楽しく、かつ高い収入を得て仕事をできるようになります。
不動産営業への転職を考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考になさってください。
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