ハウスメーカーの営業と言えば、稼げるというイメージがあって、
どのような仕事をしているのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

この記事ではハウスメーカーの営業の仕事内容や年収、きつい理由や魅力など、詳しく解説します。

ハウスメーカーや不動産・住宅会社の営業に興味がある方や転職を考えている人は参考になさってください。

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ハウスメーカー営業とは

「ハウスメーカー」という言葉には定義はありません。

注文住宅の大量生産を全国規模で展開している会社、という印象を受けます。
そのため比較的規模の大きな住宅会社を指す言葉として使われています。

大量生産を実現するために、自前の生産設備を持っており、建築資材の
一部を規格化するなどの対応をしている会社が多い
ようです。

その中で営業職の仕事をしている人ということになります。

 

ハウスメーカー営業職の仕事内容

ハウスメーカーの営業職の仕事内容について説明します。
具体的には以下の4つです。
・資料請求や問い合わせの対応
・展示場やモデルハウスに来た人の接客を行う
・打ち合わせを行い、契約を目指す
・お引き渡し後のアフターフォロー

それでは詳しく見ていきましょう。

 

資料請求や問い合わせの対応

広告やインターネットを見た方から資料請求や問い合わせの連絡が
来ますので対応を行います。まずはそこから対面でお会いできるように
展示所やモデルハウスへの来場を進めましょう。

資料請求や問い合わせの内容から、どのようなことに関心を持っている方
なのか判断できると、その後のアポイントや商談が進めやすくなるでしょう。

 

展示場やモデルハウスに来た人の接客を行う

展示場やモデルハウスに来た人の接客を行います。

ただ建物の案内をするだけではなく、お客様に関する情報をしっかりとヒアリングしましょう。
丁寧な接客や傾聴する姿勢でお客様との関係性を深めることが大切です。

最後には次回打ち合わせのアポイントを必ず取得しましょう。

 

打ち合わせを行い、契約を目指す

ハウスメーカーの営業は建物以外にも土地や住宅ローンについても
フォローを行う必要があります。

多くの競合がある中で自社において契約をしてもらうためには
親身になってお客様の家づくりをサポートしていきましょう。

住宅以上に営業スタッフが決め手になることも多いですので、
何度も打ち合わせをしていく中で、自分自身の魅力もお客様に伝えていくことが大切です。

 

お引き渡し後のアフターフォロー

ハウスメーカーの営業職はお引き渡し後もお客様との窓口を担います。

新居での困りごとやご要望があれば、すぐに対応し、良好な関係を
維持できるようにしましょう。

良い付き合いができていれば、次のお客様を紹介していただける機会も多いです。

「お引き渡しをしたら終わり」ではなく誠実にお付き合いを続けて
行けるように努力することが大切です。

 

ハウスメーカー営業職の魅力

ハウスメーカー営業職の魅力について説明します。
具体的には以下の内容です。
・成績次第で高年収を実現できる
・お客様の夢を実現できる
・飛び込み営業をしなくてよい

それでは具体的に見ていきましょう。

 

成績次第で高年収を実現できる

ハウスメーカーの給与制度は歩合給の割合が大きくなっています。
成績を上げればその一定割合を歩合給として、支給されますので、
頑張れば頑張るほど高収入を実現できます。

学歴や性別、勤続年数は一切関係なく、自分の実力次第で稼げる点が魅力です。
具体的には年収1,000万円を超える人も珍しくありません。
しかし、住宅営業の平均年収は403万円で全国の給与取得者の平均給与443万円を下回っています。

基本給は低く抑えられていることが多いため、結果を出せなければ生活が厳しいほどの給与となる可能性もあるでしょう。

 

お客様の夢を実現できる

家づくりは一生の夢だと考えているお客様は多くいらっしゃいます。
だからこそ、お客様は家づくりに真剣に取り組み、営業スタッフは
その気持ちに答えるために伴走します。

無事に完成した際にはお客様から感謝の言葉をいただくことができ、
大きな達成感を得られる仕事です。
お客様の夢を実現できるやりがいの大きな仕事ともいえるでしょう。

 

飛び込み営業をしなくてよい

ほとんどのハウスメーカーでは飛び込み営業をしていません。

今の時代に飛び込み営業を行うことはイメージの低下につながる可能性が高く、
他の理由としては単純に効率が悪い事、社員のモチベーション低下に繋がる事などがあります。
そのため、会社が広告費や宣伝費を使い、お客様から資料請求や
展示会の見学など行動を起こしやすいように取り組んでいます。

このような仕組みを反響営業と呼び、マイホームを検討するために
行動を起こしたお客様に対して営業活動を行っていくため、
飛び込み営業に比べとても楽です。

飛び込み営業は精神的にも大きな負担ですので、反響営業から
顧客対応を始められるハウスメーカーの営業の仕事は魅力的です。



 

ハウスメーカー営業職がきつい理由

ハウスメーカーの営業職がきつい理由を紹介します。
以下の3つについて説明します。
・クレームが多い
・ノルマが厳しい
・土日は仕事

それでは具体的に見ていきましょう。

 

クレームが多い

住宅業界は他業界に比べてクレームが多い傾向にあります。
その理由としては高価な商品を扱っていること、お引き渡しまでの納期が長いことです。
そのクレームがまずは営業にきますので、きつく感じられるかもしれません。
ただし、お客様と信頼関係を構築し、細目に連絡を取り合う関係性が
できていればクレームを減らすことができるでしょう。


 

ノルマが厳しい

営業の仕事ですので、仕事内容は数字で厳しく見る会社が多いようです。
実力主義の会社がほとんどであり、結果が出なければ厳しく叱責
されることもありますが、逆に結果さえ出ていれば基本的に
自由に営業活動に取り組むことができます。


目標が達成できなければ、契約数だけでなく、訪問数や商談数
なども数字で管理される場合もあり、プレッシャーは強いかもしれません。

 

土日は仕事

土日は仕事が休みのお客様が多いため、打ち合わせが入ることが多くなります。
打ち合わせがなくても展示場やモデルハウスでの集客が期待できますので、
基本的に土日は仕事です。

土日を休みたい人にとってはきついと感じるかもしれません。
人が少ない平日休みを満喫しているハウスメーカーの営業も多くいます。

 

ハウスメーカーの営業が向いている人

ハウスメーカーの営業が向いている人の特徴について説明します。
以下の4つについて詳しく見ていきましょう。
・奥様受けがよい女性
・コミュニケーション能力が高い人
・実力主義で稼ぎたい人
・メンタルが強い人


 

奥様受けがよい女性

家づくりは奥様が主導権をお持ちになる家庭が多いため、奥様が
満足する住宅を提案する必要があります。
同じ女性で奥様のこだわりや気持ちを理解し、細やか点まで配慮
された提案などは女性ならではの強みと言えます。

奥様と関係性が良ければ家づくりを順調に進めやすいため、
奥様受けが良い女性は向いていると言えるでしょう。


 

コミュニケーション能力が高い人

家づくりではお客様と打ち合わせを行い、多くの事を決めていく
必要があるため、コミュニケーション能力が高い人は向いている
といえます。

しっかりとコミュニケーションを図り、お客様のことを詳しく
知っておく必要があります。

本音や要望を聞き出し、家づくりに反映させることで改革できる
可能性が高まるでしょう。


 

実力主義で稼ぎたい人

実力主義で稼ぎたい人には向いていると言えます。
学歴や年齢、性別、社歴などに関係なく、成果次第で稼ぐことができます。

年功序列の安定した給与制度よりも実力主義の業界で働き、
実績に応じた分だけ稼ぎたいと考えている人にはピッタリの環境です。


 

メンタルが強い人

先程も説明しましたが住宅やハウスメーカーでは実力主義の会社が多く、
目標達成にシビアな会社が多いです。
そのため、目標を達成できなければ、上司から厳しく指導を受けることもあります。

またお客様からのクレームも多い業界であるため、少々の事では心が折れない
強いメンタルを持っている人が向いていると言えます。


 

ハウスメーカー営業スタッフの特徴

ハウスメーカーの営業スタッフの特徴について説明します。
具体的には以下の3つです。
・知識が豊富
・有資格者が多い
・土地や住宅ローンの情報に詳しい

それでは詳しく見ていきましょう。

 

知識が豊富

ハウスメーカーの営業は知識が豊富です。
住宅に関する知識は勿論、土地や住宅ローン、税金などの知識が
なければ、お客様からの信頼を得ることは難しいでしょう。

豊富な知識や鋭い提案で契約を重ねている社員が多くいます。

 

有資格者が多い

ハウスメーカーの営業は様々な資格を持っています。
資格を持っていることで、お客様からの信頼を得やすいという
点がメリットです。

定番だと、宅建士、ファイナンシャルプランナー、住宅ローン
アドバイザー、建築士などです。


それぞれが日々勉強を行い、資格取得に向け努力をしています。

 

土地や住宅ローンの情報に詳しい

住宅の知識のみでは家づくりを進めていくことはできません。
ハウスメーカーの営業は土地や住宅ローンの詳しい知識を有しており、
家づくりがスムーズに進むようにサポートを行っています。

お客様の要望に応えられるように、常に土地や住宅ローンの最新の情報
を取り入れている点が特徴です。

 

ハウスメーカー営業職に転職する時のポイント

ハウスメーカーの営業職に転職する時のポイントについて説明します。
具体的には以下の3つです。
・営業や接客の経験をアピールする
・ストレスに対しての強さをアピールする
・目標に対してやり切る力をアピールする

それでは詳しく見ていきましょう。

 

営業や接客の経験をアピールする

ハウスメーカーの営業職への転職の際に、業界の経験を問われる
ことはほとんどありません。

しかし、入社後に営業職の適性が無かったという事は避けたいと
考えていますので、異業種での営業の経験や接客などの経験を
アピールできると採用に繋がりやすいと考えられます。


営業や接客の経験からコミュニケーション力の高さをアピールすることが重要です。

 

ストレスに対しての強さをアピールする

ストレスが原因で退職する人も少なくないため、ストレスに対しての
強さをアピールできると良いでしょう。

体育会系の部活や組織で頑張ってきた経験など、ハウスメーカーの
営業で活かされる経験です。

厳しい環境でも心が折れることなく努力してきた経験が活かされます。

 

目標に対してやり切る力をアピールする

ハウスメーカーの営業は実力主義の世界ですので、目標に対して
やり切る力が求められます。

結果を出すためには、目標達成のために何をすべきなのか考えて、
行動することが大切です。

これまで目標に対して最後まであきらめずにやり切った経験が活きる
環境ですので、やり切る力をしっかりとアピールしましょう。

 

まとめ

この記事ではハウスメーカーの営業の仕事内容や年収、きつい理由や
魅力など、詳しく解説しました。

ハウスメーカーの営業は実力主義の会社で年収1,000万円以上を目指す
人にはおすすめです。

しかし、個人のお客様相手のお仕事ですので、土日に休みが
取りにくい事や、クレームが発生する可能性があることを
理解しておきましょう。

ハウスメーカーや不動産・住宅会社の営業に興味がある方や転職を
考えている人は参考になさってください。

転職の際には住宅・ハウスメーカーに特化して転職エージェントである
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