「Job総研」を運営する株式会社ライボは、810人の社会人男女を対象に「2022年 転職意識調査vol.1」を実施した。同調査は転職経験の有無や現状の転職検討者率、転職のイメージなどについて、年代別の違いも含め調査された。

全体的に転職意欲が高く、特に若い世代を中心に転職が一般的になっていることがうかがえる結果となった。詳しくは以下の通りである。
 

現在転職を検討している人は54.2%。8割の人は現職についてから3年以内に転職を視野に


同調査のアンケートに回答した78.8%は既に転職を経験済みだと回答した。一方で現在転職を検討している人の割合も高く、「検討している」と回答した人が54.2%と半数を超えた。

また転職を考え始めたタイミングについて聞くと、78.1%の人が現職に就いてから3年以内に転職を考え始めていることがわかった。

具体的な内訳としては、現職に就いてから1ヶ月以内に転職を視野に入れる人が9.4%、半年以内が21.5%、1年以内が22.1%、3年以内が25.1%でとなり、就職後1年の時点でも半数以上が転職を考えているようだ。

これらの数値からだけでも転職が一般的になっており、珍しいことではないということがわかる。
 

転職にネガティブなイメージを持つ人はわずか5.3%


続いて、転職にどのようなイメージを抱いているかについて聞かれた。

「ポジティブ」なイメージを持っていると回答した人が全体の66.6%を占めたのに対し、「ネガティブ」なイメージを持っていると回答した人はわずか5.3%にとどまった。

年代別にみると、比較的若い世代の方が転職に肯定的な印象を抱いていることがわかる。

20代では「ポジティブ」なイメージを持っていると回答した人が73.9%、「ネガティブ」なイメージを持っていると回答した人は4.0%となった。一方で50代になると「ポジティブ」と回答した人が55.4%、「ネガティブ」と回答した人が8.6%と、否定的な印象を抱く人も若干多いようだ。

しかし年代に関わらず、「ポジティブ」派が「ネガティブ」派を大きく上回っていることは間違いない。
 

今後転職が一般的になると考える人が9割超え


最後に、今後の転職イメージがどのように変わってくるかという質問が聞かれた。

今よりもさらに転職が「一般的になる」(64.8%)または「多分一般的になる」(25.6%)と回答した人が全体の9割を占める結果となった。この数値は、転職に対し「ポジティブ」なイメージを持っていると回答した人の割合より多いことから、個人の転職に対する現時点でのイメージに関わらず、転職が一般的になることを認める人が多いことがわかる。

今後広まるであろう転職市場に、引き続き注目していきたいところである。

【調査概要】
・調査期間:2022年1月7日~1月12日
・調査対象:全国 / 男女 / 20~69歳
・調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人
      20人~1000人以上規模の会社に所属
・調査人数:810人
・調査方法:インターネット調査

参照:PRtimes