資産運用を見直す人が増え、つみたてNISAや株式投資などが人気になってきている一方で、不動産投資は少し手が出しづらいと考える人も多くいるのではないだろうか?

実際、不動産投資はどのように行われているのか、誰がしているのかなど、初心者ではわかりにくいところが多いのも現状である。

株式会社Kコンフィアンスは今回、投資用不動産の購入経験者である女性を対象に「不動産投資」に関する調査を実施し、人々がどのような目的で不動産投資を始め、どのような考えをもっているのかについて調べた。

総合して約9割の回答者が「投資用不動産を購入してよかった」と回答するなど、不動産投資に対するポジティブな印象が見られた。詳しい調査結果は以下の通りである。
 

75%の人は20〜30代で不動産投資を開始


回答者のうち、不動産投資を始めた年齢が「20代」だった人が35.6%、「30代」だった人が39.4%と、比較的若くから不動産投資を始めている女性が多いことがわかる。

また不動産投資を始めた時の年収を聞くと、21.6%が「200〜300万円未満」、24.8%が「300〜400万円未満」、21.9%が「400〜500万円未満」と回答した。

不動産投資は年齢や年収が高い人が行うものだという偏見を持つ人もいるだろうが、これらのデータを見るとそうとも限らない。全体の半数近くは年収が400万円未満の時点で不動産投資を開始しており、「不動産投資は年収が高くないと手が出ない」ものではなさそうだ。


次の質問において「不動産投資を始めたきっかけ」として最も多くあげられたのは、「人に勧められたから」(35.2%)となった。知人が勧めるからこそ始めるというのは、情報が少なくハードルが高いイメージがある不動産投資ならではなのかもしれない。

また「ほんやネットなどの情報を見て興味を持ったから」と回答した人も全体の27.0%を占めており、自身が得た情報がきっかけで投資を始めようと思う人も一定数いるというのがわかる。
 

不動産投資の目的、第一位はやはり「資産運用」


次に不動産投資の目的を聞いたところ、「資産運用のため」(55.0%)が最も多く、若い世代から資産運用について考える時代となっていることがわかる。

また次いで「老後資金を貯めるため」という目的も47.5%の女性があげており、将来を加味してお金について考える人が多くいるようだ。

他には「副収入を得るため」(29.0%)、「節税対策のため」(18.0%)という回答も上げられた。

「どのようにして不動産投資に関する知識を得ましたか?」という質問に対しては、「ほんやネットから情報を集めた」と回答した人が40.6%と、独学で始める人が多くいることがわかる。

また「人に勧められたから」不動産投資を始めた人が多いことからもわかるように、不動産知識も「友人・知人に聞いた」という人が32.5%いた。

他にも「投資用不動産を扱う業者に相談した」(18.4%)、「銀行・ファイナンシャルプランナーに相談した」(6.7%)という回答もあり、専門家の力を借りるというのも手のようだ。特に情報がない不動産投資はリスクも大きくなるため、初心者には情報を多くもっている専門家に意見を求めることがおすすめできるのかもしれない。
 

88.1%は「投資用不動産を購入して良かった」と回答。その理由とは?


投資用不動産の購入経験者(女性)のうち、「投資用不動産を購入して良かったと思いますか?」という質問に対して「はい」と回答した人が88.1%に上った。約9割を占めることから、購入者の満足度が非常に高いことがうかがえる。

また「不動産投資を人にも勧めたいと思いますか?」という質問に対しても、「とても勧めたい」が23.2%、「どちらかと言うと勧めたい」が38.2%という回答となり、半数以上の人は勧めたいという結果となった。

一方で「どちらかと言うと勧めたくない」と答えた人は5.5%、「絶対に勧めたくない」と答えた人はわずか0.9%と、非常に少ないのがわかる。

これらのデータを見ると、不動産投資は難易度が高そうに思われるが、ハードルの高いイメージが先走りしているだけなのかもしれない。少しでも興味を持った人は、情報を集め始めてみてはいかがだろうか。

■調査概要
・調査期間:2022年1月17日(月)〜2022年1月18日(火)
・調査方法:インターネット調査
・調査人数:1,041人
・調査対象:投資用不動産の購入経験者(女性)
・モニター提供元:ゼネラルリサーチ

参照:PRtimes