株式会社学情は、企業が制定する「パーパス」に関してアンケート調査を実施した。
「パーパス」とは企業の存在意義や目的を言語化したもので、「経営理念」よりも会社全体の社会的役割なども含むことが多いとされている。
これに関して同アンケート結果によると、20代のうち27.2%が「パーパス」を制定する企業は「好感が持てる」、36.0%が「どちらかと言えば好感が持てる」と答えている。合計して6割以上の人が「パーパス」に好感を持っていることがわかり、逆に「好感が持てない」と回答した人はわずか2.2%にとどまった。
また同調査では、「パーパス」は転職を考える際にも重視されているということがわかった。
「転職活動において、企業の『パーパス』を知ると志望度が上がりますか?」という質問に対しては、20代の24.3%が「志望度が上がる」、39.7%は「どちらかと言えば志望度が上がる」と回答した。
その理由として、「仕事を通して、どのように社会に貢献できるかイメージを持てる」「仕事の社会的な意義を感じることができる」「自分のやりたいこと、貢献したいことと合致しているか擦り合わせることが出来る」などの声が上がっており、企業を知りマッチ度を測るために重視されていることがわかる。
また「『パーパス』や『企業がどのように社会に貢献しようとしているか』を転職活動において意識しますか?」という質問に対しても、「意識する」「どちらかと言えば意識する」と回答した20代が合計48.5%に上り、半数近くが注視しているようだ。
これに関しては主に、「社会的な責任を果たしている企業で働きたい」「自分がありたい姿、目指したい姿と方向性が合致している企業で働きたい」「企業がどのように社会に貢献していこうとしているかを知れれば、仕事を通してどのように社会に貢献できるかイメージが持てる」などの声が上がった。
企業はより多くの人材を集めるため、また転職を考えている人は自身とのマッチ度を考えるため、「パーパス」に改めて目を向けてみるのはいかがだろうか。
■調査概要
・調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
・調査方法: Webアンケート
・調査期間:2022年4月8日~2022年4月15日
・有効回答数:136名
参照:PRtimes