不動産業に転職するのであれば、可能な限り高い年収を稼ぎたいですよね。しかし、今のこのご時世では高い年収を稼ぎ出すのも一苦労です。しかし、不動産業の中で年収1000万円を超えて稼ぎ出せる業種があります。

 

それが、不動産営業です。それでは、年収1000万円が稼ぎ出せる不動産営業についてご説明しましょう。

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不動産営業とは?

 

不動産営業とは、その名の通り個人や法人に対してマンションや一軒家などのアパートを販売したり、賃貸契約の提案などを行ったりするのが主な仕事です。

 

その仕事内容は単なる営業だけに留まらず、不動産の販売を行うのか、不動産賃貸仲介なのか、不動産販売仲介なのかなど、それぞれの内容によって仕事内容が大きく変わります。

 

それでは、不動産販売業、不動産賃貸仲介業、不動産販売仲介業の仕事内容についてご説明しましょう。

 

●不動産販売業の仕事内容

 

不動産販売業は基本的に自社が所有している不動産を個人の顧客に販売する仕事です。

 

販売するためには電話でアポイントを取ったり、直接住宅に出向いて飛び込み営業を行ったりするのがメインです。アポイントを取ったり飛び込み営業を行ったりして相手が了承すれば、不動産販売の交渉を行っていきます。ニーズをヒアリングした後、顧客に合った不動産を紹介していかに契約を獲得できるかが勝負所です。

 

時には不動産の展示会を開催してそこに訪れた顧客に対して住宅の購入を提案することもあります。

 

ただ、不動産販売営業は基本的に厳しいノルマが課せられることが多く、ノルマを達成することができなければ何らかのデメリットが発生するでしょう。しかし、厳しいノルマが課せられる分だけインセンティブが高い傾向にあるので、契約が取れれば取れるほど結果が出せる上に結果に見合った収入が得られるのが大きなポイントです。

 

業績を上げて結果を出すためにも、いかに顧客に対して購入することのメリットが伝えられるかどうかが重要になります。

 

●不動産賃貸仲介業の仕事内容

 

不動産賃貸仲介とは、自社、または他者が所有している賃貸住宅を借りたい人に説明して契約を取る仕事です。

 

不動産販売業のように厳しいノルマが課せられることは少なく、基本的に店舗ごとの売上を上げるのが一番の目的です。担当者は店舗に常駐し、店舗に訪れた顧客に対してヒアリングを行い、顧客に合った賃貸住宅を紹介します。

 

顧客が気に入りそうな物件があった場合は一緒に内覧を行ったり、物件の写真を送ったりすることもあります。特に一緒に内覧に行く時は車で移動する必要性もあるため、自動車免許証は取得しておいた方が良いでしょう。

 

●不動産販売仲介業の仕事内容

 

不動産販売仲介業の仕事内容は、代理店で個人や法人が所有する不動産を販売するのが仕事です。

 

不動産販売仲介業者は基本的に難易度が高く、商品を仕入れてきたり提案からクロージングまで行わなければならなかったりと、相応の知識がなければスムーズに働くのは難しいでしょう。

 

基本的に販売手法は不動産販売業と同じで電話でのアポイントや飛び込み営業を行うことになります。その前に取り扱う商品を仕入れてからでないと営業ができないので、売買用の広告宣伝を作成したり、ポスティングなどをしたりして不動産を販売したい人を捜します。


 

不動産営業で年収1000万円も稼ぐことはできる?

 

結論から言えば、絶え間ない努力によって年収1000万円を稼ぎ出すことは十分に可能です。

 

上述した不動産販売業、不動産賃貸仲介業、不動産販売仲介業に共通しているのは、インセンティブが比較的高めに設定されているので契約を取れば取るほど得られる収入が高くなり、年収1000万円も夢ではないのです。

 

元々不動産業界全体の平均年収は、大体400万円~450万円とされているのは、あえて基本給を低くしてインセンティブで収入を稼ぐ仕組みになっているからです。つまり、不動産営業で年収1000万円を目指すには、よりたくさんの契約を取ってインセンティブで稼ぐことになります。

 

インセンティブにより、新卒者でも年収1000万円を超えることも少なからずあるでしょう。ベテランの営業マンであっても契約が取れなければ平均年収しか稼げないため、誰もが努力して契約を勝ち取っていると言えます。

 

それでは、不動産営業で年収1000万円を稼ぐコツについてご説明しましょう。

 

●大手不動産会社に転職する

 

基本的に不動産の中小企業に転職するよりも、大手不動産会社に転職した方が年収1000万円を超える可能性があります。当然ながら大手不動産会社に転職する時点でかなり大変ですが、上手く転職できれば高い年収が見込めるでしょう。

 

実際に大手不動産会社であるヒューリックや三井不動産、日本商業開発、三菱地所、東急不動産ホールディングスは全て平均年収1000万円を軽く超えています。特にヒューリックは平均年収1500万円を超えているなど、その年収の高さは大変魅力的です。

 

相応の努力や実力が求められる以上、大手不動産会社に転職するのは一筋縄では生きませんが、それに見合うだけのメリットがあるので検討の余地は十分にあるでしょう。

 

●インセンティブは会社によって違う

 

不動産会社の収入は契約が決まった時に支払われる家賃1ヶ月~2ヶ月分の仲介手数料であり、営業マンはその仲介手数料からインセンティブをもらっています。

 

どのくらいのインセンティブがもらえるのかどうかは、会社によって大きく違います。基本的にインセンティブは3%~30%と大きな開きがあり、待遇が良い不動産会社だと20%~30%のインセンティブがもらえることがあります。

 

しかし、会社によっては最低額の3%しかもらえないことがあるため、年収1000万円以上を目指すのであれば高いインセンティブがもらえる不動産会社を選ぶ必要性があるでしょう。

 

●契約を取るコツを掴む

 

インセンティブによって年収1000万円を目指すのであれば、契約を取らなければ話になりません。誰よりも多く契約を取るつもりで活動しないと、年収1000万円を目指すなんて夢のまた夢で終わってしまいます。

 

契約を取るコツは、何と言っても不動産を購入することで顧客にどんなメリットがあるのかを説明できるかどうかです。

 

電話でアポイントや飛び込み営業を行う際に覚えておきたいのが、顧客は営業を嫌がっている可能性があることでしょう。興味本位でアポイントを受けたのかもしれませんし、どんな手法で納得させてくるのか気になる人もいるかもしれません。

 

しかし、多くの場合はいきなり営業に来られて迷惑に思っている可能性があります。そんな中で相手に不動産を購入してもらうためには、顧客にとってどんなメリットがあるのか、将来的にどんな得があるのか、購入するにあたってちゃんとサポートするのかなどを真摯にアピールする必要性があるでしょう。

 

上手く説明できなければ興味を失くし、契約も取れなくなるのでインセンティブには繋がりません。いかに巧みな話術で顧客の興味が引けるかどうかが重要です。


 

まとめ

 

不動産業で年収1000万円を稼げるかどうかは、自分次第です。努力すれば1000万円以上稼ぐことは十分に可能ですが、そのためには契約を取るための知識や話術など様々な要素が求められるため、年収1000万円に見合うだけの研究や努力が必要です。


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