不動産業界で働いている方の中で、こんなお悩みを抱えている方はいませんか?
「今の会社で働いていても先が見えない」
「もっと効率化できるはずなのになんでこんなに不動産業界はアナログなんだろう」
「今急成長している会社やおすすめの転職方法があれば教えてほしい」

今回はそんな悩みを解決する記事をお届けします。

「不動産テック」企業の話をメインにご紹介いたしますので、上記のお悩みをお持ちの方とは別に、不動産テックにご興味がある方も是非ご覧くださいませ。


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これから成長していく企業で働きたいなら不動産テックがおすすめ!

不動産業界に所属している人であれば「不動産テック」という言葉を一度は耳にしたことあるでしょう。

近年、ビジネス界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)化が推進されていますが、不動産業界においては、あまり進んでいないのが現状です。そんな中で「不動産×IT」を掲げているのが不動産テック業界です。

 

デジタルにシフトするには程遠い不動産業界

『ここの不動産に興味がある方がいるので〇月×日に内覧行きたいんですが・・・』
『分かりました。ではFAXで名刺を送っておいてください。』

こんなやりとりをしたことはありませんか?

FAXを使用している業界は数少なくなってきましたが、不動産業界はFAXをバリバリに活用している会社も少なくありません。

不動産会社向けに営業をしたい場合はFAXでの広告は効果的でしょう。

他にも契約を交わす際、最近ではクラウドサインというデジタル上で契約ができ、かつデータとして保存・管理ができるツールができてきましたが、不動産業界では「クラウドサインを導入していないので郵送して割印してください」という企業が多いです。

 

不動産テック業界は時代の最先端を行く会社

あとで不動産テックについて詳しく説明いたしますが、このようなアナログな不動産業界の中にDXをもたらしているのが不動産テック業界です。

不動産業界の中で重荷になっている業務をデジタル化し、より効率に業務が行えるようにしたり、Webサイトを活用して集客を行い、不動産業界では源泉営業がメインだったのに対し、不動産テック業界では反響営業がメインになっております。

自身の顧客管理もデータ化していることもあり、お客様への連絡ミスをできる限り減らせますし、購入意欲が高いお客様と高くないお客様を分けて対応の優先順位をつけることも可能です。

このように、不動産テック企業は今後成長していく可能性を秘めています。
 

さて、不動産テックが成長する可能性を秘めていることがわかっていても、そもそも不動産テックとはなんぞや・・・という方もいらっしゃるでしょう。

次に、不動産テックの基本情報についてご紹介いたします。


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不動産テック会社とは?

まず不動産テック会社とは何か、基本的な概念を理解しておきましょう。
 

不動産×テクノロジーの会社

一般社団法人不動産テック協会は、不動産テックを以下のように定義しています。

「不動産テック(Prop Tech、ReTech:Real Estate Techとも呼ぶ)とは、不動産×テクノロジーの略であり、テクノロジーの力によって、不動産に関わる業界課題や従来の商習慣を変えようとする価値や仕組みのこと」

具体的にはWebサービスやAIなどを駆使して不動産業界で活躍するテクノロジー、あるいは活躍が期待されるテクノロジー全般のことを指します。

そして、新しいテクノロジーを活用して、これまでの不動産ビジネスを変革することを目標に掲げた会社が「不動産テック会社」です。

 

勢いのある不動産テック3社

不動産テック市場は拡大傾向にあり、会社数も年々増加しています。

株式会社矢野経済研究所が発表した「不動産テック市場に関する調査(2021年)」によると、2020年度の不動産テック市場規模は6,110億円で、前年度より8.6%増となっています。

さらに2025年度には、1兆2,461億円(20年度比103.9%増)と約2倍にまで拡大するとの予測がされています。
※参照元:不動産テック市場、5年で約2倍に

そんな中、今勢いのある不動産テック会社を3社紹介します。



 

株式会社GAテクノロジーズ




GAテクノロジーズは、中古不動産の総合プラットフォームを開発・運営する会社です。

創業5年でマザーズに上場して以降、順調に業績を伸ばし、2020年は630億円を超える売上を記録しています。
まさに今、急成長中の不動産テック会社といえるでしょう。

株式会社GAテクノロジーズ公式サイト

GAテクノロジーズが運営する不動産テック総合サービス「RENOSY」は、不動産の購入・売却・賃貸など、住まいに関するすべての悩みをオンライン上で解決できるサイトです。

会員数は10万人を超え、不動産投資の分野にも力を入れており、今後もさらに発展していくことが予想されます。
RENOSY会員数10万人突破!DX時代、住まいにまつわる全てに、テクノロジーを活用した顧客ファーストなサービスを提供


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株式会社WAKUWAKU




WAKUWAKUは「世界中の人々がワクワクできる社会を創る」というミッションを掲げる不動産テック会社です。

国内最大級のリノベーションプラットフォームである「リノベ不動産」の運営や、建材ECサイト「HAGS-ハグス-」の運営を行っています。

リノベ不動産は「中古購入+リノベーション」を軸としたサイトで、ユーザーに対して中古住宅の提案、資金計画、デザイン、アフターサービスなど、リノベーションに関わるあらゆる業務を提供しています。

従来のリノベーションでは、銀行や不動産会社、施工会社、インテリアショップなど複数の会社へ依頼をし、長い時間をかけて完成させる必要がありましたが、「リノベ不動産」ではこうした工程をすべて1社で対応することが可能となりました。

株式会社WAKUWAKU公式サイト
リノベ不動産


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株式会社ツクルバ




ツクルバは「場の発明」をミッションに掲げる不動産テック会社です。

中古・リノベーション住宅の流通プラットフォームである「cowcamo(カウカモ )」企画・開発・運営を行っています。

cowcamoでは「一点もの」の中古リノベーション住宅の魅力を伝えることをテーマにしており、首都圏のリノベーション工事済みの中古マンション物件の紹介を中心にしています。

サイトのデザインが優れていることから、2016年にはグッドデザイン章を受賞しています。

株式会社ツクルバ公式サイト
cowcamo(カウカモ)


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不動産テック会社のサービス内容

不動産テックのサービス内容は多岐に渡ります。 顧客となるのは主に不動産会社ですが、ゼネコン、金融業などに提供するケースもあります。

以下は一般社団法人不動産テック協会が作成した「不動産テックカオスマップ」です。


出典:一般社団法人不動産テック協会ホームページより抜粋

不動産テックカオスマップ(第7版)には、2021年7月時点で、446のサービスや企業が掲載され、12のカテゴリーに分類されています。

・ローン、保証 ・クラウドファンディング
・仲介(業務支援)
・管理(業務支援)
・価格可視化、査定
・不動産情報
・物件情報、メディア
・マッチング
・VR、AR
・IoT
・リフォーム、リノベーション
・スペースシェアリング

これらのカテゴリーの中から、特に注目されているサービスを3つ紹介します。

 

事例1:管理(業務支援)

主に不動産管理会社や不動産オーナーのPM(プロパティマネジメント)業務を効率化するための支援サービスです。

PM業務とは、アパートやマンションの入居者、オフィスビルや商業ビルに入居しているテナントの契約管理など、不動産のソフト面における管理業務のことです。

不動産管理会社とオーナーを繋ぐデジタルプラットフォーム「WealthPark Business」や、賃貸物件総合管理システム「賃貸革命10」などが主なサービスです。
 

事例2:物件情報、メディア

物件情報やメディアの分野は、不動産テックの元祖といっても過言ではありません。

代表的なサイトとして、SUUMOやHOME’Sがありますが、不動産テックに詳しくない人でもこの2つはよくご存知でしょう。

元々、1990年代には前進となるサイトが運営されていましたが、パソコンやスマートフォンの普及により、近年、インターネットを利用して不動産物件を探す人は非常に多くなりました。

そんな中、SUUMOやHOME’Sはもっとも知名度の高い住宅流通ポータルサイトとなっており、利用者数は膨大な数にのぼります。 まさに時代を先駆ける存在だったといえるでしょう。
 

事例3:リフォーム・リノベーション

不動産テックのカオスマップによると「リフォーム・リノベーション」の定義は「リフォーム・リノベーションの企画設計施工、Webプラットホーム上でリフォーム業者のマッチングを提供するサービス」とされています。

ご紹介した不動産テック会社WAKUWAKUの「リノベ不動産」、ツクルバの「cowcamo(カウカモ )」もリフォーム・リノベーションサイトを運営している会社です。


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不動産テック会社を目指すなら業界特化型転職エージェントがおすすめ

ここまで紹介してきたように不動産テックはまだまだ発展中の業界です。

業務内容も会社によってさまざまなので、自分だけの知識で転職先を探すのは難しいかもしれません。

そのため、通常の転職サイトではなく、転職エージェントの利用をおすすめします。

特に不動産業界特化型の転職エージェントは、業界に詳しい転職アドバイザーが求職者をサポートしますので、こんな会社に入りたいという要望があれば、希望に見合った会社を選定してくれるでしょう。

不動産テック業界は、ビジネスモデルやビジョンが広く浸透していないので、総合型の転職エージェントでは、詳しい業務内容まで把握していない可能性があります。

専門知識のある不動産業界特化型の転職エージェントであれば、そういった心配もありませんので、ぜひ登録してみましょう。

 

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不動産業界で成長している企業に転職したいなら不動産テック企業へ

IT化が進んでいないといわれている不動産業界ですが、不動産テックの分野は今後、大きく成長していくことが予想されます。

既存の不動産業にはない新しいビジネスモデルを掲げる会社も多く、チャレンジ精神にある人にはうってつけの分野といえるでしょう。

不動産テック会社を目指す人は、まずは今回ご紹介したカオスマップを見て、自分がどんな事業に挑戦したいのかをイメージしましょう。

そのうえで転職エージェントのアドバイザーの意見を聞き、自分に適した会社を探してみることをおすすめします。

参考サイト
不動産テック協会:https://retechjapan.org/
不動産会社のミカタ:https://f-mikata.jp/f-tech-tenshoku-mikeiken/
ビジネス+IT:https://www.sbbit.jp/article/cont1/35131