「年収は高そうなイメージがあるけど、仕事は大変なのかなぁ」
「他の不動産営業とはどんな違いがあるのか知りたいなぁ」
今回はそんなお悩みを解決する記事をお届けします。
投資用不動産の営業は、不動産営業の中でも年収が高い部類に入ります。
インセンティブ制度を取り入れている会社が多く、実力次第では若くして年収1000万円以上を達成することも夢ではないでしょう。
しかし、営業としての知識・スキルは高いレベルが求められるうえ、新規顧客を獲得するために地道な営業努力が欠かせません。
また、投資用不動産は居住用不動産とは扱う物件やターゲット層が異なるため、営業方法にもさまざまな違いがあります。
そのため、同じ不動産業界から転職する場合でも、仕事内容の違いをよく理解しておく必要があるでしょう。
そこで本記事では投資用不動産営業の仕事内容や、他の不動産営業との違い、転職するための方法について解説します。
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投資用不動産と居住用不動産の違い
初めに投資用不動産と居住用(実需用)不動産の違い、扱う物件の主な種類を解説します。投資用不動産とは
投資用不動産とは不動産投資を目的にした物件全般を指しています。マンションやアパートがメインですが、戸建て住宅も賃貸用であれば投資用不動産として扱われます。
物件の収益性や資産価値が重視され、入居対象は会社員や学生など単身者であることが多く、部屋の広さや住環境より駅までの距離、都心部までの出やすさといった利便性が求められます。
居住用(実需用)不動産とは
一方、居住用不動産は購入者自身が住むことを目的にした物件を指します。ファミリー向けを対象とした住宅が多く、3LDK以上など部屋数が多く面積も広めのものが中心です。
資産価値も大切なポイントではありますが、日当たりや眺望、室内のデザインなど住み心地が重視される傾向にあります。
また、投資用不動産は原則として住宅ローンが組めないため、金融機関から借り入れを行う場合、不動産投資ローンを利用することになります。
不動産投資ローンは「金利が高め」「個人の属性や事業性が重視される」など、住宅ローンと異なる特徴があり、営業として顧客に説明する場面も多いため、しっかりと頭に入れておく必要があるでしょう。
投資用不動産の種類
主な投資用不動産として3種類を紹介します。投資用不動産営業を目指す場合は、最低限頭に入れておきましょう。区分マンション(ワンルームマンション)投資
マンションの一部屋を購入して賃貸することで収益を得る方法です。建物全体を購入する必要がないため、少額から始められるメリットがあり、不動産投資初心者におすすめの方法です。
一方、貸し出す部屋が一部屋であるため、賃貸収入は少なく、空室が発生すると収入がゼロになってしまうデメリットを抱えています。
一棟投資
アパートやマンションを一棟購入して賃貸する方法です。区分投資と違い、建物全体を一括して購入するため、大きな資金力が必要になるうえ、管理費や修繕費などのランニングコストもかさみます。
しかし、貸し出す部屋が多数あるため収入は大きく、空室が発生しても他の部屋である程度収入をカバーできるメリットがあります。
戸建て投資
一戸建て住宅を購入して賃貸する方法です。アパートやマンションと違い面積が広いため、ファミリー世帯に貸し出すケースがほとんどです。ファミリー世帯は一度入居すれば、長く賃貸してくれる特徴があるため、空室リスクは少なめです。
一方、区分マンション投資と同じく、空室になった場合に収入がゼロになってしまうデメリットがあります。
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投資用不動産営業の特徴
次に不動産投資営業の仕事内容や魅力、難しさなどを解説していきます。投資用不動産営業の仕事内容
投資用不動産営業は、不動産投資を検討している人や資産運用に関心をもっている人に向けて、アパート・マンションなどの収益物件を販売する仕事です。営業方法としては、電話によるテレアポが中心であるため、毎日たくさんの電話をかけ顧客を獲得する努力を積み重ねなければなりません。
実際、グローバル都市不動産研究所が行った不動産投資家に対するアンケート調査「不動産投資に対する意識調査 2021」によると、投資用不動産保有者が不動産投資を始めたきっかけとして「営業の電話がかかってきた」(14.5%)が、「家族や友人からのクチコミ」(22.3%)、「自分もしくは親族の土地を持っていた」(19.8%)の後に続き、全体の3位に入っています。
電話で不動産投資の概要や販売する物件を説明して、興味をもった方がいれば実際に営業所に招いて商談をしたり、物件を案内したりする段階に進みます。
電話営業の時点で断られてしまうケースも非常に多いため、根気強さが求められる仕事といえるでしょう。
ただし、近年では投資用不動産会社もネット集客に力を入れる傾向になっています。ネット集客がメインの企業になると、お問合せをしてきてくださったお客様に対してご連絡をするため、やみくもに電話をかけるということはしないでしょう。
また、近年ではインサイドセールス部門を立ち上げる企業もあります。そうすると、電話をかけてアポイントを取るまではインサイドセールス、アポイントに対して商談を行うのがフィールドセールスとなり、電話をかけるという業務がない場合もあるでしょう。
営業方法も飛び込み営業より反響営業をメインに切り替えようとする会社が増加しているため、従来の投資用不動堂営業のイメージと違った会社も見つけられるかもしれません。
また、居住用の不動産と違い、収益を上げることが目的であるため、物件の利回りや将来性、事業計画書の作成方法、不動産投資ローンを組む流れ、収益を上げる仕組みなどについて詳細な説明ができなければなりません。
投資用不動産営業の魅力と難しさ
投資用不動産投資の魅力は、高い収入を見込める点です。不動産営業はインセンティブ制度を導入している会社が大半ですが、投資用不動産営業はその中でも特に成果報酬の割合が多くなっています。高い成果を上げれば、若くして年収1,000万円以上を達成することも可能な業界です。
また、富裕層に対してもアプローチできる可能性があるほか、成功すれば不動産業界で多くの人脈を形成できるメリットがあります。
一方、電話営業によるアプローチは、断られるケースが非常に多いため、体力と根気強さがなければ、取引を成立させるのが難しい特徴があります。
厳しい営業ノルマもあり、成果を上げなければ収入が増えない実力主義な業界であるため、離職率が高い傾向にあるのも事実です。
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投資用不動産営業に転職するには
最後に投資用不動産営業に転職する方法を解説します。結論から言いますと、会社を選ばなければ未経験でも転職ができる業界です。そのため、投資用不動産営業の求人を探して応募をして頂くことで内定を獲得することもできるでしょう。
不動産業界は人手不足が深刻化しており、営業職は離職率も高い傾向にあるため、募集は頻繁にされているためです。
しかし、反響営業が良い、社風を大切にしたい、固定給は一定欲しい、などの要望を叶える場合は一定の経験やスキルが必要です。 特に有効な方法を以下にまとめます。
不動産営業の経験を積む
投資用不動産営業は扱う物件こそ異なるものの、基本的な営業方法は不動産販売や売買仲介営業と共通する点が多いため前職での経験を活かせます。特に新規顧客開拓を経験している方は、仕事内容にイメージがつきやすく、成果重視の社風にもなれていることでしょう。
不動産営業での経験を積むことで、転職当初のお給料が不動産業界未経験の方より少し高い状態でスタートすることができるでしょう。
また、不動産営業時代に一定の成果を出していた場合は、上場企業などで優先して内定をもらうことができるかもしれません。
一方入社後は、ターゲット層が異なるほか、住むためではなく収益を上げることが購入の目的であるという点に注意が必要です。
不動産業界以外の知識を身につける
不動産営業は不動産に関わる知識が必要なのはもちろんのこと、取引の際にローンの手続き方法やライフプランの相談を受ける場合も多いため、保険や税金、資産運用などの知識があると有利です。特に投資用不動産営業では、不動産投資の知見が求められるため、事業計画書の作成方法、賃貸管理のノウハウ、加入しておくべき保険など、幅広い知識が必要になります。
資格が全てではありませんが、転職時の面接においては、資格を保有することで知識があることを証明できます。もし勉強しながら資格取得も目指せそうであれば目指してみて下さい。
知識が豊富にあればお客様への説明も自信をもって行えるため、お客様の信頼獲得にも繋がるでしょう。
不動産業に関わる資格を取得する
不動産業に関わる資格を取得すれば、自分の知識が向上するだけでなく、信頼性の獲得にも繋がります。また、不動産会社の多くは資格手当を設けているため、収入アップも期待できます。特に以下の資格がおすすめです。・宅地建物取引士(以下、宅建)
・ファイナンシャルプランナー
・管理業務主任者
・マンション管理士
・賃貸不動産経営管理士
まずは不動産業界でもっとも有名な資格である宅建の取得を目指すと良いでしょう。
そのうえで賃貸管理や金融・税金の知識を身につけるためにもファイナンシャルプランナー、管理業務主任者、マンション管理士といった資格を取得できればさらに有利になります。
また、賃貸不動産経営管理士は比較的新しい資格ですが、不動産経営に関する知識を総合的に学習できるため、投資用不動産を扱う人におすすめです。
不動産転職エージェントに登録する
ご自身でも転職活動を進めながら、並行して不動産転職エージェントへ登録することもおすすめです。自分では見つけられなかった求人が見つかったり、求人票だけでは分からない会社の雰囲気や一緒に働くメンバーの特徴などを教えてもらえるだけでなく、自身のアピールポイントを交えて応募企業に紹介してくれるため、自身では通らないかもしれない書類選考が通る可能性もあります。
その他、面接の日程調整や企業とのやり取り全てを転職エージェントが行ってくれるため、
・1日に何回もメールボックスを開かないといけない
・この内容送ったら採用に響くかな?
・返信するのが遅くなっちゃった!
などといったストレスから解放されます。
働きながら転職活動を行っている方や、職種未経験から投資用不動産営業に挑戦したい方などは不動産転職エージェントも利用してみてください。
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投資用不動産営業に転職しよう!
投資用不動産営業は、テレアポや飛び込み営業が中心になるため、営業スキルのみでなく、体力や根気が求められます。しかし、どの商材でも営業の場合は同じく体力や根気が求められるでしょう。投資用不動産営業のメリットは実力次第で高い年収が見込めることがまず1点。そして、投資に対しての知識が身に付くこと、更に商談するお客様も投資について詳しいため自身の投資に関する知識がどんどんアップデートされることもメリットになるでしょう。
投資用不動産の営業を行っていると、不動産を購入するハードルが下がり、自身も不動産投資を検討するようになるかもしれません。(現に私の知り合いの投資用不動産営業は4人、投資用として不動産を購入しています)
営業スキルを磨くことで不動産を販売し、インセンティブで投資用不動産を購入してみるのもいいですね!
投資用不動産営業への転職をお考えの方は、是非一度不動産転職エージェントにお問合せ下さいませ!
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