就職活動や転職活動の際に言われたことがある方はいらっしゃいませんか?
私の周りでは強めに不動産業界はやめとけと言う方は居ませんでしたが、
「不動産会社?受けてみるのもいいけど他の業界も受けておけば?」
「不動産業界、、、は反対かも」
という言葉を聞いたことがあります。
今回は、不動産業界はやめとけと言われた方に向けて、その言葉を信じて本当に不動産業界はやめておいた方がいい人と、その言葉を信じずに不動産業界にチャレンジしていいと思う人をご紹介致します。
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不動産業界はやめとけと言われる理由
まず初めに、なぜ不動産業界はやめとけと言われるのでしょうか?その言葉の意図について考えてみましょう。不動産業界はノルマに追われて精神的にきつい
不動産営業=ノルマ、ノルマで大変そうという言葉を聞いたことは多々あります。ノルマを達成していないと給与減額、ノルマを達成していないとクビになる、など、ノルマを達成していないとなにかマイナスなことが起きると思われているのが不動産業界です。
不動産業界を題材にしたドラマや漫画でもノルマについて取り上げられることが多いため、そのような印象が強いのでしょう。
昔ほど「ノルマ」という言葉が浸透しなくなってきた現在では、「ノルマ社会」が想像される不動産業界は精神的に追い詰められて大変だよという意味も込めて辞めておいた方がいいと言われるのでしょう。
不動産業界は残業、休日出勤のダブルパンチで休めない
不動産業界は、火曜日、水曜日休みの企業が多いです。理由については、下記コラムで解説しております。
不動産の休日は水曜日が原則?不動産業界の休日について解説!
お客様が土日休みの方も多いので、土日に出勤するような形でシフトを組むと平日が休みになることは他のサービス業でも同じですので、ここに対して不動産業界は土日休みじゃないから辞めておきなという方はいないでしょう。
しかし、不動産業界は、火曜日水曜日が休みにも関わらず、ノルマが達成していない場合やお客様からご連絡があった場合は出勤しなければいけないというイメージがあると言われます。
では休日に出勤したからといって他の日に振替で休めるかといったらそうではありません。
他にも、不動産会社は残業時間が多い業界と思われがちです。
休日出勤をしたにも関わらず振替休日が取れなかったり、残業が多いというイメージから、体力的にきついよ、、、という意味も込めて不動産業界は辞めておきなと言われるのでしょう。
不動産業界は誰でも入れるから勿体ない
不動産業界は高卒でも入社できるから大学行ってまで入る業界ではないと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。必須条件に大卒以上と書いてある求人は多くあります。
出版社やコンサルティング業界は大卒以上と書いてあることが多いですね。
その他、大学を卒業していたら高卒とお給料が違い、その後の役職にも響いてくるという会社も多くはないですがあるでしょう。
学費もかかっており、4年間プラスで大学で折角学んだんだから大卒以上しか入れない業界に行った方がいいという考えであれば不動産業界はやめておきなとなるのではないでしょうか。
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「不動産業界はやめとけ」の意味に意義あり!
ではこのように思われていて、さらには「不動産業界はやめとけ」と言われたけど実際のところはどうなのでしょうか?前述した3つの内容に対して解説していきます。
ノルマではなく目標。目標は全員持つべき
まず一つ目の、ノルマがきつそうなイメージについてですが、「ノルマ」ではなく「目標」はほとんどの不動産会社でおいています。ノルマというと、課せられたものという印象を持ちますが、目標というと、自分が目指すべき場所という印象を持ちませんか?
目標は、個人で持つこともあればチームや部署全体で持つこともあり、目標設定は企業ごとに違います。
多くの場合は売上を目標に置くことが多く、そのために何件商談をしなければいけないのか逆算して日々行動を行います。
目標を持つこと自体も精神的にきついと言われてしまうとなにも言えませんが、目標は働くうえで持っておいた方がいいと考えます。
なぜならば、目標があることによって、日々の行動に意味がでてくるためです。
もちろん目標がなくとも架電をすること、お客様と商談すること、売上をひたすらに挙げることができるとは思います。
ただ、目標を置くことによって、
・今月売上目標いくらだから何件の成約が必要だ
・そのためには何名のお客様と商談しよう
・商談はしたけどアツくなさそうだから架電をもう少し頑張ろう
とどんどん一番下流部分の業務にまで落とし込むことができ、そうすることで「架電かあ」となっていたものが、「目標のために頑張ろう」となっていくでしょう。
休みなし、残業多すぎ、はもう古い!
少し前まで遡ると、休日出勤したのに振替休日が取れません。上司が帰るまで退勤できません。という会社もありましたが、働き方改革により不動産業界もしっかりと変わっております。残業時間は45時間以内で、19時にはPCがシャットダウンしてしまう企業もございます。
休日出勤をしたらしっかりと振替休日が取れますし、有休消化も5日以上が必須です。
年間休日120日以上の求人も増えてきております。 ワークライフバランスという言葉を最近では良く聞きますが、不動産業界でもワークライフバランスが整った求人が沢山出てきています。
年間休日120日以上の求人特集
不動産業界は誰でも入れる業界ではない。そして未来の役に立つ
不動産業界は誰でも入れるかと言われたらそうではありません。もちろん、学歴不問や未経験でも転職できる求人も一定数あります。
しかし、不動産会社はコンビニの数よりあるものの、不動産会社もしっかりと人を見て採用活動を行っていますし、時には学歴が重視される会社もございます。
折角大学入ったからには不動産業界以外がいいと思っている人がいるのであれば、まずは一回不動産会社の求人を色々見てみて下さい。
また、不動産は人生で一番大きな買い物と言われるほど高い買い物です。そんな高い商材を販売できたら、他の営業職でもバリバリ活躍できるでしょう。
そして不動産業界は独立のハードルが高くない業界です。
将来なにかしらの業界で独立したいと考えている方は、不動産業界を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
不動産業で独立するにはいくら必要?資金の目安や申請方法を解説
「不動産業界はやめとけ」を信じた方がいい人
では次に上記を理解した上で、不動産業界はやめとけと言われたときにその言葉を信じた方がいい人、信じなくていい人について紹介致します。(不動産業界歴4年目の私の主観です。)諦めが早い人
不動産という商材は価格も高く、1回商談したらはい買いますという方は多くありません。投資用不動産などになってくると、1回目、2回目商談してそのあと連絡が通じず、、、なんてことも多々あります。
そこで諦めてしまうと中々成約が生まれません。
お客様を見極めて、本当に求めている人なのであれば2回、3回では諦めず、しっかりと商談を重ねることで成約を生みましょう。
背中を押すことが悪いと思っている人
前述した通り不動産は人生で一番高い買い物と言われるほど価格が高いです。そのため、100円の物を買うかどうか迷っているお客様よりかなり長い時間悩まれます。そんな時に必要な不動産営業としての行動は、背中を押してあげることです。 クロージングもその一つです。
しかし、中には背中を押してあげること、クロージングをすることに後ろめたさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「全く同じ条件の不動産はありません。早めに申込まないと誰かが購入してしまうこともあります」
この一言を言うか言わないかは別として、いうこと自体を悪いと思っている方は辞めておいてもいいかもしれません。
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「不動産業界はやめとけ」を信じなくていい人
なにかを頑張ってきた経験がある人
不動産業界の求める人物像や面接で聞かれることがありますが、なにかを頑張ってきた経験がある人は不動産業界はやめとけと言われても不動産業界で頑張れます。それがアルバイトでもスポーツでも勉強でも何でもOKです。
頑張れる人は不動産業界でもどこの業界でも頑張れます。
ポジティブな人
時には何十件と商談したのに成約が1件も入らないこともあります。もうダメだ~と思いネガティブなサイクルに入ってしまうとどんどんダメな沼にハマってしまいます。
ダメな時もあるとしっかり割り切り、何がダメだったのかを分析して次に活かせるようにできる方、ポジティブな方であれば不動産業界で活躍していけるでしょう。
負けず嫌いの人
負けず嫌いの人はそれこそ「不動産業界はやめときな」と言われたときに「そんなこと言われたら余計不動産業界に入ってやる」となるのではないでしょうか?不動産業界は沢山の営業が活躍している業界かつパッと売れる業界ではありませんので、「悔しい」という想いを持てる方は活躍していけるでしょう。
迷っているなら一度不動産業界に飛び込もう
いかがでしたでしょうか?不動産業界はやめとけと言われているけれども迷っている方、迷っているということは不動産業界に少なからず興味は持ってくださっているのではないでしょうか?
興味を持ってくださっているのであれば、一度不動産業界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
思っているよりも、不動産業界は楽しいと思いますよ!
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