上司が嫌だ、お給料をもっと欲しい、もっとレベルの高い仕事をしたい…
現状になにかしらの不満があり、転職を決意している方は多いのではないでしょうか?
不動産業界特化型転職エージェントリアルエステートWORKSで働いていると、
もうすぐに転職をするという方から今日すごく嫌なことがあったので登録しましたという方まで様々な方とお話する機会がございます。
しかし、多くの方に共通していることが、
「転職活動をしたいとは考えているけど何から始めたらいいのか分からない」です。
そこで今回は、転職活動の第一歩として、決めておきたい「転職の軸」についてお伝えしていきます。
求人選びやその先の面接に行った際にとても重要になりますので是非ご覧下さいませ!
1.転職活動における軸とは?
そもそも「転職の軸」とは、何なのでしょうか。
一言で言うなら、「転職する理由の核」です。
「これが実現すれば、自分の転職は大成功だ」という条件とも言えるでしょう。
まず、あなたはなぜ転職したいのでしょうか?
・休みが少ないから
・人間関係が悪くて
・販売する商品が好きじゃない
様々な理由があるでしょう。
そして次に、あなたには実現させたい未来や築いていきたいキャリアはありますか?
・将来カフェを開きたい
・今は営業でバリバリ稼ぎたいけど将来的には海外でのんびり暮らしたい
・定年までバリバリの営業でいたい
この2つを掛け合わせたときに次の一歩をどうするべきか。それが転職の軸になります。
まず前職を辞めようと決心し、転職を考え始めたきっかけや理由を整理していくだけでも、必ず自分だけのブレない軸が見えてくるはずです。
例えばですが、現在の会社の経営に不安がある。だから転職を決意したというAさんがいるとします。
その場合、このAさんの転職の軸は「経営状況に不安のない大手企業」になるのでしょうか?
そうではありません。
深く自分に問いかけることでもっと明確な転職理由、転職の軸が見えてきます。
====例====
子供がいるけど週に1日休みで家族との時間が取れず子供の成長が見られないからもっと家族との時間を持ちたい。
しかもお給料もそこそこ。今までは長く勤めているからもう少しと頑張ってみたけれども経営状況が上手くいっていないことが分かったから転職を考えている。
こうして掘り下げていった場合、Aさんの転職の軸は「家族との時間を大切にできること」となり、
「ワークライフバランスが整っている」ことが一番のベースとして入ってきたうえで、
次に希望するお給料や会社の規模間、経営状況で絞り込んでいき、最後に会社の雰囲気を見たうえで求人を絞り込みます。
転職の軸は転職時に絶対に譲れないもの。
自分がなにを思っているのか、意外と自分で理解できていないこともありますので
第三者や転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談しながら掘り下げてみましょう。
不動産業界特化型転職エージェントに相談する
2.転職の軸を決めるメリット
転職の軸をしっかりと決めると、どのような良いことがあるのでしょうか。
様々なメリットがある中でも、特に2点をご紹介します。
2-1.効率的に応募企業を探すことができる
例えば「人と関わる。新しいことにチャレンジできる環境」という転職の軸が決まっていた場合、年功序列でかっちりと業務が決まっている社風の求人は除外されます。
つまり、求人を探す基準が明確になるため、応募する企業を効率的に探すことができるのです。
軸が曖昧なままで求人を探し始めると、
「こっちの企業は待遇が良さそう」「ここは給与が良さそう」「こっちは人間関係が良さそう」というように、何も決断できない状況に陥ってしまいます。
2-2.面接対策が楽になる
転職の軸が決まると、書類通過し選考が始まってからも、かなり有利になります。
というのも、自分がどんな目的で転職をするのかが明白だからです。
逆に転職の軸が決まっていないと、
「なぜうちの会社が良いのか」
「前職からなぜ転職をしようと思ったのか」
この部分が答えられなかったり筋が通っていない場合も出てきてしまいます。
3.自分だけの転職の軸。考え方のヒント
では実際にあなたの転職の軸は何なのか考えてみましょう。3-1.項目別で考えてみる
まず、仕事内容や雇用条件、給与や待遇、勤務地など、項目別に自分の希望を書き出してみることから始めてみるのをお勧めします。
全ての希望が満たせる求人が見つかることがもちろんベストですが、なかなか難しいかも知れません。
そんな時、自分の希望の中で大切にすることは何か、どこまでなら譲れるのか、優先順位をつけてみると良いでしょう。
<仕事内容>の例
·任される仕事の規模が大きくなる
·グローバルに活躍する機会がある
·地域に密着した仕事ができる
<環境>の例
·専門的なスキルが身につく·高まる
·若手でもチャンスがある
·実力主義である
<待遇>の例
·生産性を重視していて残業時間が少ない
·産休·育休などの制度が充実している
·社内教育制度などスキルアップの場がある
3-2.良い例とあまり良くない例
軸は一人一人違うもので、一概にこれが正解だと言うことはできません。
しかし、選考においてプラスに働く軸と、そうではない軸はあります。
<良い例>
・これまで培った店舗勤務の経験を活かすことができ、自身のリーダーシップを発揮できるポジションにキャリアアップできるような仕組みがある会社で働きたい
・海外勤務で身につけた語学力を駆使して将来的に海外支店でも働きたい
など、「自分の経歴やスキル、強みと今後のビジョンが合わさったもの」と考えると良いでしょう。
<悪い例>
・具体性に欠けるもの
・他のどんな会社で伝えても当てはまってしまうもの
例えば、
・人間関係がいい会社
・土日休みで、残業が少ない会社
などは良くありがちな軸です。
しかしこれが軸となってしまうと
「なぜ当社が良いと思ったのでしょうか」
「あなたが転職活動において一番大事にしていることは何でしょうか」
という質問においてプラス評価につながりづらいでしょう。
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3-3.第三者にアドバイスをもらう
転職の軸は自分で考えることも重要ですが、時には家族や友人からの客観的な視点を入れてみるのも良いでしょう。
自分では気づかなかった可能性やキャリアを発見するきっかけになるかもしれません。
また、業界のことを十分に理解しているキャリアコンサルタントに相談するのもオススメです。自分のこれまでの経験やスキルを加味した上で様々な求人を紹介してくれるはずです。
4.最後に
なんとなくで転職活動を進めてしまい、入社後に後悔しないためにも、
また、時間がない中でも効率的に転職活動を進めるためにも、転職の軸を決めておくことは非常に重要です。
軸を持つか持たないかが、成功する転職への鍵と言っても過言ではありません。
まずは自分の転職の軸をしっかりと考えてみることから始めてみましょう。
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