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シングルマザーで不動産営業マンになったcocoのサクセスストーリー
2022/11/23
シングルマザーで不動産営業マンになったcocoさん(@coco_coco_cc)にそのサクセスストーリーと不動産営業女子のリアルをお聞きしました。 特に女性の方で不動産営業への転職を考えている方の中には男社会のイメージが強い不動産業界に不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。 cocoさんがどのような経緯で不動産業界に転職したのかや転職後に感じたギャップ、女性ならではの苦労話など話していただきます。 不動産営業の仕事についた経緯を教えてください 大学卒業後は図書館司書の仕事に就職 地元の女子大を卒業する際にはアパレル業界に興味がありましたが、氷河期ということもあり、希望の就職先に決まりませんでした。 大学で図書館司書の資格を取っていたため、アパレルへの就職を諦めて大学図書館に就職。 5年位働いた後に、結婚した相手が関東の人だったこともあり関東へ移動するのと合わせて司書の仕事を退職。 結婚後、しばらくは専業主婦をしたものの、図書館に再就職。 司書の仕事は経験が活かせる仕事で、比較的簡単に再就職を決めることができました。 再就職後しばらくしてから離婚が決まり、地元に帰ることになったのですが、その際にも経験が活きて地元の図書館に転職しました。 ただ、司書の仕事は比較的就職しやすいものの正規雇用が少なく、子どもを大学まで出してあげたいと考えたときに、難易度の高い資格を取りたいと考えました。 選んだ資格は宅建。 司書の仕事は17時に帰ることができ、比較的時間が取りやすいといったこともあり、未経験ながら無事一発で合格することができました。 不動産業界に転職した理由 建築に興味があり、また国家資格を取ることができれば給料を上げることができ、安定した生活を送れるのではと思ったことから不動産業界への転職を考えました。 もともと、図書館司書の仕事をしているときも、周りから営業の仕事が向いているといわれることも多かったです。 ただ、未経験だったこともあり、不安があったので先に宅建の資格を取得しました。 転職にあたり、知り合いに相談したのですが、売買がいいと教えてもらいました。 また、年齢的な部分もあり、大手ではなく小さいところ、できれば個人経営のところで1から学べるとことがいいのではとアドバイスいただいたのです。 実際に面接を受けたところは、紹介を受けたところだったのですが、開業したてでスタッフを探しているところでした。 未経験だったのですが、採用してもらえた事はラッキーだと思います。 入社後にギャップはありましたか? 社長1人、自分1人という状況で、開業したてでバタバタでした。 社長はものごとを教えるのが得意ではなく、私は業界未経験。 どうすればいいか分からない事が多かったのですが、宅建の勉強をしていたことが役に立ちました。 後は、取引先の方や司法書士の方など外部の方に教えてもらいました。 大手であれば研修等も充実しているかと思いますが、こうした個人経営の事務所だと自分で知識を得ていくしかないのかなと感じました。 一方で小さい会社は自由にやれるし、幅広い仕事を任せてもらえるという点が大きなメリットだと思います。 そのギャップをどのようにして乗り越えましたか? 不動産の仕事はマニュアルじゃないため、ひとつひとつ周りの人に聞きながら進めていくしかなかったですね。 大手だといろいろなサポートを受けられるかと思いますが、個人の会社だと自分でやるしかありません。 結果的に、いろいろな経験を積ませてもらうことができたと思っています。 不動産業界は、聞けばいろいろと教えてくれる人が多いように感じています。 色々な人を巻き込んで解決していけると良いと思います! 女性だから感じるやりがいや苦労はありましたか? 業界的に「女のくせに」といった意識はまだまだ強い まず、苦労の部分でいえば、やっぱり不動産業界は特に御年配の方を中心に、「女のくせに」といった考え方を持っている方が多いように思います。 例えば社長と一緒に業者の方と面談したときに、私だけ話をしてもらなかったといったことはありました。 特に賃貸だと女性は多いですが、売買にはまだまだ少ないと感じています。 女性で売買に転職される方は、そうした環境でも頑張っていく必要があると思います。 私は、女性の方とのネットワークを広げていくような活動もしています。 不動産業界の女性が集まるコミュニティに参加しながら、情報交換を定期的にしています。 不動産の仕事は情報が一番。 愚痴なんかも気軽に聞いてもらったりしながら、時には取引につながったりといったことにも発展しています。 お子様がいる中でのお仕事 社長には子どもに合わせて融通を聞かせてもらっていましたが、やはりお客様のいるお仕事なので、大変なところもあります。 特に契約が入ったときなんかは帰りが遅くなることもあるので、寂しい思いはさせたかもしれません。 大きくなってからは、 一人でご飯を食べるといったことも問題ないですが、小さいころは大変でした。 cocoさんの仕事の一番のモチベーションは何ですか? 今は子どもです。 とりあえず子どもを大学院まで行かせてあげたいと思っています。 子育てが済んだら次は自分の幸せですね。 読者の方へのメッセージをお願いします 業界未経験で転職したい方 不動産業界は間口が広いです。 特に若い方で興味を持っている方はとりあえずチャレンジしてみてはどうでしょうか。 不動産業界は男社会といわれますが、お客様とのコミュニケーションや資料作成など細かい仕事が必要とされる部分も多いもの。 そうした面では女性の力が大いに生かせると思っています。 また、私は収益物件中心ですが、マイホームの営業などでは、家事や育児目線など女性目線を活かした提案は重宝されるのではないでしょうか。 繰り返しになりますが、不動産業界に興味を持っているけど悩んでしまっているという方はまずは飛び込んでみるのもおすすめです。 業界経験者の方 大手であれば産休育休も取りやすいでしょう。 仮に産休育休が取れないといったケースでも、辞めてから再就職もしやすい業界です。 また、宅建士の資格を取るのもおすすめです。 私は、宅建士の資格を取り、不動産業界に入って人生が変わりました。女性のコミュニティーで繋がれたことも大きな心の支えとなりました。 私は、不動産営業の仕事に就いたことで自由が増えたと感じています。 お金が全てではないですが、お金があることで諦めなくて済むことは増えるものです。 仕事は大変ですけど営業マンは結果がすべて。 やりがいもあり、楽しく生活を送っています。
業界未経験から用地仕入れを経験して1年。用地仕入れ営業マンの実態とやりがいとは?
2022/11/09
今回インタビューさせていただいたのは業界未経験から用地仕入れに転職されたタコスケさん(@takosuke1026)。 まだ転職して1年ということもあり、これから不動産業界への転職を考えている方にとって役立つ内容が多いです。 仕入れ営業がどんな仕事か気になるといった方や、不動産業界の実態について知りたい方など、ぜひ参考になさってください。 不動産業界に入ったきっかけを教えてください いまは転職して2年目です。 もともと物流の倉庫に勤めていて、不動産未経験で転職したのでお伝えできることは多いと思っています。 前職では新規事業の家具の販売など取り組んでいたのですが、1年位で頓挫。 その会社では補修材などメインで取り扱っていたのですが、新規事業が失敗した後はそうした素材を扱う倉庫業の仕事に従事しました。 2年程その倉庫業の仕事をしていたのですが、ちょっと違うなと感じ始めて。 そうした流れで不動産業界への転職を考えました。 稼げる点もポイント 他の理由としては、やはり稼げる点も大きかったです。 結婚したばかりで、妻のことも考えると物流倉庫の仕事では将来が不安になりました。 妻とも話すのですが、やはり老後を豊かに暮らしたい。 老後2,000万円問題などもあり、学歴がなくても稼げるフィールドとして不動産業界を選びました。 なぜ仕入れ営業を選んだのですか? どこの企業でも仕入れ営業は花形。 コスト削減も含めて、仕入れがよくないと会社が回りません。 それは物流倉庫の時代から感じていて、自分たちから仕入れを企画して、市場価値を生み出す仕事だと思っていました。 そうした中で、いまの企業を選んだ理由は、内定をいちばん早くくれた点。 スピード感を感じました。 最初に課長、最後に社長と面接させていただいたのですが、人がいいところも決め手になりましたね。 社長面接では「稼げるよ」ではなく、ホワイト企業になるためにこうしたことをしているといったことをさらけ出してくれました。 入社後のギャップは? 結論からいうと入社後のギャップは感じませんでした。 面接の中でいろいろとお話させていただいたからだと思います。 むしろ働いていく中で会社のよい面がいろいろと見えてきました。 例えば、経験値の高い社員が多く、そうした、いろいろな部署に何十年もいる人と一緒にやれるメリットは大きいと感じています。 「自社で一貫してやっている」という点が大きいですね。 仕事をしていく中で辛さを感じることはありましたか やはり地道な作業が多いため、地道にやれるかどうかは大切だと思います。 まずは案件を獲得する必要がありますが、質のよい案件を貰うためには地道に業者とコミュニケーションを取っていかなければならない。 1本目の契約をいかに早く獲得できるかは重要になります。 私は入社から3ヶ月程度で契約となりましたが、これはまだいいほうです。 やはり私達は数字が全て。最初の契約に6カ月以上かかってしまう方もいます。 契約を取らなければただ給料を貰っている人になってしまうため、そこは重要な部分になります。 仕入れ営業の1日の流れを教えてください 入社直後の一日の流れ ・9時:出社 ・~10時:メール確認 ・10時~17時:業者訪問 業者訪問では1日30~40件位回っていました。 最初の目標は1日1件は案件を取ること。 火曜日・水曜日休みなので、平日は業者訪問をして、日曜日に現地を見に行くといった流れを繰り返していました。 いまの一日の流れ いまは、座っていても案件が来るようになったので、業者訪問はあまりいっていません。 平日はひたすら現地を見にいったり、抱えている現場の管理をしたりことが多くなっています。 いかに業者訪問せずに案件を貰えるようになるかに注力しているところがあります。 業者訪問に行くと一日つぶれてしまうので、いってしまえば無駄な作業なんですよね。 業者訪問を繰り返していくと、横のつながりができてくるので、そこから案件を貰うといったことを意識しています。 ただ足で稼ぐのではなく、効率化していくことも重要ですよね。 特にいまの若い子達にもこうした姿勢を教えていくことは大切だと思っています。 転職したばかりのころに出会った知人の一言がきっかけ 転職したばかりのころに、できた知り合いの一言がきっかけです。 その方は買い取り業者なのですが、その方に、契約できるか分からない不安を伝えたところ「仲介業者の気持ちになって行動するといいよ」といったことや「行動は量だけじゃない」といったことを教わりました。 教えていただいたことを意識し出してから、初契約を取れたんです。 仲介業者側からすると、アポイントもなしで来られても迷惑に感じることもありますよね。 仲介業者の視点に立って、何をすれば喜んでもらえるかを意識して行動することが大切です。 仕入れ営業でやりがいを感じることを教えてください 裁量を持って動ける点でしょうか 1回で動くお金が大きいので、そこを動かせるのが面白いと感じています。 あと、用地仕入れという仕事は経営的な観点で物事を考えられると思っています。 例えば、1つの案件で仕入れ値と解体費用、造成費用などを考慮したうえで、最終、いくらで売れれば利益が出るのかといったことを考えながらできるのはやりがいにつながっていると思います。 裁量を持って動ける点も大きいですね。 朝会社に出てから、何をすれば成果を出せるかは自分で全て考えて行動に移すことができます。 それが成果につながったときは、やはり嬉しいですよね。 将来は独立したいです 結論からいうと、将来は独立したいと思っています。 部長にも「独立して家族を守っていきたい」とは伝えています。 いま私は29歳。 5年後の34歳までには独立したいと考えています。 いくら稼ぎたいとかはあまりなくて、稼ぎは後からついてくるものだと思っています。 ただ、30歳前半までには部長の役職には就きたいですね。 今後仕入れ営業を始めたいという方に向けてメッセージはありますか? 楽しんでやりましょう 不動産営業は辛いと思われがちです。 もちろん、そうした側面もありますが、私は毎日わくわくしています。 この仕事にはいろいろな人や物件が関わっていて、そうしたさまざまな人や物件に毎日出会えるのは大きいです。 あと、やったらやった分返ってくるので、それは楽しいですよね。 成績が上がらない人って楽しんでいない人が多い気がします。 うちの部長は「業者訪問は友達作りだ」といいます。 確かに、自分が一緒に仕事をしている人たちは気の合う人ばかりなので、毎日が楽しいですうね。 もちろん、プレッシャーもありますが、それさえも楽しんでやるのがよいと思います。 用地仕入れではさまざまな物件を取り扱っています 私達は建売業者なので、基本は建売用地になります。 新築だけでなく、中古や区分の団地なんかを仕入れリフォームして再販するといった仕事もしています。 業界としては珍しく、いろいろな物件を取り扱っている会社です。 収支があれば「この物件買うの?」といった物件も買わせていただけるので、そうした意味でも仕事にやりがいを感じていますね。 用地仕入れだけでなく、クレーム対応なんかをすることもありますが、そうした面も含めて勉強になりますね。 SNSを活用するのはおすすめです 用地仕入れをするのにあたり、TwitterなどSNSを活用するのがおすすめです。 取引相手がTwitterをやっているケースも多く、SNS経由から仕事につながった経験があります。 普段相手がどんなことを考えているのかなど分かるので、仕事に役立っています。 以上、タコスケさんのインタビュー記事でした。 用地仕入れに転職していきいきと働いている様子がよく分かりました。 不動産業界というと仲介の仕事をイメージする方が多いかと思いますが、用地仕入れの仕事も魅力的ですね。 不動産業界への転職を考えている方は、ぜひ「用地仕入れ」の仕事も候補として検討してみてはいかがでしょうか。 不動産転職の相談をする