不動産業界への転職を検討している方の参考になりますと幸いです。
1.不動産業界のイメージ
皆さんは不動産業界にどのようなイメージをお持ちでしょうか?「大変そう・・・」
「土日休みではない」
「歩合制/稼げそう」
「何となく怖い」
「あまり良い印象はない」
私自身、不動産業界に身を置く前はこのようなイメージを持っていましたが、以下の動機で不動産業界へと転職を決意しました。
・新卒でニッチな業界のメーカーに入社したが、業界自体の不安定さを感じ、もっと生活に根付いた(安定した)業界で働きたいと思った。
・シンプルに、もう少し稼げる業界にチャレンジしたいと思った。
それではここからは、あまり不動産業界に良い印象を持っていなかった私
が安定した業界かつ稼ぎたいという想いを胸に不動産業界へ転職した際の体験談を元にお話させて頂きます!
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2.不動産業界への転職で不安なこと
これから不動産業界へ転職したい方が不安や疑問に思う点について、私の転職経験も踏まえてお伝えします。不動産業界に転職するために資格は必要?
資格はなくても転職活動自体に問題ないと思いますが、手当がつくことも多いので、取得することをオススメします。私自身は入社してから宅地建物取引士の資格をとりました。
宅地建物取引士のみでなく、その他にも不動産に関わる資格はたくさんあります。
話のネタにもなりますし、業務の幅も広がるため、あるに越したことはありません。
しかし、どの資格も比較的難易度は高いため、しっかり覚悟して勉強することが大切です。
不動産業界未経験でも大丈夫?
私の中で、衣食住のうちの洋服や食べ物は身近なものでもありましたが、不動産は一人暮らしをする際に街の不動産屋さんに行ったくらいで、かなり遠い存在だったと思います。実際に不動産業界に転職し、様々な職種を知る中で、確かに不動産業界は専門性の高い職種と言えますが、特に賃貸住宅の仲介や管理業については、私たちの生活と密接に関わる家に関することなので、未経験でも挑戦しやすいと思います。
不動産業界特有のルールももちろんありますが、どの業界に行ってもあるものですので、不動産業界が特殊とは考えず、少しずつ学んでいけば良いと思います。不動産会社で部屋を借りたことがある方は、賃貸仲介営業の仕事はイメージしやすいのではないでしょうか。
実際不動産営業って稼げるの?
分野や職種によりますが、やはり業界として水準は高い方だと思います。しかし、どの業界でも言えることですが、「大変さ」と「稼げる」は比例していると考えてよいと思います。
不動産業界に転職を考えている皆さんが最も気になる点かと思いますので、次項で各分野の仕事内容とあわせて稼げるかについても紹介していきます。
3.不動産業界の仕事
私自身、未経験+資格なしで不動産業界に転職しましたが、そもそも不動産業はどのような仕組みなのか、どのような仕事があるのか理解していませんでした。不動産業はわかりやすく分類すると「不動産開発」「不動産販売」「賃貸業」「不動産仲介営業」「不動産・建物管理」という事業にわけることができます。
それぞれについて簡単にご紹介いたします。
※上記でも述べた通り、未経験での転職であれば、賃貸仲介業等がおすすめですので、「不動産仲介営業」についてのボリュームが多い点はご了承ください。
各事業、各社によって仕事内容が異なるため、しっかりと理解して転職活動に望むことをおすすめします。
①不動産開発
いわゆる不動産デベロッパーと呼ばれる仕事です。土地を取得し、マンションや商業施設の建設を企て、規模が大きくなると“再開発”や“街づくり”といってメディアなどでも耳にすることが多く、歴史に残る仕事ができます。
規模の大きい仕事なのでやりがいも大きく、不動産業界の中でも平均年収は高い方です。稼げる花形と言えるでしょう。
②不動産販売
土地、一戸建てや分譲マンションの販売を行います。街で見かける住宅展示場などで住宅購入を検討している方に対し営業活動を行います。
人生の大きな決断に関わることができるので、やりがいのある仕事ですが、厳しいノルマを課せられることが多く、「稼げるが大変な仕事」と言えるでしょう。
③賃貸業
賃貸業は、いわゆる「大家さん」と考えて頂けば想像しやすいかと思います。仲介業者に協力してもらいながら、入居者の募集や契約を行います。
私自身、賃貸業を行う会社に勤めていますが、冒頭で述べた私の不動産業界へのイメージは、ほとんど当てはまっていません。
基本的に落ち着いていて残業等も多くなく、土日休みで働きやすいと感じています。完全固定給のため、“稼げるのか”と言われるとそうでもありませんが、男性のイメージが強い不動産業界の中でも女性が働きやすい職場と言えます。
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④不動産仲介営業
売主と買主、貸主と借主を繋げる仕事です。皆さんが“不動産業界の人”として一番接触することが多いのは、街に店舗を構えている仲介業者ではないでしょうか。私も大家さんとして様々な仲介業者とやりとりすることが多いですが、仲介業に関しては、冒頭で述べたイメージについて、よく当てはまると言えます。
もちろん各社で色がありますが、若くて元気の良い男性が多く、女性も気が強い方が多い印象です。
成績が直接お給料に反映されることが多いため、頑張れば頑張った分だけ稼げると言えるでしょう。
土日はかき入れ時なので土日休みでない場合が多いです。逆に契約が水に流れる、ということから水曜日休みが多いのも特徴です。
どうしても土日休みがよい方は、個人ではなく法人を相手にする仲介会社ですと、土日休みの場合も多いです。オフィス仲介営業などですね!
また、もっと稼ぎたいという方は、仲介営業の中でも売買仲介営業がおすすめです。賃貸仲介営業と比べると、一度の取引で動く金額が大きいので、同じインセンティブ率でもお給料に反映される額が多いです。
もちろん動く金額が大きい分責任やプレッシャーも大きいです。
やはり「稼げる」と「大変」は比例すると言えると思います。賃貸仲介で経験を積んで、売買仲介へとステップアップする人も多いです。
④不動産・建物管理
オーナーから商業施設、ビルやマンションの管理を請け負う仕事で、設備の点検、日常の清掃、クレーム対応等業務内容は幅広いです。不動産開発、不動産販売、売買仲介営業のようなバリバリの営業は向いていないけど、不動産業界に興味があるという方は、管理会社がおすすめです。
業界の中では給料水準は低めですが、良くも悪くも、与えられた仕事をこなせば、固定給は貰えるといったイメージです。
不動産業界にしては大人しく控えめな男性が多い印象ですが、オーナーがマンションやビルを自分で管理することはなかなか難しく、運営していく上でとても重要な役割をしています。
4.不動産業界に転職してみて良かった点、悪かった点
最後に、個人的に不動産業界に転職してみて良かった点、悪かった(驚いた)点をご紹介いたします。良かった点
・未経験でも、頑張り次第でどんどんステップアップできる。・専門性が高く、私生活でも役立つ知識を身に着けることができる。
・職種によるが、全体的な給与水準は高く、稼げると言える。
・責任のある仕事を任せてもらえる。
・様々な業界の人と関わることができる。
悪かった(驚いた)点
・業界的に体質が古く、ハンコ・紙社会である。・職種によっては体育会系、男性社会である。
・個人情報や重大事項を取り扱うことも多く、プレッシャーが大きい。
・景気に左右されやすい。
5.まとめ
冒頭で述べた通り、私自身不動産業界に対してあまり良いイメージを持っていませんでした。実際に不動産業界に飛び込んでみて、概ねイメージ通りでしたが、上記でご紹介した通り,各分野によって色があるので一概には言えないと感じました。私自分はこの業界の色に染まらないように、むしろ良くないイメージを払拭していきたいと思いながら働いています。
不動産業界の中でも様々な職種があるので、各々の希望に合った働き方、給料の会社を見つけることができると思います。
不動産は今後も私達の生活に必要不可欠ですし、昨今のコロナウイルスによりお家時間が増えたことから、現在住んでいるお家をリフォームしたり、郊外に引っ越したりと需要が増えている企業もあります。
以上のことから、総じて「安定して稼げる業界」と言えるのではないでしょうか。
不動産会社はコンビニの数より多いため、様々な色の不動産会社がございます。
ご自身で不動産業界での転職活動する際はしっかりと気になる不動産会社さんの口コミを調べたり一度セミナーに参加してみたり、または不動産特化の転職エージェントなどを利用して不動産会社の内情を知ってから転職活動を行うことをおススメ致します!
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