突然ですが、不動産業界ってどんなイメージがありますか??
「残業多いのに残業が出ない」
「休日出勤は当たり前」
「自分の手柄を上司に横取りされる」
などなどブラックな業界だという印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

昔はそういう時代もあったそうです…が、現在は日本全体が変わってきたように不動産業界もどんどん変わってきているのです。

「フルフレックスで働けて、残業した分はしっかりとお支払い」
「休日出勤した場合には振替休日を取るよう上から声がかかる」
「成果をきちんと認めてもらえ、昇給や昇格が年齢関係なく行われる」
といったように、不動産業界はどんどんホワイトな業界に変わってきております。

どうせ転職をするなら環境の整った不動産業界のホワイト企業で働きたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。

この記事ではそもそも不動産業界のホワイト企業ってどんな会社なのか
ホワイト企業をどうやって見つけて、どのように就職や転職をすればよいのか
そのポイントについて解説をします。

ホワイト企業の求人もいくつかピックアップしてご紹介致しますので、是非最後までご覧下さいませ。


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ホワイト企業/ブラック企業とは?

まず初めに、ホワイト企業とブラック企業とはどういう企業を指すのでしょうか?良く使う言葉ではあっても、定義についてはあまり深く考える機会がなかったという方も多いと思いますので、簡単にご紹介致します。

 

ホワイト企業とは

一般的に、ホワイト企業とは入社をおすすめできる企業のことを指します。

入社をおすすめできる企業の条件としては
・福利厚生が充実している
・お給料が正当な価格分支払われる
・勤務時間が法律に従った時間内となっている
などがあります。

従業員の働く満足度が高い会社と言ってもいいかもしれません。

 

ブラック企業とは

一方、ホワイト企業とは対照的に、ネガティブなワードとして使われるブラック企業ですが、実はブラック企業の方が先に出回った言葉となっており、その対象として作られた言葉がホワイト企業になります。

ブラック企業と呼ばれる企業の特徴としては、
・残業時間や休日出勤が多いにも関わらずその時間に対してお給料が支払われない
・上司からの怒号が飛び交っている
・従業員を大事にせず、その結果人の入れ替わりが激しい
など、従業員の満足度が低い会社のことを指します。

入社後にこんなに大変だったと気づいた…けれども自分の経歴に傷がつくから退職しにくい
もしくは入社したらブラック企業だったからすぐに退職。でもそのあとの転職活動が大変。

などと、ブラック企業だと気づかずに入社すると今後のキャリアにも響いてくることがありますので、しっかりと見極めて転職活動を行うことが大切です。

 

不動産業界のホワイト企業に共通する要素

初めに、不動産業界で「ホワイト企業」と呼ばれる企業はどのような要素を持っているのでしょうか。

ホワイト企業かどうかを見極めるためのポイントは、「待遇」「人間関係」を見ることです。
待遇で確認すべきポイントは給料面・福利厚生・働き方・キャリアパスなど、人間関係はチームワークや職場の雰囲気を確認するようにしましょう。

それでは詳しく解説していきます。

 

ホワイト企業に共通する要素①給与面

まず給料面ですが、ホワイト企業は基本給(固定給)が安定しています。

求人票の書き方では、給与面の部分に「基本給250,000円~+インセンティブ」といったような書き方がされています。

基本給は現在のお給料とこれまでの実績や経験を考慮して決定されることが多く、求人票には「面接時に応相談」を記載のある場合もございます。その場合は面接時、もしくは転職エージェントを通してしっかりと希望を言うようにしましょう。

また、基本給にプラスして賞与やインセンティブがもらえる企業もホワイト企業の特徴です。個人が頑張った分を会社や役員が受け取るのではなく、個人が頑張った分を社員に還元する企業とも言えます。

それ以外にも、販売した実績などの個人成績だけでなく、社内での貢献度や取り組み、チームの業績などが査定のポイントになることがある点もホワイト企業には多いでしょう。

求人票では見えにくい部分ではありますので、転職エージェントや面接時に賞与の査定ポイントなどを聞いてみると判断しやすいかもしれません。

その逆で、ブラック企業は固定給が極端に低く、歩合給(インセンティブ)の割合がとても高く設定されている場合が多いです。

求人票では「最高月収2,000万円」など高年収部分をメインで記載し、基本給などの記載がないことがあります。このような企業に就職した場合、成績を上げ続けなければ安定した給料を得られません。

またブラック企業といわれる企業ともなると、個人の営業成績のみで給与も決まりますので、自分の成績さえよければ良いという考えの人が集まり、まとまりのない組織になっている場合が多いです。

 

ホワイト企業に共通する要素②残業・休日面

不動産業界に限らず、ホワイト企業でも残業や休日出勤はあるでしょう。しかしホワイト企業はもし残業や休日出勤になったとしても、きちんと手当が支給されますし、振替休日が取得できるような制度が整っています。

ブラック企業のような、「目標達成ができなければ休みはない」という考え方はないため、休日に仕事をさせたり、無意味に残業を強いられたりといったこともありません。

ホワイト企業には無理をせず働き、オンとオフをしっかりと切り替えられるような環境が整っています。

最近では、19時になると残業申請をしていないメンバーのPCが自動的にシャットダウンされるシステムを取り入れている企業や、役職者が進んで帰宅する企業も出てきています。

残業や休日については面接時に質問するとマイナスな印象を持たれることもありますので、転職エージェントなどを活用して聞いておくことをおススメ致します。


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ホワイト企業に共通する要素③キャリアパス

ホワイト企業の場合は着実にキャリアを育む環境があります。営業からスタートした場合は役職が付き、その後管理職へとキャリアアップすることが可能です。

まずは営業として現場で仕事を行い、営業成績を残せるようになれば、後輩の育成に取り組み、その後管理職としてチームのマネジメントを行うなど、役割を変化させていきます。

営業現場に出ることも徐々に少なくなり、給与体系もインセンティブより固定給や役職手当の比率が高くなりますので、歩合給に頼らずとも安定した給料が得られるようになります。

それに比べブラック企業では、営業成績が上がればすぐに役職を与え、責任を与えていく企業もあります。すぐに役職が与えられるという背景には早期退職者が多いという理由があるのかもしれません。

もちろんスタートアップ企業などでは若手が役職に就いていることも少なくありませんので、若手が管理職にいるからブラック企業というわけではありません。

その企業の評価制度を聞いてみたり、役職がついた場合の業務内容が変わるのかを聞いていくことでホワイト企業かどうかを見分けることができるでしょう。

 

ホワイト企業に共通する要素④チームワーク

ホワイト企業で働くと、チームにまとまりがあります。

社員同士のコミュニケーションが盛んで、日常的に自発的な情報交換や勉強会などを行っており、目標の達成に向けてメンバーが一丸となって取り組む環境がホワイト企業の特徴です。

その他にも人の入れ替わりが激しくないため、メンバー間で自然と信頼関係が生まれてきます。同じ部署同士の人だけではなく、会社として仲が良い企業は安定して働ける環境なことが多いでしょう。

一方ブラック企業では、自分の成績が第一になってしまうため、個人主義を優先させ、社員同士のコミュニケーションはあまりありません。 上司から厳しい指導を受け、罵倒されながら、それぞれが自分の営業成績の目標達成に向けて行動する組織ですので、ブラック企業においてチームワークを発揮して仕事を行うことはほとんどありません。

 

ホワイト企業に共通する要素⑤雰囲気

ホワイト企業はチームで仕事をしていることが多い為、和やかで一体感のある雰囲気が特徴です。各所で社員同士が打ち合わせや雑談をしながら、積極的にコミュニケーションを図っています。

社員の多くがどうすれば個人ではなく会社全体で業績を上げていくことができるか考え、取り組んでいます。

不動産業界は営業となると一人で業務を行うことも多いですが、困ったときには助けてくれる誰かがいます。

企業のHPや面接時などに、入社後すぐに一人で営業に行くのか、または初めは誰かが伴走してくれるのかを確認してみるといいでしょう。


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【不動産業界】ホワイト企業3社をご紹介

ここからは、不動産業界の中で「ホワイト企業」と言われている会社を3社ご紹介致します。今回ご紹介する企業以外にホワイトな企業は沢山ございますので、一度お問合せ頂ければ幸いです。

人によって希望する転職の軸はそれぞれです。
・頑張った分しっかりとお給料で評価してもらえる
・年間休日120日以上でワークライフバランスが整っている
・福利厚生が充実している
などなど あなたが望んでいる環境を一度キャリアパートナーにご相談ください!


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不動産業界のホワイト企業①三菱地所株式会社

2021年の平均年収は1,247万円で上昇傾向にあります。魅力は年収だけではなく、社員のキャリアアップにも真剣に取り組んでいる点です。

働き方改革を強く推進し、古い体制から新しい三菱地所に生まれ変わろうとしています。 その一つの事例として、福利厚生が挙げられます。

三菱地所株式会社では、無償での朝食の提供やテレワーク、仮眠制度やグループアドレスの採用など、様々な取り組みを行っています。

街づくりやマンション分譲など規模間の大きなやりがいのある仕事や、ワークライフバランスの整った働きやすい職場環境が両立されており、今後もさらなる成長が期待できるでしょう。

 

不動産業界のホワイト企業②株式会社レオパレス21

平均年収は558万円で他の大手不動産会社と比べると秀でて高いわけではありません。しかし、平均年齢が37.6歳と他の不動産会社と比べても若く、まだまだ伸びしろの大きい会社です。

2019年の平均勤続年数は9.6年と、一般的な不動産業界の平均より長く、働きやすい環境が整っていると考えられるでしょう。

ワークライフバランスを重要視した取り組みをしており、定時退社や有休の取りやすさなど働きやすい環境が整えられています。

サービス残業やサービス勤務もなく、福利厚生も充実していることが勤続年数の高さに表れているのかもしれません。

 

不動産業界のホワイト企業③三井不動産株式会社

2021年の平均年収は1,263万円です。 何といっても日本最大手の不動産会社で、三井グループの一つであるという圧倒的なブランド力があります。

業績も好調を維持しており、利益も右肩上がりが続いている状況です。

幅広いジャンルの施設や建物を作っていて、規模感がかなり大きい仕事も多く、東京ミッドタウンやららぽーとなどの商業施設開発に携わっている実績もあります。

その他健康経営にも取り組んでおり、心身の健康状態を把握するために、人事部による社員全員との面談や人間ドッグ受診の為の費用の補助など、社員の健康保持・増進のための取り組みが行われています。
※参照元:不動産業界の優良(ホワイト)企業ランキング1位~136位の会社一覧【2021年最新版】

 

不動産業界でホワイト企業に転職したい!転職時のポイントは?

不動産業界のホワイト企業に転職するためのポイントについて説明します。

ホワイト企業かつ大手企業は新卒採用をメインに行っており、かつ退職者も多くありませんので求人が中々出ず、ハードルが高いことが多いです。

しかし、今後も一切中途採用をしないという企業はありません。

突然出てくる求人情報を逃さないためにも、定期的に求人情報が送られてくる求人サイトや転職エージェントに登録しておくことがおすすめです。

またホワイト企業への転職のチャンスを逃さないためにも、履歴書や職務経歴書の準備などすぐに動けるようにしておく必要があります。

 

不動産業界でホワイト企業に転職するポイント!狙い目は営業職

ホワイト企業への転職は営業職が狙い目です。

営業職であれば、高学歴よりも高い営業実績が大切です。 必須条件に最終学歴が大卒と記載されていても、営業実績があれば転職エージェントを通して応募すると高卒の方も書類が通ることもあります。

その他にも事業拡大のフェーズになった際に募集が出やすい職種が営業職となりますので、普段なかなか募集が出ない企業も、営業職だけはでていることがございます。

転職時に様々な選択肢が生まれるのが営業職のメリットではないでしょうか。

 

不動産業界でホワイト企業に転職するポイント!業界研究・企業研究をしっかりやろう

ホワイト企業へ転職するためには不動産業界についてしっかりと勉強すること、さらに企業研究を細かく行うことが大切です。

というのも、不動産業界は業種によって仕事の特徴も異なりますので、それぞれの仕事内容を理解しておかなければ会社選びや面接時に相違が生まれてしまいます。

不動産業界で勤務しているからといって全部知らなければいけないわけではありませんが、少なくとも応募しようと思っている企業の業種や仕事内容はある程度理解しておきましょう。

不動産業かの職種についてはこちら
不動産業界への 転職はおすすめ? 不動産業界への転職方法や職種を紹介
不動産業界ってどういう職種があるの?職種別平均年収や求人例もご紹介!

自分に合っていない業種や職種に就職することは、早期退職の原因になることもありますので、要注意です。

 

まとめ

不動産会社のホワイト企業について説明してきました。

不動産会社と聞くとブラック企業のイメージが強いかもしれませんが、不動産業界にも労働環境や福利厚生の仕組みが整ったホワイト企業もあります。

給料面・福利厚生・働き方・キャリアパスや職場の雰囲気など総合的に判断して、自分が働くのにふさわしい場所か検討してみてください。

成果主義や個人主義などブラック企業の働き方が合わない方はホワイト企業への転職を考えてみても良いかもしれません。

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