不動産業界への転職を考えた際、どの職種に転職するとよいか、おすすめの転職手法は何かなど気になっている方も多いのではないでしょうか。
職種だけでなく、どのような企業があるのかまで詳しく知ると、自身の希望も細かく絞ることができ、スムーズな転職に繋がります。

そのような方に向け、不動産業界にはどんな企業や職種があるか、そしておすすめの職種やおすすめの転職方法などを紹介していきます。


不動産業界特化型転職エージェントに登録する

 

不動産業界はどんな業界?

不動産業界といっても、行う業務によってさらに細かくわけていくことができます。

大きくわけると、以下の3つになります。

・不動産ディベロッパー
・不動産仲介
・不動産管理会社

それぞれ詳しく紹介していきます。
 

不動産ディベロッパー:転職難易度★★★★★

ディベロッパーは、不動産業界の中でも転職難易度が高いと言われており、業務内容は大規模の土地開発などで、土地を取得した上で、さまざまな開発を行っていきます。

具体的には、「用地取得」「企画」「開発」「販売」「管理」と担当が分かれ、街の再開発やリゾート開発、商業施設やマンション開発など、大きな規模で開発を行うためのプロジェクトを進めていきます。

ディベロッパーへの転職は、ディベロッパーや大規模開発の企画などの経験を求められるので、未経験や他の業務経験のみの場合は、転職が難しいかもしれません。
 

不動産仲介:転職難易度★★☆☆☆

不動産業界と言えば、不動産仲介を思い浮かべる人が多いほど、業界の中でも代表的な役割を担っています。

不動産仲介は、不動産売買の仲介と不動産賃貸の仲介の2種類にわけられ、片方のみを行う企業もあれば、双方を行う企業もあります。

基本的には、売り手と買い手または貸し手と借り手を結ぶことが業務であり、両者間での契約成立じに仲介手数料を得ることで収益を上げています。

個人を相手にするため、コミュニケーション能力なども求められ、未経験でも営業経験や接客経験があると転職しやすい傾向にあります。

転職時に宅建を保有していると優遇され、転職しやすくなりますが、入社後にキャリアアップの一環として取得することが多くなっています。

 

不動産管理会社:転職難易度★★★☆☆

不動産管理会社は、土地や不動産、駐車場などを管理することが主な業務となっています。

マンションやアパートなどの賃貸を保有する大家さんから管理を委託されている場合は、そのマンションやアパートの部屋が埋まるように集客をしたり、家賃滞納が起こらないようにフォローや集金もします。

1度管理委託を受ければ、安定して収益を得ることができますが、収益を増やすことも簡単ではないため、管理と併せて仲介業も行っている企業も多くあります。

基本的には、転職難易度は低く、未経験からでも転職は可能です。

 

不動産業界にはどのような職種がある?

不動産業界に転職をすると言っても、どのような職種があるのかわからないという方もいると思います。

代表的な不動産業界の職種は、以下のようになります。

不動産営業
不動産企画・開発
不動産管理(PM/BMなど)
不動産営業事務/宅建事務など

もちろん、経営企画や人事など一般的な企業にある職種もありますが、求人が出ていることが多い職種は上記の4つです。

企画・開発の募集は、基本的にはディベロッパーが行っていることが多く、営業や事務、管理などの職種はどの企業でも共通して募集しています。

求人を探す際には、職種や仕事内容だけでなく企業情報も確認しておくことをおすすめします。

 

不動産業界で稼ぎたいなら営業職がおすすめ!

不動産業界にある職種を紹介しましたが、どの職種が稼げるのか気になるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、不動産業界では営業職が稼げる傾向にあります。

不動産業界の営業には、基本給だけでなくインセンティブがついていることが多く、契約金額の〇%がインセンティブとして受け取れるという企業が多いです。

企業によってインセンティブの割合が異なるものの、特に大きい金額を扱う不動産販売営業などの場合は、1件の契約を取るだけで基本給以上のインセンティブを得ることができることもあります。

そのため、努力して契約を取っていけば20代でも年収1,000万円を超えることも可能となっています。

企画・開発の方が、基本給が高いことが多いですが、インセンティブを考慮すると、不動産業界では営業職が最も稼げる職種です。

稼ぎたいという気持ちを持って不動産業界に転職を考えている方は、インセンティブも得られる営業職への転職がおすすめです。


不動産営業職の求人を見る

 

不動産業界へ転職が向いている人の特徴

以下のような特徴を持つ方は不動産業界へ転職が向いています。

コミュニケーション能力が高い
忍耐力がある
丁寧な対応ができる
目標に対し貪欲に働ける
転職先がディベロッパーなのか、不動産仲介なのかでも多少の違いはありますが、基本的には、上記の特徴があると不動産業界に向いていると言えます。

不動産業界は、個人顧客と対面することや数多くの人とプロジェクトを進めていくので、コミュニケーション能力は重要です。

特に不動産仲介では、顧客と紹介する不動産を見に行くこともあり、コミュニケーション能力だけでなく丁寧な言葉遣いや相手に合わせた対応などを見極める力があると尚良いでしょう。

また、動く金額が大きいことから、簡単に契約を得ることが難しいため、辛抱強さや忍耐力も兼ね備えていると入社後に活躍しやすくなります。

 

不動産業界に転職する際の注意点

不動産業界へ転職をする際、気を付けておくべき点は以下になります。

昔ながらの企業がある
クレームが発生することがある
景気に左右されやすい

不動産業界では、稀に高いノルマを設定されたり、ノルマ達成のためにテレアポを長時間行ったりなど、昔ながらの根性重視文化が残っている企業もあります。

この社内の情報は求人情報だけでは見抜くことは簡単ではないため、口コミなども確認するとよいでしょう。

また、不動産に関する窓口となるので、物件を購入した人、借りた人だけでなく、大家さんなどからのクレームを受けることがあり、精神的に疲弊してしまうこともあるので、注意が必要です。

加えて、不動産は高額であることから、他の業界よりも景気の影響を受けやすい業界です。

不景気になると、契約が取りにくくなり、自身の収入にも影響が出る可能性があるので、注意が必要です。
 

不動産業界に転職をしたい人におすすめの方法

不動産業界に転職をしたいと思っても、どのような方法で転職をすればいいか悩んでいる方も多いと思います。
おすすめの手法としては、以下の2つがあります。

①転職サイト
②転職エージェント

不動産業界に転職をしたい方は、希望の職種などにあわせて転職エージェントと転職サイトの使い分けや併用をするとよいでしょう。

転職サイトには、不動産業界の求人が多く掲載されているので、情報収集も兼ねて利用し、理想の求人を見つけることができたら応募してみてもいいかもしれません。

総合型の転職エージェントは、求人自体は多いものの、担当のアドバイザーが不動産業界の情報を多く保有していないことがあります。

そのため、不動産業界特化型の転職エージェントを利用すると、希望の転職先を見つけることができる可能性が高まりますので、是非利用してみてください。


不動産業界特化型転職エージェントに登録する

 

まとめ

今回は、不動産業界はどのような企業に分かれているのか、どのような職種があるのかや転職時の注意点などを紹介してきました。

転職先として不動産業界を選ぶ理由はさまざまだと思いますが、稼ぎたいと考えている方は、最も稼げる可能性が高い営業職がオススメです。

また、転職時の手法としては、特化型転職エージェントと転職サイトを併用することで、理想の転職先に出会える確率が高くなるので、是非併用してみてください。


不動産業界特化型転職エージェントに登録する