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アセットマネジメント(AM)って何?仕事内容や転職するための方法を解説!
2021/05/28
今回は投資用不動産など、資産運用・管理業務を担当する「アセットマネジメント(AM)」へ転職を目指す人に向けた記事をお届けします。 アセットマネジメントというと不動産の投資や運用に関わる専門知識が必要で、高い学歴や豊富な実績が必要なイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。 しかし、アセットマネジメントとはどんな仕事なのか、どうすれば転職できるのか、理解している人は少ないと思います。 そこで本記事では、アセットマネジメントの仕事内容や求められるスキル、転職するための方法について解説します。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する アセットマネジメント業界とは? 初めにアセットマネジメントとはどんな業界で、どんな仕事を行うのか解説します。 アセットマネジメント業界の仕事内容 アセットマネジメント(AM)とは、投資家からの資金を預かり、株式・債券・投資用不動産、その他金融資産の選定・取得から、運用・売却にいたるまでの一連の業務を行い、投資家の資産運用・管理を代行する仕事です。 かつては株式・債券への投資がメインでしたが、様々な金融商品が登場したために、投資先は多様化しています。 中でも不動産投資は重要な投資事業の一つなので、不動産業界で経験を積んだ人が将来的にアセットマネジメント業界へ転職するケースも多いです。 なお、アセットマネジメント業務を担当する人は「アセットマネージャー」と呼ばれます。 後に解説しますが、アセットマネージャーになるためには、幅広い知識とスキルが求められるため、未経験から転職するのは極めて困難です。 特に不動産投資・運用に関しては、専門知識が必須となりますので、アセットマネージャーとして働きたいと考えている人は、まずは不動産・金融業界などで経験を積むことを優先しましょう。 アセットマネジメントに求められるスキルとは? アセットマネジメントに求められるのはどんなスキルか、考えてみましょう。 前述した通り、アセットマネージャーとして業務を行っていくためには、幅広い知識とスキルが必要です。 不動産の運用・管理に関わる知識だけでなく、不動産市況の変化を見通す力も必要です。 また、投資ファンドの運用は基本的に数年単位で行われるため、短期的な計画ではなく、長期的に計画を立てて、最後までやり抜く能力が重要視されます。 たとえば、不動産売買の営業のように、不動産を売って売上目標を達成するイメージではなく、物件選定から運用・管理まで長期的な視点を持ち、幅広い業務を行っていくものと理解しておかなければなりません。 アセットマネージャーが特に大切にしなければならないことは、クライアントである個人・機関投資家に対する貢献度合いです。 資金を出すのは投資家なので、投資家から資金が得られなければアセットマネジメント業務は行なえません。運用・管理を任されているとはいえ、アセットマネージャーが独断で進めるのではなく、投資家と目的や意見を共有することが重要です。 また英語力が求められるケースも多いです。 特に外資系のアセットマネジメント会社では、一定以上の英語力が求められる場合がほとんどです。 ただし、仕事内容によって求められるレベルには差があります。 外資系の会社でも日本国内で業務が完結する仕事であれば、そこまで高い英語力は求められません。 一方、海外で運用商品の説明を行うプロダクト・マネージャーの仕事を担当する場合は、英語によるプレゼンなどが必要となってきますので、高い英語力が求められます。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する アセットマネジメント業界の年収や働き方 日系のアセットマネジメント業界の年収は、会社によって幅がありますが、一般的に700万円~1,000万円とされています。外資系企業の場合、さらに高待遇になるケースが多いです。 高い専門性が要求される仕事である一方、他の業界と比較して平均年収は高く、30代で年収1,000万円を超えることも珍しくありません。 また、高年収でありながら、ワークライフバランスが取りやすい点も魅力です。 特に有給休暇に関しては、取得しやすい傾向にありますので、仕事とプライベートの両立を重視する人にとっておすすめです。 とはいえ、投資家から巨額の資産を預かり、運用・管理を任せられる仕事であるため、責任は重く、精神的なプレッシャーは大きいでしょう。 資産運用のプロフェッショナルとして働く能力を持ち、なおかつ重責に耐えられる人でなければ続けていくのが難しい仕事であるため、単に年収やワークライフバランスだけを目的に転職を考えないようにしましょう。 アセットマネジメント業界へ転職する方法とは? 次にアセットマネジメント業界へ転職するにはどうすればよいのか、詳しく解説していきます。 未経験でも転職可能なのか? アセットマネジメント業界は未経験での転職も不可能でありませんが、専門性が高い仕事なので、非常に狭き門であると考えておきましょう。 実際、アセットマネジメントの求人は一般公募されないことが多く、非公開求人として転職エージェントなどを経由する場合が多いので、そもそも未経験から応募できる求人自体が少ないいのが現状です。 仮に未経験からアセットマネジメント業界にチャレンジし、採用されたとしても、仕事についていけなくなってしまうケースも考えられます。 前述した通り、アセットマネジメントは資産運用に対する専門知識が必須であり、さらに営業力やコンプライアンス意識の高さも求められます。 したがって、金融業界や不動産業界などで経験を積み、実力をつけてから転職するのが現実的です。 また、アセットマネジメント業界へ転職するうえでの必須資格はありませんが、証券アナリスト、不動産鑑定士、MBAなどを所持していると、とても有利です。 しかし、いずれも難関資格になりますので、取得には時間を要するものと考えておきましょう。 転職するにはどんなキャリアを積めば良いのか? アセットマネジメント業界へ転職するのに有利なキャリアとして、証券会社、金融業界、不動産業界があげられます。 不動産投資を専門とするアセットマネージャーを目指すのであれば、不動産業界での経験は確実に活かせます。 現在、不動産業界で働いている人にとって、将来アセットマネジメントの仕事に就くことは、自身の知識・経験を活かしつつ、さらに高度で専門的な業務へのキャリアアップに繋がるでしょう。 なお、不動産業界からアセットマネジメント業界へ転職する場合、以下の資格を取得しておくと非常に有利です。 ・不動産鑑定士 ・不動産証券化協会認定マスター ・証券アナリスト ・不動産コンサルティングマスター いずれも難易度の高い資格ですが、不動産業界からアセットマネジメントを目指すのであれば、何か一つでも取得することをおすすめします。 まとめ 以上、アセットマネジメント業界の仕事内容や転職するための方法を解説してきました。 ここまで述べてきた通り、アセットマネジメントは非常に専門性を求められ、責任感の高い仕事である一方、年収が高くワークライフバランスも安定しているというメリットがあります。 転職するのは容易ではありませんが、不動産の運用・管理にやりがいを感じている方は、ぜひ将来的なキャリアアップとして目指してみることをおすすめします。 もし、現在アセットマネジメントへ転職すべきかどうか迷っている方は、本記事での内容を踏まえたうえで、転職エージェントのアドバイザーに意見を求めるのも良いでしょう。 特に不動産特化型の転職エージェントでは、不動産業界の実状に詳しいアドバイザーがほとんどなので、転職を検討している人はぜひ活用してみることをおすすめします。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する
不動産業界経験あり&不動産営業職以外の不動産職種求人特集【スキルアップ編】
2021/04/29
今回は、不動産業界でお勤め経験がある方で不動産営業職以外の不動産管理職やアセットマネジメント職の求人をご紹介致します!ご紹介する求人ごとに求人の詳細を記載したページがございますので、気になる求人がございましたら是非詳細ページもご覧下さいませ。 こちらの記事では3つの求人をご紹介致しますが、不動産業界に特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』では今回ご紹介する求人以外にも多数ご紹介可能な求人がございますのでご希望の方はお気軽にお問合せ下さいませ。 キャリアパートナーに相談する 不動産業界経験あり&不動産営業職以外の不動産職種求人特集【スキルアップ編】 ここからは、不動産業界で既に働いている方で、営業職以外の求人をご検討されている方におすすめの求人を3つご紹介していきます。不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』では毎月多くの求人が新着で入ってきておりますので、「こういう求人ないかな?」と思うことがあれば是非お申し付けくださいませ。 不動産業界でスキルアップを目指せる求人①【トーセイ株式会社】不動産ファンドマネジメント ◎トーセイ株式会社について トーセイ株式会社様は1950年にユーカリ工業株式会社として設立し2006年に現在の社名であるトーセイ(株)に社名を変更し、現在に至ります。その後2011年には東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、2013年にはシンガポール証券取引所メインボードに上場。国内と国外の両方で上場を果たしております。 トーセイ株式会社様は7つの関連会社があり、PM/BMをメインに行うトーセイ・コミュニティ株式会社、新築戸建分譲や 請負注文住宅を手掛けるトーセイ・アーバンホーム株式会社、ホテル及び宿泊・飲料施設の経営、運営を担うトーセイ・ホテル・サービス株式会社などがあります。このように不動産に関わるほぼすべての業務をトーセイ株式会社様とその関関連会社様で行うことができます。 6つの事業を行う会社的なメリットは大きく、開発事業は不動産売買による高い収益が期待できる一方、その他の事業である賃貸、不動産ファンド・コンサルティング、ホテル、管理事業からは安定的な収益を得られることができます。6つ全ての事業を相互に補完し合うことで、市況の変化に柔軟に対応できる事業基盤を構築しているとともに、複数の事業で得たノウハウや新しいアイディアを共有し融合することで成果を最大化させることができています。 続いては、創業して70年以上経つ老舗不動産会社であるトーセイ株式会社様の不動産ファンドマネジメント求人を今回はご紹介致します。 ◎【トーセイ株式会社】不動産ファンドマネジメント求人の具体的な仕事内容 不動産ファンドマネジメント職の主な業務は、オーナー様や投資家様が最大限の利益を獲得できるようにお預かりしている資産を運用することです。 収益が出る不動産の選定をすることはもちろん重要ですが、オーナー様や投資家様への運用状況の報告もとても重要です。お客様の大切な資産をお預かりしておりますので、定期的にレポートを作成し、信頼関係を構築しましょう。 また収益を高めるためには、稼働率をより100%に近づけることがポイントとなりますので、PM業務を担当している方に対して稼働率を向上させるための施策を一緒に考え実行してもらえるよう促します。 トーセイ株式会社様の求人を見る 不動産業界でスキルアップを目指せる求人②【シマダアセットパートナーズ株式会社】賃貸物件管理 ◎シマダアセットパートナーズ株式会社について シマダアセットパートナーズ株式会社様は、1961年に「新京建物」という社名で創業し、1973年に商号変更したシマダハウス株式会社から不動産開発・分譲部門が分離・独立して誕生しました(2007年)。 「いい時間(とき)の素(もと)をつくる会社」をビジョンに掲げて日々仕事と向き合っているシマダアセットパートナーズ株式会社様ですが、このビジョンは、シマダグループのミッションである「他社にない魅力的な価値を創造し続ける」というミッションから、“魅力的な価値”とは何かを考えたときに「いい時間(とき)」を創造するだということに行きついたためです。 そのビジョンを達成するために、領域にとらわれることなく、土地の仕入れから、建築設計そして運営までを一貫してデザインしお客様や土地、街にとって良いと言えるものを創造しております。 ◎【シマダアセットパートナーズ株式会社】賃貸物件管理求人の具体的な仕事内容 今回の求人にある賃貸物件管理職では、お客様の「資産運用」のサポートをするお仕事です。主に稼働率を高い水準で保っておくために、管理物件における入居者対応や管理物件の設備管理などを行って頂きます。 それ以外にも、オーナー様に対して収支報告レポートを作成し、収支報告も行う業務や、入居者様で家賃が未払いの方がいらっしゃる場合は賃料回収業務なども並行して行って頂きます。 入居者様の満足度や建物設備の良さがオーナー様の収益に繋がりますので、対オーナー様だけでなく、対入居者様へのご対応もとても大事な業務となります。 シマダアセットパートナーズ株式会社様の求人を見る 不動産業界でスキルアップを目指せる求人③【スリーアイズキャピタル株式会社】アセットマネジメント ◎スリーアイズキャピタル株式会社について 2014年に設立し、不動産投資における資産管理事業、そして不動産ではなく動産投資に関わる資産管理の事業などを行っております。 スリーアイズキャピタル株式会社(THREE i’s CAPITAL)の社名の意味について、 「"Three i"とは、"intelligence"を備え、様々な"investment"の手法を用いながら、他人事ではなく一人称("I")で考える、顧客の第三の眼("eye")となりたいという私たちの思いを表しています。」 としております。そのため、「不動産投資」に固執することなく、既存固定観念に縛られない様々な「investment(投資)」を今後は対象にしていきたいと考えております。 ◎【スリーアイズキャピタル株式会社】アセットマネジメント求人の具体的な仕事内容 入社後は投資運用部に所属して頂き、アセットマネジメント業務に関するミドル・バックオフィス業務をご対応頂きます。具体的な仕事内容としては、PM会社と連携して数字をしっかりと把握し、信託会社に提出するレポートの作成や投資家様にお渡しするレポートの作成、その他確定申告の業務などになります。毎日とても重要な数字に関する業務が多く発生致しますので、数字が好きな方におすすめです。 スリーアイズキャピタル株式会社様の求人を見る 現役アセットマネージャーにアセットマネジメント職に向いている方の特徴を伺ってきた記事がございますので、ご興味がある方は是非ご覧下さい。 現役アセットマネージャーに聞いた!アセマネ職に転職するためのロードマップや向いている性格をご紹介! 最後に 不動産業界での業務経験をお持ちの方で、不動産営業職以外をご希望される方に向けた求人を3つご紹介致しました。 今回ご紹介した求人はごく一部の求人となっており、当社は既に非公開求人含め約1,300の不動産業界求人があり、更に毎月どんどん求人数は増加しております。「こういう求人はありますか?」といったご質問も大歓迎ですので、まずはお気軽にお問合せ下さいませ! キャリアパートナーに相談する
現役アセットマネージャーに聞いた!アセマネ職に転職するためのロードマップ
2021/04/09
不動産業界の転職エージェントとしてお客様とお話していると「アセットマネジメント職に転職したい」という言葉を良く伺います。 アセットマネジメント職は、PMとして働いている中でのキャリアアップ先として捉えている方も多く、 また固定給が高く、安定して年収が高水準なことも理由の一つのようです。 今回は、現在日系大手総合不動産会社でアセットマネージャーとして働くお2人に、アセットマネジメント職に就くためのステップと、そもそもアセットマネジメントに向いているのはどんな人なのかをお伺いしてきましたのでご紹介致します! アセットマネジメント職に転職したいけどどうすればいいの?と悩んでいる方は是非ご覧下さい! アセットマネジメントの仕事内容とは まずアセットマネジメントへの転職活動を開始する前に、アセットマネジメントがどのような仕事なのかを把握することが大切です。 お2人が話していて印象的だった言葉をご紹介致します。 「PMからAM希望の方は実際にいます。AMをやっているとPMの方と接することもありますからね。 PMの方はその時の僕たちのやっている仕事内容を見てAMへの転職を検討すると思うんですけど、その仕事は本当に沢山ある仕事の中の一部分です。 だからその部分だけをみてAMの仕事楽しそうだからAMに転職したい…と思われてしまうとちょっと入社後きついかもしれないですね・」 仕事内容の一部分だけを見て転職を決めてしまうと、結局早期退職に繋がってしまうということなのでしょう。 そのため、深く理解せずにアセットマネジメント職に転職をご検討中の方は、しっかりと仕事内容を理解することが大切です。 アセットマネジメントの仕事内容 アセットマネジメント(AM)とは、投資家からの資金を預かり、株式・債券・投資用不動産、その他金融資産の選定・取得から、運用・売却にいたるまでの一連の業務を行い、投資家の資産運用・管理を代行する仕事です。 かつては株式・債券への投資がメインでしたが、様々な金融商品が登場したために、投資先は多様化しています。 中でも不動産投資は重要な投資事業の一つなので、不動産業界で経験を積んだ人が将来的にアセットマネジメント業界へ転職するケースも多いです。 不動産アセットマネジメントとは アセット(資産)が不動産に絞られており、投資家から不動産という資産をお預かりし、その資産を運用する仕事です。 例えば、ホステルとして運用できる不動産のマネジメントを依頼された場合、そのホステルの収益を最大化して投資家に利益をもたらせることがメインのお仕事になります。 そのためには、働く従業員の方と協力してリピート率を上げる方法を考えたり、そのホステル周辺の相場を調べて適切な値段設定を提案したりします。 アセットマネジメントの仕事内容のより詳細はこちらをご覧下さい アセットマネジメント職への転職|仕事内容や選ばれるポイントとは アセットマネジメント職に転職するためには アセットマネジメント職は新卒で入社できる可能性はほぼ0に近く、20代でアセットマネジメント職に転職している方はごく僅かです。 しかし、アセットマネジメントの求人を見ていると、必須応募条件の部分に「アセットマネジメント職経験者」と記載されていることが多く、「じゃあどうやってアセットマネジメント経験者になればいいの…。」と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか? ここからは、アセットマネジメントへ転職するための方法をお伝え致します。 今いる会社・職種はアセットマネジメントへ転職できるポジションなのか 現在皆様はどの業界で、どのような職種で勤務されておりますでしょうか? 今回お話をお伺いしたアセットマネジメント経験者の方は、不動産業界で営業として活躍されていた方と、不動産開発で活躍されていた方の例となります。 やはり今ご自身がいる会社・職種がなにであってもアセットマネジメントへ転職できる。というわけではありません。 アセットマネジメントになることができる会社であったり、職種がありますので、もしこの記事を読んだ後に今自分がいる場所は次のステップではアセットマネジメントにいけないと分かった場合は、アセットマネジメントに行くための1つ前の段階に転職することをおすすめ致します。 ※今回は、現在不動産業界にお勤めの方で、アセットマネジメント職への転職をご希望されている方向けとなります。もし、現在不動産業界にお勤めではない場合は、少し当てはまらない可能性がございますので、まずは不動産業界に転職をしましょう。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録 現在の不動産会社にアセットマネジメントの部署がある場合 現在お勤めの不動産会社にアセットマネジメントの部署がある場合は、まずは知識を身につけ、アセットマネジメントの部署の方にアピールをしましょう。というのも、アセットマネジメント職は、一歩間違えれば法律違反を起こしてしまうとてもセンシティブな職種です。どの職種でも同じですが、特にアセットマネジメント職は、些細なミスが法律違反として判断されてしまう職種であるため、「知らなかった…。」だけでは済みません。そのため、アセットマネジメント職に入るためには不動産だけではなく、法律や金融の知識が既にあることをアピールできることが大切です。 不動産の知識や法律の知識を身につけ、更にそれとなくアピールできる方法が「資格」です。私がお話を伺ったアセットマネジメント経験者の方は、不動産会社に入社して1年目で宅地建物取引士を取得。その翌年には不動産証券化協会認定マスターを取得していたそうです。 アセットマネジメント職は常に空きがあるポジションではなく、また一度アセットマネジメント職に就くとその後もアセットマネジメント職で転職をされる方が多いため、経験者同士でアセットマネジメントのポジションは常に回ってしまう可能性があります。いつアセットマネジメントのポジションが空いて、採用をかける前に声がかけられてもいいように、準備は早めに行っておきましょう。 現在の不動産会社にアセットマネジメントの部署がない場合 現在のお勤めの企業にアセットマネジメントの部署がない場合は、まず知識を身につけることは同じです。ただし、同じ会社で部署異動するのではなく、 ①アセットマネジメント職の求人に応募し転職 ②アセットマネジメント職にステップアップできる企業に転職 となり、「転職」というステップが発生します。 まず、①のアセットマネジメント職の求人に応募し転職を行う場合は、現在どの職種に就いているかが重要になってきます。例えば、不動産会社のクラウドファンディングに深く携わる部署であったり、大手金融機関での不動産ファイナンス・不動産ファンドなどの金融周りの経験であったりなどなど。このような、不動産×金融関係の業務経験がある、かつ応募企業が、即戦力採用のみではなく、ポテンシャル採用を行っているか、また面接官の方や社長とのフィーリングがあうかどうかなども重要になってきます。 ②の、アセットマネジメント職にステップアップできる企業に転職する場合は、自分の中でアセットマネジメント職に就くまでのロードマップを想像しておくことが大切です。まずはアセットマネジメント職で行う業務の1つであるPM業務を行いながら、アセットマネジメント職になったときはどういう行動を取ればいいのかを考えて働くなどです。そして、面接の際に面接官の方に、自分がどういうステップを思い浮かべているのかを伝えましょう。そうすることで、PM職の中でもよりアセットマネジメント職にステップアップしやすいポジションに就ける可能性も出てきます。 PM職を例に出しましたが、不動産開発職や不動産営業職でご活躍されている方もアセットマネジメント職へのステップアップは可能です(もちろん簡単に…というわけではありませんが)。まずは当社のような不動産業界特化型の転職エージェントや金融業界特化型の転職エージェントに登録し、ご自身のご経験をお話してください。そうすることで、転職エージェントはアセットマネジメント職の求人を出している企業に連絡をし、この方があとどのような経験があれば面接してもらえるのかを聞くことができます。 アセットマネジメント職に転職するには 現在お勤めの不動産会社にアセットマネジメントの部署がある場合でも、ない場合でも、まず周りの方や知り合いの不動産会社の方に「自分はこういう理由があってアセットマネジメント職に就きたいんだ」という意思を伝えることが大切です。その想いを伝えることで、手助けしてくれる方やアドバイスをくれる方も出てきますし、アセットマネジメント職に紹介してくれる方も現れるかもしれません。 「アセットマネジメント職に就きたいけどどうすればいいんだろう…。」と一人で悩んでいるだけでは変わるものも変わりませんので、「アセットマネジメント職に転職したい!」という方は、周りの方や、当社のような転職エージェントにまずはご登録くださいませ! 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に問い合わせる アセットマネジメント職に向いている人はどんな人? ここまでは既にアセットマネジメント職へ転職をご検討されている方に向けて転職までの道筋をご紹介しておりましたが、ここからは、アセットマネジメント職に向いている人がどんな性格の人なのかをご紹介したいと思います。 数字が好きな方 「数字が好き」というのは、アセットマネジメント職でなくても必要ではありますが、アセットマネジメント職に向いている人と聞かれると、まず出てくるのは数字が好きな方です。というのもアセットマネジメントの仕事では、決算書や契約書を0から作成したり、稼働率を算出したり、IR情報を作成したりと業務の中には必ず数字が出てきます。また、1日6時間エクセルとにらめっこすることも日常茶飯事なため、数字から一旦離れたいからなにか息抜きの仕事を…と思っても息抜きの仕事でも数字を使うことになります。 コンプライアンス意識が高い方 投資家の情報は個人情報のためもちろんのこと、取り扱っている物件の情報なども全て口外禁止の内容ばかりです。お酒の席でポロっと何かを話してしまうもんなら法律違反に!仕事とプライベートをしっかりと分けられることができ、仕事の内容は仕事モードを一歩離れたら一切話さないように徹底できる方のみができる仕事です。 お金を愛している方 最後に、アセットマネジメント職に向いている方は「お金を愛している方」です。アセットマネジメント職で働いている方にお話を伺った際に一番印象に残っていた言葉がこちらの言葉でした。まず、アセットマネジメント職は企業や会社の規模によって多少の違いはありますが、1円単位まできっちりと合わせにいかなければいけません。大きなお金を動かす仕事でもありますので、100万円以下が端数として捉えられてしまうこともあります。そんな中でも、お金の大切さを理解し、投資家の方の資産を大切に運用していけることが重要です。 アセットマネジメントに転職するのは難しい アセットマネジメント職に就くのはかなり難しく、「難しい」というのは空いているポジションがあまり多くないというだけではなく、不動産・金融・法律と幅広い知識と、量が必要なことも挙げられます。まずはアセットマネジメント職の仕事を理解し、本当にアセットマネジメント職に転職したいのかを考え、本当に転職したい!というのであれば資格取得に向け勉強を始めましょう。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に問い合わせる 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』ではアセットマネジメント職の求人も取り扱っております。お気軽にお問合せ下さいませ。 ーアセットマネジメント職の求人例ー 1.【東京】大手不動産会社でAM(アセットマネジメント)/期中管理業務 2. 上場REITのアセットマネージャー/サムティ・大和証券が出資◎平均残業時間5~10時間/在宅勤務推進中 3.【職種未経験OK】不動産業界でアセットマネージャー職/AM経験者歓迎◎東京 4. 不動産業界でグローバルに活躍/経験を活かせるアセットマネージャー業務