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反響営業
不動産業界の反響営業はきつい?きつくない?源泉・反響営業を経験した私の考え
2022/02/04
「源泉営業がきついので反響営業の会社に転職したいです。」 「反響営業って楽そうだなと思うんですけど実際どうなんですか?」 不動産営業を6年経験した私が、現在不動産業界の転職サポートを行っている中で耳にする言葉です。 では反響営業は本当に源泉営業と比較して『楽』なのでしょうか? 今回は、不動産業界で、源泉営業と反響営業の両方を経験し、現在不動産業界の転職サポートを行っている私が考える、源泉営業と反響営業の違いについて解説致します! 『源泉営業=きつい / 反響営業=楽』という一般的イメージは果たして正しいのでしょうか? 反響営業の求人を見る 不動産営業の種類について 不動産業界未経験の方や現在勤務している職種以外はあまり知らないな、という方に向けて、まずは不動産の営業はどのような種類があるのかを簡単に説明致します。 大きく分けると、不動産営業は4つの種類に分けられます。 1.仕入れ営業(用地仕入れや一棟物件仕入れなど) 目的に応じて、土地や物件を獲得する営業です。動く額もかなり大きいため信頼関係がとても重要な職種であり、契約を獲得するために2年、3年かかることもあります。 仕入れる案件は、マンション、アパート、商業施設やホテルの開発用の土地、投資用の区分マンションや一棟マンション、一棟オフィスビルなど、様々です。仕入れる商材はもちろん、エリアによっても地主の方の特徴が違いますので、同じ営業手法では成果を出し続けられない点はとても難しいでしょう。 開発系の事業を展開する上で最上流(=入口)と言われる職種であり、不動産デベロッパーやハウスメーカーは、仕入れ営業が開発用の土地を開拓できなければ事業が成立しない、非常に重要なポジションということができます。 2.仲介営業(売買仲介営業や賃貸仲介営業など) 不動産を『売りたい方と買いたい方』、または『貸したい方と借りたい方』を繋ぎ、両者のマッチングを行う営業です。 主に、買いたい側または貸したい側のニーズに寄り添い、不動産協会の運営する不動産データベース『レインズ』を通じて幅広いオプションの中から提案します。 不動産業界にチャレンジしたいという不動産業界未経験の方は、売買仲介や賃貸仲介営業から始める方が多いです。 また、売買仲介営業ではお給料にインセンティブが追加されることが多く、稼げる職種としても有名です。賃貸仲介営業でもインセンティブはありますが、賃貸仲介営業よりも単価が高いため、稼ぎたい想いがある方は売買仲介営業が向いているでしょう。 3.販売営業 自社で開発した物件や、販売委託を受けている物件の販売を行う営業です。基本的には販売をする物件は決まっており、お客様のニーズに合わせて物件を探す仲介営業とは異なり、お客様のニーズを特定の物件に合わせにいくことが重要です。 展示場営業などを想像してもらうと分かりやすく、来場されたお客様のニーズを聞き、そのニーズに如何にこの物件があうかをご紹介していきます。 お客様のニーズとマッチしなかった場合、仲介営業と違いご紹介できる幅が少ない点が難しいポイントです。 4.その他 上記の他にも、不動産業界には下記のような営業職がございます。 ・商業施設やオフィスの区分を貸し付ける『リーシング営業』 ・管理物件を獲得することを目的とした『管理受託営業』 ・土地所有者に対し、土地の有効活用を提案する『土地活用営業』 ・築年が経過した区分物件所有者や一棟物件所有者に対しリノベーションを提案する『リノベーション提案営業』 自分に合った営業職が分からない、という方もいらっしゃると思いますので、 悩んでいる方は是非一度お問合せ下さいませ。 不動産転職エージェントに問い合わせる 源泉営業と反響営業について 不動産営業の種類について説明をしてきましたが、ここからは営業『手法』について説明致します。 不動産業界における営業は、主に『源泉営業』『反響営業』『紹介営業』に大別されます。ただし、『紹介営業』のみで成立している不動産会社は非常にまれである為割愛させて頂き、こちらのコラムでは『源泉営業』『反響営業』について解説致します。 ◎源泉営業 実はこの言葉、私が不動産業界で勤務をする中で初めて聞いた言葉であり、広辞苑などの文献にも掲載がないそうです。 不動産業界にて使われる特有の言葉であり、源泉営業とは一般的に『営業担当自身が買いたい、売りたい、などのニーズがあるお客様を開拓する営業』と定義されます。 具体的な手法としては、『飛び込み訪問』『電話営業』『路上アンケート』がその代表的なものになります。 飛び込み訪問は近年では少なくなってきましたが、今日はこのエリア、このマンション、と決めて、お客様に不動産を購入するニーズがないか聞いて回ったり、まずは色々な企業を周って名刺交換をしたりします(のちに電話営業を行うため)。 それ以外にも、街中で販売物件のチラシをまき、興味を持ってくれたお客様がいた場合には物件のご紹介をしたり、その時にはご紹介をしなくともアンケートを取ることで今後のお客様としてお客様情報を獲得したりします。 ◎反響営業 一方反響営業とは、その文字からも想像ができる通り、お客様からのお問い合わせに対してアプローチを行う営業手法です。 具体的な反響獲得の手法としては、『チラシからの反響』『WEB広告からの反響』『看板などの広告からの反響』などがあります。 もちろん、反響をいただいたあとにお客様にご連絡をすることでお客様と商談をすることができますが、源泉営業と違うのは、不動産(自社の物件)に興味を持っているお客様にご連絡をする点です。 不動産に関するチラシを見て、不動産について調べていた時に出てきた広告を見て、問い合わせて下さったお客様にお電話をするので、お客様としても「聞きたいことがあるんです、、、」といったように能動的な方が多いです。 源泉営業が自らが動くことでお客様との接点を持つとしたら、反響営業はお客様が動くことで自社との接点が生まれます。 反響営業の求人を見る 源泉営業と反響営業の違いとは? 源泉営業と反響営業について解説してきましたが、では源泉営業と反響営業の大きな違いはなにがあるのでしょうか? 図解でまとめると、源泉営業と反響営業の違いは以下のようになります。 そこまで大きな違いがあるようには見えませんが、実際にはどのような点において違いがあり、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるか、様々な側面や私が実際に経験した内容をもとに解説致します。 源泉営業と反響営業の違い:お給料 一般的に、源泉営業の方が給与水準は高いです。 源泉営業を主な営業手法として働く私の知人は、20代でも年収1,000万円を超えるケースは全く珍しくありません。 一方反響営業はどうかというと、源泉営業と比較した時にはやはり給与水準は低いと言えます。 ※もちろん、中には圧倒的な成果を挙げ、源泉営業の方並み、またはそれ以上に稼がれている方もいらっしゃいます。 その理由はどこにあるのでしょうか。それは反響獲得のために広告費をかけるかどうかの差という単純な理由です。 源泉営業は、営業担当が自ら売りたい/買いたいというニーズを持ったお客様を開拓していくため、お客様を獲得するための単価はほぼ0円です。 しかし、反響営業は自らで開拓をしない分、反響を獲得するための広告費をかけているため、お客様を獲得するための単価が何万円とかかってきます。そうすると、営業担当に対して還元できる割合がどうしても低くなってしまうのです。 源泉営業と反響営業の違い:職種 不動産業界でもIT化が促進されているため、「源泉営業だからこの職種」と一概に言うことはできませんが、源泉営業、反響営業ではそれぞれどの職種が多いかを紹介致します。 ■源泉営業が多い職種 ◎仕入れ営業 仕入れ営業は基本的には自らの足で稼ぎ案件獲得することが多くなります。営業対象は法人、個人それぞれであり、法人向けの場合は地場や中小問わず、不動産業者向けに出向き、情報の獲得をします。 初めは名刺交換から始まり、徐々にお話ができるようになり、商談ができるようになり、、、というステップを踏むことも多いので、源泉営業を行いつつも常に新規のお客様にアプローチをかける営業とはまた違うでしょう。 個人向けの場合には、個人のご自宅に訪問し営業活動を行うか、空き地を見つけてその謄本を取得、記載の土地所有者に対して営業活動を行います。 個人向けの場合でも、1ヶ月全て新規開拓、、、ではなく、訪問のうち新規の割合が〇%で、既存の割合が〇%という形になっていくでしょう。 ■反響営業が多い職種 ◎仲介営業 買いたいと売りたい、貸したいと借りたい、を繋ぐ仲介営業においては、SUUMOやHome’sなどを代表としたポータルサイトを通じた集客や、その他WEB広告による集客、反響獲得とそれに対する営業活動を行うことが多いです。 また、店舗を持ち、買いたい方や借りたい方が店舗に来店してから商談がスタートする方法もあります。その土地独自の不動産会社などでは、Web広告などを打たなくとも店舗来店型で一定の売上を上げることも可能です。 ■番外編:両者混合 ◎販売営業 自社で開発した新築マンションや一戸建ての販売を行う販売営業においては、源泉営業と反響営業を混合で行うことが多くなります。 インターネットに掲載し反響を獲得し問い合わせに対して営業をするケースがベースにはあるものの、販売物件の近くでチラシ配りを行ったり、個人宅への営業を行うこともあります。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に問い合わせる 反響営業は源泉営業と比較してきつい?きつくない? 冒頭にも記載をしたとおり、キャリア相談を受ける中で、『源泉営業が辛く、疲れたから反響営業ができる会社に転職をしたい』という相談が一定数あります。では源泉営業が辛く、反響営業は辛くないのでしょうか?私の実体験を交え、解説していきたいと思います。 源泉営業の大変さ 一般的にも『辛い、大変』というイメージが多い源泉営業ですが、何が一番辛く、大変なのでしょうか。 それはやはり、顧客の開拓です。 源泉営業として開拓する相手は、不動産について興味があるわけでも調べているわけでもない、全く不動産ニーズがない方です。そうすると、ランチ終わりでお腹が全く空いていない人にラーメンを販売する並みに人は話を聞いてくれません。 さらには、今まで全く面識のない方に対してお宅訪問や名簿リストに対してアプローチを掛けるため、不信感などから話を聞いてもらえないだけではなく、怪訝な顔をされることもあります。 そのため、源泉営業での顧客獲得は精神的に負荷がかかることも多いです。 また、ニーズが明確になっていないお客様に対してアプローチを行うため、話を聞いてもらえたとしてもその成約率は非常に低くなります。 新入社員は結果がなかなか出ない時期が続くこともあり、実績を出せない中で段々と『自分は何をしているのか・・』と考え退職をして行く同僚を過去に多く見てきました。 反響営業の大変さ 次に、源泉営業と比較すると『楽』なイメージを持っている方が多い反響営業はどのような点が大変なのでしょうか。そもそも反響営業は大変なのでしょうか。 結論からいうと、反響営業も大変です。反響営業で特に大変だと感じる部分は売り上げを作らなければ赤字になるという危機感です。 確かに、源泉営業で最も大変なパートである顧客開拓については、費用をかけて顧客を獲得してもらえる分なくなります。しかしその後の部分に対しては、源泉営業と比較してかなりシビアに見られます。 というのも、顧客獲得に対して費用をかけているため、もし売上が上がらない場合には、広告費分がマイナスになってしまうためです。 反響営業はお客様から来たお問合せに対してこちら側からお電話をかけますが、 「ただ資料が見たいだけなので」 「少し気になって問い合わせただけなので必要があればこちらから電話します」 といったように断られるケースも少なくありません。 例え上記のような検討段階が浅いお客様が多かったとしても、広告費をかけている事実は変わりませんので売上が上げられなければ会社全体の赤字です。 また、反響営業で獲得したお客様は成約しやすいのかと言ったら必ずしもYESではありません。 反響営業で獲得したお客様は、すでにニーズが明確になっているお客様であり、自社以外にも問い合わせをしているケースが殆どであるため、競合他社よりも高い営業力を求められることになります。 反響営業の求人を見る 結論、反響営業だから楽なわけではない 営業職種以外の職に就いている方とも沢山話しますが、やはり楽な仕事はないよなと思います。 慣れてくれば段々と仕事がしやすくなってくるのが一般的で、楽な仕事を探して転職すると、結局また大変な部分を見つけては転職を繰り返すことになります。 そのため、転職をする際にはイメージで楽な仕事を探すのではなく、自分が今の業務/会社の何が嫌なのかを洗い出し、じゃあそれがどうなったら自分は頑張れるのか、を考えた方が今後長く続けられる職場を見つけることができると思います。 企業によっては、基本的には反響営業を主な営業としているものの、同時に『反響を獲得するための営業活動』を営業担当が行うケースも少なくありません。 具体的には、販売する物件周辺のポスティング、最寄り駅におけるチラシ配布や街頭アンケート、さらにそれでも反響が取れず成果が上がらない場合には、源泉営業の場合と同様に既存の名簿リストにテレアポを行うこともあります。 そのため、営業手法だけで選ぶのではなく、社風やインセンティブの還元率、働くメンバーなど、他の部分に目を向けてみるのをおすすめ致します。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に問い合わせる
【不動産営業転職】求人の見る際のポイントを解説
2021/10/11
「不動産営業への転職を考えているんだけど、求人数が多くてどんな会社を選べば良いのかわからない」 「求人を見る際の注意点などがあれば知りたいなぁ」 今回はそんなお悩みを持つ方へ向けた記事をお届けします。 不動産業界は会社の数が年々増加しているため、中途採用の求人もたくさん出ています。 公益財団法人不動産流通推進センターが発行した「2021不動産業統計集」を見ても、不動産業の法人数が右肩上がりで増えていることがわかります。 しかし求人数が多すぎて、どんな会社に応募すれば良いのかわからず、なかなか転職に踏み切れない人もいることでしょう。 特に不動産営業は未経験での募集もある一方、会社によって待遇や仕事内容が大きく異なるため注意が必要です。 そこで本記事では不動産営業の求人を見る際のポイントについて詳しく解説します。 不動産業界の求人一覧を見る 不動産営業の種類 不動産営業への転職を考える前に、まずは不動産営業の種類を把握しておきましょう。 転職後に自分のイメージと違っていて後悔することがないように、転職活動を始める前にどんな仕事を目指すべきか、方向性を決めておくことが重要です。 以下に主な3つの種類を紹介します。 飛び込み営業(源泉営業) 個人宅や会社を直接訪問し、不動産の販売などの営業をかける手法です。 初対面の顧客を相手にするため、成果を上げていくのが難しい手法であり、個人ノルマが課されることもあるでしょう。 しかし、飛び込み営業はインセンティブ制度を採用しているケースが多く、成果をあげた分はしっかりと給料に反映されます。 そのため、実力重視な社風が好きな人や稼ぎたいという方に向いています。 反響営業は源泉営業に比べてどうなの? 源泉営業と反響営業の両者経験者が語る、両者の違いと抑えるべきポイント ルート営業 既存顧客の元へ定期的に訪問して、悩み事をヒヤリングしたり、新規の土地や建物の購入を提案したりする手法です。 飛び込み営業のような新規開拓が少ない反面、苦手な顧客とも長く付き合っていかなければならないという注意点があります。 長期的に関係を築くことが得意な方には向いているでしょう。 どちらかといえば、実力主義ではなく安定思考の人におすすめです。 反響営業 反響営業は、チラシやダイレクトメール、ホームページなどを見て、会社に問い合わせしてきた顧客を相手に営業する手法です。 問い合わせをしてきたということは、顧客側がすでに会社の商品・サービスに関心を持っていると考えられるため、比較的成約につながりやすい手法といえます。とはいえ、チラシ配りやメールの配信、過去お問合せ頂いた顧客に対しての掘り起こし架電など、顧客を呼び込むための営業はしなければなりません。 不動産営業の求人票で見るべきポイント 実際に不動産営業を目指して転職活動をする際は、求人票の内容をしっかりと確認することが重要です。 しかし、求人票のどんな部分を見れば良いのか、わからない人も多いでしょう。 以下に求人票で見るべきポイントを解説するので、参考にしてみてください。 飛び込み営業の有無 不動産営業の種類と特徴は前述した通りですが、飛び込み営業があるかどうかは、特に注目すべきポイントです。 飛び込み営業は個人の力量によって成果をあげられるかどうかが変わり、その人の性格による向き不向きも大きく影響します。 近年では「飛び込み営業なし」をアピールする会社も増えていますので、飛び込み営業の有無見分けるのはさほど難しくないでしょう。 「飛び込み営業なし」反響営業の求人はこちら 基本給はいくらか? 転職するのであれば、給与がどの程度得られるかどうかは当然気になるポイントです。 平均年収や年収例などを前面に出す会社もありますが、インセンティブや賞与、残業込みの場合、営業成績が悪かったり残業時間が減ったりすると、想定年収を下回る可能性も十分に考えられます。 そのため、営業成績や残業時間に左右されない「基本給」をしっかりと把握することをおすすめします。 求人票に記載された基本給を見て、営業成績が悪く、基本給のみしか得られなかった場合でも生活していけるかどうかを考えてみることが大切です。 インセンティブ制度を設けているか? インセンティブ制度とは、個人の目標達成度合いに応じて報酬を与える制度のことです。 したがって、営業成績が良く、高い成果を上げた社員は高い給与が得られますが、成果が上げられなかった社員は、最悪の場合、基本給以上の収入を得ることができません。 飛び込み営業の有無にも重なる点がありますが、成果に左右されず、できるだけ安定志向の人はインセンティブ制度を設けていない会社を選んだほうが良いでしょう。 資格が必須でないか? 不動産業では「宅地建物取引士」を始めとした資格が重要視されます。 求人をする際は、こうした資格を必須としている会社も多くあるので、求人票に資格が必須でないかどうかを必ず確認するようにしましょう。 該当する資格を所持していない場合、対象から外れてしまいますが、逆に希少な資格を所持していれば、採用の確率は大きく上がるでしょう。 なお、不動産業で評価される主な資格は以下の通りです。 ・宅地建物取引士 ・管理業務主任者 ・マンション管理士 ・ファイナンシャルプランナー ・不動産鑑定士 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する 転職エージェントのアドバイザーへ確認すべきポイント 最後に転職エージェントを利用して転職する場合において、アドバイザーに確認しておくべきポイントを解説します。 アドバイザーからは求人票には書かれていない情報を得られるうえ、面接で企業側へ尋ねにくい質問も、求職者との間に入って聞いてくれますので、ぜひ有効活用するようにしてください。 特に不動産特化型の転職エージェントは専門知識も豊富にありますので、詳しい情報が得られるでしょう。 離職率はどの程度あるか? 求人票に離職率が記載されているケースもありますが、ない場合はアドバイザーに確認しましょう。 また、離職率は法律で定められた明確な定義や計算方法がないため、会社によって基準が異なります。 たとえば、求人票で「離職率1%」などと明記されていたとしても、過去5年間の離職者数の割合であったり、過去1年間の離職者数の割合であったり、バラつきが出てきます。 したがって、対象期間を変えることで、あえて低く見せている可能性もありますので、数値を確認するだけでなく、具体的にどのような計算で出した数値であるかを確認することが重要です。 残業や休日出勤はどのくらいか? 残業や休日出勤数も求職者側からはなかなか聞きにくい質問なので、アドバイザー経由で確認すると良いでしょう。 不動産営業の場合、会社によっては多くの残業や休日出勤を求められるケースがあります。 中には残業代が得られなかったり、休日出勤が常態化していたりするブラック企業が存在することも事実なので、労働環境は詳細に確認することをおすすめします。 もちろん、求人票に平均残業時間などが記載されていることもありますが、アドバイザー経由で企業に直接尋ねるのがもっとも確実です。 育児休暇は設けているか? 育児休暇を取得できるかどうかは、特に女性の方は気になるポイントでしょう。 休暇の有無だけでなく、育児休暇後に復帰しやすい環境であるかどうかも確認することをおすすめします。 しかし、こういった質問は企業との面接では聞きづらく、回答を得られたとしても、あくまで企業側の主観的な意見でしかないため、アドバイザー経由でできるだけ客観的な意見を聞くことをおすすめします。 まとめ 以上、不動産営業の求人を見る際のポイントについて解説してきました。 不動産営業は求人数も多く、未経験から募集している会社もありますが、営業にもさまざまな種類があり、待遇など会社によって大きく異なります。 したがって、自分の希望に合っているかどうか、よく見極めることが大切です。 まずは求人票の見るべきポイントを確認したうえで、気になる会社があれば転職エージェントのアドバイザー経由で、具体的な仕事内容や待遇について確認すると良いでしょう。 特に不動産特化型の転職エージェントであれば、業界に精通したアドバイザーのサポートが受けられるので、不動産営業へ転職することを明確に決めている方にはおすすめです。 ぜひ転職エージェントを利用した活動をしていきましょう。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する
不動産営業を目指す人必見!企業に好印象を与える転職理由や志望動機を解説
2021/08/24
「不動産営業へ転職したいんだけど、履歴書に書く転職理由や志望動機が思いつかないなぁ」 「企業に好印象を与える転職理由には、どんなものがあるんだろう?」 今回はそんな疑問を持つ方に向けた記事をお届けします。 転職活動をする際に必ず考えなければならないのが、転職を思い立った根拠を示す「転職理由」と、その企業を選んだ「志望動機」です。 求職者にとっては自分の転職意欲を伝えるためのアピールポイントであり、企業としても求職者の真剣度や人間性を把握するために注目するポイントなので、しっかりと考えておく必要があります。 不動産営業においても、志望動機を明確に伝えられるかどうかが、合否の鍵を握っているといっても過言ではないでしょう。 そこで本記事では、不動産営業へ転職する場合に企業に好印象を与える転職理由や志望動機について解説します。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 不動産営業とは? 志望動機を考える前に、まず不動産営業とはどんな仕事なのか整理しておきましょう。 特に営業スタイルの違いにより、求められる能力が大きく変わってきますので、把握しておくことが大切です。 不動産営業の種類 不動産の営業には、以下の3つの営業スタイルがあり、それぞれ特徴が異なります。 ・飛び込み営業 ・ルート営業 ・反響営業 飛び込み営業とルート営業は、ご存知の方も多いと思いますが、改めて解説します。 ①飛び込み営業 飛び込み営業とは、直接自分の足で個人宅や会社を訪問し、営業をかける手法です。 初対面の顧客を相手にするため、相手にしてもらえなかったり、厳しい態度を取られてしまったりするケースも多く、営業の中でも特に忍耐力や精神力を必要とする手法です。 その一方、成果に応じて給与を支払うインセンティブ制度を採用している場合が多く、結果を出せば給料にしっかりと反映されますので、実力重視な社風が好きな人に向いています。 ②ルート営業 ルート営業は、既存顧客の元へ定期的に訪問して、提案などをする手法です。 新規開拓が少ないため、飛び込み営業のような不安定さはありませんが、苦手な顧客とも長く付き合っていかなければならない特徴があります。 ルート営業の場合、飛び込み営業ほど高いノルマを課せられることはありませんが、インセンティブも少なく、成果が給料に反映されにくい傾向があります。 どちらかといえば、実力主義ではなく安定思考の人におすすめです。 ③反響営業 最後に反響営業ですが、これはチラシやダイレクトメール、ホームページなどを見て、会社に問い合わせしてきた顧客を相手に営業する手法です。 顧客側がすでに会社の商品・サービスに関心を持っていると考えられるため、比較的成約につながりやすい手法といえます。 とはいえ、チラシ配りやメールの配信など、顧客を呼び込むための営業をしなければならないケースは当然あります。 売上目標やノルマが課せられる点は、他の営業と変わりませんので、決して楽な営業とは思わないようにしてください。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 不動産営業になるための転職理由と志望動機 では、不動産営業を目指す人が、企業に好印象を与える転職理由と志望動機にはどんなものがあるのか、具体的に考えていきましょう。 企業に好印象を与える転職理由とは 転職活動を成功させるためには、企業側が好印象を抱く転職理由とは何か、前もって把握しておくことが重要です。 以下に好印象を与えやすい転職理由の特徴をまとめます。 ・理由が具体的である ・新しい仕事への意欲が感じられる ・現在の会社への不満は述べない ・志望動機との一貫性がある 給料が低い、人間関係が合わない、仕事が面白くない、といったネガティブな理由でなく、できるだけポジティブな理由で、なぜ転職を思い立ったのか明確に伝えることが重要です。 もちろん、実際には給料や人間関係に不満があり、転職を考える人が多いのは事実です。 しかし、本音をそのまま伝えてしまうと、ネガティブな理由として捉えられてしまいますので、言い方を工夫する必要があるでしょう。 たとえば「給料が低いこと」が転職理由であれば、「正当な評価を受けたい」など。 「人間関係が合わない」が転職理由であれば、「周囲と協力しながらチームワーク良く仕事をしたい」など。 このように言い方を工夫するのは、決して嘘をつくことではありませんので、企業側にもその思いは伝わります。 まずは自分の本音を書き出してみてから、一つ一つの理由をどのように伝えればよいか、考えてみると良いでしょう。 企業に好印象を与える志望動機とは 次に企業に好印象を与える志望動機の特徴をまとめます。 ・その企業を選んだ理由がはっきりしている ・入社後に何をやりたいのかが明確である ・転職理由と一貫性がある まずどうして転職を考えるようになったのかを述べた後、次にどうしてその業界や企業を選んだのか、志望動機を伝えるのが基本的な流れです。 したがって、転職理由と志望動機を比べた時に一貫性があるようにしなければなりません。 たとえば、「自分のスキルを活かせていない」が転職理由であれば、志望する企業で自分のスキルを活かせる理由が、明確になっている必要があります。 そのためには業界やその企業のことを、しっかりと調べておくことが重要です。 転職理由と志望動機が繋がっていないと、「他の会社でも良いのでは?」という疑問を企業側に抱かせてしまうため、ちゃんと話が繋がっているかどうか確認するようにしましょう。 不動産営業の転職理由や志望動機を紹介 以上を踏まえて、不動産営業へ転職する場合の転職理由や志望動機として、最適なものを考えてみましょう。 まず不動産営業に求められるスキルとして、専門性とコミュニケーション力があげられます。 特にコミュニケーション力は、営業である以上、必ず求められますので大切な要素です。 以下に不動産営業へ転職する場合に、転職理由や志望動機として押さえておくべきポイントをまとめます。 経験やスキルがない場合は、少し不利になってしまいますが、不動産営業は離職率が高い特徴もあるため、業界未経験でも入社することは可能です。 業界未経験で不動産営業への転職を目指す人は、コミュニケーション力や忍耐力、不動産業界で働くことへの意欲、長く勤務できる根拠などをアピールしていくと良いでしょう。 特にアピールできることの根拠となる、具体的なエピソードがあると理想的です。 まとめ 以上、不動産営業へ転職する場合に企業に好印象を与える転職理由や志望動機を解説してきました。 どんな業界へ転職する場合でも、転職理由や志望動機は重要視されるポイントなので、しっかりと考えるようにしてください。 また、単なる思いつきではなく、入念に考えた理由であれば、企業側にも真剣度が伝わります。 不動産営業においては、専門性やコミュニケーション力が求められるスキルですので、すでにスキルに自信のある人は全面的にアピールしていくことと良いでしょう。 また、未経験で活かせるスキルがなかったとしても、仕事に対する熱意や将来のヴィジョンがはっきりしていれば、前向きな理由として捉えられます。 不動産営業への転職を検討している人は、ぜひ本記事を参考にしながら転職理由や志望動機をじっくりと考えてみてください。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する
不動産の反響営業とは?飛び込みやルート営業との違いや向いている人の特徴を解説!
2021/05/11
今回は不動産の反響営業に関する記事をお届けします。 「不動産の反響営業ってどんな仕事なんだろう?」 「飛び込みやルート営業と何が違うのかなぁ」 不動産の反響営業と聞いて、仕事のイメージがつかず、そんな疑問を抱く人も多いでしょう。 反響営業とは、広告やホームページなどを見て問い合わせをしてきたお客様に対し、商品・サービスの提案をするスタイルの営業です。 積極的に顧客訪問して案件を獲得する飛び込み営業などと違い、受動的な営業のイメージを持たれるケースもあります。 しかし、反響営業にも個人ノルマや売上目標があるので、数字に追われながら仕事をしていく点は、飛び込み営業やルート営業と変わりません。したがって「お客様が来るのを待っていれば良い」という程度の考えでは、目標を達成するのは困難でしょう。 そこで本記事では、不動産の反響営業の仕事内容と、向いている人の特徴について解説します。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する 不動産の反響営業とは? 初めに不動産の反響営業の特徴や仕事内容の解説をします。 不動産営業には3つのスタイルがある 不動産の営業には、大きく分けて以下に示す3つの営業スタイルがあります。 【飛び込み営業】 個人宅や会社を直接訪問し、不動産の販売などの営業をかける手法です。 初対面の顧客を相手にするため、断られる可能性が高く、時には厳しい態度を取られてしまうケースもあるでしょう。 営業の中でも特に忍耐力や精神力を必要とする手法ですが、インセンティブ制度を採用しているケースが多く、成果をあげた分はしっかりと給料に反映されますので、実力重視な社風が好きな人に向いています。 【ルート営業】 既存顧客の元へ定期的に訪問して、悩み事をヒヤリングしたり、新規の土地や建物の購入を提案したりする手法です。 飛び込み営業のような新規開拓が少ない一方、苦手な顧客とも長く付き合っていかなければならないデメリットがあります。 また、会社にとって重要な顧客の担当になれば、関係を悪化させてはいけないというプレッシャーを抱えることにもなるでしょう。 ルート営業の場合、飛び込み営業ほど高いノルマを課せられることはありませんが、インセンティブも少なく、成果が給料に反映されにくい傾向があります。 どちらかといえば、実力主義ではなく安定思考の人におすすめです。 【反響営業】 反響営業は、チラシやダイレクトメール、ホームページなどを見て、会社に問い合わせしてきた顧客を相手に営業する手法です。 問い合わせをしてきたということは、顧客側がすでに会社の商品・サービスに関心を持っていると考えられるため、比較的成約につながりやすい手法といえます。 とはいえ、チラシ配りやメールの配信など、顧客を呼び込むための営業をしなければならないケースは当然あります。 売上目標やノルマが課せられる点は、飛び込み営業と変わりませんので、決して楽な営業とは思わないようにしてください。 不動産の反響営業の仕事内容 前述した通り、不動産の反響営業はチラシやダイレクトメール、ホームページなどを見た顧客を相手に営業をかけます。 すでに自社の商品・サービスに興味を持っている場合が多く、顧客側も営業担当者の話をしっかりと聞く傾向にあるので、成約に繋げやすい特徴があります。 また、問い合わせしてきた顧客への対応だけでなく、集客のための広告企画・マーケティングも反響営業の重要な仕事です。 自分自身が企画した広告で反響が来て、成約に繋げられた時が、この仕事でもっともやりがいを実感できる瞬間でしょう。 したがって、反響営業ではコミュニケーション力だけでなく、企画力や資料作成が重要なスキルとしてあげられます。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する 不動産の反響営業に向いているのはどんな人? では、不動産の反響営業にはどんな人が向いているのか、特徴を紹介していきます。 リサーチ力や企画力がある人 前述したように、反響営業では集客をするための広告企画を考えなければなりません。 魅力的な広告・チラシ・ホームページを企画することで、顧客の問い合わせや資料請求を促して成約に繋げます。 「どうすれば反響が得られるのか?」「問い合わせの増やすための改善点はないか?」といいったことを常に考えながら、情報を収集・分析して、企画を考案する必要があります。 飛び込み営業のようなスタイルはあまり好きではないが、顧客のニーズを読み取るのは得意で、しっかりと戦略を練って営業したい人は、反響営業がおすすめです。 逆にコミュニケーション力に自信があっても、企画を立てるのはちょっと苦手という人は、他の営業スタイルのほうが向いているでしょう。 コミュニケーション能力が高い人 これはすべての営業スタイルに共通しますが、反響営業も人を相手にする仕事ですので、高いコミュニケーション能力が求められます。 反響営業の場合、チラシやホームページを見て興味を持った顧客を相手にするため、成約に繋がりやすいという特徴があります。 ですが、決して他の営業よりコミュニケーション能力が劣っていて良いというわけではありません。 営業担当者の対応次第では、購入意欲のあった顧客が離れてしまうケースも考えられるので、顧客の話を聞き、希望条件を理解して、的確な提案をしていく必要があります。 特に不動産は高価な買い物なので、慎重な考え方をする顧客が多く、話を聞くだけに留まり、購入には至らないケースも多々あります。 問い合わせをしてきた顧客を成約に繋げられるかどうかは、営業の腕にかかっているといってもよく、そのためにはやはり高いコミュニケーション能力が必須となります。 数字を追うのが好きな人 「反響営業は飛び込み営業のように売上ノルマがない」 こういった勘違いをされる人もいるようですが、当然ながら反響営業も他の営業と同じく、ノルマや売上目標が課せられます。 実績をあげればしっかりと給料に反映されますが、ノルマをクリアできないと、会社での立場も苦しくなってきます。 思ったような成果をあげられず落ち込んでしまったり、顧客のクレームで動揺してしまったりする場合は厳しいかもしれません。 逆に売上を伸ばしていくことに喜びを感じ、目標となる数字を追って努力していける人は、反響営業だけでなく、どんな営業でも適性があるでしょう。 そして反響営業の場合は、与えられた数字目標に対し、前述したように広告企画を自分自身で考案して営業するというスタイルが、他の営業と異なる点です。 こういった特徴を理解したうえで、就職・転職を検討することが大切です。 まとめ 以上、不動産の反響営業の仕事内容と、向いている人の特徴について解説してきました。 最後に今回の内容をおさらいします。 ・不動産営業には「飛び込み営業」「ルート営業」「反響営業」の3種類がある。 ・反響営業にはリサーチ力や企画力が求められる。 ・反響営業は成約に繋げやすい特徴がある。 ・反響営業の他の営業と同じくコミュニケーション能力が重要なスキル。 不動産業界の仕事は幅が広く、自分の長所を活かせる仕事に就くことが大事です。 今回ご紹介した通り、営業にも3つのスタイルがあるので、何が自分に向いているのか、しっかりと見極める必要があるでしょう。 もし自分に向いている仕事がわからない場合は、不動産エージェントのアドバイザーに相談すると良いでしょう。 特に不動産特化型の転職エージェントでは、不動産業界の実状に詳しいアドバイザーがほとんどなので、転職を検討している人はぜひ活用してみることをおすすめします。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する