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不動産業界は稼げるのか?転職におすすめな業態とは。
2021年04月19日
「不動産業界は忙しそうだけど、その分、給料は高いだろうな」 「不動産業界へ転職すれば、年収アップできるかなぁ」 不動産業界の転職に対して、そんなイメージを持っている人もいるでしょう。 特に年収を上げることを目的に、他の業界への転職を検討している人は、不動産業界という選択肢を一度は考えたことがあるでしょう。 しかし、不動産業界といっても範囲が広く、どの業態を選ぶかによって、仕事内容や年収が大きく異なります。 業態ごとの特徴をしっかりと掴み、自分の目標に合う会社を選ばなければ、仮に転職できたとしても、後悔する可能性があります。 そこで本記事では、不動産業界への転職を考えている人へ向けて、業態ごとの平均年収や仕事内容について解説します。 不動産業界に特化した転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する 稼げる不動産の業態とは? 不動産業界の平均年収は、約420万円~450万円です。 意外に少ないと思った人も多いのではないでしょうか? 不動産業界といえば、厳しい営業ノルマ、実力主義な社風など、仕事がハードである反面、給料は良いというイメージが先行しており、もっと高い金額を予想していた人が多いと思います。 しかし、不動産業界にも様々な業態があり、仕事内容によって年収が大きく異なるため、それぞれの特徴を掴んでおくことが重要です。 以下に主な業態の特徴をまとめますので、しっかりと理解しておきましょう。 不動産デベロッパー(不動産開発会社) 不動産デベロッパーは、土地や街の開発事業をメインに行う不動産会社のことです。 主な事業の内容として、再開発事業、リゾート開発、商業施設開発、マンション開発、大規模宅地開発などがあります。開発事業の中心となり、計画段階から関わり、土地の調達や行政への確認、工事発注など、すべての業務を担当します。 不動産業界の中ではトップクラスの年収が得られ、稼げる業態と言って良いでしょう。30代で年収1,000万以上を稼ぐ人も多く、管理職まで上りつめればさらに高い収入が得られます。 不動産販売代理・仲介会社 不動産販売代理会社は、デベロッパーやハウスメーカーなどの売主から販売の代理権を得て、売主の代理として販売を行う会社です。 不動産の購入したい人の窓口となり、売買契約を締結することを目標に営業活動を行ないます。また、一軒家やマンション販売の広告を見て訪ねてきた人を物件に案内したり、住宅展示会を開催して来場者の応対をしたりするのも重要な仕事です。 不動産仲介会社は、売主と買主の間に入り、売買や賃貸の契約を仲介する会社です。業務内容は販売会社と似ていますが、仲介であるため、売主と買主、それぞれから手数料を受け取る点に違いがあります。売主と買主の間に立ち、お互いが納得できる状態にできるよう条件交渉することも、不動産仲介会社の重要な仕事です。 販売にしても仲介にしても、営業として入社した場合、給与形態にインセンティブを取り入れている会社が多く、成績が良ければ基本給にプラスして成果報酬が入ってくるため、高収入を得られるでしょう。 一方、成果が出せなかった場合、成果報酬は得られず、基本給のみになってしまいます。 実力主義の傾向が強いため、年齢や経験年数、最終学歴など関係なく、成果を出せば年収1,000万円以上稼ぐ人もいれば、400万円以下の人もおり人によって様々です。 また、業務内容が不動産売買と賃貸で、収入がかなり変わります。売買と賃貸では、取引で扱う金額に違いがあり、売買のほうが大きな金額が動くため、成果報酬も高くなります。 賃貸仲介営業に関する記事はこちら>>> ・賃貸仲介営業ってどんな仕事?転職するにあたって必要な資格、年収などを解説 ・【賃貸仲介営業に転職したい人向け】仕事内容やメリット、ポイントなどを徹底解説! 不動産管理会社 不動産管理会社は、不動産オーナーに代わって物件の管理業務を行う会社です。入居者対応、テナント対応といった対人業務のほかに、設備点検や修繕、清掃など、建物のメンテナンスに関わる業務も行ないます。そのため、賃貸経営とメンテナンスの知識、両方が求められる特徴があります。こちらは固定給のパターンがほとんどで、インセンティブを設ける会社は少ないので、安定した収入が得られます。 一般的に不動産管理の平均年収は420万円程度となっており、不動産業界全体の中ではやや低い部類と考えておきましょう。 不動産管理に関する記事はこちら>>> ・不動産管理職を目指す人必見!仕事内容や転職方法を解説 ・不動産管理職とは?不動産管理職への転職に向いているのはどんな人? 不動産業界に特化した転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する 転職して稼ぎたい人におすすめの業態とは? ここまで不動産業界の年収を業態ごとに解説してきました。 では、高収入を得ることを目的に不動産業界へ転職する場合、どのような業態を選べば良いのか解説します。 不動産デベロッパーは入社が困難 不動産デベロッパーは不動産業界の中でもトップクラスの年収を得られる業態ですが、入社が非常に困難です。高いコミュニケーション能力と専門知識、さらに英語力まで要求されるため、入社は経験・スキルのある人に限定されます。また、大手不動産デベロッパーは新卒採用をメインにしており、中途採用を行うケースは非常に少ないです。仮に行ったとしても、高い学歴や能力を要求されますので、狭き門であることを理解しておきましょう。 大手デベロッパーの子会社や関連会社であれば、比較的入社しやすい傾向にありますが、それでも未経験からの転職は非常に厳しく、入社できたとしても業務についていけない可能性もあるため、あまりおすすめできません。 不動産賃貸営業からスタートがおすすめ 一方、不動産販売・仲介の営業は未経験でも入社しやすい傾向にあります。ただし、販売・仲介業務を行う中でも、売買営業を担当する場合、幅広い知識やコミュニケーション能力を要求され、仕事の難易度が高くなります。また、売買営業は売上のノルマを課せられ、精神的にも追い込まれるケースもあるため、転職できたとしても仕事についていけなくなる可能性があります。 そこで、おすすめなのが不動産賃貸営業です。賃貸営業の場合、物件案内や契約書作成がメイン業務となり、売買の場合に必要となるローン審査や購入後のアフターサービスなどは業務の対象外です。 また、不動産売買は取り扱う金額が大きいため、非常に神経を使いますが、賃貸であればプレッシャーが少し低減されます。不動産販売会社・仲介会社の場合、業界内での転職も多く、賃貸がメインの会社で成果を上げた後に、売買がメインの会社へ転職するというパターンもあります。 ただし、先ほど説明した通り、賃貸と売買では業務内容が異なるので、必ず上手くいくとも限りません。 年収アップだけを目的に転職すると、失敗する可能性も十分にありますので、自分の能力と業務内容との相性を見極めることが重要です。 賃貸仲介営業に関する記事はこちら>>> ・賃貸仲介営業ってどんな仕事?転職するにあたって必要な資格、年収などを解説 ・【賃貸仲介営業に転職したい人向け】仕事内容やメリット、ポイントなどを徹底解説! 安定を求めるなら不動産管理会社 給料に関しては、不動産売買のトップ営業などと比較すると劣りますが、固定給であるため安定的に稼ぎたい人におすすめです。不動産管理会社の数はたくさんあり、独立系の会社より、大手不動産会社の系列のほうが、親会社の給料を基準にするため、年収が高い傾向にあります。 不動産管理会社は、不動産売買や仲介とは仕事内容が大きく異なりますので、自分に向いているかどうか、よく考えてから転職を決めるようにしましょう。 まとめ 以上、不動産業界の業態ごとの平均年収や、高収入を得るためのポイントについて解説してきました。 最後に今回ご紹介した内容のおさらいをします。 ・不動産業界は業態によって仕事内容や年収が大きく異なる。 ・もっとも稼げるのは不動産デベロッパーだが入社難易度が高い。 ・不動産管理会社は高年収ではないが安定的な収入が得られる。 ・不動産販売・仲介会社は実力次第で高年収が見込める。 ・未経験で転職するなら不動産賃貸営業がおすすめ 「多く稼ぎたいから不動産業界へ転職する」 そんな漠然とした考えで転職活動を始めても上手く進まないでしょう。 業態ごとの特徴を掴み、自分の経験・スキルを活かせる会社に就職することが重要です。 ぜひ今回ご紹介した内容を踏まえて、転職活動に励んでください。 不動産業界に特化した転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する
初めての不動産業界で、未経験者におすすめの職種とは? ニーズ別のおすすめポイント解説
2021年01月12日
「不動産業界で稼ぎたい」、「ダイナミックな仕事がしたい」など、日々様々なニーズを持つ求職者の方々と面談をする中で、キャリアパートナー目線でおすすめする、業界未経験の方必見!ニーズ別のおすすめ業種をご紹介します! 1.「年収アップしたい」「インセンティブで稼ぎたい」 たくさんの求職者の方々と面談する中で、一番多いニーズと言っても過言ではありません。 不動産業界に憧れる多くの方が、「不動産業界=稼げる」、というイメージを持っています。 もちろん他の業界と比較すると、平均年収は高く、青天井で稼げる企業も少なくありませんので、「稼ぎたい」というニーズの方には持ってこいの業界です。 1-1.売買仲介営業 未経験者、経験者両方にダントツで一番人気の職種が売買仲介営業です。 不動産を『売りたい方と買いたい方』をマッチングする営業ですが、売り側、買い側双方のニーズを深くヒアリングし、不動産協会の運営する不動産データベース『レインズ』を通じてたくさんの物件の中から提案できることが特徴です。会社にもよりますが、営業売り上げ目標に応じて、数%をインセンティブとして支給している会社が多く、未経験の方でも2〜3年目に1,000万円近く稼いでいる方も中には多くいらっしゃいます。 1-2.販売営業 主にはデベロッパー会社やハウスメーカーにおいて、自社物件を販売するお仕事です。中には他の会社から委託を受け、販売会社として独立している会社も少なくありません。売買仲介営業と異なる点は、「いくつかの選択肢の中から物件を選んでいただく」という営業ではなく、「いかに自社の物件を魅力的にプレゼンするか」が肝になってきます。モデルルームに配属され、お客様をご案内していただくといった営業手法ですので、自社物件についての知識や魅力を徹底的にお客様にお伝えします。この職種も売り上げの数%をインセンティブとして支給する会社が多く、年収の高い方が多く働いている職種です。 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに相談する 2.「大きなプロジェクトに携わってみたい」 多くの企業は、入社して数年経たないと大きなプロジェクトを任せてもらうことはなかなかないと思いますが、不動産業界は別格。若いうちからダイナミックな経験ができる業界ですので、「影響力のある仕事がしたい」というニーズや、「大きな金額を動かしたい」というニーズは叶いやすいです。そんな方におすすめの2つの職種を紹介させていただきます。 2-1.仕入れ営業/企画開発職 マンション用地、戸建用地、アパート用地や、中古ワンルームマンションなど、目的、用途に応じた土地や建物を仕入れるお仕事です。不動産業者や地権者と交渉を行い、仕入れを行います。仕入れてきた用地や物件は、最終的にはお客様に物件を買っていただくために、物件開発やリノベーションを行います。中でも一番のやりがいは、自分が仕入れてきた土地に、建物を建てるにあたり、企画に携わることができ、出口戦略を販売部隊と一緒に考えながら形を作っていく仕事なので、非常にやりがいを感じることができます。 ポイントとしては、仕入れは会社の資金力がモノを言う仕事のため、「会社の資本力があるかどうか」をポイントに求人を探すことをおすすめします。 2-2.デベロッパー 誰もが憧れる仕事である、「まちづくり」に携わるお仕事です。仕事内容は多岐に渡りますが、地域の経済発展のために、商業施設やオフィスビル、物流施設などを一から開発を進めて行きます。大きなプロジェクトになるので、社内間だけでなく大手ゼネコン、大手金融機関などと均衡を図り推進していくお仕事です。未経験からの転職ですと非常にハードルは高く、狭き門ではありますが、金融機関や大手戦略コンサル会社において、不動産案件に携わった経験のある方に関してはチャレンジしてみることをおすすめします。 3.「人の生活に密着した商材を扱ってみたい」 「住まい」というのは人の生活には欠かせないものです。だからこそ、「家選び」のお手伝いは非常にやりがいに感じるお仕事です。お客様のニーズを深く聞き、お客様にあった物件の提案によって、意思決定の場に立ち会えるやりがいは何よりも嬉しい瞬間です。 そんなやりがいを感じられる職種を2つ、ご紹介します。 3-1.賃貸仲介営業 こちらも最近、物件探しのテレビ番組なども放映され、非常に人気が出てきている職種です。未経験の方でもほとんどの方が物件探しでお世話になったことがある職種ではないでしょうか。一人暮らしを始める学生さんや社会人の方、会社の異動で違う地域に住む予定の方や、同棲を始めるカップルの方など、生活スタイルの変化に合わせて物件探しを全面的にサポートします。不動産協会の運営する不動産データベース『レインズ』を通じて、お客様のニーズにそって物件をご提案します。「人の生活に寄り添ったお仕事がしたい」という方には非常にやりがいに感じられるお仕事です。 3-1.売買仲介営業 「年収アップ」のニーズのある方にもおすすめ致しましたが、「人の生活に密着した商材を扱いたい」というニーズに叶う職種といえば、実需用の売買仲介営業もその一つです。「稼げる」という点ももちろんですが、何より、高い金額を出して夢のマイホームを検討する方を相手にするので、やりがいも一入です。賃貸仲介営業よりも意思決定まで長い時間を要することがほとんどですが、自分が提案した物件が、お客様のイメージする暮らしにぴったりだった時、非常に営業マンとしてのやりがいを感じられることと思います。 4.最後に いかがでしたでしょうか。不動産業界は求めるニーズによって、選択肢がたくさんある業界ですので、今一度、「自分はどうなりたいのか」を見つめ直していただくきっかけになれば幸いです。とはいえ、「自分が本当は何がしたいのか」という、進むべき方向性がわからない方も中にはたくさんいらっしゃいますので、そんな時は是非キャリアパートナーとの面談を通して進んでいく方向性を二人三脚で考えて行けたらと思いますので、是非お気軽にご相談くださいね。 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに相談する
不動産営業で活躍できる人ってどんな人?
2020年12月24日
不動産営業とは不動産に関する商品を購入してもらうために多方面で営業をすることですが、誰にでもできることではありません。様々な商品を魅力的に見せるための技術が必要ですし、基本的に忙しいのでなかなか休みが取れないことも少なくありません。 不動産営業には向き不向きがあるので、活躍できる人のポイントが分かれば自分でも働けそうだと思いますよね。それでは、不動産営業で活躍できる人のポイントについてご説明しましょう。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1.そもそも不動産営業の仕事内容とは? 不動産営業の仕事内容は、基本的に『不動産賃貸仲介』『不動産販売』『不動産販売仲介』の3種類に分かれています。不動産営業といっても業務内容がまるで違うので、自分がどの営業に向いているか知ることが大切です。 それでは、以上の不動産営業の仕事内容についてご説明しましょう。 1-1.不動産賃貸仲介の仕事内容 不動産賃貸仲介の主な仕事内容は、マンションやアパートオフィスなどの賃貸に入居したい人と対象となる不動産の大家さんや管理会社との間に立って仲介するのが主な仕事です。不動産営業と聞くと様々な家を訪ねて飛び込み営業をするようなイメージがあるかもしれませんが、不動産賃貸仲介は入居希望者や相談者がいて初めて営業ができる受け身の営業になります。 主に行うのは仲介業務だけでなく、入居希望者や相談者のヒアリングを行い、要望に応じて指定された物件の内見を行う日程調整を行い、内見に付き添います。必要であれば物件の写真を送ることもあるでしょう。なお、内見の際には遠い物件まで行くこともあるので自動車免許は必要不可欠です。 その後、入居することが決定したら契約手続きに進みます。不動産賃貸仲介は基本的にノルマが課せられているわけではないので、ゆったりとした環境下で働けるでしょう。 1-2.不動産販売の仕事内容 不動産販売の仕事内容は、自社で所有している不動産を販売することです。不動産賃貸仲介とは打って変わってこちらから積極的に飛び込み営業を行うのがメインとなるため、工夫して営業しないと契約が一件も取れないことも少なくありません。 飛び込み営業を行うといっても、まずは電話等のアポイントを取るところから始まります。よく電話帳の一番上から順番に電話をかけてアポイントを取り、断られたら次の番号に電話をかけるイメージがありますが、あながち間違いではありません。 ここまでのことをしなければならないのは、社員一人一人に対してノルマが設定されているからです。このノルマをこなすことができれば営業成績も伸びますが、全く契約が取れなければ営業成績は伸び悩む一方です。 もちろん契約を取り続けることができればインセンティブも高いため、成績を上げるほど給与に反映されることにやりがいを感じる人もいるでしょう。成績を上げるためにも、アポイントを取った際に提案する不動産をいかに魅力的に見せられるかどうかが最大のポイントです。 不動産の購入は一生に一度あるかないかの一大イベントのため、そうそう購入してくれる人はいません。問題なのは、なぜその不動産を今購入しなければならないのかどうか理由を説明して納得してもらうことです。誰でも納得できない買い物はしたくありませんし、ましてや不動産などと高額な買い物には誰でも慎重になります。 そこで営業社員は顧客にとって今購入するメリットやこれからの人生をトータルで考えた時、将来的に不動産を持っていると安心できるということをアピールすることが大切です。 1-3.不動産販売仲介の仕事内容 不動産販売仲介の仕事内容は、個人や企業が所有している不動産の購入希望者を探すことです。自社が所有する不動産を販売するわけでもなければ、完全に受け身になって営業するわけでもないので、売主と買主を繋ぐパイプ役として重要な役割を果たします。 不動産販売と同じく電話を初めとする飛び込み営業が中心となっており、一人一人にノルマも課されます。まず初めに、取り扱う不動産を探すために売買用不動産募集の広告を作成し、販売したい不動産が一件でもあったら営業を開始します。 営業を行うにあたって重要なのは、販売したい不動産の特徴を網羅することです。自社で所有しているわけではないので、内見を繰り返して販売したい不動産のメリットを全て把握しておかないと、顧客にアピールできません。 全ては地道な努力から契約を勝ち取るシビアな職種だと言えるでしょう。 2.不動産営業で活躍できる人のポイント 不動産営業で活躍できる人のポイントは、業種によって様々です。しかし、不動産に関係する仕事である以上、人の役にたっていることはまず間違いありません。向き不向きがある仕事ですが、不動産営業で活躍できる人には様々なポイントがあります。 それでは、不動産営業で活躍できる人のポイントについてご説明しましょう。 2-1.相手の新生活をサポートできるやりがいを持っている人 不動産営業は人と人の繋がりがあってこそ成り立つ職業であり、特に不動産賃貸仲介は入居希望者の新生活をサポートする業務を行うことに対してやりがいを持って働ける人は活躍できるでしょう。入居希望者が滞りなく契約手続きまで進めるように全面的にサポートするのはもちろん、大家さんや管理会社との間を仲介してやり取りを進めます。 迅速にやり取りを進める手腕を持つ人であれば、入居希望者にとって不安なことがあっても頼れる担当者であれば安心して任せてくれるでしょう。 2-2.顧客をその気にさせる話術を持っている 不動産営業の多くは飛び込み営業やアポイントを取る仕事なので、顧客が購入してくれなければ営業成績が上がりません。営業成績を上げるためには、巧みな話術で不動産のメリットや、今購入することのメリットなどをアピールすることが大切です。 顧客は基本的に不動産など高い買い物はしないと考えていいので、工夫して購入する気にさせないと意味がありません。そのためにも、話術を磨くことが重要です。 2-3.失敗しても諦めない 不動産営業は正直言って失敗の連続です。営業成績が高い人でも断られることはもちろんあります。しかし、営業成績が高い人はそれでも高い成績を維持しています。それは、失敗しても諦めずにアポイントを取り続けているからです。たとえ瞬時に断られたり営業に失敗したりしても、めげずに何度も諦めずに営業し続けることが活躍できる人のポイントだと言えるでしょう。 2-4.土日休みにこだわらない 不動産営業は基本的に土日が休みの時に忙しくなる傾向にあるため、逆に営業が成功しやすいチャンスだと言えます。しかし、土日の休みにこだわっている人は、自らチャンスを逃してしまうことになるので活躍の場が失われてしまいます。 土日が休みだからこそ、稼ぎ時だと思って営業し続けられる人が活躍できると言えるでしょう。 3.まとめ 不動産営業は基本的に心身共にハードな仕事なので、コミュニケーション能力が低かったり、工夫するのが難しかったりする人は厳しいかもしれません。不動産賃貸仲介は販売するわけではないのでまだハードルが低そうですが、販売になると忙しさが倍増するでしょう。 営業し続けても断られるなんてことは序の口ですし、1日営業しても一件も契約が取れないことも珍しくありません。いかに根気よく続けられるかどうかが活躍できる人とそうでない人を分けるでしょう。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
未経験でも大丈夫!?不動産業界の特徴と転職を成功させるためのポイント
2020年12月24日
不動産業界は人気のある業界のひとつで、求人を出している会社の数も豊富にあります。現在、転職活動中の人の中にも、不動産業界を目指している人はたくさんいるでしょう。 しかし不動産業界といっても、デベロッパー、不動産売買・仲介、不動産管理など、複数の業務形態があることをご存知でしょうか。また転職を成功させた人の中には、業界経験者だけでなく、未経験者も多くおり、年齢層も様々です。不動産業界へ転職を希望する人にとって、どのようなポイントを押さえておけば転職成功に繋がるのか、気になる人も多いでしょう。 そこで本記事では、不動産業界へ転職を希望する人に向けて、不動産業界の特徴と転職を成功させるためのポイントについて解説します。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1.不動産業の業務形態 不動産業界と聞くと、何となく一軒家やマンションといった住宅を販売する、不動産販売会社の営業マンをイメージする人が多いかもしれません。 しかし冒頭でも触れたように、不動産業界は住宅の販売会社だけではなく、様々な業務形態があります。 以下に主な業務形態をまとめますので、転職を検討する前に、それぞれの特徴をしっかりと把握しておいてください。 1-1.【デベロッパー(不動産開発会社)】 デベロッパーとは、大規模な土地や街の開発を手掛ける不動産会社のことです。 主な事業の内容として、街の再開発事業、リゾート開発、大型商業ビルの開発、マンション開発、大規模な宅地造成などがあります。 事業を進めるリーダーとして、開発計画の段階から関わり、土地の調達や行政への確認、ゼネコンへの工事発注など、すべての業務を担当します。 1-2.【不動産販売会社】 不動産販売会社は、デベロッパーやハウスメーカーなどによって建てられた建物を販売する会社です。 不動産の購入希望者の窓口となり、売買契約を締結することを目標に営業活動を行ないます。 また一軒家やマンション販売の広告を見て訪ねてきた人を物件に案内したり、住宅展示会を開催して来場者の応対をしたりするのも、不動産販売会社の仕事のひとつです。 1-3.【不動産仲介会社】 不動産仲介会社は、売買物件や賃貸物件の契約を仲介する会社です。 売買については中古物件の取引が中心ですが、新築物件を扱う場合もあります。 業務内容は住宅販売と似ていますが、仲介であるため、売主と買主、双方から手数料を受け取る点に違いがあります。 また売主と買主の間に立ち、お互いが納得できる状態にできるよう条件交渉することも、不動産仲介会社にとって重要な仕事のひとつです。 1-4.【不動産管理会社】 不動産管理会社は、不動産オーナーから委託を受け、物件の管理・運営を行う会社です。 マンションやアパートの入居者対応、ビルのテナント対応といった対人業務のほかに、設備機器の点検や修理、清掃、警備など、メンテナンスに関係する業務も行ないます。賃貸経営の知識とメンテナンスの知識、両方が求められる特徴があります。 以上、不動産業界の業務形態を説明しました。 ここまで読んでいただければ、どの業務形態の会社に就職するかによって、業務内容が大きく異なることが理解できたかと思います。 それぞれの業務形態によって、求められるスキルや経験、人物像が変わりますので、「不動産業界へ転職したい!」という漠然とした考えではなく、具体的にどういった仕事をしたいのか、明確にしておくことが重要です。 2.転職を成功させるためのポイント 次に転職を成功させるためのポイントを解説していきます。 2-1.経歴やコミュニケーション力をアピールする 前項で説明したように、不動産業界には様々な業務形態がありますが、共通する特徴として、専門性の高い仕事であること、コミュニケーション力を要求されること、以上の2点があります。前職が同じ不動産業であれば、すでに一定の知識が備わっていると思いますので、履歴書に記載する自己PRや企業との面接の際には、経験者であることを強くアピールすると良いでしょう。 また、未経験であっても、前職で営業職や接客業など人を相手にする仕事をしてきた人は、自身の対人スキルをアピールすることがおすすめです。不動産業も人を相手にする仕事で、特に営業職においては、高いコミュニケーション力が要求されます。そのため、他の業種で培った対人スキルが大きな強みとなるでしょう。 2-2.不動産業に活かせる資格を取得する 不動産業界で活かせる資格には、「宅地建物取引士」を始めとする様々な種類の資格があります。資格を取得していれば、専門知識があることを証明でき、顧客の信頼獲得に繋がります。企業としても採用するメリットが大きいため、求職者にとって重要なアピールポイントとなるでしょう。なお、実務経験が無くても取得できる資格も多いので、業界未経験者の人は前もって取得しておけば、採用率アップに繋がります。 以下に取得しておくと有利な資格をまとめます。 【宅地建物取引士】 不動産に関わるすべて仕事で重宝される資格です。 宅地建物取引士には不動産売買、交換または賃借における重要事項の説明、重要事項説明書面の記名・押印、賃貸借契約書の記名・押印などの専権業務が与えられています。 また事務所の場合、業務に従事する者5人に対して1人の割合で設置が義務付けられており、資格者が足りないと業務を行えなくなってしまうため、不動産会社としては一人でも多く確保しておきたい人材です。 【ファイナンシャルプランナー(FP)】 将来のライフプランニングに基づいた資金計画やアドバイスを行ううえでの知識があることを証明できる資格です。 不動産は大きな資産であるため、相続や税金対策、住宅ローンの仕組みについて顧客に説明する場面が多々あります。 ファイナンシャルプランナーの資格を持っていれば、知識の証明ができますので、顧客の信頼獲得に繋がります。 なお、ファイナンシャルプランナーは、1~3級まで段階がありますが、不動産業界で資格を活かすのであれば、2級以上を所持することが望ましいです。 【管理業務主任者】 マンションの委託契約に関する重要事項説明や管理事務の報告を行う知識を有していることを証明する資格です。 マンション管理会社は、事務所ごとに一定数の成年者である専任の管理業務主任者を設置する義務があります。 宅地建物取引士が不動産売買、仲介に必要とされる資格であるのに対し、管理業務主任者はマンションを中心とした管理に特化した資格です、主に不動産管理の仕事で重要視されます。 3.志望理由を明確にする 転職する業界や会社に関わらず重要なことですが、なぜこの業界に転職したいのか、そしてなぜこの会社を選んだのか、志望理由をはっきりと答えられるようにする必要があります。 明確な志望動機が言えれば、企業側にも真剣さや熱意が伝わりますので、自らのアピールポイントとなります。 企業との面接において、大半の面接官は求職者の転職理由に関心を持っており、「なぜうちの会社を選んだのか?」と質問されることもあるでしょう。 不動産に興味があったとか、建物や土地に関わる仕事がしたかったなど、ありきたりな志望理由ではいけません。 同業他社ではいけない、その会社でなければならない明確な理由を言えるようにしておくことが重要です。 4.まとめ 以上、不動産業界の特徴と転職成功に繋がるポイントを解説してきました。 冒頭でも説明しましたが、不動産会社の数は多く、求人数もたくさん出ています。 そのため、未経験の人でも、応募する会社のことをよく調べ、志望動機を明確にし、企業側にとって自分を採用することによるメリットは何か、しっかりと説明することができれば転職は十分に可能です。 さらに宅建などの資格を取得していれば、転職の成功率はグッと近づくでしょう。 本記事が不動産業界へ転職を目指す方の一助となれば幸いです。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
会社によって大きく変わる!?不動産管理の仕事で高収入を得る方法
2020年12月02日
「不動産管理会社の給与ってどの程度だろう…」 「会社の数はたくさんあるけど、高収入を得るためにはどの会社に入ればいいんだろう…」 不動産管理の仕事を目指す人の中には、そんな疑問を持っている人も多いでしょう。 一般的に不動産管理の平均年収は420万円程度となっています。 意外と少ないように感じたかもしれませんが、あくまで平均値ですので、高収入を得ている人もたくさんいます。 所属する会社や担当する業務内容によって、給与が大きく変わるからです。 ではどんな会社に入って、どんな業務を担当すれば、高収入を得られるのでしょうか? 本記事で詳しく解説していきます。 【不動産特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1.不動産管理会社の特徴 不動産管理会社で高収入を得る方法を知るためには、まず不動産管理の仕事の特徴を掴んでおくことが重要です。 以下に不動産管理の仕事内容と、会社の種類をまとめますので、しっかりと理解しておきましょう。 1-1.不動産管理の仕事内容 不動産管理とは、マンションやアパート、テナントビルなど賃貸物件の管理を行う仕事のことです。 不動産管理には、「プロパティマネジメント業務」と「ビルメンテナンス業務」の大きく分けて2つの業務があります。 【プロパティマネジメント業務】 プロパティマネジメントとは、不動産のソフト面における管理業務のことです。 主な業務としては、以下の通りです。 ・賃貸借契約書の締結、書類管理 ・テナント誘致のためのリーシング業務 ・入居者からのクレーム対応 ・家賃の回収、入金管理。 ・不動産オーナーとの折衝 【ビルメンテナンス業務】 ビルメンテナンスとは、不動産のハード面における管理業務のことです。 主な業務としては、以下の通りです。 ・建物の美観維持、衛生管理のための清掃 ・電気、消防、空調設備などの設備機器の保守点検 ・大規模修繕の計画作成、修繕計画表の取りまとめ ・退去後の貸室の原状回復工事 ・不動産資産価値向上のためのリニューアル提案 不動産管理の仕事の目的は、賃貸経営のパートナーとして、物件オーナーから仕事を委託され、不動産の収益向上に貢献することです。 他の不動産業界とは違った特色がありますので、転職を考えている人は仕事内容をしっかりと理解しておきましょう。 1-2.ビル管理とマンション管理で業務が異なる 不動産管理会社が管理する建物には、様々な種類があります。 大きく分けると、ビル(オフィスビル、商業施設、ホテルなど)とマンション(分譲マンション、アパートなど)に分けられます。 ビル管理は、ビルを賃貸しているテナントや所有者である不動産会社など、法人を相手に仕事するケースがほとんどであるのに対し、マンション管理は、マンションやアパートの入居者がメインの顧客で、個人を相手に仕事するケースが多いです。 ビル管理はテナントが入居または退去した場合の賃貸借契約の取り交わし、原状回復、入居工事の調整などに労力を要する一方、マンション管理は管理組合、理事会への参加といった入居者への対応で神経を使う場面が多いでしょう。 ビル管理がメインの会社か、マンション管理がメインの会社か、不動産管理会社への転職を検討する場合は、自分の適性をよく考えて決める必要があります。 2.不動産管理会社の種類 不動産管理会社には大きく分け、デベロッパー系、ゼネコン系、独立系の3種類の会社があります。 それぞれの特徴を説明します。 2-1.【デベロッパー系】 不動産デベロッパーの子会社やグループ会社などです。 親会社であるデベロッパーが開発した土地に建設された建物の管理業務を担当します。 旧財閥グループである三井不動産、三菱地所、住友不動産などが代表的な例です。 2-2.【ゼネコン系】 ゼネコンの子会社やグループ会社などです。 こちらはデベロッパーから建設を依頼されたゼネコンが親会社になり、親会社が建てたビルやマンションの管理業務を担当する場合が多いです。 2-3.【独立系】 親会社を持たない管理会社のことです。 デベロッパーやゼネコン系と違い、親会社から物件の管理を委託されるのではなく、自ら営業して案件を獲得していきます。 そのため、管理委託費は比較的安価になる傾向があります。 3.不動産管理会社で高収入を得るためには? では、不動産管理会社で高収入を得るためには、具体的にどんな会社に入社すれば良いのでしょうか? ぞれぞれの会社の特徴を以下にまとめます。 3-1.年収が高いのはデベロッパー系の会社 不動産管理会社の中で、もっとも年収が高いのは、デベロッパー系の会社です。 大手の不動産デベロッパーは元々の給与が非常に高く、子会社やグループ会社である不動産管理会社も親会社の給与を基準にしている場合が多いからです もちろん、親会社で働く人の給与水準と同格とまではいきませんが、経営基盤が安定しているので、福利厚生も充実しており、給与の額面以上に待遇が良い場合もあります。 特に旧財閥グループ(三井不動産、三菱地所、住友不動産など)の会社であれば、不動産管理会社としてはかなり上位に入れるでしょう。 ただし、高収入である分、仕事に対しては厳しさを求められることが多いので注意しましょう。 不動産デベロッパーは、運営する不動産の賃貸収入で利益を出すという目的があり、また会社のブランド力を向上させたい思いもありますので、管理の質に対しては高いレベルを求められます。 他の業界から不動産管理会社への転職を考えている人だけでなく、他の管理会社から転職を考えている人も、心に留めておく必要があるでしょう。 3-2.ゼネコン系は親会社の規模による ゼネコン系の不動産管理会社の場合、親会社の規模などにより、給与の水準も変わります。 親会社であるゼネコンが建設したビルやマンションの管理を担当する場合が多いです。 デベロッパーと同じく、親会社の給与が基準になりますので、親会社が大手であれば比較的高い給与が期待できます。 なお、親会社からの出向者が重要ポジションに就いていることが多いのも特徴のひとつです。 3-3.独立系の会社でも稼げる!? 独立系の不動産管理会社の給与水準は、上にあげた会社と比較すると低くなります。 親会社を持たない独立系の不動産管理会社は、積極的な営業をしていかないと管理物件を増やせないため、デベロッパー系やゼネコン系の管理会社と比較して、管理費は安くする傾向があります。 管理費を安くすれば、会社の利益も少なくなりますので、社員の給与の水準も落とさざるを得ず、どうしても親会社を持っている会社と比較すると見劣りしてしまいます。 しかし、独立系の不動産管理会社でも高収入を得る手段はあります。 近年、マンション人口の増加などにより、管理の需要が高まっており、不動産管理会社は全体的に人手不足の傾向があります。 特に独立系の会社はどこも人材に悩んでおり、求人数も多く出ています。 もし転職をするのであれば、自分の強みをしっかりアピールしつつ会社と交渉することで、高待遇での採用が叶う場合もあるでしょう。 特に不動産管理の仕事に有利な資格(宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士など)を持っている人は、基本給に加えて資格手当がつく場合も多いので、前もって取得しておくことをおすすめします。 4.まとめ 不動産管理の仕事内容や会社の種類、高収入を得るためのポイントを解説してきました。 ここまで説明した通り、高収入を目的にするのであれば、できるだけ大手の親会社を持つ管理会社へ転職するのがおすすめです。 しかし、給与だけに着目していては、転職に失敗する恐れがあります。 不動産管理の仕事の種類(ビル管理か、マンション管理か)、所属する会社が求めるスキルなど、給与以外の面もしっかりと考えましょう。 そのうえで自分に適した会社の候補をいくつか見つけ、その中から給与の良い会社に転職するのがベストな選択といえるでしょう。 【不動産特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
不動産管理職を目指す人必見!仕事内容や転職方法を解説
2020年12月02日
不動産管理職とは、マンションやアパートを始めとする賃貸物件の管理を行う仕事のことです。 不動産売買や仲介の経験者にとっては、仕事内容が共通する部分がありますので、同業界から転職を考えている人も多いでしょう。 また不動産業界が未経験でも、ご自身の備えている能力や適正次第では、転職することは十分に可能です。 しかし転職したいと考えていても、仕事内容や具体的な手順を把握していないと、転職活動もスムーズに進みません。 不動産管理職に関わらず、転職を成功させるためには、その業界のことをよく調べ、自分に合った転職方法を見つけることが重要です。 そこで本記事では、不動産管理職へ転職を考えている人へ向けて、仕事内容や向いている人の特徴、具体的な転職方法について解説します。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1.不動産管理の仕事内容と向いている人の特徴 転職方法の説明をする前に、不動産管理の仕事内容と向いている人の特徴を説明します。 1-1.不動産管理の仕事内容は大きく分けて2種類 不動産管理と聞くと、何となくアパートやマンションの住人のクレーム対応や、空き室の募集などのイメージを持つ人が多いかもしれません。 しかしそれは、たくさんある仕事の一部に過ぎません。 不動産管理は賃貸経営のパートナーとして、物件オーナーから仕事を委託され、不動産収益向上のために様々な仕事をこなす必要があります。 大きく分けると、 ・プロパティマネジメント業務 ・ビルメンテナンス業務 以上、2つの仕事があります。 それぞれの仕事内容を見ていきましょう。 【プロパティマネジメント業務】 プロパティマネジメントとは、不動産のソフト面における管理業務のことです。 主な業務としては、以下の通りです。 ・賃貸借契約書の締結、書類管理 ・テナント誘致のためのリーシング業務 ・入居者からのクレーム対応 ・家賃の回収、入金管理。 ・不動産オーナーとの折衝 同じ不動産でも、集合住宅とオフィスや商業が入っているビルとで、仕事内容に違いが出る点に注意が必要です。 転職する際は、どういったタイプの不動産を担当するのか、できるだけ情報を集めておいたほうが良いでしょう。 【ビルメンテナンス業務】 ビルメンテナンスとは、不動産のハード面における管理業務のことです。 主な業務としては、以下の通りです。 ・建物の美観維持、衛生管理のための清掃 ・電気、消防、空調設備などの設備機器の保守点検 ・大規模修繕の計画作成、修繕計画表の取りまとめ ・退去後の貸室の原状回復工事 ・不動産資産価値向上のためのリニューアル提案 特に設備機器のトラブルがあった際、スピーディな対応が要求されます。 何が原因で、どんな業者へ対応を依頼し、入居者に対しどのように説明すればよいのか、といった手順をしっかり把握しておかなければなりません。 1-2.不動産管理の仕事に向いているのはどんな人? 不動産管理の仕事内容が理解できたところで、具体的にどんな人が転職に向いているか、説明します。 【不動産やビルメンテナンスの知識がある人】 経験を活かして転職する場合、やはり不動産業界経験者がある人がもっとも適任です。 特に営業として不動産売買や仲介に携わった経験のある人は、知識を活かせるうえ、不動産管理に必要なコミュニケーション力も備わっているので、転職しやすいでしょう。 また、ビルメンテナンス業を経験している人にも、不動産管理の仕事はおすすめです。 賃貸管理の面においては勉強が必要ですが、前項で紹介した2つの業務のうち1つに習熟している点で強みがあります。 【コミュニケーション力のある人】 不動産やビルメンテナンスに関係する仕事が未経験であっても、コミュニケーション能力に自信がある人は、不動産管理の仕事で力を発揮できるでしょう。 不動産管理の仕事では、アパートやマンションの入居者やビルのテナント、さらに不動産のオーナーなど、様々な人と接する必要があります。 時にはマンションの住民同士のトラブルなど、難しい対応を迫られる場合もありますが、高いコミュニケーション能力を持っていれば、そういった場面でも解決策を導き出せるでしょう。 2.不動産管理職を目指すには転職エージェントがおすすめ 不動産管理職へ転職するには様々な方法がありますが、本記事では不動産専門の転職エージェントを使った方法をおすすめします。 具体的な手順を以下にまとめます。 2-1.不動産専門の転職エージェントに登録しよう 転職情報サイトの種類は数多くあり、どのサイトへ登録すれば良いのか、迷ってしまう人も多いでしょう。 転職情報サイトにも、通常の転職サイトと、転職エージェント式のサイトがありますので、どちらを選択するかによって転職活動も変わってきます。 ですが、不動産管理の仕事へ転職するという目的がはっきり決まっているのであれば、不動産専門の転職エージェントへの登録をおすすめします。詳しくは次の項で説明しますが、不動産専門の転職エージェントを利用すれば、非公開の求人も含め、通常の転職サイトより多くの情報を入手できます。また、不動産専門のアドバイザーから転職活動に関する様々なアドバイスを得られる点も大きいです。 なお、登録するうえで注意しなければならない点が、希望する職種、勤務地、年収などをできるだけ具体的に決めておくことです。そしてもっとも重要なのが、不動産管理職へ転職する目的を、明確にしておくことです。これは不動産業に関わらず、他の業界でも同様ですが、面接の際などでも必ず質問される事項です。また自分自身のモチベーションを高めていくためにも、なぜ不動産管理の仕事をやりたいのか、転職して何を成し遂げたいのか、しっかりと答えられるようにしておきましょう。 2-2.転職エージェントのメリットデメリット 転職エージェントは、転職の意思が固まっているのであればおすすめできますが、良くも悪くもアドバイザーの能力に左右されるところがあります。 以下に記載するメリットとデメリットを、よく理解したうえで利用するようにしましょう。 【メリット】 ・企業との調整をアドバイザーが代行してくれる ・企業と条件交渉をしてくれる ・面接対策など転職活動のアドバイスしてくれる ・登録者の能力、実績などを考慮したうえで最適な求人を紹介してくれる ・非公開求人の情報を入手できる ・履歴書、経歴書の添削をしてくれる ・転職に関係することを何でも相談できる 【デメリット】 ・アドバイザーとの相性によっては適切な求人情報が得られない ・アドバイザーの情報すべてが正しいとは限らず、見極めが必要になる ・アドバイザーの能力次第で成果が左右されることもある ・自分のペースで転職活動が進められないことがある 3.しっかりと自己分析したうえで転職を決めよう 転職を決める前に行っておきたいこととして、不動産管理の仕事が自分に向いているかどうか、自己分析することをおすすめします。 ご説明した通り、不動産管理の仕事は幅が広く、覚えるべき事項はかなり多いです。 また、たくさんの人を相手にしなければなりませんので、高いコミュニケーション力が求められます。 不動産業界の知識と人とのコミュニケーション力、どちらにも自信がなければ、仮に転職できたとしても続けることは難しいかもしれません。 前項で説明した仕事内容や向いている人の特徴を理解したうえで、自分自身に適正があるかどうか、ぜひ一度自己分析してみてください。 4.まとめ ここまで不動産管理職の転職について解説してきました。 最後に本記事でおすすめする転職の手順をまとめます。 1.不動産管理職の仕事内容を把握する 2.自分の経験や能力を振り返り、適正があるかどうか判断する 3.不動産専門の転職情報サイトを探す 4.特徴をよく把握したうえで、転職エージェントに登録する 5.アドバイザーの意見を聞きつつ、転職活動を開始する もちろん転職には様々な方法がありますので、上記の内容だけにとらわれる必要はありません。 この他にも情報を集め、ご自身にもっとも適した方法を探してみてください。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
業態ごとに解説!不動産業界で高収入を得るために知っておきたいポイント
2020年12月02日
不動産業界で働く人の給料について、どんなイメージをお持ちでしょうか? 不動産業界の営業マンなどを見ていると、忙しそうにしている反面、しっかりと稼いでいる印象がありますね。 高収入を得るのを目的に、不動産業界へ転職したいと考えている人もいるかもしれません。 では不動産業界へ転職すれば、必ず高収入を得られるのでしょうか? 答えはノーです。 不動産業界には様々な業態があり、会社の数もたくさんあるため、どの業態のどの会社に転職するかによって、給料は大きく変わります。 また、営業の場合はインセンティブ(歩合制)を取り入れている会社も多いので、成果を出せなければ高収入は得られません。 せっかく転職に成功しても、自分の能力を発揮できる会社でなければ、成果を出すのは困難ですので、仕事の内容を事前に理解しておくことが重要です。 そこで本記事では、不動産業界の業態の説明と、高収入を得るためのポイントについて解説します。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1.不動産業界の業態 不動産業界は大きく分けて4つの業態があります。 1-1.不動産デベロッパー(不動産開発会社) 不動産デベロッパーとは、大規模な土地や街の開発を手掛ける不動産会社のことです。主な事業の内容として、街の再開発事業、リゾート開発、大型商業ビルの開発、マンション開発、大規模な宅地造成などがあります。事業を進めるリーダーとして、開発計画の段階から関わり、土地の調達や行政への確認、ゼネコンへの工事発注など、すべての業務を担当します。 1-2.不動産売販売会社 不動産販売会社は、デベロッパーやハウスメーカーなどによって建てられた建物を販売する会社です。不動産の購入希望者の窓口となり、売買契約を締結することを目標に営業活動を行ないます。また、一軒家やマンション販売の広告を見て訪ねてきた人を物件に案内したり、住宅展示会を開催して来場者の応対をしたりするのも、不動産販売会社の仕事のひとつです。 1-3.不動産仲介会社 不動産仲介会社は、売買物件や賃貸物件の契約を仲介する会社です。売買については中古物件の取引が中心ですが、新築物件を扱う場合もあります。業務内容は住宅販売と似ていますが、仲介であるため、売主と買主、双方から手数料を受け取る点に違いがあります。また売主と買主の間に立ち、お互いが納得できる状態にできるよう条件交渉することも、不動産仲介会社にとって重要な仕事のひとつです。 1-4.不動産管理会社 不動産管理会社は、不動産オーナーから委託を受け、物件の管理・運営を行う会社です。マンションやアパートの入居者対応、ビルのテナント対応といった対人業務のほかに、設備機器の点検や修理、清掃、警備など、メンテナンスに関係する業務も行ないます。賃貸経営の知識とメンテナンスの知識、両方が求められる特徴があります。 以上、不動産業界の業態を説明しました。 ここまで読んでいただければ、どの業態の会社に就職するかによって、仕事内容が大きく異なることが理解できたかと思います。 それぞれの業態によって、求められるスキルや経験、人物像が変わりますので、「不動産業界へ転職したい!」という漠然とした考えではなく、具体的にどういった仕事をしたいのか、明確にしておくことが重要です。 2.不動産業界で高収入を得るためには? では、不動産業界で高収入を得るためには、具体的にどうすれば良いのでしょうか? 不動産業界の平均年収は約420~450万円程度で、意外と少ないように感じるかもしれません。 しかし業態によって給料の水準が異なりますので、それぞれの特徴を掴んでおくことが重要です。 2-1.もっとも稼げるのは不動産デベロッパー 不動産業界の中で、もっとも年収が高いのは、不動産デベロッパーでしょう。 年収は30代で1000万以上を稼ぐ人も珍しくなく、管理職まで上りつめればさらに高収入が見込めます。 不動産業界全体の平均年収と比較すれば、かなり高い水準にあるとわかるでしょう。 しかし不動産デベロッパーの仕事内容は専門性が高く、不動産の知識は必須であり、高いコミュニケーション能力や英語力まで要求されるため、スキルのない人の転職は極めて困難です。 また採用条件に関しては、新卒採用をメインにしている会社が多く、特に大手不動産デベロッパー(三井不動産、三菱地所など)は中途採用をほとんど行っておりません。仮に行ったとしても、高い学歴や能力を要求されますので、狭き門であることを理解しておきましょう。 ただし、大手デベロッパーの子会社や関連会社であれば、比較的採用の間口が広い傾向にあります。 もちろん親会社ほどの高収入は得られませんが、どうしてもデベロッパーへ転職したいのであれば、こういったところが狙い目かもしれません。 2-2.不動産売買は賃貸より稼げる!? 不動産販売会社・仲介会社は、営業として入社した場合、給与形態にインセンティブを取り入れている会社がほとんどです。 そのため、しっかりと成果をあげられる人なら、基本給にプラスして成果報酬が入ってくるため、高収入を狙えます。 一方、成果が出せなかった場合、成果報酬はなく基本給のみしか得られません。 不動産業界の基本給は19万~23万円程度ですので、会社員の給料としては少ない金額になってしまいます。 実力主義の傾向が強く、仕事に適正がなく成果を残せない場合、高収入を得るのは難しいと考えておきましょう。 また、業務内容が不動産売買か、不動産賃貸かによって、得られる収入が変わります。売買と賃貸では、一回の取引で扱う金額に違いがあり、基本的に売買のほうが大きな金額が動くため、成果報酬も高くなります。しかし売買のほうが幅広い知識やコミュニケーション能力を要求され、仕事の難易度が高い点はよく覚えておきましょう。 賃貸の場合は物件案内、契約書作成などがメイン業務ですが、売買の場合はこれに加えてローン審査や購入後のアフターサービスなども行わなければなりません。 不動産売買はお客様にとって一生に一度の買い物ですので、賃貸よりも取引に対する真剣さが違います。時にはお客様から厳しい要求や質問をされる場合もありますので、しっかりとした応対力が求められます。もちろん、こうした場合の対応力は賃貸を扱う場合も必要ですが、より高い能力が必要であると理解しておきましょう。 不動産販売会社・仲介会社の場合、業界内での転職も多く、賃貸をメインで扱う会社で経験を積んで、売買がメインの会社へ転職するというケースもあります。 ただし、先ほど説明した通り、賃貸と売買では業務内容に違いがありますので、必ず上手くいくとも限りません。 年収アップだけを考えて転職すると、失敗する可能性も十分にありますので、自分の能力と業務内容との相性をよく見極めることが重要です。 2-3.安定を目指すなら不動産管理 最後に不動産管理会社ですが、こちらは給与形態にインセンティブを設けず、固定給のパターンがほとんどです。 積極的に営業して稼ぐスタンスではなく、委託された物件の維持管理を行っていく仕事だからです。 給料に関しては、不動産売買の仕事で高い成果をあげている人などと比較すると劣るかもしれません。 しかし、固定給であるため成果によって収入が大幅に変わることがなく、安定的に稼ぎたい人に向いています。 不動産管理会社の数はたくさんありますが、大手不動産会社の系列であれば、親会社の給料を基準にしますので、比較的高い収入を得られます。 不動産管理会社は、仕事内容が売買や仲介といった業務と少し異なる面がありますので、自分に適正があるかどうか、よく考えてから転職を決めるようにしましょう。 3.自分に適した業態への転職が高収入になる近道! 以上、不動産業界の業態ごとの特徴と、給料について解説してきました。 業態によって給料の水準が異なることが理解できたかと思いますが、転職先を選ぶ際は、給料の水準だけで決めず、自分に適した仕事かどうかを考えることが大切です。 たとえ給料の高い会社に転職できたとしても、自分に向いていない仕事では成果をあげるのは困難です。 一方、給料の水準がさほど高くない会社でも、自分の能力を発揮できる会社であれば、成果報酬を得られたり、出世して給料を上げていくことが可能なので、活躍次第では高収入を得られます。 そのため、不動産業界で高収入を得たい人は、まず一度自分の得意分野が何であるかを考え、業態ごとの特徴と照らし合わせ、もっとも適した業態の会社への転職をおすすめします。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する