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宅建士を取得すると仕事に困らないって本当!?理由や長く資格を活用するためのポイント
2024/01/26
宅建士を取得すると仕事に困らないという話を聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。 実際のところ、宅建士の資格を取得することで、どのような変化があるのでしょうか。 本記事では、宅建士を取得すると仕事に困らなくなる理由や、やめとけといわれる理由と併せて、長く資格を活用するためのポイントなどご紹介します。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する 宅建を取得すると仕事に困らない理由 宅建資格を取得するとなぜ仕事に困らないといえるのでしょうか。 ここでは、宅建を取得すると仕事に困らなくなる理由として以下の4つをご紹介します。 不動産取引の独占資格がある 宅建業を営むには宅建士の資格者が必要になる 不動産取引がなくなることはない 不動産業界で専門知識を身に付けると長く活躍できる それぞれ見ていきましょう。 不動産取引の独占業務がある 不動産取引は、大きなお金が動く取引ということもあり、契約前に重要事項説明を行う必要があります。 また、この重要事項説明書や、不動産取引の売買契約書は、宅建士による記名・押印が必要となっています。 こうした、重要事項説明書や売買契約書への記名押印は、宅建士の独占業務です。 独占業務とはその資格者以外行うことのできない業務で、法律の専門家である弁護士や司法書士、行政書士などであっても代わることができません。 宅建業を営むには宅建士の資格者が必要になる 不動産業務の中でも、宅建業を営むには会社の規模に応じて一定人数の宅建士を配置しなければなりません。 具体的には、従業員の数5人に対して1人以上の宅建士の配置が必要とされています。 先程の、重要事項説明書や売買契約書への記名・押印と合わせて、不動産取引に関して宅建士はさまざまな特権が与えられているのです。 不動産取引がなくなることはない AIなど最新技術の進化により、仕事がなくなっていくことはあるでしょう。 また、今後日本の少子高齢化が進んだり、景気が後退したりしてしまえば、業界次第では仕事が少なくなっていくことも考えられます。 この点、不動産取引は仕事が多少少なくなってしまうことはあっても、完全になくなってしまうことはあまり考えられません。 賃貸アパートや戸建などの不動産取引に関しては、「衣食住」のうちの「住」に関するものであり、今後も高い需要が見込めるからです。 実際に、2020年に起こったコロナショックでは、各業界で大きな経済的ダメージがありながらも、住む場所は必要ということから、不動産取引は活発に行われました。 不動産業界で専門知識を身に付けると長く活躍できる 不動産業界での仕事は、不動産に関する知識だけでなく、金融などさまざまな知識が求められることが多いです。 最初は大変なことが多いものの、一度業務を通してそれらの知識を身に付けることができれば、不動産業界で長く活躍することができます。 宅建士は不動産業界で働く人にとって、不動産に関する一定の知識を有していることを証明する資格だといえるでしょう。 不動産業界で長く働いているという業歴を有しており、さらに宅建士の資格を保有していれば、不動産業界での転職では高く評価されやすいといえるのです。 宅建資格を取得することで人生が変わる? 宅建は不動産業界で活用しやすく、転職を考えているのであればメリットの大きい資格です。 実際に宅建資格を取得した人の中では人生が変わったと感じている方もいらっしゃいます。 ここでは、宅建資格を取得することでなぜ人生が変わるのか、3つの理由をご紹介します。 勉強の習慣が身につく 自己肯定感が上がる 収入が上がる それぞれ見ていきましょう。 勉強の習慣が身につく 宅建士の資格は簡単に受かるものではありません。 資格取得のためには、一定期間、継続して勉強を続ける必要があるでしょう。 社会人の方で、勤めながら勉強する場合は仕事終わりに勉強の時間を確保しなければなりません。 学生の方であっても、通常の勉強とは別に、宅建士の資格取得のための勉強時間を確保しなければならないでしょう。 こうした、目標を達成するために勉強の時間を確保することで、勉強の習慣を身に付けることができれば、中長期に見て仕事や人生がうまくいく可能性は高くなるはずです。 自己肯定感が上がる 宅建資格の合格率は約20%程度です。 超難関というほどではありませんが、しっかり勉強に取り組まなければ合格することはできないでしょう。 目標達成に向けて計画を立てて勉強に取り組み、実際に本番で結果を出して合格することで、自己肯定感を高めることができます。 なお、上記の流れを一般化すると以下のようになります。 ・目標から逆算した計画を立てる ・日々の計画(準備)を実行する ・本番で成果を出す 実際の仕事も基本的に上記の流れの繰り返しだといえます。 宅建の資格試験に合格することで、仕事で成果を出すための成功体験を積むこともできるのです。 収入が上がる 宅建士の資格を取得した後で、不動産業界への転職を実現できれば、現在の仕事より高い年収を実現できる可能性は高いでしょう。 また、現在すでに不動産業界で働いている人が、宅建士の資格を取得すれば、資格手当といった形でダイレクトに収入アップにつながる可能性があります。 なお、不動産業界に限らず、公務員の方や金融機関に勤めている方も、資格手当といった制度が用意されているケースがあります。 気になる方は、あらかじめ人事などに確認しておくとよいでしょう。 宅建はやめとけといわれる理由 宅建士の資格を取得すると仕事に困らない・人生が変わるといわれる一方で、宅建士の資格を取得しても役に立たない・やめとけという意見を見ることもあるのではないでしょうか。 ここでは、宅建士が役に立たないといわれる理由について見ていきましょう。 具体的には、以下の2点です。 資格取得者が増えている 宅建士の資格を取得しても営業できるわけではない それぞれ見ていきましょう。 資格取得者が増えている 宅建資格は数ある資格の中でも人気が高く、毎年20万人以上の方が受験しています。 また、そのうち17%程度、毎年4万人程の方が試験に合格しているのです。 実施年度 受験者数 合格者数 合格率 令和5年度 233,276 40,025 17.15% 令和4年度 226,048 38,525 17.04% 令和3年度 234,714 41,471 17.66% 令和2年度 204,250 34,338 16.81% 令和元年度 220,797 37,481 16.97% 宅建資格は簡単に取れる資格ではありませんが、弁護士や公認会計士などの難関資格と比較すると、取得が困難というわけではありません。 不動産業界はもちろん、金融業界などでも資格の取得を考える人がいます。 また、試験範囲の多くを民法が占めていることもあり、法律系資格の登竜門と言われることもあります。 上記のような理由から、毎年多くの方が宅建資格を受験しており、しかも近年ではその数が増加傾向にあります。 冒頭でお伝えした通り、宅建士には不動産取引における独占業務がありますが、資格取得者の数は多く、希少性が低いともいえるのです。 宅建士の資格を取得しても営業できるわけではない 宅建士が役に立たないといわれる理由の2つめとして挙げられるのが、宅建士の資格を取得しても営業成績が上がるわけではないということがあるでしょう。 不動産業界の仕事の花形といえば不動産営業です。 実際に不動産営業の方で宅建士の資格取得を考えている方は多いでしょう。 しかし、宅建士の資格試験に合格したからといって、多少の信頼性アップにはつながるでしょうが、営業成績がすぐにアップするわけではありません。 特にこれから転職しようと考えている方は、不動産業界に入る前に宅建士を取得するよりは、不動産業界に転職して一定の業績を挙げてから、宅建士の資格取得を考えるのがおすすめです。 長く宅建を活用する3つのポイント 宅建を取得すると仕事に困らなくなる側面がありますが、一方で宅建は人気の高い資格であり、ただ資格を取得するだけではもったいないケースもあります。 ここでは、宅建の資格を取得した方が、より長く宅建を活用するためのポイントとして、以下の3つをご紹介します。 営業力を身に付ける 専門知識を身に付ける ダブルライセンスを取得する それぞれ見ていきましょう。 営業力を身に付ける 宅建は資格を取得しただけでも、独占業務があるため価値はあります。 しかし、本記事でもご紹介した通り、宅建士は毎年4万人ほど誕生しており、希少価値は低く、代えが聞きやすいという点がデメリットとして挙げられます。 この点、宅建の資格を取得したうえで、営業力を身に付ければ、重宝される人材になるでしょう。 なお、「宅建の資格を取得しても営業力は身につかない」のは確かですが、中にはその逆に「営業力は高いけど宅建士の資格試験に何年も落ちている」という方もいらっしゃいます。 営業力が高いことは、それ自体価値があるため、資格を取得するメリットを見いだせないといった理由が考えられるでしょう。 もしくは「営業は得意」だけど「勉強は大の苦手」というケースも考えられます。 そうした中で、宅建士の資格を取得したうえで、営業力が高い人であれば、掛け合わせでより高い市場価値があると見ることが出来るでしょう。 専門知識を身に付ける 宅建士は広く不動産取引に関する業務に取り組むことができます。 宅建士の資格を取得したうえで、不動産業界での仕事で一人前になったら、専門知識を身に付けることを考えるとよいでしょう。 例えば、不動産の仕入れを行っている人であれば、どんな状況の土地であっても、権利関係をまとめられるだけの知識や、専門家とのつながりがある、という状態を作ることができれば、長く活躍できるビジネスマンになれるでしょう。 単に宅建の資格を取得していることや、担当業務で一人前の仕事ができるだけでなく、該当の分野で一流といわれる仕事をできるように努力を積み重ねることが大切だといえます。 ダブルライセンスを取得する 宅建士の資格は法律系資格の登竜門といわれることもあり、さまざまな資格とのダブルライセンスを考えるのもよいでしょう。 例えば、司法書士や土地家屋調査士とのダブルライセンスであれば、登記の専門家かつ不動産取引の専門家といったアピールができるでしょう。 他にも、賃貸不動産経営管理士やマンション管理士など不動産に関する資格とダブルライセンスすることも考えられます。 その他、FP技能士とのダブルライセンスもおすすめです。 不動産は大きなお金を扱うこともあり、購入する方にとっては人生における最大の決断になるという方がほとんどです。 このため、住宅ローンや保険などの知識を持ち、ライフプランニングを作成できるFPは高い相乗効果を得やすいといえるでしょう。 まとめ 宅建士の資格を取得すると仕事に困らなくなるといわれる理由や人生が変わるといわれる理由、その逆にやめとけと言われる理由などご紹介しました。 特に不動産業界への転職を考えている人に取って、宅建士の資格取得はプラスになる側面が多いでしょう。 一方で、宅建士の資格取得には一定の期間が必要になることが多く、また資格を取得したからといって必ずしも仕事で成果を出せるわけではないという問題があります。 上記のような理由から、宅建士の資格取得の先に不動産業界への転職を考えている方は、まずはプロに相談してみるのがおすすめです。 不動産業界に特化した転職エージェントのリアルエステートWORKSであれば、ご状況に応じたアドバイスを得ることができるでしょう。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する
宅建事務の仕事はきつい?具体的な仕事内容や働くメリット・デメリットなど解説
2024/01/26
宅建の資格を活かして働く方法には、宅建事務という選択肢があります。 不動産業界といえば営業をイメージする方も多いですが、宅建事務も不動産業界を支える重要な仕事です。 とはいえ、宅建事務がどのような仕事か分からないという方も多いでしょう。 この記事では、宅建事務の具体的な仕事内容やメリット・デメリットなどを分かりやすく解説します。 宅建事務を含め不動産業界で働くことを検討しているなら、ぜひ参考にしてください。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する 宅建事務の仕事内容とは? 宅建事務とは、不動産取引に関わる事務作業のことをいい、不動産事務と呼ばれることもあります。 宅地建物取引士の資格取得が前提となっており、一般的な事務作業とは異なります。 まずは、宅建事務がどのような仕事なのかをみていきましょう。 宅建事務の主な仕事内容は、次の3つです。 ・営業サポート事務 ・重要事項説明 ・経理作業 営業サポート事務 営業サポート事務とは、営業職を裏から支えるデスクワークのことです。 具体的には、次のような仕事があります。 ・来客や問い合わせ対応 ・営業不在時のモデルハウス案内 ・データ作成や管理 ・広告作成など 来客の受付やお茶出し・電話対応など一時受付の仕事があります。 不動産会社は、部屋を探しているお客様や売りたいお客様だけでなく、管理会社などの業者・社内の人など来客や電話が多いものです。 しっかりとした対応は営業担当などが行うにしても、その手前の受付や聞き取りなどの業務は一般事務だけでなく宅建事務も行うことになります。 また、お客様情報や物件情報などの入力や既存データの修正といった管理業務も発生します。 広告作成というと事務の仕事ではないと感じる方もいるでしょうが、宅建事務が担うケースが多いでしょう。 広告の作成だけでなく、物件の撮影から必要になるなどデスクワーク以外の仕事があるケースも少なくありません。 重要事項説明 宅建事務の仕事の中でも、メインと仕事となるのが重要事項説明と書類の作成です。 重要事項説明とは、契約前に行う取引内容の重要事項を説明する業務のことをいいます。 重要事項説明と重要事項説明書・契約内容署名の記名捺印は、宅建士の資格を有している人しかできない独占業務となります。 重要事項説明については、お客様に対面で説明するため担当営業マンが宅建士の資格を有していれば対応するのが通常です。 しかし、担当営業者が宅建士の資格を有していないケースもあります。 記名捺印については対面である必要もありません。 営業職の優先業務は営業であることから、重要事項説明や書類の作成は宅建事務が担うケースも多いのです。 経理作業 会社によっては、宅建事務でも経理業務を担当するケースもあります。 不動産会社の取り扱う商品は不動産という高額な商品です。 また、不動産ごとや部屋ごとで金額も異なってくるので、入念なチェックも必要です。 経理にミスがあれば、大きな損失につながる恐れもあるのでミスは許されません。 未経験でも働ける?宅建事務として働くメリット ここでは、宅建事務として働くメリットとして、下記の3つを解説します。 ・未経験でも働きやすい ・柔軟に働きやすい ・手に職をつけやすい 未経験でも働きやすい 宅建事務は、宅建士の資格を有していれば未経験の女性でも問題ない会社がほとんどです。 宅建士という資格が必要になることから、未経験者のニーズも高くこれから不動産業界に携わりたいという人にもおすすめの仕事といえます。 また、宅建事務であれば営業のようにノルマもありません。 売上を上げるというストレスを感じずに仕事できるのは、大きなメリットといえるでしょう。 柔軟に働きやすい 宅建事務の仕事は、正社員だけでなくパートやアルバイト・派遣などさまざまな雇用形態があります。 子育て中の人のために時短勤務でもOKという会社も少なくありません。 家庭環境に合わせて働きやすいため、ワークライフバランスを重視したい人や子育て世帯の再就職先・まずはアルバイトから短時間で経験を積んでみたいという人にもおすすめです。 手に職をつけやすい 宅建事務は宅建士の資格が必要な専門職です。 宅建士の資格があれば、不動産業界で重宝されやすく長く働きやすいという特徴があります。 また、不動産会社の多くは資格手当を支給しているため、宅建士の資格があることで収入アップを目指しやすいというメリットもあります。 宅建事務の求人を見る 仕事内容はきつい?宅建事務として働くデメリット 宅建事務の仕事は、そのデメリットからきついと言われることがあります。 ここでは、デメリットとして次の3つを解説します ・幅広い分野の知識が要求される ・ミスできない ・土日に仕事が入りやすい 幅広い分野の知識が要求される 宅建事務に関わらず不動産業界は幅広い知識が要求される仕事です。 不動産業界の特有の商習慣だけでなく、法律や税金などさまざまな分野の知識が必要です。 加えて、これらの情報は法改正などで変わっていくので、常に最新情報をチェックする必要があります。 会社によっては研修制度が整っているところも多く未経験でもスタートできますが、自分から進んで勉強する姿勢は必要です。 学ぶのが苦手という人にはきついと感じてしまうこともあるでしょう。 ミスできない 不動産取引は高額で、契約者双方にとっても重要な契約です。 書類のミスや説明不足などのちょっとしたミスが、大きなトラブルに発展する恐れがあります。 基本的にはトラブルにならないようにチェック体制を整えている会社が多いですが、正確かつ丁寧な仕事で責任感は求められます。 小さなミスも許されない環境にストレスを感じる人にはきつく感じてしまうでしょう。 土日に仕事が入りやすい 不動産会社の多くは土日も仕事があります。 一般のお客様を相手にするため、土日の方がお客様は多くくるものです。 基本的に不動産会社の多くは水曜休みという会社が多いでしょう。 そのため、営業マンだけでなく営業を支える宅建事務も土日に仕事が入るケースは少なくない点には注意が必要です。 ただし、事務職でもあるため希望すれば土日休みにできるケースもあるので、事前に会社に相談しておくようにしましょう。 宅建事務の仕事が向いている人の特徴 宅建事務の仕事が向いている人の特徴は、下記の2つです。 ・人とコミュニケーションをとることが好きな人 ・正確に仕事ができる人 人とコミュニケーションを取ることが好きな人 事務だから人とそんなに関わらないのではとイメージする方も多いでしょう。 しかし、来客や問い合わせの多い不動産業界では宅建事務もその対応が必要です。 また、営業につなぐためにお客様に相談内容などの聞き取りが必要なケースもあるでしょう。 会社によってはお客様へのモデルハウスの案内を任されることもあります。 コミュニケーションは対客様だけではなく、取引先や会社間でも多々発生します。 このように宅建事務であっても、円滑に仕事を進めるにはコミュニケーション力が必要になってくるのです。 正確に仕事できる人 宅建事務にはミスのない正確な仕事が要求されます。 お客様の資産に関わる重要な契約を任されえるので、細かいところまで入念にチェックして丁寧で正確な仕事が必要です。 宅建事務の仕事は、どちらかというと地味でコツコツとした仕事です。 コツコツ地道に仕事することが苦にならない、正確な仕事や責任感を求められる仕事が得意という人に適した仕事といえるでしょう。 宅建事務に転職する流れ 宅建事務に転職する方法には、不動産会社の公式採用ページから募集する方法と転職エージェントから転職する方法があります。 不動産会社の公式採用ページで希望する宅建事務があれば応募してみるとよいでしょう。 採用ページの求人は、時期によっては募集されていないこともあるので、こまめにチェックすることが大切です。 転職エージェントを利用して不動産業界に転職するなら、不動産業界に特化した転職エージェントがおすすめです。 不動産業界特化型なら、不動産業界の転職求人を多く取り扱っているだけでなく、公式採用ページでは募集されていないような求人があるケースもあり、不動産会社への転職を有利に進められます。 ここでは、不動産業界に特化した転職エージェントであるリアルエステートWORKSを利用した、転職の流れをみていきましょう。 大まかな流れは次の通りです。 1.転職エージェントに登録する 2.転職エージェントで宅建事務の仕事を検索する 3.転職エージェント経由で応募する 転職エージェントに登録する まずは、転職エージェントに登録しましょう。 リアルエステートWORKSの登録は、簡単な質問に答えるだけで登録が可能です。 転職エージェントで宅建事務の仕事を検索する 登録完了後は、求人を検索します。 求人検索ページから、希望の勤務地や職種で検索しましょう。 リアルエステートWORKSなら、履歴書や職務経歴書といった応募書類もダウンロードして使用できるので、事前に作成しておくとスムーズに応募できます。 また、転職するためには応募書類の充実さも重要です。 エージェントへの相談で応募書類の作成方法などのアドバイスももらえるので、アドバイスをもらいながら書類を作成しておくとよいでしょう。 転職エージェント経由で応募する 応募書類を作成したら、そのままリアルエステートworks経由で応募可能です。 転職エージェントであれば、面接の日程調整や選考方法などさまざまなサポートを受けられるので、効率よく転職活動が行えるでしょう。 まとめ 宅建事務の仕事内容やメリット・デメリット、転職の流れについて解説しました。 宅建事務は、重要事項説明など宅建士の資格を有した人の独占業務を行うだけでなく、営業サポート事務や経理など幅広い仕事内容の仕事です。 未経験でも働きやすく柔軟な雇用形態があるなどメリットも多いですが、ミスのない仕事を求められるためきついと言われることもあります。 しかし、宅建士の資格を活かして活躍できる仕事でもあるので、これから不動産業界に転職したい人にもおすすめの仕事でもあります。 宅建事務への転職を検討しているなら、リアルエステートWORKSを利用してみるとよいでしょう。 不動産業界に特化したリアルエステートWORKSなら、宅建事務を含め多くの求人を取り扱っており転職までをしっかりサポートします。 まずは、リアルエステートWORKSの登録からスタートしてみはいかがでしょうか。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する
宅建資格を取得しても約に立たない?理由や取得するメリットなど解説
2023/12/11
「宅建は役に立たない」という話を耳にして取得を躊躇している方もいるでしょう。 宅建は不動産業界で働くうえで欠かせない資格であることから、転職に際して取得を目指している人も少なくありません。 しかし、「とっても意味がない」と言われてしまうこともあります。 結論から言えば、宅建は取得する価値がある資格であり活用次第では大きなメリットを得られます。 ただし、取得にはデメリットもあるので理解しておくことが大切です。 この記事では、宅建が不動産転職の役に立たないと言われる理由や取得のメリット・デメリットを詳しく解説します。 不動産業界への転職に興味がある人は、ぜひ参考になさってください。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する 宅建が不動産転職の役に立たないといわれる理由 そもそも宅建とは、「宅地建物取引士」の略称のことをいい、不動産取引の専門家を示す国家資格です。 毎年20万人前後が受験する国家資格であり、知名度や人気の高い資格でもあります。 不動産取引での重要事項説明は宅建士のみが行える業務であり、不動産業を営むには事務所への宅建士の設置も義務付けられています。 そのため、不動産業界では欠かせない資格でもあるのです。 それなのになぜ宅建の取得は「転職の役に立たない」と言われてしまうのでしょうか? その要因として、下記の2つが考えられます。 営業力が重視されるから 宅建士は増え続けているから 1.営業力が重視されるから 不動産業界は、売り上げをいくら上げられるかどうかの実力主義な世界です。 特に、営業職であれば契約件数や売り上げという数字で分かりやすく比較されやすいでしょう。 給与体系で歩合制を導入している会社も多く、死角の有無よりも営業力が評価に大きく左右されるのです。 たとえば、宅建の資格を所得していても契約件数0の人より、資格なしでも売り上げトップクラスの人が会社への貢献度が高く優遇されます。 このように、不動産業界では資格よりも売り上げ重視の人選をされる傾向があるものです。 そのため、転職時も資格の有無より過去の営業成績が高い人が採用されやすく、役に立たないと言われてしまうことが考えられます。 2.宅建士は増え続けているから 宅建士は知名度だけでなく取得者も多い資格です。 2023年度の資格受験者は約23.4万人に上り、2022年度の約22.6万人を上回っています。 合格ラインは採点後に合格点が決まる相対評価方式であり、毎年15%前後が合格率となります。 ちなみに、2022年の合格率は17%で合格者が約3.8万人という結果です。 受験者数が毎年変動しますが、受験資格が他の国家資格に比べ緩く人気の高い資格でもあることから毎年3~4万人の宅建取得者が誕生することが予測されます。 なお、国土交通省の調査によると2021年度末時点で登録済みの宅建士の数は、112万6595人に上ります。 反対に、宅建業者の数は約12.8万業者となり2012年度の約12.2万からそれほど上昇していません。 宅建業者数に対して宅建士の数は過剰とも言える状況でしょう。 会社によっては宅建士が飽和状態でそれほど採用を優先していない可能性もあります。 また、同じように不動産業界を目指す人の多くは宅建士を取得している可能性が高くなることも予測されます。 宅建士があふれている状態ともいえるため、宅建士が採用に大きく有利になる可能性が低いのです。 不動産転職で宅建を取得するメリット 転職に役に立たないと言われる宅建ですが、取得が無駄というわけではありません。 むしろ、宅建を取得するメリットは大きい資格でもあります。 ここでは、宅建を取得するメリットとして、下記の3つを解説します。 面接で有利になる 年収アップにつながる可能性がある 法律系資格の登竜門と言われている 面接で有利になる 宅建の取得は就職・転職時の面接で有利になるものです。 先述したように、宅地建物取引業は事務所の従事者5人に1人以上は宅建士を設置する義務があります。 宅建士にしかできない業務もあることから、不動産取引を行う会社にとっても必須の資格です。 業種によっては宅建が必須ということもあるでしょう。 宅建を取得していることで選択できる業種の幅が広がります。 加えて、面接時に数名の候補者で結果が拮抗していれば、最後は宅建の有無で判断される可能性もあります。 年収アップにつながる可能性がある 資格取得者への資格手当を支給している企業は少なくありません。 不動産会社の場合、宅建の取得で毎月2~5万円ほど給与がアップするケースが多いものです。 毎月5万円プラスされれば年収では60万円の差に変わります。 また、会社によっては宅建の取得がキャリアアップの条件となっているケースもあるでしょう。 宅建を取得することでキャリアアップできれば、より高い年収を目指すことも可能です。 法律系資格の登竜門と言われている 宅建は、他の資格の試験範囲とかぶる内容も多いため、宅建の勉強をしていることで他の資格取得が目指しやすくなります。 FPやマンション管理士などは、目指しやすい代表的な資格です。 それらの資格も取得することで、キャリアアップも目指せるでしょう。 また、宅建は行政書士や司法書士など法律系国家資格の登竜門ともいわれています。 宅建取得後に、さらに難易度の高い国家資格を目指す人も少なくありません。 不動産業界だけでなく、最終的にどのような仕事がしたいかも視野に入れて宅建や他の資格取得を目指すとよいでしょう。 不動産転職で宅建を取得するデメリット 宅建はメリットがあり価値のある資格です。 しかし、どんな資格であってもデメリットは存在します。 宅建の取得にも勉強時間の確保などデメリットもあるので注意が必要です。 デメリットとしては、下記の3つが考えられます。 資格取得に時間がかかる 取得後に登録や更新が必要 責任が大きくなる 資格取得に時間がかかる 宅建は多くの人が受験し数多くの合格者を出しているからと言って、簡単に取得できる資格というわけではありません。 合格するには、しっかりと勉強が必要です。 法律の知識のない人が独学で合格を目指す場合500時間、ある程度知識のある人でも300~400時間は勉強が必要と言われています。 仮に、300時間勉強するにしても、毎日5時間しても60日は掛かります。 仕事をしながら1日2時間ほどの勉強なら150日も時間が必要です。 さらに、時間をかけたからと言って必ず合格できるわけではありません。 宅建試験は毎年1回しか開催されないため、今年落ちれば次のチャンスは1年後となります。 長期的に取り組む必要があるので、モチベーションの維持なども重要になってきます。 取得後に登録や更新が必要 宅建は試験に合格してからと言って、すぐに仕事につかえるわけではありません。 合格後は都道府県に宅建士として登録し宅地建物取引証の交付を受ける必要があります。 また、宅地建物取引士証は5年毎に更新が必要です。 登録・更新時には、次のような費用がかかります。 登録手数料:37,000円 宅地建物取引士証交付手数料:4,500円 更新料:16,500円 なお、宅建士として実務経験2年未満の場合、登録には別途講習の受講も必要です。 このように、登録・更新に費用や手間がかかる点には注意しましょう。 ただし、宅建の資格を一度取得すれば、資格自体は生涯有効です。 更新せずに有効期限が終わった場合でも、再交付の申請をすれば宅建士の仕事をすることが可能です。 宅建士の資格が必要な仕事に就く際に登録・更新すればよいので、資格が無駄になるわけではありません。 責任が大きくなる 宅建士には宅建士にしかできない業務がある反面、宅建士への責任も大きくなります。 万が一、重要事項説明でのミスがあれば損害賠償責任を問われる恐れもあるでしょう。 とはいえ、基本的に不動産会社ではミスが無いように厳重なチェック体制や万が一の保障を整えています。 しかし、自分でも責任が大きい仕事であることは理解し、常に細心の注意を払う必要はあります。 不動産転職のために宅建を取るべき? 結論をいえば、取得するのがおすすめです。 しかし、取得が必ず転職に有利になるわけではない点は理解しておきましょう。 特に、「転職のためにとりあえず取得しよう」と考えているなら取得はおすすめできません。 不動産転職に宅建は必須ではないケースが多い 不動産業界に欠かせない資格とはいえ、採用の必須資格でないケースがほとんどです。 宅建の資格がなくても応募できる求人は多くあります。 宅建がないと転職できないと思っている人は、まず求人の具体的な採用基準をチェックしてみるとよいでしょう。 宅建を取得していても面接に落ちることはある 宅建を取得しているからと言って採用されるわけではありません。 同じ結果で採用を悩んでいるときに宅建の有無が差になることはあるかもしれません。 しかし、宅建を取得しているからという理由だけで採用されることはありません。 反対に、宅建を取得した理由を面接時に問われて「転職の為」と答えることでマイナスイメージを与える恐れがあるでしょう。 大事なのは資格の取得ではなく、取得や不動産業界を目指す理由や熱意です。 転職後に勉強して資格取得するのがおすすめ 宅建を取得してから転職しようとすると、独学ではかなりの時間がかかります。 既に転職を決意しているのであれば、転職後の資格取得がおすすめです。 不動産会社の中には、社内での資格取得サポートが整っている会社も少なくありません。 今は取得していなくても、今後取得に向けて勉強中というだけでも面接時の印象アップにはつながるでしょう。 宅建資格が役に立たないことに関するよくある質問 最後に、宅建資格が役に立たないことに関するよくある質問を見ていきましょう。 宅建資格を取得して人生が変わるケースもある? 状況によりますが、宅建資格を取得して人生が変わる方もいらっしゃるでしょう。 宅建士資格はメジャーな資格ですが、法律系資格の登竜門とされており、そう簡単に資格取得できるわけではありません。 要領の良い方でも3ヶ月~半年程度、全くの未経験だと1~2年間は勉強しなければならないこともあるでしょう。 特に、これまで真面目に勉強してこなかったという方にとって、長期間勉強に取り組んで、合格という成功体験を掴むことで人生が好転するという方は少なくないようです。 上記のような、精神的なものだけでなく、資格を取得することで昇給や昇格を果たすケースもあるでしょう。 宅建はオワコン?やめとけと言われる理由とは 宅建士はオワコン、やめとけと言われることもあるようです。 この理由としては、特に不動産業において宅建資格を取得しても業績が上がるわけではなく、資格を取得したところで営業成績が振るわなければ自主退職を考えなければならないケースがあることなどが理由として挙げられるでしょう。 また、オワコンと言われる理由としては、宅建業者が減っているのに対して、宅建士の資格取得者が増えており、需要と供給が合っていないことが理由として考えられます。 不動産業界への転職を考えている人におすすめなのは、不動産業界に転職した後、一定の成績を挙げられるようになってから、宅建士の資格を取得することです。 宅建業者は従業員数に対して一定数の宅建士を配置する必要がありますが、いってしまえば誰を配置してもよいのです。 営業成績を挙げられるのに加えて、宅建士を取得しているのであれば、より重宝される存在となりやすいでしょう。 宅建を活かせる仕事で不動産以外の業界はある? 宅建士は宅建業者における独占業務を行える業種で、設置義務もあるため、特に不動産業で重宝される資格です。 一方、不動産業以外にも不動産と取り扱う業界として、金融業や保険業などがあり、そうした業界でも宅建資格を取得していると活かせる可能性があるでしょう。 宅建を活かせる不動産業以外の業界については、以下記事で解説しています。 >>宅建資格を活かせる仕事で不動産以外の業界とは?宅建士の強みやメリットと併せて解説 まとめ 宅建は、取得したからといって転職が有利に運ぶほど便利な資格ではないため役に立たないと言われてしまうことがあります。 しかし、宅建を取得していれば、年収アップが期待できるなどメリットがある、人生の大きな財産にもなります。 宅建取得には時間がかかるため、不動産業界への転職を検討しているなら、まずは宅建の取得よりも転職を優先させることがおすすめです。 不動産業界には宅建が必須ではない求人も多くあります。 転職後に宅建を目指してみるのも一つの手と言えるでしょう。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する
宅建資格を活かせる仕事で不動産以外の業界とは?宅建士の強みやメリットと併せて解説
2023/12/11
宅建士の資格は不動産業においては非常に重要な資格となりますが、資格取得後、不動産以外の仕事に役立てることはできるのでしょうか。 ここでは、宅建士資格の強みやメリットをお伝えすると共に、宅建士資格を不動産以外で活かせる仕事についてご紹介します。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する 宅建士資格の強み 資格にもいろいろな資格がありますが、それらのうち、宅建士資格はどのような強みがあるのでしょうか。 ここでは、宅建士資格の強みについて以下の通りご紹介します。 不動産契約時の独占業務がある 宅地建物取引業者には設置義務がある 勤め先に資格手当があるケースがある それぞれ見ていきましょう。 不動産契約時の独占業務がある 不動産取引は大きなお金が動くこともあり、契約時には宅建士が説明等行う必要があります。 この業務は、宅建士の独占業務であり、具体的には以下3点が挙げられます。 重要事項の説明 重要事項説明書への記名・押印 契約書への記名・押印 不動産契約時には、不動産取引に関する重要事項の説明を行う必要があります。 この重要事項説明書は、宅建士の記名・押印が必要であり、宅建士が内容の説明を行わなければなりません。 また、重要事項説明後に交付する契約書にも宅建士の記名・押印が必要となります。 宅地建物取引業者には設置義務がある 宅地建物取引業を営む場合、以下の要件を満たすよう、宅建士を設置しなければなりません。 事務所の場合、業務に従事する者の5人に1人以上 事務所以外の場所の場合、1名以上 上記宅建士は「成年」かつ「専任」である必要がある このため、宅地建物取引業を営む企業にとって、宅建士の資格保有者は重要な存在となるのです。 勤め先に資格手当があるケースがある 宅建士資格を取得することで、勤め先によっては資格手当を貰えるケースがあります。 資格手当の内容については、資格取得時に一括で貰えたり、毎月定額を貰えたりなどさまざまでしょう。 資格手当の内容については公表されているケースも多いため、人事などに確認するのがおすすめです。 宅建士資格は不動産業への転職で役に立つ? 宅建士資格取得は不動産業への転職活動で役に立つのでしょうか。 この点、宅建士資格は知名度が高い資格で、国土交通省の調査によると2021年度末時点で112万6595人の人が資格を取得しています。 反対に、宅建業者の数は減少傾向であり、需要に対して供給が多くなってしまっている状況だといえるでしょう。 上記点から、宅建士資格を保有しているからといって、即採用につながることは少ないと感じられます。 一方、宅建業者には宅建士の設置義務があり、また契約時の独占業務があります。 また、宅建士の資格取得を通して不動産に関する基礎的な知識を身に付けられるため、この点でも評価にはつながりやすいでしょう。 こうしたことから、宅建士の資格を取得することでプラスになる点もあるでしょう。 ただし、宅建士の資格取得はそう簡単なものではありません。 転職のために資格取得を考えているという方は、先に転職してから資格取得を考える方がメリットは大きいといえます。 以下では、宅建士の資格取得が役に立つのか、立たないのかという視点で解説しています。 >>宅建資格を取得しても約に立たない?理由や取得するメリットなど解説 宅建士資格を不動産以外で活かせる仕事 宅建士の資格取得は不動産業以外で活かすことができるのでしょうか。 ここでは、宅建士の資格を取得することで資格を活かせる業界について、不動産業以外のものをご紹介します。 具体的には、以下の4つです。 金融業 建設業 保険業 士業 それぞれ見ていきましょう。 金融業 金融機関の中でも、銀行などでは不動産について取り扱う機会が多いです。 例えば、住宅ローンを組んだり、企業が不動産担保ローンを組んだりするような場合は、不動産に関する知識があると役立つでしょう。 場合によっては、担保になる不動産を直接紹介するケースもあります。 なお、信託銀行は、普通の銀行と比べて不動産を取引する機会が多いですが、宅建業の許可なく不動産の取引をすることができると定められています。 建設業 ハウスメーカーやディベロッパーなどの建設業は、建物を建てるのが仕事です。 しかし、建物を建てるには土地がなくてはならないケースがほとんどです。 こうしたことから、自社で宅建業の免許を取得して土地の取引を行うケースもあるでしょう。 また、建売住宅やマンションなど完成物件を販売する場合は、不動産を販売することになるため、宅建業の免許が必要になります。 保険業 生命保険など販売する会社であれば、個人の顧客に対してライフプランニングを行う機会は多いものです。 そうしたときに、住宅ローンに関する説明など、不動産を取り扱うこともあります。 また、対法人で保険商品を提供する場合であっても、企業資産の中で不動産の占める割合は大きく、遊休不動産の活用など行うこともあります。 そうしたケースで、宅建士の資格を取得していると顧客の信頼獲得につながりやすくなるでしょう。 士業 行政書士や司法書士など士業で独立している方など、宅建士とダブルライセンスを取得すると役立つケースがあります。 特に司法書士の場合は不動産の登記を扱うケースが多く、宅建士を取得していると役立つことも多いといえます。 転職のために宅建資格を取得するメリット 不動産業での宅建資格取得と併せて、不動産業以外で宅建資格を役立てられる業界についてご紹介しました。 ここでは改めて、転職のために宅建資格を取得するメリットについて見ていきましょう。 具体的には以下の3つです。 努力を継続できる証明になる 年収アップにつながるケースがある 転職後に安定しやすい それぞれ見ていきましょう。 努力を継続できる証明になる 宅建士資格は民法や建築関連の法律、宅建業法などさまざまな分野について学習しなければ資格取得できません。 基本的には、3ヶ月~半年程度は学習を継続する必要があるでしょう。 このことから、宅建士の資格を取得しているということは、目標を持って一定期間努力を継続できる証明となります。 年収アップにつながるケースがある 宅建士の資格を保有していることで、資格手当を受けられるケースがあります。 具体的な資格手当の内容は会社により異なりますが、金融機関など、不動産業以外でも宅建士の資格取得に対して資格手当を設けていることもあるでしょう。 転職後に安定しやすい 転職した後、不幸にも勤め先がリストラなど考えなければならなくなったとしましょう。 そうしたケースで、業績などが同じくらいの同僚がいた場合、宅建士を取得している人とそうでない人とでは、資格を取得している人が残りやすくなる可能性は高いです。 これは、特に不動産業においては設置義務があることから、上記のような判断がされる可能性が高いといえます。 宅建士とのダブルライセンスがおすすめの資格 最後に、宅建士とのダブルライセンスがおすすめの資格についてご紹介します。 ここでご紹介するのは以下の5点です。 管理業務主任者 マンション管理士 賃貸不動産経営管理士 行政書士 ファイナンシャルプランナー それぞれ見ていきましょう。 管理業務主任者 管理業務主任者はマンション管理において、管理委託を行う際の契約において、重要事項の説明など行う資格です。 管理業務主任者の資格試験の内容は、宅建士資格と被る部分が多く、先に宅建士を取得していると、管理業務主任者資格の学習を進めやすくなるでしょう。 また、不動産業界でマンション管理を行う企業に転職したり、地震で管理業務主任者として独立したりするケースでも、宅建士の資格を取得していることで役立つことは多いでしょう。 マンション管理士 マンション管理士はマンションにおける管理組合の運営を行ったり、管理組合や管理者等をサポート・アドバイスしたりする資格です。 マンション管理士についても、学習内容が宅建士資格と被る部分が多く、先に宅建士を取得していると学習を進めやすくなるという特徴があります。 賃貸不動産経営管理士 賃貸不動産経営管理士は、賃貸物件の管理において、一定の知識を持っていることを証明する資格です。 賃貸不動産経営管理士は毎年の資格試験合格率が70%程度で推移しており、そこまで取得が難しい資格ではありません。 賃貸業に取り組む不動産会社等で役立てられる資格のため、宅建士との相性は良いといえるでしょう。 行政書士 行政書士は官公署に提出する書類などの書類提出や許認可申請の代理などを行う資格です。 なお、官公署に提出する書類などの作成代理は行政書士の独占業務となっています。 宅建士と行政書士とでは、仕事の面で大きな相乗効果は見込めないこともあるでしょう。 しかし、宅建士は法律系資格の登竜門と言われており、行政書士の資格取得前に宅建士の資格を取得するという方も多いです。 場合によっては、宅建業と行政書士の両方を開業するといったことも考えられるでしょう。 ファイナンシャルプランナー ファイナンシャルプランナーは、お金の相談などに乗る資格者です。 金融機関や保険会社、不動産会社など資格を活かせる範囲は大きいといえます。 ファイナンシャルプランナーの資格取得試験では、大きく6つあるテーマのうちの一つが不動産となっており、宅建士の資格取得を通して得られた知識を活かせることができます。 また、業務においても、宅建士とフィナンシャルプランナーを取得していると、「お金に強い不動産業者」、「不動産に強いファイナンシャルプランナー」といった特徴付けが可能となるでしょう。 宅建士を不動産以外で活かせる仕事に関するよくある質問 最後に、宅建士を不動産以外で活かせる仕事に関するよくある質問をご紹介します。 宅建士の資格取得で金融業界への転職は有利になる? 金融業界への転職において、宅建士の資格を取得していることが有利に働くことはそう多くないでしょう。 もちろん、不動産業界への勤務経験があり、そのうえで宅建士の資格を取得しているといった場合、転職に有利に働くケースはあります。 その場合、どちらかというと不動産業界への勤務経験が、金融業界での業務に活かせると判断されていることが多いでしょう。 宅建士の資格を取得していて、金融業界に就職したいと考えている方は、一度不動産業界で経験を積んでから、金融業界への転職を考えることも一つの方法です。 宅建を活かせるバイトはある? 宅建資格を取得していることを活かせるバイトとしては、宅建事務や不動産の案内業務などが挙げられるでしょう。 不動産業界が未経験で、まずは不動産会社の仕事がどういった内容なのか知りたいといった方や、昔子育て中の方などにおすすめの働き方です。 将来的には正社員に採用される可能性もあります。 女性が宅建士を活かして転職する際のおすすめの就職先は? 女性が宅建士の資格を活かして転職する際のおすすめの就職先としては、不動産事務や不動産の案内業務などが挙げられます。 アルバイトやパートであれば、子育て中の方や短時間で働きたい方などにもおすすめです。 一方で、宅建士を取得していれば宅建士としての採用も期待しやすいでしょう。 まとめ 宅建士の資格について、資格取得のメリットや不動産業以外で活かせる業界などお伝えしました。 宅建士の資格は知名度が高く、また不動産はさまざまな分野で取り扱われるものです。 資格を取得しておくことで、転職時に有利になったり、また転職後に安定しやすくなったりとメリットがあるでしょう。 一方で、宅建士の資格取得はそう簡単にできるものではありません。 宅建士の資格を取得していれば、転職時にかなり有利になるというケースはそう多くはありません。 転職を見越して宅建士の資格取得を考えているという方は、先に転職した方がよいケースも多いといえるでしょう。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する
宅建は転職において有利になるのか?不動産業界特化型転職エージェントが解説!
2022/06/14
未経験から不動産業界への転職、不動産業界からのステップアップ転職など、不動産業界に転職をご検討されている方が真っ先に考える資格といえば「宅地建物取引士(以下宅建)」ではないでしょうか。 宅建は不動産購入時に重要説明を行うために必ず必要な資格となり、宅建業を営む場合には5人に1人の割合で宅建士の設置義務があります。 そのため、福利厚生として宅建資格手当を出している企業も少なくなく、ある企業では宅建士には月30,000円、年間で36万円がもらえることもございます。 そもそも宅建は不動産営業に従事している人だけでなく、建築業や金融業、その他一般企業の総務・経理部など、様々な仕事で活用できる資格です。数ある国家資格の中でも、知名度が高く人気のある資格のひとつといっても過言ではないでしょう。 そんな宅建は、不動産業界はもちろん、その他の業界でも転職に有利に働くこともございます。 では具体的にどのような理由があって転職に有利になるのでしょうか。今回は、宅建を取得することによって転職に有利になる理由にフォーカスしてご紹介致します。 不動産業界特化型転職エージェントで転職活動をする 不動産業界の転職で有利になるる宅建とはどんな資格か そもそも宅建とはどのような資格なのでしょうか?そしてどうすれば取得できるのでしょうか? まずは資格の概要を以下にまとめます。 「宅建」とは 不動産業界で働くと必ず一度は耳にする「宅建」。転職活動の面接時などに「宅建はお持ちですか?」と聞かれることもあります。 宅建士とは、正式名称を「宅地建物取引士」といい、宅地建物取引業法に基づいて定められている国家資格です。 以前は、「宅地建物取引主任者」という名称でしたが、法改正により、2015年4月より「宅地建物取引士」の名称に変わり、弁護士や税理士などのいわゆる士業のひとつに加わりました。 宅建士の仕事内容は、不動産の売買契約、賃貸契約、交換契約など代理、仲介をメインとした不動産取引に関する業務全般です。 後ほど説明しますが、これらの業務のうちに、重要事項説明などの独占業務が含まれます。 土地や建物などの不動産は取引で扱う際の金額が大きく、宅地建取引業法や民法、建築基準法など複数の法律が関係するため、一般の人では扱うのが難しいと考えられています。 そこで1958年(昭和33年)、当時の建設省(現国土交通省)が公正な取引が行われることを目的として、創設されたのが宅建士です。 宅地建物取引業法では、宅建士を交えずに不動産の売買・仲介などの取引を行うことを禁じており、不動産会社にとって実務上必須の存在です。 そのため、転職市場においても需要の高い資格とされています。 どうすれば宅建の取得ができるのか 宅建士の資格を取得するためには、毎年1回10月に実施される試験を受験し、合格する必要があります。 ※2020年度より、コロナウイルスの感染拡大により10月の試験で応募者多数の場合は10月と12月の2回に分けて実施されることとなりました。 受験するうえでの条件はなく、年齢・性別・学歴・国籍を問わず誰でも受けることができ、毎年20万人前後の人が受験を申し込んでいる大変人気の高い資格です。 合格率は毎年15%前後で推移しており、合格点は相対評価のため試験の平均点に応じて変わりますが、過去10年間のデータでは、50点満点中31点~37点が合格のボーダーラインになっています。(年々合格の点数が上がっているというお話も…) なお、合格しただけでは宅建士を名乗ることはできません。試験に合格した都道府県で資格登録を行い、宅地建物取引士証の交付を受けることで、初めて宅建士としての業務が行えるようになります。 宅建士になる!試験合格後の手続きと不動産業界への転職まで 独立開業も可能? 宅建の資格のみでは独立開業はできませんが、「宅地建物取引業免許」を取得すれば可能となります。宅地建物取引業免許は、申請手続きをすることで、国土交通大臣または都道府県知事から与えられます。 なお、申請には事務所の開設が要件の一つとなっています。 申請先は、「1つの都道府県内に事務所を持つ」場合は都道府県知事免許、「2つ以上の都道府県に事務所を持つ」場合は国土交通大臣免許になるので注意しましょう。 独立開業した場合、安定した収入の保証はなく、営業活動など自ら行っていく必要がありますが、自分の実績がすべて収入に反映されるため、実力次第では企業に所属するより高い収入を得ることが可能となります。 併せて読みたい! 不動産業で独立するにはいくら必要?資金の目安や申請方法を解説 不動産営業担当から独立するまでの、私のステップアップ過程を解説 宅建が不動産業界の転職で有利になる4つの理由 次に宅建士が転職で有利になる理由を4つご紹介します。 不動産業界への転職や不動産業界内でステップアップ転職をご検討されている方は是非ご覧下さいませ! 宅建が有利な理由①:宅建士しかできない独占業務がある 宅建士には3つの独占業務があり、いずれも不動産取引を行ううえで必須となる業務です。 【重要事項説明】 不動産売買、賃貸借に関する契約を締結する際、売主・貸主は契約に関する重要事項を、買主・借主に対し、契約締結前に説明する義務があります。 取引の際の重要事項説明は、宅建士のみが行える業務です。 【重要事項説明書(35条書面)の記名・押印】 重要事項は説明書を作成する必要があります。宅建士は取引の際、重要事項説明書の内容を口頭で読み上げますが、説明書には担当した宅建士自身の記名・押印が必要です。 【契約書(37条書面)の記名・押印】 重要事項説明が済んだ後、売買・賃貸借の契約書を締結します。この際の契約書にも宅建士の記名・押印が必要です。 なお、契約書の交付自体は資格を所持していない一般の従事者でも行うことが可能です。 宅建が有利な理由②:5人に1人の割合で宅建士の設置義務がある 宅地建物取引業法では、宅建業者はひとつの事務所につき5人に1人の割合で宅建士を設置しなければならないと定めています。 もし定められた人数が足りなくなると、宅建業者は不動産取引を行うことができなくなってしまいます。 仮にまったく実務経験のない人であっても、資格さえ所持していれば必要人数にカウントされるため、特に資格保有者が少ない会社には重宝されます。 つまり宅建士は持っているだけで価値のある資格なのです。 宅建が有利な理由③:不動産の知識があることを証明できる 宅建士の資格を取得するためには、宅建試験に合格する必要があります。前項で説明した通り、宅建士は受験者のうちの上位15%前後のみが合格できる資格ですので、決して簡単な試験ではありません。 私の周りでも3年連続で落ちている人もいます。 宅建試験に出題される問題は幅広く、宅建業法、民法、法令上の制限などを隅々まで学ぶ必要があり、試験に合格するレベルであれば、不動産取引を行ううえでの一通りの知識は備わっているものと見なされます。 また、宅地建物取引士証の交付を受けるためには合格に加え、2年以上の実務経験か法定講習の受講が必要となりますので、実務経験または講習受講したことの証明にもなります。 仮に実務が未経験であっても、知識があることを証明できるのは大きな強みでしょう。 学習能力の高さを証明できる 宅建は試験範囲が広く、覚える内容がたくさんあります。合格するための学習時間は人ぞれぞれですが、おおむね500時間程度が必要であるといわれています。 試験も単純な暗記のみでは乗り切れない問題が出題され、特に民法の分野では深い思考力を要求されるケースが多いです。したがって、試験に合格したというだけでも、一定の学習能力があるという評価に繋がります。 余談:宅建は不動産業界以外でも活かせる! 余談にはなりますが、宅建士は不動産業界以外でも、様々な業種で活かせる資格です。 たとえば建設業界では、建築工事の請け負いだけではなく、完成した物件(住宅やマンションなど)の販売まで行う会社もあります。物件を販売する際は、不動産取引の独占業務を持つ宅建士の免許が必要なため、資格を活かせる場合が多いです。 また金融業でも宅建士の資格を活かせるケースがあります。 例をあげると、銀行が融資業務を行う場合、不動産を担保とするときがありますが、その際、不動産の価値を把握するための知識がなければ、融資の判断が難しくなります。 こういった場合に、宅建士の知識が重宝されるのです。 最近では、不動産担保ローン、住宅ローンなどを取り扱う金融機関も多く、金融業と不動産の知識は切っても切り離せない状態となっており、営業所ごとに宅建士を配置している金融期間も増えています。 まとめ 以上のように、宅建士の資格を所持していれば、不動産会社においては持っているだけで評価されるうえ、知識や経験のアピールもできます。 私も様々な不動産会社の方とお話する機会がありますが、「営業経験なくてもいいから宅建士が欲しい」という声や、「不動産営業歴3年以上かつ宅建は持っていてほしいな」という声が上がっております。 理由としては、宅建を持っていないと自分がお申込みを獲得したお客様を自分で契約することができず、別の宅建を持っているスタッフにお願いすることになります。自分のお客様なのに自分で最後までできないのです。 その分宅建を持っている人の仕事量は増えてしまいますし、自分自身も自分のお客様なのに最後まで対応ができない悔しさが出てくるでしょう。 前提として資格さえ所持していれば転職できるというわけではなく、経歴や人柄なども転職するのに重要な要素ではありますが、大きな武器となるのは間違いありません。 これから宅建士の資格を取得し、転職を考えている人は資格の強みを理解したうえで勉強に励みましょう。 不動産業界特化型転職エージェントリアルエステートWORKSに登録する
不動産業界で働く宅建士の年収は宅建を持っていない人よりも高いのか
2021/12/15
宅地建物取引士(以下、宅建)を取る方にはどのような理由があるのでしょうか? ・不動産業界での転職活動を有利に進めたい ・会社で強制的に取るように勧められた ・キャリアアップしたい などがあると思います。 今回は、頑張って勉強して取得した宅建がどのようなメリットをもたらすのかについて、以下の観点から解説致します。 ・宅建を取得することで転職が有利に働くのか ・宅建を取得していない人よりも年収は高くなるのか 宅建をこれから取得するという方も、是非一度ご覧下さいませ! 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する なぜ宅建士は不動産業界において重要な存在なのか 宅建取得者のメリットをお伝えする前に、なぜ宅建士が不動産業界において重要なのか理解しましょう。 宅建士は不動産業界においてなくてならない存在です。それは単に知識とスキルが豊富だからという理由だけではありません。次のような理由から、宅建士がいないと不動産業が成り立たないのです。 1.専任の宅建士を置かなければならなない義務がある 「宅建士」は不動産取引に関わる国家資格で、「宅建業法」において詳細が定められています。 宅建業法には、不動産取引に関わる宅建業を営むためには、宅建業従事者5名のうち1名は専任の宅建士でなければならないという規定があります。そのため、不動産会社の本店、営業所には必ず専任の宅建士が従事しなければならないのです。 不動産会社を設立する際にも、宅建士が必ずいないと設立できません。 2.宅建士でなければできない業務がある 皆さんも、賃貸マンションや賃貸アパートを借りるときには、宅建士の重要事項説明を受けた経験があるかと思います。 不動産取引には宅建士が立ち会い、宅建士証(運転免許証のようなカード)を契約者に提示して、宅建士の記名押印の入った重要事項説明書を説明しなければならないということが宅建業法で定められています。 したがって、不動産賃貸、不動産売買などの契約の際には必ず宅建士が立ち会います。 3.宅建の試験内容が業務内容に直結している さらに、不動産業界に転職した後も、宅建士の試験内容はそのまま業務知識として生かされます。 駅前から街を散歩するとある区画から急に高い建物がなくなっている、ということに気づいたことがないでしょうか?それは、都市計画法に基づいて街の区画ごとに用途地域が定まっているために、建てられる高さの上限が決まっているからです。 このような内容は宅建士の試験範囲であるとともに、役所調査や現地調査をして契約書や重要事項説明書を作成する際に必須となる知識なのです。 知識の有無によって、重大なミスが起きてしまうこともありますので、宅建取得者は不動産業界において知識がある人という面でも重要になってきます。 宅建が活かせる求人を紹介してもらう 不動産業界は宅建の取得/未取得で年収の差があるのか では次に、不動産業界で働く人々の年収が、宅建の取得/未取得によって差があるのかについて紹介致します。 そもそも宅建を取得するとどのような仕事ができるようになるのでしょうか。 宅建を取得するとできること 宅建を取得することで下記の業務ができるようになります。 ・重要事項の説明 ・重要事項説明書(35条書面)への記名・押印 ・契約書(37条書面)への記名・押印 逆に言えば、宅建を保有していない人は上記業務を行うことができません。 重要事項の説明は、不動産の契約時にかかせない業務となりますので、例えば宅建を保有していない人が不動産を販売したとしても契約業務が行えず、結果宅建取得者が契約業務を行います。 そのため、宅建事務/契約事務と呼ばれる、重要事項の説明や、重要事項説明書・契約書の作成業務を行う職種もございます。 営業として勤務した場合、宅建を取得することによって初めて入り口から契約まですべての業務が行うことができるでしょう。 不動産業界は宅建の取得/未取得で年収の差があるのか? 結論として、不動産業界ではお給料にインセンティブ制を取り入れているため、宅建取得者/宅建非取得者で年収が変わることはあまりありません。 その年度においての不動産販売件数が、宅建取得者A より宅建未取得者B の方が10件多ければ、宅建未取得者B の方が年収が高くなります。 しかし、年収アップやキャリアアップを見据えて転職活動を行う際には宅建を活かすことができます。なぜならば宅建を持っていることで不動産業界での転職が有利になるからです。 不動産業界特化型転職エージェントが解説!宅建は転職において有利になるのか 宅建とは?転職を開始する際に持っていたほうがいい理由 また、役職に関しても宅建取得者じゃないと就けない…というわけではありません。しかし、不動産会社にお伺いしてお話を聞くと、役職に就いている方やTOPセールスの方は宅建を取得している方が多いです。 そのため、不動産業界で稼ぐためには宅建をすぐにでも取得しないといけないわけではありませんが、これからのことを考えて取得に向けて動いておくのがおすすめです。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する 結局宅建を取得しても年収は上がらない? ここまで記載してきた通り、宅建を取得したからといって年収が宅建未取得者より高くなるわけではありません。しかし、固定給としてみると、宅建士は年間で約40万円ほど宅建未取得者より年収が多くもらえます。 その理由は、宅建手当が最大月3万円支給されるためです。 「なぜ宅建士は不動産業界において重要な存在なのか」でもご紹介した通り、採用活動を行うにあたって、5人に1人の宅建士が必要ということは常に頭に入れておかなければなりません。また、営業が沢山不動産を販売してきても契約業務を行える人がいないかぎり自社で完結できなくなってしまいます。 そのため、宅建士は多くの企業より選ばれやすい存在となり、企業としては数ある企業の中で自分の会社を選んでもらうために宅建手当を福利厚生に入れているのです。 その額が大体1万円~3万円となっており、年間にすると36万円!もしその企業で3年間勤務した場合は、宅建を取得していない人との固定給の差は108万円に及びます。 このことから、不動産営業において年収の差は宅建取得者/未取得者で変わりがないものの、固定給換算した際には宅建取得者の方が年収が高くなります。 もちろん宅建手当がでない企業もございますので、折角宅建を取得したのであれば、是非宅建手当がでる企業を選んでみてはいかがでしょうか? 宅建資格手当が最大3万円!?宅地建物取引士が年収UPに繋がる求人3選 宅建手当がもらえる求人を聞く 不動産業界に転職後の業務内容 では、宅建士が不動産業界に転職すると、どのような業務に携わるのでしょうか。不動産業界はおおむね、以下のような業種に分かれます。 1、 不動産賃貸仲介 2、 不動産売買仲介 3、 賃貸管理(リーシング、プロパティマネジメント) 4、 不動産開発(不動産ディベロッパー)・販売 5、 不動産ファンド 6、 その他(店舗開発、財産管理など) ではそれぞれについて見ていきましょう。 不動産賃貸仲介 皆さんにとって最も身近な不動産会社は不動産賃貸の仲介会社でしょう。 駅前の不動産屋さんで賃貸物件の仲介を行ったり、賃貸物件紹介サイトに掲載される資料を作成したりする業務です。比較的若い方が多く、男性、女性問わずたくさんの方が業務に携わっています。 特に宅建士の業務というと、重要事項の説明業務です。物件の案内などは資格保有者でなくてもできますので他の従業員にお願いして、契約手続きのみを宅建士が行う、というように役割分担がなされているケースがほとんどです。 不動産賃貸の仲介業務は何も住宅のみではありません。店舗や飲食店、オフィスなども含まれます。 金額も高額になり、都心の広いオフィスだと保証金だけで数千万円というケースも珍しくありません。 不動産売買仲介 不動産を売りたい人と買いたい人の間に入って、契約交渉手続き、そして契約手続きから引渡までの一連の流れを担当します。 賃貸仲介よりは契約規模も大きくなり、投資用の一棟マンションだと10億円を超える取引になることも多いです。 取引額が大きくなるにしたがって、考慮してなければならない事情や法律関係が複雑になってきます。 転職後、業務経験なしにいきなり大きな売買業務を任されることはありませんが、知識やスキルを積めば、ダイナミックな不動産取引に出会えることでしょう。 不動産管理(リーシング・プロパティマネジメント) 不動産の所有者から物件の管理を請け負います。 日常の賃料督促業務や物件管理業務のほか空室が出た場合はテナントを募集して契約する業務を担います。 小さな物件だと街の不動産屋さんが行うケースもありますが、大きなマンションや商業施設になると、専門のプロパティマネジメント会社が管理を請け負います。 不動産開発(不動産ディベロッパー) 更地を開発して戸建、マンション、店舗、ビルなどを建設して購入希望者に売却する一連の業務を各担当に分かれて行います。 通常、企画部(土地仕入担当)、設計・商品開発部(建物の設計や設備仕様の決定)、営業部(広告・販売営業やモデルルームの運営)、業務部(物件の引渡しや住宅ローンの手続き、登記手続など販売後の業務をサポートする)などに分かれて、不動産開発を行います。 どの部署においても、宅建士の有する知識は必須です。 不動産ファンド(アセットマネジメント) 不動産ファンドのマネジメント業務は今まで説明した不動産業務のほとんどを含んでいます。 宅建士は、不動産の稼働状況を見ながら各業務の専門家と連携をとりつつファンドをマネジメントします。 弁護士、税理士・会計士、司法書士、不動産取引・不動産管理における専門家など、ファンドに関わる従事者の真ん中に立って連絡・調整業務をこなします。 不動産に関する幅広い知識・スキルのほか、会計業務、法務、金融にも長けていることが必要であるため、証券アナリスト、不動産鑑定士など複数の資格を保有している方も多いです。 その他(店舗開発、財産管理など) 不動産会社のほかにも宅建士が活躍する業種はたくさんあります。 まずは、コンビニエンスストア、飲食店やカフェ、ドラッグストアなどの店舗開発の業務です。 これらは立地が売り上げの決定的な要因になるために、不動産の知識が不可欠です。もちろん、不動産売買や賃貸の業務が多く絡んでくることから、これらの業務は宅建士が担当します。 また、大企業で工場や倉庫、店舗やビル、社宅など多くの不動産の資産を持つ会社は資産を管理する部署があります(管財課など)。このような部署で働く方は日常的に不動産に関わる業務を行いますので、宅建士の出番となります。 宅建士の求人はますます増加。宅建手当で年収アップも! 従来の不動産業務のほか、最近ではDX(デジタル・トランスフォーメーション)の動きが加速しており、不動産テックといわれる新興企業も増えています。 また一般企業や金融機関においても不動産に関連する職種がたくさんあります。世の中に土地と建物がある限り、宅建士は必要とされ続ける人材なのです。 皆さんも不動産業界への転職を考えるときには、宅建士の取得を目指してみてはいかがでしょうか。 不動産会社が設立されるにつれて宅建士のニーズも高まるでしょう。一方宅建試験の合格率は15%。さらに毎年難しくなっているという話も出てきておりますので不動産会社は増加する一方宅建士の数は減少する可能性も出てきます。 宅建士を採用したいニーズのある企業が、宅建手当や宅建士の年収を上げることによって自社を選んでくれるようにすることもありますので、宅建を持っておくことはプラスにはたらくことでしょう。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録
宅地建物取引士が不動産業界での転職で有利な理由
2021/10/15
不動産業の転職を考えている方は「宅地建物取引士(以下宅建)」の資格を持っていると転職に有利だと聞いたことはあるのではないでしょうか。 実際に不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』を利用して転職活動を行う方の中にも、「ステップアップ転職するために宅建を取得しておきました!」という方がいらっしゃいます。 宅建がなければ不動産業界で転職ができないか、と言われたらそうではありません。宅建がなくても上に上り詰める方は沢山いらっしゃいます。 しかし、転職時において宅建を持っていることで有利に働くことがあるのも確かです。 今回は、なぜ宅建を持っていると不動産業界で転職するにあたって有利になるのかを解説致します。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する 土地建物を扱う「不動産業」の形態とは 一般的に不動産業でいう「不動産」とは「土地と建物」のことです。 土地建物を扱う業種を「不動産業」といいます。不動産業にはいろいろな種類があります。 例えば良く聞く不動産業であれば下記などが挙げられるかと思います。 ①賃貸仲介業 ②売買仲介業 ③不動産管理業 ④不動産デベロッパー業 ⑤不動産コンサルティング業 自分の持っている土地や建物を貸す、いわゆる「大家業」も一定規模以上だと「不動産業」としてみなされるケースもあります。 しかしながら不動産業をしているからといって「宅地建物取引業」 いわゆる「宅建業」として扱われないケースもあります。 「不動産業」と「宅建業」の違いとは 宅建業とは不動産業の中でも「土地」や「建物」の売買や仲介といった取引を取り扱う形態の業種です。 住まいの売却や購入にあたっては「宅建業」として扱われます。 宅地建物取引業(=宅建業)とは。 (1)自らが行う宅地や建物の売買や交換 (2)売買や交換・賃貸をするときの代理や媒介 を「業」として行うものをいいます。 そのため、大家業をしていても宅建業を行っているわけではありません。 大家仲間の物件を斡旋したりすると「宅建業」となる場合があります。 「宅建業」と「宅地建物取引士」との関係性 「宅建業」を営むには専任の「宅地建物取引士」を従業員5人に対して1人置かなくてはならないという設置義務があります。 経営をしている「社長」が宅地建物取引士であることは必要なく、正社員の「宅地建物取引士」を雇うことでその要件が満たされてしまいます。 もちろん、経営者が宅地建物取引士であれば新しく専門的知識を持った人を雇う必要はありません。 こういった理由からハローワーク求人で宅建業を営む会社には「宅地建物取引士」必須のような応募条件が提示されることが多いです。 「宅建業」以外でも「宅地建物取引士」の資格は就職に役立つ 銀行や信用金庫などの金融機関への就職、特に中途採用では「ファイナンシャルプランナー」や「宅地建物取引士」の資格を持っているかどうかが採用の基準になります。そもそも、ファイナンシャルプランナーの資格取得には宅地建物取引士の知識が生かされます。 金融機関の仕事の多くは「お金」を貸すことです。 また、金融機関は多額のお金をタダでは貸すことはありません。 多くは人質ならぬ「モノ質」、いわゆる「担保」を付けてもし返せなかったら「モノ」を没収することによりお金が返せなかった時の備えをしています。 土地や建物といった「不動産」を担保にすることが多いことから金融機関で働くには「不動産」のありとあらゆる知識が必要になってきます。 ちなみにJAなどの農協も不動産の仲介業をやっていたりします。 というのも、農業をしている方は広大な農地を持っているので農業を縮小するときに融資先のJAに相談をしたりするのでJAの中には不動産業をやっているケースもあります。他にコンサルティング会社や会計事務所などの就職にも有利に働きます。特に不動産業で働いた経験+宅地建物取引士の資格は大いに就職に発揮します。 また、最近は不動産業以外の業種の会社例えば建築業や保険会社など多くの顧客を抱える業種が「不動産業」に参入するために不動産業経験者でかつ宅地建物取引士を持つ人を探しているケースはかなり多いです。事業責任者になれるチャンスもあるので就職にはお勧めの資格だといえます。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する 宅建が転職で有利になる理由 それではここからは、宅建士が不動産業界での転職で有利になる理由をご紹介致します。 1.事業拡大にあたり宅建士の増員が必要だから 先程も紹介したように宅建業法では宅地建物取引士の設置が法律として定められています。そのため、法律として従業員を増員するのであれば宅建士を採用しなければいけません。 ※(宅地建物取引士の設置)第三十一条の三 事業拡大のフェーズにある企業が、採用を強化するけれども宅建を持っていない人材ばかりを採用してしまうと宅地建物取引士の設置において条件を満たさない状況が出てきてしまいます。 そのため、宅建を持っていることが転職で有利になってくるのです。 当社に問い合わせてくる企業様の中には、「現在別の事業を行っているけれども、当たらに不動産事業を立ち上げたいので宅建士を採用したい」という声もございますので、宅建を保有していることで転職が有利になるでしょう。 2.宅建士しかできない仕事があるため 不動産の契約における重要事項説明を行えるのは宅建士のみと決まっております。 重要事項が書かれた書面のことを、「重要事項説明書(35条書面)」といい、重要事項説明書には宅建士の記名・押印が必要となるため、説明のみならず作成も宅建士のみしかできません。 そうすると宅建を持っていない営業担当者はどうするのか。 営業担当はお客様から申込を頂くまでを行い、契約をする際には宅建士に引き継がなければいけないのです。不動産会社によっては完璧に営業担当と契約担当を分けておりますが、分けていない不動産会社も多くあるためそうすると一人ですべての業務を行える宅建保有者は重宝されます。 そのため営業担当と契約担当が分かれておらず、宅建士の数が足りていない企業では転職時に宅建保有がかなり有利に働きます。 併せて読みたい! 不動産業界特化型転職エージェントが解説!宅建は転職において有利になるのか 宅建を持っていると転職に有利?宅建の4つのメリットをご紹介! 3.不動産業界の知識があると判断できるため 不動産の取引においては難しい言葉や内容が多く出てきますので、知識がないことで騙されてしまうことや、知識がないことで仕事が完了するまでのスピードに違いが出ることがあります。 ただし、書類選考時や面接時には不動産業界の知識があるかどうかをしっかりと見極めることが難しくなります。 そのため、知識があるかどうかを見極められるポイントの一つが宅建となるのです。 また、宅建は一般的に300時間~500時間の勉強が必要となり、そして合格率は15%前後とかなり狭き門です。 平均して400時間と考えると、半年間毎日1日2時間の勉強が必要になります。これを社会人になってから取得した場合は働きながら行うのです。 宅建取得の難しさを知っている不動産会社の方は多いので、「宅建を取得している=コツコツと頑張れる人」、続けられる人という印象を持ち、そうすると入社してからも頑張ってくれるだろうという発想になりやすいため転職時に有利になることがあります。 宅建が転職で有利になることを確証するかのように、不動産会社によっては宅建資格手当が毎月3万円も貰える会社がございます。 年間にすると36万円。年収と別に36万円払ってでも宅建士が欲しいということでもありますね! 宅建資格手当が最大3万円!?宅地建物取引士が年収UPに繋がる求人3選 「宅地建物取引士」の仕事とは 宅地建物取引士を持っている人しかできないことが3つあります。 ① 不動産取引の際の重要事項の説明 ② 重要事項説明書への記名押印 ③ 37条書面への記名押印(いわゆる契約書) 宅地建物取引の上で重要な仕事となっており、また、専門の知識がある人でないとできない仕事になってきます。 宅地建物取引は大きなお金が動きます。下手をすれば人生を左右する仕事です。 責任がある仕事ですからもちろんやりがいはかなりありますが、それと同時に失敗は許されない仕事になってきます。そのため、企業によっては宅建を持っている人に対して資格手当を支給されることもあれば、宅地建物取引士しかできない仕事を1回行うごとに手当をもらえることもあります。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する 「宅地建物取引士」の試験とは まず、不動産業界未経験の方が自分で勉強をして「宅地建物取引士」の資格を取ることは、ハードルが高いかもしれません。法学部出身の方や、建築業や金融業で勤務している方が受験するのは有利になるかもしれませんが。 実際不動産業界を知らない方が「宅地建物取引士」の資格取得に10年以上かかった人もいるぐらいです。 宅地建物取引士の合格率は15パーセントくらいです。そして合格ラインは50問中(満点50点)35点から40点の間だといわれています。 その年の難易度によって変わってきます。 不動産業界未経験の方だと専門学校で半年から1年の受講をお勧めします。 ある程度イメージがついてから実際の対策をやっていくのが一番です。 なお、現在不動産業にお勤めしていて「従業者証明書」を持っていれば5点免除を受けることができます。 ただ、5点免除を受けるには国土交通大臣が指定する講習を受講して「登録講習修了者証明書」を交付してもらう必要があります。 いわゆる「宅建登録講習」と言われ日建学院などの複数の資格の専門学校で受講できます。その代わり、宅地建物取引士の試験時間2時間のうち10分短縮された上で合格ラインが5点引き下げられるのでその分野が得意な人にとっては不利となってきます。 また、講習にはお金もかかります。まずはその分野が自分にとって優位かどうかを把握したうえで講習をうけるのをうけるのがベストです。 ちなみに免除されるのは ☆住宅金融支援機構法 ☆景品表示法 ☆統計に関する問題 ☆土地に関する問題 ☆建物に関する問題 です。 5.宅地建物取引士の試験勉強は 試験科目は大きくわけて4つあります。 ① 権利関係 14問 ② 法令上の制限 8問 ③ 宅地建物取引業法 20問 ④ その他法令 8問 50問中8割とれれば合格ラインに入ります。 ただ、難易度にムラがある科目とない科目があります。難易度が安定しているのは③の宅地建物取引業法です。宅地建物取引業法の知識をしっかりと覚えれば点数につながるはずです。 なお、④のその他法令や②の法令上の制限については建築業経験者になじみやすい科目とも言えます。 受験生を悩ます科目として①の権利関係の科目が多いようです。権利関係は民法と不動産登記にかかる問題が主な内容です。びっくりするくらい難しい問題が出てくる場合もあるので苦手意識がついてしまった方は専門学校へ通うことをお勧めします。 宅地建物取引士取得には転職に有利 宅地建物取引士試験を合格すればやはり道は開けます。未経験でも資格があれば雇ってくれるのが不動産業界の良いところです。 宅地建物取引士受験の際に勉強した専門知識も生かされてきます。総務や経理などの管理的仕事に就く人でも総合不動産業者では宅地建物取引士の資格を持っていれば就職に有利に働くケースもあります。 ただ、やはり営業経験があり、かつ宅地建物取引士の資格を取得していると宅地建物取引士の実務に関われるのでご自身のキャリアアップのためにも営業経験が少しでもあるとよいのかなぁと思います。 宅地建物取引士の勉強は多少大変ですが要領をつかめば一発合格できます。合格めざして今から勉強を始めましょう。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する
不動産営業に転職するにはどうすればいい?成功するためのポイントを解説!
2021/09/03
「不動産営業に転職したいと思っているんだけど、求人はどうやって探せばいいんだろう?」 「転職に成功するためのコツはあるのかな?」 今回はそんなお悩みを解決する記事をお届けします。 不動産業界の中でも、もっとも稼ぎやすい職種の一つが不動産営業です。 特に売買営業や仲介営業では、インセンティブ制度を設けている会社が多いため、成果を上げれば若いうちからでも高い報酬を得ることが可能です。 しかし、いくらやる気があっても、まずは不動産営業として就職するための手段を把握していなければ、入り口に立つこともできません そこで本記事では、不動産営業の求人の探し方や、成功するためのポイントを解説します。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 不動産営業に転職するための方法とは? 初めに不動産営業に転職するための、主な方法を3つ紹介します。 どれもインターネットを活用した方法ですが、それぞれの特徴をしっかり押さえておきましょう。 転職サイトを利用する 通常の転職サイトを利用して求人を探す方法です。 転職サイトとは、好きな求人を探して、応募から面接まで自分で行うサービスのことで、有名所としては、リクナビNEXT、doda、ビズリーチなどがあります。 大手の転職サイトは求人数が豊富なので、「不動産 営業」などで検索すれば、多数の求人が見つかるでしょう。 また、スカウトサービスもあるため、経験や実績があれば登録しているだけでオファーを受けられる場合もあります。 一方、転職サイトのデメリットとして、面接対策や給与交渉などをすべて自分で行う必要があり、転職活動のサポートを受けられない点です。 そのため、初めて転職活動をする人は、進め方がわからず、履歴書の書き方や面接対策などがおざなりになってしまう可能性があります。 併せて読みたい! 転職サイトと転職エージェントを徹底比較!双方のメリットデメリットとは 転職エージェントを使って1ヶ月で内定4社獲得した私が伝える面接時のポイント 総合型転職エージェントを利用する 転職エージェントとは、求職者と人材を募集している企業のマッチングをサポートする転職支援サービスです。 転職サイトと違い、キャリアアドバイザーから意見をもらえるうえ、企業との日程調整や条件交渉などもすべて代行してくれるため、スムーズに活動が進みます。 そして総合型転職エージェントとは、不動産業界に限らず幅広い業界を網羅した転職サービスです。有名所としては、リクルートエージェント、マイナビエージェント、JACリクルートメントなどがあります。 総合型の転職エージェントでは、利用者の数が多いという特徴があり、アドバイザーもさまざまな経験を積んでいるため、レベルが高い傾向にあります。 一方で、幅広い業界に対応している反面、専門性という点では知識がやや不足することもあるでしょう。 そのため、不動産業界へ転職することを決めている人にとっては、情報が足りないと感じることもあるでしょう。 併せて読みたい! 特化型?総合型?不動産業界の転職エージェントの選び方 業界特化型転職エージェントを利用する【おすすめ】 業界特化型転職エージェントとは、特定の業界を専門とする転職エージェントです。 専門とする業界に関しては、総合型転職エージェントより求人数や職種が豊富にあり、キャリアアドバイザーの知識も高いため、不動産営業を目指すことが決まっている人は、こちらを利用するのがおすすめです。 特定の業界を対象にしているため、全体の案件数は総合型と比較すると少なく、他の業界の求人も知りたい人にとっては不便な場合もありますが、入りたい業界が明確になっている人にとっては希望する業界の情報に集中できるので、むしろ好都合かもしれません。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 不動産営業への転職を成功させるためのポイント 次に不動産営業への転職するために押さえるべきポイントを3つ解説します。 これらのポイントを押させえておけば、業界未経験の人でも転職に成功することは十分可能です。 志望動機を明確にする 転職活動をする場合、その企業を選んだ志望動機は面接の際に必ず聞かれます。 特にその企業を選んだ理由や、入社後にやりたいことについては、確実に答えられるようにしておきましょう。 さらに不動産営業へ転職する場合は、専門性やコミュニケーション力がある点をアピールできると有利です。 以下に不動産営業へ転職する場合の志望動機として押さえておくべきポイントをまとめます。 不動産業界で働きたい理由を明確にする 営業経験がありスキルを活かせることをアピールする 忍耐力や継続力に自信があることを伝える 宅建士などの資格を所持していることを伝える 経験やスキルがない人は、少し不利になってしまいますが、不動産営業は離職率が高い特徴もあるため、業界未経験でも入社することは可能です。 業界未経験で不動産営業への転職を目指す人は、コミュニケーション力や忍耐力、不動産業界で働くことへの意欲、長く勤務できる根拠などをアピールしていくと良いでしょう。 特にアピールできることの根拠となる、具体的なエピソードがあると理想的です。 コミュニケーション力を高める 不動産営業はさまざまな顧客を相手にしなければならないので、高いコミュニケーション力が求められます。 しかし、不動産営業は単に営業トークができるだけでは務まりません。 不動産という高価な商品を扱う関係上、しっかりとした専門知識を持ち、わかりやすく説明する力が必要です。 逆に多少、口下手な人であっても、専門的な内容をわかりやすく丁寧に説明できる人なら、高い成果をあげられるでしょう。 もちろん、営業成績を上げて給料アップを狙いたい!という情熱を持っておくことも大切です。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 宅建士などの資格を取得する 不動産業界では宅建士を始めとしたさまざまな資格があります。 資格がなければ転職できないわけではありませんが、所持していれば当然、採用率もアップします。 以下に不動産業界で必要とされる主な資格を3つ紹介します。 1.【宅地建物取引士】 不動産に関わるすべて仕事で重宝される資格です。 宅地建物取引士には不動産売買、交換または賃借における重要事項の説明、重要事項説明書面の記名・押印、賃貸借契約書の記名・押印などの専権業務が与えられています。 また事務所の場合、業務に従事する者5人に対して1人の割合で設置が義務付けられており、資格者が足りないと業務を行えなくなってしまうため、不動産会社としては一人でも多く確保しておきたい人材です。 企業によっては、宅建資格手当として最大で¥30,000/月の手当てが出ることもございますので、持っておいてプラスになることしかないでしょう。 併せて読みたい! 宅建を持っていると転職に有利?宅建の4つのメリットをご紹介! 宅建資格手当が最大3万円!?宅地建物取引士が年収UPに繋がる求人3選 2.【ファイナンシャルプランナー(FP)】 将来のライフプランニングに基づいた資金計画やアドバイスを行ううえでの知識があることを証明できる資格です。 不動産は大きな資産であるため、相続や税金対策、住宅ローンの仕組みについて顧客に説明する場面が多々あります。 ファイナンシャルプランナーの資格を持っていれば、知識の証明ができますので、顧客の信頼獲得に繋がります。 なお、ファイナンシャルプランナーは、1~3級まで段階がありますが、不動産業界で資格を活かすのであれば、2級以上を所持することが望ましいです。 3.【管理業務主任者】 マンションの委託契約に関する重要事項説明や管理事務の報告を行う知識を有していることを証明する資格です。 マンション管理会社は、事務所ごとに一定数の成年者である専任の管理業務主任者を設置する義務があります。 宅地建物取引士が不動産売買、仲介に必要とされる資格であるのに対し、管理業務主任者はマンションを中心とした管理に特化した資格です。主に不動産管理の仕事で重要視されます。 まとめ 以上、不動産営業の求人の探し方や、成功するためのポイントを解説してきました。 転職先を不動産営業に絞っている場合は、不動産業界特化型の転職エージェントサイトを利用するのがおすすめです。 また、転職に成功するためのポイントを押さえたうえで、面接に臨めば採用率もアップするでしょう。 もちろん、自分自身が仕事に向いているかどうかを見極めることも重要なので、転職活動を始める前に自分の適正診断などを行うことも大切です。 なお、不動産営業にもさまざまな種類があることを理解しておいてください。 今回は成果を重視する売買や仲介の営業を例にしてきましたが、不動産デベロッパーや不動産管理の営業では、少し違った視点が必要になります。 以下の記事で、それぞれの営業の違いを解説していますので、参考にしてください。 不動産営業職に転職をご検討中の方必見!不動産業界の営業種類をご紹介! 不動産業界特化型転職エージェントに登録する
不動産転職で役立つ資格11選!宅建士以外にあるとよい資格とは?
2021/08/30
今回は不動産業界内での転職をご検討されている方に向けて、不動産業界での転職で役に立つ資格を紹介します。 不動産業界で代表的な資格である宅地建物取引士(以下宅建士)以外にも転職に役に立つ資格がありますので、是非ご覧下さいませ。 また、宅建士の資格などは合格率15パーセントとかなり狭き門となります。その他の資格の取得についての難易度や資格の取得条件なども分かりやすく説明しますので、 自身のキャリアアップの為に計画的に取得を目指してみてください。 ■資格に関するコラム 不動産業界特化型転職エージェントが解説!宅建は転職において有利になるのか 宅建資格手当が最大3万円!?宅地建物取引士が年収UPに繋がる求人3選 不動産転職で役立つ資格その1:宅地建物取引士 不動産業界の代表的な資格は宅地建物取引士になります。 不動産業を営む際には、ひとつの事務所において業務に従事するもの5人につき、専任の宅地建物取引士を1人以上の割合で、設置しなければならないため、非常に優遇される資格です。 また取引の際には賃貸や売買の契約が成立するまでの間に、借主や買主に対して書面を交付した上で、宅地建物取引士から重要な事項をしなければならず、不動産業の中で大切な役割を担います。 受験資格はなく、誰でも受けられる試験で、年間20万人ほどが試験を受けて、約3万人が合格しています。 合格率は約15パーセントの難易度です。 不動産転職で役立つ資格その2:FP 顧客の資金計画に携わることがある不動産業界ではFP(ファイナンシャルプランナー)の資格も役に立ちます。 不動産を扱う上で住宅ローンや、税金、相続の話はつきものですので、不動産売買仲介の業務ではFPの資格があることでより信頼を得られるかもしれません。 FP3級の受験から始め1級へと難易度があがりますが、実務レベルであれば2級以上の取得を目指しましょう。 合格率はFP3級が70%程度、FP2級が25~30%程度、FP1級が10%程度になっています。 不動産転職で役立つ資格その3:不動産コンサルティング技能士 不動産に関する専門的な知識や能力を身に付け、依頼者にアドバイスができる不動産コンサルティング技能士の資格は転職で役に立ちます。 近年では40%台の合格率で推移しており、簡単なように感じられますが、そもそも受験資格のハードルが高い資格です。 受験するためには宅地建物取引士、不動産鑑定士、一級建築士のいずれかの資格を持っていることが条件で、資格取得のためには実務の経験も必要となります。 宅地建物取引士、不動産鑑定士、一級建築士の資格を持っている人はキャリアアップの為に受験してみてはいかがでしょうか。 不動産転職で役立つ資格その4:マンション管理士 マンションの維持や管理のための助言を行うコンサルタントの役割を果たすマンション管理士の資格は不動産業界の転職で役立つ資格です。マンションの管理組合の運営や建物の保全などについて計画を建てることが主な仕事となります。 マンション管理組合側の立場に立って総合的なアドバイスを行うため、特に賃貸の仲介や管理業を主に行っている会社では特に重要な資格です。 試験の合格率は近年では7~9%台となっており、宅建と比べると少し難易度が高い資格です。 受験資格に制限がない国家資格で、受験者が多くなり、合格率が低くなっているとも考えられます。 不動産転職で役立つ資格その5:管理業務主任者 管理業務主任者はマンションの管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行うときに必要な国家資格者で、転職に役立ちます。マンション管理会社の立場から受託契約の内容説明や管理状況の確認~報告を行うのが主な仕事です。 管理業務主任者になるには管理業務主任者資格に合格する必要があります。 試験はマンション管理士の試験と出題範囲がほぼ同じであるため、一緒に受験することも可能です。 またどちらかの試験に合格していれば、もう一方の試験において5問免除を受けられます。 マンション管理士と管理業務主任者の資格はいずれもマンションの管理に関わる資格ですので、合わせて取得すると良いかもしれません。 不動産転職で役立つ資格その6:賃貸不動産経営管理士 賃貸不動産経営管理士は賃貸アパートやマンションの管理についての知識を持つ専門家とみなされる資格で、賃貸仲介や投資用物件の営業職などの転職に役立つ資格です。 賃貸住宅を管理する業者は業務の管理や監督を行うために営業所や事務所ごとに一人以上の業務管理者を配置しなければなりません。賃貸不動産経営管理士の資格は業務管理者の要件を満たしており、不動産業界では転職に有利な資格となります。 豊富な知識を持ち、オーナーと入居者に対し、中立な立場で職務を行う賃貸不動産経営管理士は今後ますます重要な資格になると考えられます。 だれでも受験することが可能ですが、資格登録のためには2年以上の実務経験、もしくは実務経験2年とみなす講習を修了することが必要です。 不動産転職で役立つ資格その7:インテリアコーディネーター インテリアコーディネーターは快適な住環境を作るためにアドバイスを行う専門職です。 不動産を購入した方へのインテリアのアドバイスや不動産管理会社や仲介会社であればリフォームやリノベーションの提案など活躍の場は多岐にわたります。 不動産会社にとってもインテリアコーディネーターが在籍していることで、お客様へのサービスの付加価値を高めることができますので、転職に役立つ資格と言えます。 試験は1次試験に合格すると2次試験を受験しますが通じての合格率はおよそ25%前後です。 誰でも受験することができる人気の資格ですが、難易度はそこまで高くありませんので、転職を考えている人は資格を取得後にしっかりとインテリアコーディネーターとしての経験を積んでいくことが大切です。 不動産転職で役立つ資格その8:建築士 建築士は住宅やビルの設計、現場の管理等を行う事が出来るため、当然不動産業界での転職でも大いに役立つ資格です。 ただし、受験には要件があり、だれでも受験できるわけではありません。建築系の学校を卒業していること、もしくは7年間の実務経験があること、が受験資格となります。 試験は学科試験と製図試験があり最終的な合格率は25%前後です。 厳しい受験資格があり、この合格率ですので、非常に難易度が高い資格だと理解できるかと思います。 不動産転職で役立つ資格その9:不動産鑑定士 不動産鑑定士は不動産の鑑定評価や土地の有効利用などのコンサルティングなど多岐にわたる仕事を行っています。 不動産会社内でも企画や管理、開発などの部署で、専門知識を活かして活躍できるため、転職で役立つ資格です。 不動産鑑定士試験は短答式試験、論文式試験の2段階式になっており、合格率はそれぞれ短答式試験32%程度、論文式試験が14%で非常に難易度の高い資格です。 不動産転職で役立つ資格その10:土地家屋調査士 土地家屋調査士は土地や建物に関する調査や測量を行い、不動産の表示に関する登記の申請手続きを代行することが可能です。 不動産会社に勤めている人のキャリアアップにも有効な資格で、転職にも役立ちます。 土地家屋調査士の試験は筆記試験と口述試験が行われ、最終合格率は8~9%の間で推移しています。 計算や作図が必要で難易度の高い資格ですが、受験資格が設定されていないため、だれでも受験できる資格です。 不動産転職で役立つ資格その11:司法書士 司法書士は法務局や裁判所などに提出する書類の作成や登記関係の仕事を行います。 登記手続きなど司法書士事務所へ依頼する不動産会社が多い中、もしも社内に司法書士がいれば不動産売買時の登記など自社で一貫して行うことも可能になります。 司法書士を採用したい不動産売買仲介の会社は多く、非常に役立つ資格です。 司法書士試験の合格率は例年3~4%台で推移しており、難関資格のひとつと言われていますが、受験資格が設定されていないため、だれでも受験できます。 まとめ 不動産転職で役立つ資格を紹介してきました。 不動産業界であればまず宅地建物取引士の資格の取得を目指すかもしれませんが、他にも転職に役立つ資格がたくさんあります。 難易度や受験要件などは資格によって様々ですが、資格取得に向けて勉強することは自身のキャリアアップにもつながります。 資格を取得できれば、普段の業務においての信頼も高まるでしょうし、転職時にも有利になるはずです。 資格があることで年収が高くなる転職ができるかもしれませんし、自分がチャレンジしてみたい職種への転職が可能になるかもしれません。 資格を取得しておけば、将来的に独立することも可能です。 自分の目標達成に向けて、資格を取得に挑戦してみると良いかもしれません。
【宅建取得を目指している方必見】宅建保有者が伝える宅建の独学勉強法
2020/08/28
不動産業界での転職を進めるうえで、資格を持っているかどうかで合否が左右されるケースが多々あります。 この記事では、不動産業界では欠かせない宅建の独学勉強法をお教えするとともに、その他持っておくと不動産業界での転職において有利になりやすい2つの資格もご紹介いたします! 宅地建物取引士 概要 宅地建物取引士、通称宅建と呼ばれる資格は、不動産業界、特に営業として働くためには欠かせない資格となっています。売買契約時の重要事項説明は宅建保有者のみが行うことができ、宅建を保有していることを応募必須条件としている求人や、毎月1万円~3万円の資格手当がつく企業も少なくありません。転職を有利に進めるためにもぜひ取得しましょう。 試験情報 勉強法 STEP1:試験日を確認し、勉強時間を考える まずは試験までどれくらいの時間があるのかチェックしましょう。宅建試験は毎年1回、10月の第3日曜日に実施されます。勉強時間は少ない人で100~150時間程度、通常は200時間~300時間ほど必要であると言われています。試験は毎年1回しかないため、不合格であった場合はまた来年まで待つしかありません。私自身は極度の心配性のため合計約400時間を費やし、一発で合格することができました。勉強の得意不得意は人それぞれのため、試験日まで逆算して、自分が一日どれくらいの勉強時間が必要なのかを考えましょう。 STEP2:参考書を購入する 宅建取得のためにTACや日建学院などの資格学校に通う方もいますが、宅建は独学でも取得が可能です。なぜなら毎年約20万人が受験する資格であり、参考書が豊富に存在するからです。どの参考書を使用するかは実際に書店などで手にとり、自分が勉強しやすいなと思ったものを使用するのが無理なく続けるためのコツです。また、参考書に加えて、練習問題集、過去問題集も合わせて購入しましょう。 STEP3:詳細なケジュールを立て、勉強する STEP1で決めた勉強時間を参考にしながら、スケジュールを詳細に立てましょう。いきなり計画を立てずに勉強を始める人もいますが、合格までの道のりが分からず途中で諦めてしまう人が多いです。下記のポイントを参考にして、毎日の勉強の進め方を明確にしましょう。 ・ポイント① 過去問1年分 直近5年分の過去問はポイント④のためにとっておき、それ以外の過去問を1年分解いてみましょう。そうすることで自分の現在地を知ることができ、どのような問題が出題されるのかを大まかに把握することができます。 ・ポイント② 参考書2周 過去問を解き終わったら、参考書に取り掛かりましょう。まずは参考書をじっくり1周読み込みましょう。重要な箇所にはマーカーなどで強調し、2周目以降効率的に読み進められるようにしておきましょう。また、理解できない箇所がある場合には、インターネットなどで調べ、参考書に書き込むようにしてください。勉強を進めるうえで、最初の参考書1周目が一番つらい作業になります。宅建士を取得して活躍する自分を想像しながら、頑張ってください。(勉強が得意な人は、2周目は割愛しても大丈夫です。) ・ポイント③ 練習問題+参考書1周 参考書を2周読み終えたら、実際に練習問題を解いてみましょう。練習問題を解いていくと、必ず分からない問題に直面します。その都度参考書の該当箇所を開き、読み直すようにすることが重要です。また、解けなかった問題には×、解けたけど再度解き直しが必要な問題には△、解き直す必要がない問題には◯印をつけ、×と△が付いた問題は◯になるまで何度も解き直しましょう。人間は1ヶ月後には学習した約80%を忘れると言われています。練習問題と並行して、参考書を改めて読み直しましょう。出来るだけより実践的な問題に触れるため、時間の配分としては練習問題70%、参考書30%の比率がベストだと思いますが、自らの理解度に応じて上手に調整してください。 ・ポイント④ 過去問題集 練習問題の◯の数が全問題数の60~70%ほどになったら、過去問題集を解いていきましょう。ポイント①で解いた時と比べ、飛躍的に点数はアップしているはずです。あとはひたすら過去問題集および練習問題集を解き進めながら、分からない問題は解説や参考書を読むというサイクルを続けるのみです。 ファイナンシャルプランナー(FP) 概要 ファイナンシャルプランナーの資格を取得するためには、国家資格であるFP技能検定もしくは日本FP協会が行う民間資格のAFP・CFP®を受験する必要があります。FP技能検定は全部で3級~1級まであり、履歴書に書くためには2級以上が必要であると言われています。それぞれ学科試験と実技試験から構成されており、試験は日本FP協会と金融財政事情研究会の2団体が行っていますが、どちらを受験しても問題ありません。一方で民間資格であるAFP・CFPは、AFPがFP技能検定の2級に相当し、CFPがFP技能検定の1級に相当します。FP技能検定に合格した場合は資格に期限はなく更新する必要はありませんが、民間資格であるAFP・CFPは基本的に2年ごとに講習を受ける必要があります。 試験情報 ・3級FP技能検定 ・2級FP技能検定(AFP資格審査試験を兼ねる) ・1級FP技能検定 ・CFP®資格審査試験 全部で6課目から構成されています。1課目のみ受験し、数年にわたって全6課目合格を目指す人もいれば、 全課目を一気に受験する人もいます。 管理業務主任者 概要 管理業務主任者は管理委託契約時の重要事項説明など、宅建士と同様に、資格を持っている人のみが行うことができる独占業務があります。また、不動産管理業者は一定数以上の資格保有者を事務所に置かなければならず、不動産転職において非常に有利な資格です。マンション管理士の資格保有者は、マンション管理適正化法に関する5問が免除されます。 試験情報 最後に 今回は宅建、FP、管理業務主任者を取り上げ、宅建については勉強法をご紹介いたしました。実は勉強法でお教えしたSTEPやポイントは、宅建以外の勉強にもそのまま当てはめることができます。ぜひ参考にしてみてください!また、企業や職種によって必要な資格は変わってくるため、当社のキャリアコンサルタントに遠慮なくお尋ねください!