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不動産業界の職種を徹底解説!これを読めば不動産業界の職種が丸わかり
2022/05/23
不動産業界で転職したいけど、このまま同じ職種で転職するか、それとも別の職種で転職するか、自分にはどの職種が良いんだろう? 自分の経験を活かしてできることは何があるんだろう? など、転職はしたいけど、どの職種・求人に応募しようか迷われている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 今回のコラムでは、数ある不動産業界の職種について、業務内容やその職種に向いている方の特徴についてまとめております。 是非この記事を参考に、不動産業界への転職、またステップアップ転職をご検討して頂けましたら幸いです。 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに相談する 不動産業界の職種について 不動産業界の仕事というと、不動産営業職を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? 不動産営業は「稼げる」「THE・営業」というイメージが強くあり、衣食住の1つであるため身近な存在であること、また不動産会社はコンビニの数よりも多いため日常で目に付くことも多く想像がつきやすいと思います。 しかし、いざ「不動産営業に転職する」と決めたとしても、その次には不動産営業の中でどの職種に就くのかを選択しなければいけません。 この後に紹介致しますが、不動産営業は細かく分けると幅広くあるのです。 大まかに分けてみても、不動産仲介or不動産販売、また賃貸仲介or売買仲介、投資用不動産or実需用不動産など選択肢は沢山あります。 次に、一番想像がつきやすい不動産営業以外の職種を見てみると、不動産管理や不動産企画開発などもございます。さらに広げていくと不動産業界の職種なので、不動産事務や契約事務、経理、財務、法務など様々あるでしょう。 今回は、細かく分けていきご紹介するのではなく、大枠に分けて、重要な部分は細かく分けてご紹介致します。 不動産営業の種類、仕事内容について それではまず初めに、不動産営業の種類や仕事内容についてご紹介致します。 今回は下記5つに分けてご紹介致します。 ・売買仲介営業 ・賃貸仲介営業 ・不動産販売営業 ・仕入れ営業 ・その他営業 売買仲介営業 一般的に「不動産営業職」と聞いたらまずこの職種を思い浮かぶのではないでしょうか?不動産売買仲介営業は、「不動産を買いたい人」と「不動産を売りたい人」をマッチングするお仕事です。 主な業務内容としては、居住用・投資用含めて「不動産を購入したい」と考えているお客様に対して、そのお客様が求めている物件内容をヒアリングし、ご提案。そしてお客様が気に入ってくださったらご契約を結びます。 このあとに紹介する不動産販売営業と業務内容自体は近いものがあるのですが、仲介営業の場合はご紹介する物件に決まりがないのが大きな違いです。 不動産は人生で一番大きな買い物と言われるほど高額な商品となっておりますので、お客様もかなり悩まれることが多いです。しかし、不動産は1つとして同じ物件はなく、そして自分がお客様にご紹介している不動産は別の方も見ている可能性が高いです。 売買仲介の仕事では、お客様の希望に合った不動産をご紹介するだけでなく、お客様が気に入った物件をお客様が購入できるように手助けすることが重要です。お客様に合わせて1週間ご連絡をせず待っていて、いざお客様が購入の意思を固めてもその時にはもうその不動産は別の人が申し込みをしてしまっていたというのは少なくありません。 その他にも、売買仲介はその名の通り販売するだけではなく購入をすることもあります。こちらは企業がどのような事業を展開しているかでも変わってきますが、お客様から依頼があった場合に物件を購入し、その物件をリノベーションして販売することもあれば、中古として販売します。 手数料が支払われたり、自社が持っている物件だと少し割引に融通を聞かせられることもあるので適正価格を提示してお客様に納得して頂き、不動産を購入するのもとても大切な業務の一つです。 営業スタイルですが、少し前までは飛び込み営業やチラシまきが主な営業手法でしたが、最近ではサイト掲載やweb広告に掲示して、お問い合わせがあったお客様にご提案する反響営業を取り入れいている企業様も多くみられます。 反響と源泉が半々のスタイルの企業や紹介営業が半数以上を占めている企業、完全反響営業の企業など種類は様々ございますので、自分にあったスタイルの求人を探してみるといいでしょう。 売買仲介営業職は、取り扱う額が大きいことが魅力の一つとして挙げられ、かつインセンティブ率こそ違うものの、インセンティブ制を取り入れている企業がほとんどなので販売額が大きい=インセンティブの多くもらえて稼げる職種です。 その他、物件を保有する必要がないので起業のハードルが低いのも魅力的なポイントですので、規模の大きな仕事がしたい、稼ぎたい、将来起業したいと考えている方におすすめの職種です。 源泉営業と反響営業について知りたい方はこちら>>> 反響営業は源泉営業に比べてどうなの? 源泉営業と反響営業の両者経験者が語る、両者の違いと抑えるべきポイント 不動産営業職の求人一覧 賃貸仲介営業 賃貸仲介営業は、多くの人が一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか? 売買仲介営業は不動産を「購入したい」お客様に販売する業務だったのに対し、賃貸仲介営業は不動産(お部屋)を「借りたい」人に貸す業務になります。 主な業務内容としては、電話やWebからのお問合せ、または来店頂いたお客様にご希望のエリアや家賃、間取りなどをヒアリング。その後お客様のご希望に合うお部屋を物件検索サイトから探し、お客様が気に入ればそのお部屋の内覧同行をし、契約する場合は契約まで行います。 賃貸仲介は不動産会社のみが入れる物件検索サイトから物件を探すことがほとんどですので、ご紹介できる物件はどの不動産会社も同じです。 そのため、お客様の希望を如何に上手にヒアリングできるか、そして如何にその条件にマッチした物件をご紹介できるかが、お客様が自社で契約をしてくれるかのポイントとなります。 営業スタイルは、賃貸仲介営業ですと反響営業がほぼ100%となっていることが多く、あとは一度流れてしまったお客様に定期的にLINEを送ったりなどしてご連絡していきます。 賃貸を探しているのは必ずしも個人のお客様だけではなく、オフィスを探してるお客様もいらっしゃり、その場合は「オフィス仲介営業」という職種がございます。オフィス仲介営業ですと、お客様が法人様になりますので、休日が土日という求人が多いです(個人向け賃貸仲介営業は火水休みが多い)。 また、学生に特化して大学と提携している企業や、高級賃貸に特化した企業などもございますので、自分の希望に合った賃貸仲介営業の求人を探してみて下さい。 賃貸仲介営業は売買仲介営業と比較すると取り扱う物件の額が低いので、インセンティブはあまり高くないため、稼ぎたいという方には売買仲介営業をおすすめ致します。 ただ、物件価格から契約の数は売買仲介営業よりは生まれやすく、かつ店舗数も多いので、不動産業界が未経験の方の入り口としてであったり、役職に就きたいという方に向いているでしょう。 賃貸仲介営業の求人一覧 不動産販売営業 不動産販売営業は、売買仲介営業と同じように不動産を販売する業務です。 前述にもある通り、売買仲介営業はお客様のヒアリングに合わせて物件を探して販売していくのに対し、不動産販売営業は、自社や自社グループで保有している物件のみを販売致します。 例えば、デベロッパーとして開発しているブランドマンションの販売などです。 そのため、限られた物件の中からお客様のご要望に合わせてその物件の見せ方を変えて販売していきます。 仲介営業と比較するとご紹介できる物件に限りがあるので難易度が高く思えますが、来店されるお客様はその物件を知ったうえで来てくださるので、ある程度ニーズとマッチした状態でのお客様となっていることも多いです。 マンションだけでなく、注文住宅の展示会などを通して戸建ての販売も行います。その場合は、戸建てが欲しいというニーズのあるお客様がご来場くださるので、あとは自社のサービスをお客様に刺さるようにどのように説明できるかを考えるのが重要となってくるでしょう。 不動産販売営業は、自分の持っている手札を如何にお客様に合わせて違う手札として使っていくのか、また自社の物件を好きになることが大切なので、探求心のある方や、なにかを好きになったらオタクになれるほど調べますという方などに向いているでしょう。 不動産販売営業の求人一覧 仕入れ営業 仕入れ営業で仕入れるものは、マンションやアパート、戸建を建てるための用地であったり、一棟物件など様々です。 主な業務内容としては、地主の方や不動産会社と関係を築きながら販売してもらえる土地や物件はないかうぃ調べ、その物件を調査し、交渉を行い仕入れを行います。デベロッパーにとって仕入れは事業の最上流部分であるため、とても大切な役割を担っています。 営業方法は基本的に源泉営業ですが、個人のお客様にやみくもに営業をするというよりかは、不動産会社や地主の方など決めた方に対して定期的に訪問します。 古くから持っている土地をパッと手放せる方は多くありませんので、初めは仲良くなることを目的として訪問し、回数を重ねることで悩みを引き出し仕入れに繋げていきます。 年単位での目標も、2件~といったような仕入れ目標となっておりますので、1年目は関係構築に力を入れてもいいかもしれません。 すぐに成果がでなくとも続ける根気強さと、人との信頼関係を構築することができる方に向いている仕事でしょう。 仕入れ営業の求人一覧 その他の営業 ◎リノベーションコーディネーター営業 最近はやってきている、リノベーションに携わる営業です。 既存の新築物件や既存の中古物件にそれまでなかった新しい付加価値をつけて、よりお客様の望む理想の生活に近づけた形で住宅を提供するお仕事になります。 自社で先に物件の買取を行い、その物件を新しくリノベして販売する方法と、仲介営業の立場でリノベをする前提で先に物件を選定して、その後でお客様に選んでいただく方法もあります。ほとんど反響営業で行われ、過去の登録者リストに掘り起こしをする架電営業をする場合もあります。 ◎建築請負営業 土地活用営業と似ていますが違いとしては、土地活用営業では地主の方などに対する提案オプションが駐車場経営やコインランドリーなど幅が広いのに対し、建築請負営業はアパートやマンションなど初めから提案できるオプションが固定されていることが多いのが違いになります。 源泉営業という形になり、空き地を見つけて謄本をあげて所有者にアプローチという形が多いです。 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに相談する PM(プロパティマネジメント)/不動産管理 レジ系PM / ビル系PM / 商業系PM 自社が保有している、または管理委託を受けている物件の管理・経営のサポートを行う仕事になります。 業務内容は多岐にわたり、賃貸条件の検討、入居者募集やメンテナンス計画の立案と実施、不動産オーナーに対する報告レポート作成などがあります。 入居している方々の不満があればその不満を回収してオーナー様に挙げ、今ある積立費の使い道などを検討します。また、入居者同士のトラブルに関してもPMとして対応致します。 入居者の方々が自身が管理している物件に気持ちよく住んでくれれば結果的に空室リスクを下げることができますので、入居者様のことを考えて業務を行うことが大切です。 フロント業務 自社が保有している、または管理委託を受けているマンションの管理の専門家として、住人と管理組合をつなぐ橋渡し的な役割を行います。 業務内容も多岐にわたり、事務作業、理事会や総会の運営サポート、管理人のマネジメントなどがあります。 PMに近しい仕事:リーシング営業 リーシング営業のメインの業務は商業用・事務用不動産の賃貸物件に空室が出ないよう、借り手を探すサポートをすることです。 賃貸仲介営業や不動産管理と業務内容が被る部分がありますが、賃貸仲介営業の軸は「物件を探しているお客様」、不動産管理は「管理している物件」にあるのに対し、リーシング営業は「物件を保持しているオーナー」にあります。 物件の収益を安定させるために、空室を0の状態で運営するためのマーケティング調査を実施したり致しますので、物件を建てる計画段階から深く携われる営業です。 PMに近しい仕事:管理受託営業 新規の管理物件を獲得するために物件のオーナーにアプローチする営業です。 主に空室がありそれが埋まらずに困っている物件のオーナー、あるいは既存の管理会社に不満などがあるオーナーに営業をかけます。 BM(ビルマネジメント)/ビル管理 レジ系BM / ビル系BM / 商業系BM 不動産の品質をよく保つために、“物件自体”の管理業務を行います。不動産管理がマンションなど個人のお客様がメインの場合、ビルマネジメントはその名の通りビルを管理します。そのため、法人様が入居者の対象となることが多いです。 具体的には管理している建物の清掃や景観の管理、設備の点検、さらには安全面のことを考えた警備や防災、巡回なども行います。 こちらも管理しているビルの入居者様が快適に過ごせるように意見を吸い上げオーナー様にパスする役割がございます。 AM(アセットマネジメント)/不動産ファンド アセットマネージャー/ファンドマネージャー この仕事の主な目的としては、不動産の総合的な資産管理をオーナーや投資家に変わって行い、不動産の価値を最大にすることです。 実際の仕事内容は、プロパティマネジメントに対する指示出し、投資家のニーズをヒアリングし最適な不動産を組み合わせファンドを開発する、買付や売却を行うなどです。そのため、この職種に就くためには不動産業界の知識に加え、金融に関わる知識やスキルも必要になります。 PM/BM/AMの求人一覧 不動産企画/不動産開発 不動産企画・不動産開発 不動産企画・開発は、土地を仕入れ,その土地にどのようなな建物や施設を建てたらより良い場所(街)が作れるかを企画したり、既にある土地や不動産を建て替えなどを通しどのように活用していくかを企画、その後開発までを行います。 企画を行った後は、その規格を一つのプロジェクトとして進めていきます。プロジェクトには何十人という規模で携わることもありますので、チームで連携しながら業務は行われます。 企画を立てるためには市場調査や最新のトレンドを知ることが大切ですが、企画が通ってから開発するまでに期間も空きますので、その調査した内容の先を読む力も必要です。 不動産業界の事務職 営業事務 営業におけるサポート的業務を幅広く行います。具体的には電話対応などの接客、帳票管理や金銭管理、広告の掲載など事務的な業務を行います。 PM事務 PMの業務に関係する事務業務を行います。具体的には電話対応などの接客、帳票管理や金銭管理、入居者との連絡、オーナーに提出する書類作成などの業務を行います。 契約事務 契約の業務に関係する事務作業を行います。具体的には契約書などの作成、契約の実施、契約書を作る上で必要な調査や関係各所との連絡など、契約に関わる業務全般を行います。 自分にあった不動産業界の職種に転職しよう いかがでしたでしょうか?一口に不動産業界と言っても、その中で様々な職種があります。職種ごとに特徴はありますが、どの会社に行っても同じなのかというとそうではありません。職種という大枠は同じですが企業によってもちろん働くスタイルは変化します。 「この企業が良い!!!!」という強い希望があるわけではなく、「こういう職種でこんな感じで働きたい」とお考えでしたら、是非転職エージェントを利用してみてください。ご希望をお伺いした上でそのご希望にあった求人をキャリアパートナーがご紹介致します。 転職をすぐにお考えではない方でも、今すぐに転職をした方がいいのか、もう少し頑張って働いてから転職をした方が良いのか悩まれている方も、エージェントに相談したからといって必ず転職しなければいけないわけではございませんので、お気軽にご相談くださいませ! 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに相談する
不動産営業は本当に稼げるの?高年収を狙える働き方について詳しく説明
2022/05/17
不動産営業は稼げるというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。 「稼ぐ」「年収アップ」を軸に転職を考えている人にとって、不動産営業は実際に稼げる仕事なのかどうか気になることでしょう。 今回は、「稼ぐ」を実現するために転職活動を行っている方や、不動産営業の仕事に興味がある方に、不動産営業の仕事内容から高年収を実現するための働き方について分かりやすく説明していきます。 稼げる不動産業界の求人について聞く 不動産営業は稼げる?平均年収は400万円代 稼げるイメージがある不動産営業ですが、本当はどれくらい稼げているのか疑問に思いませんか。 結論、稼げる人と稼げない人の給料の差が大きいのが不動産営業の特徴です。 厚生労働省のデータによると不動産業の平均年収は424万円となり、全体平均の436万円を下回っている数字となっているため年収は高くありません。 年収1,000万円、年収は青天井、などという話も耳にするため、この数字を見るとイメージ程高くない年収だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 実際には不動産業界の中でも営業、AM、事務など様々な職種があり、職種によって年収は大きく異なりますし、平均年収が424万円(※)については、そのような様々な職種がある中での平均年収となります。 (※)令和元年分 民間給与実態統計調査P22 不動産営業は稼げない? 平均年収をみると不動産営業は稼げる職種ではないのかと思ってしまいます。 では、不動産営業=稼げる というイメージは嘘なのかというとそうではありません。 不動産営業でも稼げる人と稼げない人がおり、そして稼げる会社と稼げない会社があるのです。 稼ぐを軸にして転職活動をしたのに、入社してみたら全然稼げなかった…ということがないように、しっかりと不動産営業が稼げる仕組みを理解しておきましょう。 ここからは、不動産営業が稼げる仕組みについてご紹介致します。 不動産営業が稼げる仕組みを理解しよう 不動産営業が稼げる最大の理由は、お給料の仕組みにあります。不動産は給与形態に歩合制(インセンティブ制)を取り入れている会社がほとんどです。 そして、不動産という商材は人生で一番高い買い物と言われるほど高額な商材になります。 歩合制×高額商材 この二つが掛け合わさることによって、不動産営業は稼げるのです。 歩合制、インセンティブ制とは? 不動産営業の一般的な給料の仕組みは基本給(固定給)+歩合(インセンティブ)となっています。 歩合制、インセンティブ制(以下、インセンティブ制)とは、自分が販売した商材の手何%かが自身のお給料として還元される仕組みのことです。 例えば、100万円の商品を販売したら5万円のインセンティブがもらえるとなった場合、週に1つ販売することで月に4つ、計20万円が基本給にプラスしてインセンティブとして支払われます。 インセンティブの支払いは、毎月のお給料にプラスして支払われるタイプや、3ヶ月ごとに支払われるタイプ、半期の売上から計算して賞与時に支払われるタイプなど様々です。 ではなぜインセンティブ制の求人の中でも不動産営業は稼げるのか 稼ぎたいなら不動産営業以外にもインセンティブ制の求人に応募すればいいのでは? 不動産よりも月にいくつも販売できそうな商品を販売した方が稼げそう! そんな方もいらっしゃるでしょう。実際に、インセンティブ制を取り入れている求人でも一定の金額は稼げると思います。 ただ不動産営業は、1件あたりの販売額がマンション1件4,000万円など高額な商材のため、1件当たりのインセンティブも高くなり、その結果他のインセンティブ制の求人よりも稼げると言われているのです。 不動産業界は年齢や性別に関係なく実績のみで評価される世界ですので、若くとも先輩上司より稼ぐことも可能です。 もちろん同年代の他の業界に行った人よりも稼ぐことも可能です。 仕組みについて理解した上でどのような会社や職場を選べばよいかしっかりと考えてみましょう。 稼ぎたい人が応募するべき不動産営業求人とは 「よし!不動産営業に転職するぞ!」と決めて、不動産営業職の求人に手当たり次第応募しても、全部が全部稼げる求人とは限りません。 ここからは、稼ぎたい人が応募するべき不動産求人の見方をご紹介致します。 歩合制、インセンティブ制を取り入れている会社 まずは当たり前ですが、インセンティブ制を取り入れいる求人に応募しましょう。 不動産営業は給与形態として歩合給・インセンティブ制をとっている企業が多いものの、企業によってはそのような給与形態をとっていないこともありますので注意が必要です。(インセンティブ制を取り入れていない会社が悪いわけではない) インセンティブ制ではない場合、沢山販売しても暫くの間はお給与に反映されず、半年、もしくは1年に一回の昇給時にお給料がアップする仕組みになるため、稼げるとなるまでは時間がかかるでしょう。 また、販売物件数に差があってもお給料にあまり差がないという場合もあります。 今回は稼ぎたいという方向けのため、インセンティブ制ではない求人のメリットについてはあまり触れておりませんが、安定を求めている方はインセンティブ制ではない求人もおすすめです。 歩合率の高い不動産会社を狙う 次に、不動産会社で稼ぐために重要なことは歩合率の高い不動産会社で働くことです。 同じ成績でも歩合が異なると、営業の収入額が変わってきます。 その歩合率の高い不動産会社に入社し、高い成績を挙げることが、稼ぐためのポイントです。 大手企業のように「固定給は高いが歩合率は低い」という環境で高い成績を挙げても、大きく稼ぐことができません。 青天井で稼ぐなら歩合率の高い不動産会社を狙いましょう。 完全なる実力主義で数字次第の世界ですので、当然ながら成績を挙げられないと給料がさがりますので、注意が必要です。 歩合率の高い求人がどうかは、あまりサイトにも乗っていないため、直接企業に聞くか転職エージェントに聞きましょう。 1つ1つの企業に聞いてメモをしていくのは大変だと思いますので、転職エージェントに登録して歩合率が上位にくる企業をいくつか紹介してもらうことをおすすめします。 不動産転職エージェントに登録する 稼ぎやすい不動産営業職に転職しよう 不動産営業の給料形態の特徴としては固定給が低く設定されており、営業成績に応じて支払われる歩合給の割合が大きい事ですが、職種によっても特徴が異なりますので、詳しく説明をしていきます。 不動産営業の稼ぎやすさは一般的には以下のような順序です。 1.投資用不動産販売 2.実需用不動産販売 3.賃貸仲介 それでは詳しく見ていきましょう。 1.投資用不動産販売【年収2,000万円超も視野!】 資産運用を検討している方、富裕層や投資家向けに電話営業を行い、中古のワンルームマンションや新築のマンション、一棟レジデンスなどの投資用物件を販売します。 投資用不動産は、富裕層や投資家の税金対策や資産分散として用いられることが多いため、お客様が資産をもっていることもあり、比較的高額な不動産を取り扱います。 時には1億円を超える物件も・・・。そのため、インセンティブの額が高くなり、稼ぐことができます。 また、投資用不動産販売の給料は固定給が低く、歩合率が高いことが一般的なため、販売さえできればしっかりと稼ぐことができます。年収1,00万円とは言わず年収2,000万円~など成績次第で給料を大きく伸ばすことも可能です。 2.売買仲介【年収1,000万円以上を狙える!】 一般的な不動産の売買の仲介を主に行います。建売住宅や中古住宅や土地やマンションなどの不動産の販売を行います。売りたい人と買いたい人の間に入り調整役を行う仕事です。 契約が決まれば売主もしくは買主もしくは双方から手数料をいただき、その一部が歩合となります。 歩合制の会社だと1件成約するごとに歩合が給料に反映されます。 売買仲介の給料は「固定給が低く、歩合率が高い会社」と「固定給は少し高め、歩合率は低い会社」がありますので、自分の理想とする給料体系の会社を選びましょう。 稼ぎたい方は歩合率が高い会社を選びましょう。 売買仲介であれば、成績次第で年収1,000万円以上を狙うことが可能です。 3.賃貸仲介【安定した給料を得やすい】 賃貸向けの戸建て住宅やマンションなどの物件の営業を主に行い、入居希望者には物件の紹介を行い、契約を目指して活動を行っていきます。 貸したい人と借りたい人の間で調整を行い、契約が決まれば仲介手数料をもらうことが可能です。 およそ家賃1か月分の手数料から歩合が計算され支払われますので、どうしても少額になってしまいます。 賃貸営業の給料は固定給が少し高め、歩合率は低い会社がほとんどですので、契約をたくさん決めた場合でも歩合で稼ぐことは難しい環境です。 賃貸の仲介でたくさん稼ぎたい方は、事業用賃貸物件を扱うことをおすすめします。 店舗や事務所・倉庫・工場などは賃料も高めで、法人案件も多めですので、安定的な歩合へとつながる可能性があります。 頑張った分だけ稼ぎたいという方にはこの賃貸仲介より投資用不動産の販売や売買仲介の仕事がおすすめです。 会社によって歩合の計算方法など異なりますので、入社前にしっかりと確認してください。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する 不動産営業で稼ぐ3つの方法 不動産営業で稼ぐにはいくつかの方法がありますが、その中の3つの方法について紹介します。 紹介する3つの方法を合わせて取り組むことで、より安定して稼ぐことができるかもしれません。 歩合制の高い会社で営業成績を挙げる 不動産営業で稼ぐことを考えるなら、まずは歩合率の高い会社で働くことが重要です。そして歩合率が高い会社で営業成績を挙げることが、稼ぐためのポイントとなります。 会社によって歩合の内容は異なりますので、より歩合率の高い会社で結果を出し続けることが大切です。 成果を出せば間違いなく給料に反映されますので、確実に稼ぐことができます。 役職について役職手当を貰う 不動産会社では営業として結果を出せばあまり年齢に関係なく役職を与えられることでしょう。役職と共に役職手当ももらうことができますので、固定給が少ない不動産営業にとっては安心材料となります。 役職が付くと初めはプレイングマネージャーとして自分が営業で数字を上げながらメンバーのフォローを行うような職務内容かもしれません。 役職が上がっていくにつれて、自分が営業をする機会は減っていき、全体の数字を挙げるために腕を振るう役割を担っていくことになるでしょう。 契約を獲得するために部下の商談に同席を行うことはもちろん、クレームの対応を行う必要が出てきます。 この頃にはマネージメント側に進むのか営業プレイヤーとして進んでいくのか判断する機会があるかもしれません。 マネージメント側に進んでいくなら個人の業績よりもチームの成績次第で歩合が付くかもしれません。 役職手当をもらいながら、責任の重さを感じつつ、やりがいのある仕事にチャレンジしていくこととなります。 資格を取得して資格手当を貰う 稼ぐためには資格を取得して手当を貰う方法もあります。 宅建なら毎月の給料に加えて資格手当がもらえる不動産会社がほとんどです。 資格を取得するための学費の一部負担、合格後の登録費用を負担してくれる会社もあります。 ただし宅建を取っても営業成績が上がるわけではないので、注意が必要です。 不動産営業であれば資格も大切ですが、より営業力を高め、営業成績を挙げていく方が確実に稼ぐことができます。 資格を取得することでお客様からの信頼を得やすくなる場合もありますので、資格も営業力を高めるための武器として考え、取得に向けて計画的に進めてみてはいかがでしょうか。 併せて読みたい! 宅建資格手当が最大3万円!?宅地建物取引士が年収UPに繋がる求人3選 不動産営業は高年収を狙える職業 不動産営業は本当に稼げるのか? どのようにすれば稼げるのか?ということについて書いてきました。 不動産営業と言っても稼ぎやすい職種と稼ぎにくい職種がありますので、まず職種選びは慎重に行いましょう。 また会社によっては営業成績によって支払われる歩合制が大きく異なりますので、もっと稼ぎたいと考えている方は歩合が高い会社を選び、チャレンジすることがとても重要です。 不動産営業として稼ぐためには会社選びと職種選びがとても大切だという事を分かっていただけましたか。 あとは実力主義の世界で自分の営業力をどれだけ成長させることができるのかが稼ぐためのポイントです。 自分が望む働き方で活躍し、ぜひ不動産営業として高額な年収を目指してみてください。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する
転職エージェントを使って1ヶ月で内定4社獲得した私が伝える面接時のポイント
2022/05/17
私は、恐らくどこの企業に履歴書を送っても、書類選考で通過できないくらいの経歴でした。 というのが、高校1年生の7月に中退していること(※)、そして専門学校卒業後に就職した大手ジム会社を2週間で退職、その後フリーターをしていたからです。 これだけでも書類選考を通過するのが難しいのですが、私の場合はそれだけではなく、専門学校を卒業した後の2年間のフリーター期間では、いつもアルバイトが長く続かず、経験社数は通常の倍はありました。 (※)高校中退後、定時制の高校に通っていたので、高校卒業の資格は持っていました。 今回は、こんなちゃらんぽらん人生を送っていた私が正社員への就職を決意し、20代特化型転職エージェントに登録。そして転職エージェントに登録してからわずか1ヶ月で4社からの内定を獲得することができたという経験から、転職活動をする中で気を付けていたポイントをご紹介したいと思います。 ※あくまで体験談であり、内定獲得を保証するものではありません。 転職のポイント① 転職エージェントに登録する まず初めにおススメしたいことは、転職エージェントに登録することです。私の場合は友達に誘われ、面接に行くまでの研修や、正社員になった際の基本の研修がついている転職エージェントに登録しておりました。 なぜ転職エージェントへの登録をおススメするかというと、企業へ書類選考を依頼するときに、書類を送るだけではなく、私の経歴について補足を行ってくれるからです。 というのも、転職エージェントを介さずにただ書類選考依頼をしても、初めにも記載した通り私の履歴書では通過できるところがほぼありません。 しかし、転職エージェントの方に「なぜ私が高校を中退したのか、なぜ専門学校卒業後に就職活動をしなかったのか」また「その経験からなにを学んだか」をお伝えすると、その内容を転職エージェントの方から書類選考を依頼する際に企業にも伝えてくれ、結果的に面接まで進ませてもらえる可能性が広がるのです。 私の場合は、冒頭でも説明した通りかなり厳しい経歴を持っていましたが、転職エージェントの方が頑張ってくれたこともあり5社の面接に進むことができました。本当に転職エージェントの方には感謝です。。。 併せて読みたい! 特化型?総合型?不動産業界の転職エージェントの選び方 不動産業界特化型転職エージェントを利用するメリットデメリット 転職のポイント② 自分も選ぶ立場だと認識しておく 私の友人がまさにそうだったのですが、面接というと 企業=選ぶ立場 自分=選ばれる立場 と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか? そして企業に選ばれるために自分を良く見せようとして、相手にとって良いことを言おうとしてしまう方もいらっしゃると思います。ただ、私はそれは違うと思います。あくまで私の意見ですが、企業が私たちを選ぶように、私たちも会社を選ぶ立場である。ということを前提に考えるべきなのでは、と。 もちろん「どこでもいいから内定獲得する」ということだけが目的であれば、その企業について調べて企業が求めていそうなことを回答していくという面接の仕方でも良いと思います。 ただ、私の場合は内定獲得がゴールではなくスタートで、入社してから楽しく長く働けることを目的としていたので、自分を良く見せようと思って背伸びした回答をするのではなく「ありのままの私を話す代わりに、私があなたの会社に合うか判断してください。そしてあなたの会社のありのままを教えてください。」という気持ちで臨んでいました。 もちろん、いつもより少しお化粧をしっかりめにしたり、いつもより姿勢を正して座ったりはしていましたが。 文字に書くと少し上から目線に聞こえますが、そうではなく、今の自分と違うことを言ったり、少しやったことがあるだけなのに「やったことがあります。」「できます。」と答えてあとあと後悔することが嫌だったので、「自分に嘘をつかないようにしようという気持ちでやっていた」という方が伝わりやすいかもしれません。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 転職のポイント③ 顔の表情を豊かにする 面接となると緊張してしまい、表情がこわばってしまう方も多いと思います。緊張ばかりは気の持ちようなのでコントロールできませんが、その時に顔の表情がこわばってしまうと少しもったいないのではないかと思います。 私はあまり緊張しない性格なのでここは有利だったこともありますが、面接の前には近くのお手洗いに行き、大きい口を開けて「あ」から「ん」までの50音順をエアで発音練習のようにしておりました。顔の表情筋を柔らかくしようという意図を込めてです(笑) そのお陰なのかは分かりませんが、企業からのフィードバックで「笑顔が素敵で明るい方」というお褒めの言葉を頂くこともありました。 笑顔最強説! 素直と笑顔と気持ちのいい挨拶があればパーフェクトです◎ 転職のポイント④【面接は会話】テンポを大切にする 普段友人と話すときはなにも考えずに楽しく会話が続くのに、面接になると面接官から質問を受けてただそれを答えるだけになってしまうことはありませんか? それは恐らく自分の中で「面接」と強く思ってしまっているからだと思います。 私は、面接は一方通行の質問に答えるものではなく、面接官と私の会話だと思うようにしておりました。 会話は楽しくないと続かないので、相手を楽しませることを大切に、そして相手が興味を持って質問してくれているからには真剣にそしてテンポよく返すことも大切にしておりました。 とは言っても、良く聞かれる質問であればテンポよく回答できますが、普段聞かれないような少し変わった質問をされた場合はどうすればいいのでしょうか? 今でも覚えている変わった質問があり、それは「あなたにとっての親友の定義とは何ですか」という質問です。 その企業には結局行かなかったので質問の意図は分からないままなのですが、この質問にはコミュニケーションに自信がある私も一瞬止まりました。 ただ、静かな時間が何秒も過ぎるのは質問してくれた面接官の方に申し訳ないので、「おお。初めてそういう質問されました(笑)難しい質問ですね…。」と回答して自分の親友を思い出して回答しました。必死に考えた回答が興味深かったらしく、その後も楽しく会話をすることができたので良かったです。 転職活動をしていれば、少し変わった質問をされることもあると思います。ただ、それは日常の会話でもあることなので、面接だからと言って焦らずに、普段の会話だと思ってお話してみて下さい! 転職のポイント⑤ 最後の逆質問タイムで最終確認 逆質問タイムはどの面接でもあると思いますが、この時間は自分をアピールする意味だけでなく、自分がこの会社に決めていいのかを見定めるためにも本当に大切にした方が良いと思います。 この面接が終了し、もし内定が出て、1週間後にその企業に入社するかどうか決めなければいけない状況になったときに、疑問や不安なことは本当に一切ありませんか?もし一切ないのであれば質問はしなくても良いと思います。でも、少しでも気になることがあれば質問しましょう。 就職、転職はある意味結婚のようなもの。結婚前に、結婚後の家事分担はどう考えているか、子供は欲しいか、欲しいならいつ欲しいと思っているか、など色々と確認したいですよね? 私は次の会社も続かなったら絶対に一生フリーターだと思ったのでいくつも質問しました。 質問内容は面接した企業により違いますが、働くことになった際に自分の上長になる人の特徴や一緒に働くメンバーについて、実際に働いたら最初の目標はどんなことになるのか、営業なのであればエースの営業はどんな人なのか、その面接官の人は会社のことをどれくらい好きなのかなど、自分がその時気になったことを質問していました。 もちろん既に面接の中で言われていたことや、企業のホームページを見たら分かるようなことを質問することは面接官からすると「ちゃんと話を聞いていたのかな?」「自社のホームページを見ていないのかな」とマイナスな印象を与えてしまうのでNGですが、聞きたいことがあるのであれば質問はした方が良いと思います。 もしホームページに書いてあったかも…と思うのであれば 「ホームページに記載してありましたら大変申し訳ないのですが気になるので質問させてください。」と一言追加した上で質問すると良いでしょう。 最後の逆質問タイムでは、この面接の後、自分はこの企業に迷いなく入社を決定できるのかどうかを考えてモヤモヤする部分を解消できる時間にしていくといいでしょう。 面接上手になって転職活動をより有意義にしよう 一次面接を通過して、最終面接に近づけば近づくほどあなたの経験よりあなたがこの会社に合うのかどうかを見極めるための面接になってくることが多いと思います。企業としては、入社したからには長く働いてもらい、会社の力になっていただける人を探しているからです。 もちろん転職活動をしていると、早く内定を獲得し転職活動を終わりにして安心したいという考えもあると思います。 ただ、転職した後は内定獲得した企業で働くことになります。入社後、また転職したいというシチュエーションを避けるためにも転職活動に焦りは禁物です。周りの人や転職エージェントにも相談しながらよりあなたに合った企業への転職を目指しましょう。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
不動産営業は他の業界の営業と比較してもきついのか
2022/05/09
「不動産営業がきつくて辞めたい。」そんな声を聞くことはもちろんあります。 しかし、不動産営業のみがきついのでしょうか? 今回は、不動産営業として働いている方や、他の業界から不動産業界に転職した方、そして自身の体験談を交えて、 ・不動産営業がきついといわれる理由 ・不動産営業は他業界の営業と比較してきついのか ・どんな方には不動産営業がきついと感じるのか ・どんな方には不動産営業が楽しいと感じるのか をご紹介します。 不動産営業がきついから他の業界に転職しようとしている方は、もしかしたら勿体ない転職になってしまうかもしれませんので是非ご覧下さい。 不動産転職エージェントに相談する 不動産営業がきついといわれる理由 そもそもどんな時に不動産営業はきついと思うのでしょうか。実際に現在不動産営業として働く20代の不動産営業に聞いてみました。 完全成果主義の文化 良くも悪くも不動産業界は完全成果主義の企業の方が多いです。 20代でリーダーや課長クラスになることもできますし、40代で役職なしということもあります。 お給料も、成果に合わせて決定されることが多いため、成果を挙げればお給料や評価は上がりますし、成果が挙がらなければその逆にもなります。 周りは年齢とともに役職がついて年収も上がっているのに自分はなにも変わらない 自分より後輩の方が売上を上げている など、自分が余り上手く行っていないときに、周りと自分を比較するときついと感じるでしょう。 休みがしっかりと取れない 対法人の場合、お客様の休みも固定されていることが多いため休みをしっかりと取れますが、対個人の営業の場合、自分が休みの日に連絡がくることもしばしば。 商談が入っていて、半日がっつり仕事となれば振替休日を取るのに電話で30分お客様と会話となると振替休日を取るというのも難しい話。 企業によっては、休みをバラバラにして担当者がお休みの場合は同じチームの人が対応したり、そもそも会社携帯は会社に置いておくようにして休みの日は会社携帯を持ち歩かないような制度を入れたりなどして休みの日に対応しなくていいようにしていますが、まだまだ休みの日にくる電話対応は隠れた仕事になっています。 オンオフをしっかりと分けたい方や、やらなくてもいいと分かっていても気になってしまうという方はモヤモヤしてしまうでしょう。 売上を上げ続けることが難しい 如何に凄い営業担当でも、常に売上を上げ続けることは至難の業です。なぜならいつも通りに営業活動を行っていても突然スランプに陥るからです。 不動産営業は「不動産を買いたい」という1つ同じ目的はあるものの、どういった不動産が欲しいのかは十人十色です。 またその時の市況によっても左右されるため、「最近なんか分かってきたかも」と思っていても突然売れなくなってきます。 半期連続で売り続けていた営業担当が、急に売れなくなったということも。 売り続けていたからこそ急に売ることができなくなったときにはきつさを感じるでしょう。 お客様のニーズをしっかりと把握し、かつ現在の市況の変化や自分の手持ちの商材(不動産)を如何に的確にご提案できるかが大切になってきます。 その他にも不動産営業がきついと思う理由を聞いてきましたので、より詳しく見たいという方はこちらの記事をご覧下さい 不動産営業はきついって本当?現役不動産営業が解説! 不動産転職エージェントに相談する 不動産営業は他業界の営業と比較してきついのか 不動産営業がきついといわれる理由の次は、他業界の営業と比較した際にきついのか解説いたします。 色々な人の話を聞きますが、結論、不動産業界の営業も他業界の営業も同じように大変です! 話を聞いて思ったことは、きついのはどの業界でも仕事でもありえることで、そのきつさが自分に合っているか合っていないかが重要なのと、自分が会社に求めているものが満たされるのかどうかが大切だと思いました。 比較①賃貸保証会社の家賃督促営業 まず最初に比較したい営業職は家賃の督促営業です。 不動産会社から受注を受け、家賃未払いのお客様に電話をし、家賃の支払いを促す業務です。 目標はリストの中のお客様に家賃の支払いをしてもらうこととなっており、1日に150件~200件の架電業務と、場合によってはお宅訪問を行います。 この営業職のきついポイントは、まずは架電数。1日に150件~200件の架電と、この数とは別に受電もあります。そのため、ほぼ一日中電話対応が続きます。 また、家賃未払いの方に架電するため、もちろん振込を忘れていたという方もいらっしゃいますが、年金生活しているおじいさんや、自身の月収では払えない家に住んでいる方もいます。 「支払いを忘れていたわ。」で終わる方は少数派で、怒りの感情をぶつけてくる方が多いようです。 家賃の支払いをしてもらうのが目標ですが、電話口で支払ってもらうわけではないため自分が架電した人のどの方が支払ってくれたのかは分かりません。 不動産営業と違い自分の成果が目に見えにくい部分もきつい点としてあげられるでしょう。 ただし、残業はほぼ0時間、もし発生した場合は1分単位でお給料がもらえます。ボーナスは多い時には100万円もらえることも。 その他有休を推奨しているため年間休日は130日ほどあり、電話もPCも社外持ち出し禁止のため休みの日は本当に休みです。 ワークライフバランスを整えたい、オンオフをハッキリさせたいという方には向いているかもしれません。 比較②ジュエリーの店頭販売 次に比較したいのはデパートにあるジュエリーショップ。 あの空間には多い場所で10ブランド以上もの競合が並んでいるのではないでしょうか。 ジュエリー販売のきついポイントは、とにかく数を売らなければいけない点です。 ネックレスやイヤリングから指輪まで様々ありますが、平均単価は40,000円前後です。 月の個人の売上目標は400万円(※経験年数や店舗によっても異なる)となっており、月に100点、22日出勤だった場合は1日あたり約4点から5点販売しなければいけません。 それ以外にも、最初にお伝えした通り同じデパート内に沢山のジュエリーショップが並んでいるため、「競合から自社の商品を選んでもらう」というテクニックが必要ですが、販売できる商品は自社の保有している商品に限られているため、お客様の好みに合わなければご用意できない点もきついポイントでしょう。 そこは少し不動産業界の建売販売に似ているかもしれませんね。 比較③(大手メディアへの)広告掲載営業 最後に比較する営業は広告の掲載営業です。 この営業のきついポイントは、既にマーケットでの認知度が高いため、掲載したい人は既に掲載しており、現時点で掲載していないということはそのメディアを嫌っているなど何かしらの理由がある企業に出向くということです。 そしてほとんどがアポイントを取れないため、飛び込み営業でお店を周ります。 飛び込み営業では、反応はあるけれども怒鳴ってきたりものを投げてくる店舗があったり、そもそも自分の存在を居ないものとして捉える店舗があったりと様々です。 毎日何十件も周るものの、1回で契約にいくことはほぼないので同じお店に何回も出向かなければいけません。 これだけでも大変なものの、新規開拓を行いながら既存の店舗の契約を維持しなければいけないため、既存の店舗のことも考えなければいけません。 既存の店舗を周るのは関係構築ができていればいいのですが、引き継いだ店舗やあまり効果が出ていない店舗に出向くと契約が終了する可能性が上がるため気乗りしません。 どういう提案をして継続してもらうかを考えながら営業活動を行うのは精神的にも体力的にもきつい部分があるでしょう。 このように、不動産業界以外の営業職にもしっかりときつい点はあるのです。 不動産転職エージェントに相談する どんな方には不動産営業がきついと感じるのか ではどんな人が不動産営業をきついと感じるのでしょうか? 稼げる=喜びではない人 不動産業界は、頑張りをインセンティブとして反映する会社が多いです。そのため、不動産営業はもちろん、異業種から不動産営業に転職される方も稼ぎたいという方が多いです。 頑張ったという評価がお給料に反映されるので、稼げるのが喜びと感じる方は達成感ややりがいを感じるでしょう。 逆に、誰かに感謝されたりチームで支え合うことにやりがいを感じる場合、不動産営業は個人プレーのことが多く、さらに1ヶ月の販売件数は単価が高いこともあり月2件~4件となるため少し物足りなく感じるかもしれません。 自分から質問ができない人 不動産営業に転職した場合、立ち上がりは基本的にOJTです。 約半年の間先輩についていきながら学び、その後はアポを取り、商談の時に先輩にお願いしてついて来てもらったりします。 先輩から連絡してくれることもありますが、基本的に不動産営業は個人プレーなことが多く、先輩方も目標を追っているので細かく面倒を見てくれるわけではありません(もちろん面倒を見てくれる企業もあります)。 そのため、質問などがあれば自分でなるべく調べ、分からないときは先輩に自分から聞くようにしなければ前に進みません。 先輩が気にかけてくれるのを待っているといっこうに成長ができませんので、自分から質問ができない人はきつい環境だと思います。 不動産転職エージェントに相談する どんな方には不動産営業が楽しいと感じるのか 結論、不動産営業以外もきついという点では同じです。 ただ、不動産営業が違う点でいうと、販売商材の単価が他の業界と比較した際に高いということです。 人生で一番大きな買い物とも言われます。 そのため、商材の知識はもちろん、お客様へのヒアリング能力や提案能力、信頼関係構築能力など様々な部分において知識や経験を身につけなければいけません。 そんな中で、自身が成長していると感じる時には大きな喜びを感じることができます。 成長を感じるケースですと、例えばお客様からの質問に全て問題なくお客様が納得する回答をお伝え出来たとき。 お客様にヒアリングしていき、その条件にマッチした物件をすぐにご提案出来たときなどがあげられるでしょう。 また、契約が決まったときは、一番楽しいと感じるのではないでしょうか? 不動産は単価が高い分1ヶ月に何十件も販売できるわけではありません。 ただ、アポを取って商談に備えて準備して、商談して提案して内覧に行ってと長い時間かけたあとに獲得できた契約は、砂漠の中で1日歩いたあとに飲む水のような幸せさを感じることができるでしょう。 この喜びが営業がきつくても頑張れるモチベーションの一つになっている方もいらっしゃると思います。 是非この喜びを感じながら不動産営業で働きたいという方はご応募くださいませ! 不動産転職エージェントに相談する
未経験でも不動産業で独立できる?未経験の独立で壁になるポイントと解決策
2022/04/28
未経験からでも不動産業で独立できるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。 会社に属さない働き方を望み、独立した上で、不動産業を営むことを夢見ている方もいらっしゃることでしょう。 この記事では未経験から独立する際に壁になるポイントと解決策について、分かりやすく解説しますので、ぜひ参考になさってみてください。 不動産転職エージェントに登録する 未経験でも不動産業で独立できる? 実務経験がない未経験の人でも不動産業で独立することができるのか、不安に思っている人もいるでしょう。 結論からお伝えすると、「未経験でも独立することは可能」です。 ただし、独立の難易度はかなり高く、開業後はさらに大変だと考えておきましょう。 その理由についてはこれから詳しく説明します。 未経験の独立で壁になるポイント1:宅建士の資格取得 不動産業で独立する際に壁になるポイントは宅地建物取引士(宅建士)の資格取得です。 一人で独立するには自分が資格を取得しなければなりません。 独立する際に必ず必要な宅建士の資格について、詳しく解説します。 不動産業界業には宅建士の資格が必要 不動産業を行うには宅建業者として登録する必要があります。 そのためには宅建士の資格が必要で、一人で事業を行う場合には自分が宅建士の資格を取得しておかなければなりません。 また宅建業法では各事務所に従業員5人につき1人以上の割合で宅建士の資格を持った人を配置することが定められているため、不動産業を営むために宅建士の資格は必要不可欠です。 宅建士資格取得の難易度 宅建士の資格試験は年に1度実施されており、合格率は15~18%程度 になっています。 個人差はありますが、合格するための勉強時間の目安は300時間程度と言われています。 宅建業に従事していれば試験にて5問免除される制度もありますが、未経験者であれば要件を満たすことができないため、専門学校や独学でしっかりと勉強し、合格を目指すことが重要です。 年に1度しか実施されない試験の為、不合格の際には独立も来年に持ち越しとなりますので、合格に向けて、計画的に勉強をする必要があります。 解決策:雇うこともできる 宅建士の資格取得についての問題は、もしも自分が資格取得できない場合でも、宅建士の資格を持った人を雇うことで解決することが可能です。 必ずしも代表者が宅建士の資格を所有している必要はありません。 しかし、有資格者を雇うことで人件費が必要になり、独立時から人件費がかさむため、事業が軌道に乗るまでの収支の管理はより厳しく行う必要があるでしょう。 また有資格者が退職するリスクもありますので、なるべく早いタイミングで自分が宅建士の資格を取得することをおすすめします。 不動産転職エージェントに登録する 未経験の独立で壁になるポイント2:資金調達が難しい 未経験で独立する際には資金調達が難しいことが壁になります。 実績がない状態で金融機関から融資を受けることは難しいと理解しておくことが重要です。 独立の際にはある程度のまとまった資金が必要ですが、どのくらいの資金があればよいのか、また、資金調達が難しいという壁をどのように乗り越えれば良いのか、詳しく見ていきましょう。 不動産業界業に必要な資金の目安 不動産会社を開業する際に必要な初期費用の目安について説明します。 項目 費用 宅建協会入会費(東京都の事例) 約155万円 宅建業免許申請費用(都道府県知事) 33,000円 事務所費用・駐車場費用 0円 事務所備品 約100万円 行政書士費用(法人設立・宅建業申請) 約35万円 開業後の運転資金 約100万円 合計 約300万円 自宅にて開業した場合で計算し、開業後の運転資金を約100万円で考えた場合に、初期費用で約300万円が必要になります。 それでは項目ごとに内容を詳しくみていきましょう。 宅建協会入会費 不動産業を始める場合には営業保証金1,000万円を法務局に供託する必要がありますが、宅建協会に加入することで、営業保証金の支払いが免除されます。 初期費用を抑えるためには、宅建協会への加入が現実的でしょう。 表には公益社団法人東京都宅地建物取引業協会 の入会費用を記載しています。 宅建協会は2団体ある上に、各都道府県で費用が異なりますので、開業予定の都道府県の費用を確認しておくことが重要です。 宅建業免許申請費用 独立する際には都道府県もしくは国土交通大臣の免許を受ける必要があります。 1つの都道府県のみに事務所を設置する場合は、都道府県知事免許が必要で申請に33,000円必要です。 また、複数の都道府県に事務所を設置する場合は、国土交通大臣免許が必要で申請に90,000円が必要になります。 独立する際には都道府県知事免許を取得することが一般的でしょう。 事務所費用 自宅を事務所とする場合を考え、事務所や駐車場の費用は0円としてありますが、賃貸で事務所を借りる場合には家賃の3~4ヶ月分の費用が必要になります。 事務所備品とはパソコンやプリンター、電話、会社印やデスク、看板などの費用です。 自宅開業でもある程度の備品が必要ですので、予算を見ておきましょう。 行政書士費用 法人設立や免許申請は自分で行うことも可能ですが、かなりの手間と時間を要しますので、自分でやるべきかどうか考えてみましょう。 自分で行えば、行政書士へ支払う手数料分の10万円程は削減することができます。 開業後の運転資金 不動産業では開業後にすぐに手数料収入が得られるとは限らないため、当分の生活費と運転資金を準備しておく必要があります。 自宅にて一人で開業する場合は、ある程度運転資金が少なくても良いかもしれませんが、賃貸で事務所を借りる場合や、宅建士を雇用する場合にはもっと多くの運転資金が必要でしょう。 資金調達には実績が求められるのが基本 金融機関から融資を受ける際には、実績を求められることが多く、不動産業界での経験がない状態で独立し、融資を受けることは難しいでしょう。 実績がない開業時には銀行よりも日本政策金融公庫に相談する方が融資をしてもらえる可能性は高いと言われています。 解決策:自分でお金を貯めることで解決できる 先程紹介したように、開業時には200万円~300万円の費用が必要になります。 この費用を金融機関からの融資ではなく、開業までの間に自分で貯めておくことで、開業時の資金調達が難しいという問題を解決することが可能です。 自分で費用を準備することを考えると、結果次第では高収入が期待できる不動産業界に転職して働くことで、効率的に費用を稼ぐことができるかもしれません。 また、不動産業界の現場で実務経験を積むこともできます。 不動産業界に転職することで「お金を貯めること」と「不動産業界での経験を積むこと」が可能で一石二鳥です。 不動産転職エージェントに登録する 未経験の独立で壁になるポイント3:ノウハウや営業力が求められる 不動産業という未知の分野で独立する際に、ノウハウや営業力がないことが課題となります。 やはり、不動産業を継続的に営む上で、ノウハウや営業力が必要になってくるでしょう。 どのようにノウハウや営業力が求められるのか、詳しく説明します。 不動産業を営むノウハウ 不動産業で独立をすることができても、自分に不動産業での経験がなければどのように経営をしていけば良いのか、全くわからないはずです。 まずは不動産業界の慣習や取引の流れなどから勉強する必要があります。 不動産業で収益を上げるために必要な営業力 不動産業で収益を上げるためには、まずお客さんを呼び込む力が必要です。 ある程度の数の見込みのお客さんがいなければ、収益を安定させることができません。 次に、呼び込んだお客さんと契約するための力が必要になります。 数多くの不動産会社の中から、選んでもらい、契約することができなければ収益を上げることができないため、なるべく早いタイミングで営業力を高めていくことが重要です。 解決策:不動産業界に転職してノウハウや営業力をつけるのがおすすめ 未経験で独立し、自分なりに努力をしてもノウハウや営業力は簡単に身につくものではないでしょう。 その課題を解決する方法として、不動産業界に転職して現場でノウハウや営業力を付けることがおすすめです。 給料を貰いながら、独立後に必要なノウハウや営業力を身に付けることができるため、独立の準備も非常にスムーズに進むでしょう。 短期間でも良いので、まずは不動産業界に転職し、現場の経験を積んだ上で、ノウハウや営業力を身に付けてから独立することで、独立後の事業展開も順調に進むことが予想できます。 結論:未経験でも独立できるが不動産業界へ転職するのがおすすめ 未経験でも独立することは可能です。 それでも未経験で独立するよりも、独立前に不動産業界に転職することによるメリットが多いため、一度不動産業界に転職することをおすすめします。 不動産業界での経験がなくても、独立後にどのような事業を中心に行っていきたいかというイメージはあるでしょう。 不動産業の中にも様々な業種があるため、実際に独立したい業種で実務経験を積むことが大切です。 不動産業界に特化した人材紹介サービスのリアルエステートWORKSであれば不動産業界の経験がなくても求人を紹介してもらうことが可能です。 豊富な求人情報に加え、一般公開されにくいリアルな内部情報にも精通しているため、将来の独立に向けて最適な企業を紹介してもらうことができます。 不動産業界に詳しい転職エージェントからサポートを受けられる点も安心材料です。 不動産業界への転職の際にはぜひ利用してみてください。 独立前に不動産業界へ転職するのがおすすめ 本記事では、未経験からでも不動産業で独立できるのか、また独立の際に壁になるポイントと解決策について説明してきました。 未経験でも独立するのは可能ですが、安定的に不動産業を営みたいと考えている方には、一度不動産業界へ転職し、経験を積んでから独立することをおすすめします。 不動産業界で働きながら、独立までの準備として、宅建士の資格取得、独立時の費用の準備、ノウハウや営業力を身に付けることでスムーズに独立することができるでしょう。 不動産業界への転職の際にはしっかりと経験が積めそうな会社かどうか確認することが大切です。 不動産転職エージェントに登録する
不動産営業は年収1,000万円以上稼げる?給与の仕組みや求人例をご紹介
2022/04/27
不動産営業は稼げる仕事というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際に稼げているのか、気になっている方もいらっしゃるでしょう。 そこでこの記事では、実際に年収1,000万円以上を狙うことができるのか、不動産営業の仕組みから具体的な求人の事例まで紹介します。 不動産営業の仕事に興味がある人や、年収1,000万円を目指したい人はぜひご覧くださいませ。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する 不動産営業で年収1,000万円以上狙うことはできる? 不動産営業で年収1,000万円以上を稼ぐことができるのか、気になる方も多いでしょう。 不動産業界の平均年収などを見ながら、どのように年収1,000万円以上を実現するのか具体的に見ていきましょう。 不動産業界の平均年収は423万円 国税庁が公表した「令和2年分民間給与実態統計調査」を見ると、不動産業・物品賃貸業会の平均給与は423万円であり、全体平均の433万円を下回る結果になっています。 不動産業界の中にも事務職や総務職など給与が高くない職種もあります。 また不動産営業の給与は実績によって個人差が大きいことも特徴ですので、稼げる営業と稼げない営業がいることを理解しておきましょう。 結論:不動産営業で年収1,000万円以上狙うことは可能 不動産営業は成果を挙げることで、年収1,000万円以上狙うことが十分可能です。 ただし、年収1,000万円以上を達成しやすい条件がありますので、以降の項目で詳しく説明します。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する 不動産営業の給与の仕組み 不動産営業の給与はインセンティブ(歩合給)で大きな差がつく点で、他の仕事と給与の仕組みが異なっています。 しっかりと稼ぐためには、不動産業界の給与の仕組みを理解し、転職時に企業の給与制度を確認しておきましょう。 不動産営業職は基本給+インセンティブが一般的 不動産会社の給与は、基本給+インセンティブ(歩合給)が一般的です。 下記のように、基本給とインセンティブの割合は不動産会社によって異なりますので、入社前にしっかりと確認しておきましょう。 ・基本給が低め、インセンティブが高め ・基本給が高め、インセンティブが低め 年収1,000万円以上を目指すなら、営業成績に対してインセンティブが高い給与制度の会社を選ぶことが重要です。 インセンティブがないケースもある インセンティブがないケースの不動産会社もあります。 その場合には営業成績に関わらず、年功序列で毎年昇給し、資格手当などが手厚く、安定した給料を得ることが可能ですが、高年収を得ることは難しいでしょう。 不動産業界が未経験でまずは経験を積みたいと考えている人にはおすすめの給与制度です。 まずは安定した働き方で経験を積んだ後に、インセンティブの高い給与制度の会社に転職することで年収アップを目指す方法もあります。 フルコミッションもある フルコミッションという完全歩合制の働き方もあります。 基本給はなく、インセンティブのみの給与制度になっているため、営業実績を上げることができなければ給与はゼロです。 安定性は低いですが、インセンティブの比率はかなり高く設定されていることが一般的で、自身の営業力に自信があって、高年収を狙いたい人にはぴったりの給与制度です。 売上次第では、かなりの高年収を実現することができます。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する 賃貸より売買の方が年収1,000万円を実現しやすい 不動産営業は大きく「賃貸営業」と「売買営業」の仕事に分けられ、賃貸よりも売買の方が年収1,000万円を実現しやすいと言われています。 つまり、売上によって年収が左右されると言えるでしょう。 そのポイントについて詳しく見ていきましょう。 賃貸より売買の方が大きな売上を上げやすい 賃貸よりも売買の方が一度の取引で動く金額が大きく、大きな売り上げを目指すことが可能です。 例えば賃貸ではオフィスや高級マンションの仲介を行っても、数百万円の売上ですが、売買であれば1件で数千万円の売上を見込むことができます。 より大きな売上を上げることで、給料にも反映されるため、年収1,000万円以上を実現するためには売買営業に取り組むことをおすすめします。 ただし、一般的に賃貸より売買の方が営業の難易度が高いことに注意が必要です。 マイホームより投資用不動産の方が売上を上げやすい 投資用不動産はワンルームのマンションやリノベーション済みの戸建て住宅、ビル丸ごと1棟など様々な物件が対象となります。 富裕層を対象に高価格帯の物件を売却することで、売上を大きく伸ばすことができ、その結果として高収入を実現することが可能です。 ただし、投資用不動産の営業は一般的に購入検討者を自分で探す必要があるため、難易度は大きく上がります。 年収1,000万円を達成したいなら投資用不動産にこだわる必要はなく、居住用不動産を販売する不動産営業でも充分可能です。 年収1,000万円を実現することためには、売上を伸ばし、インセンティブを稼ぐことが重要です。 フルコミッションの方が給料を上げやすい フルコミッションは固定給が無く、売上によるインセンティブのみが給与となる給与形態です。 そのため、一般的な固定給がある給与形態よりも、リスクが大きいように考えられますが、フルコミッションはインセンティブの割合が高いため、年収1,000万円を超えてさらに、高い給料を実現することも可能です。 コンスタントに契約でき、売上を挙げられる営業であれば、フルコミッションで働く方が、給料を上げやすい環境だと言えるでしょう。 年収1,000万円を実現するためには、フルコミッションでなくとも、十分可能です。 フルコミッションは成績が上がらないと、収入がゼロになってしまう点には注意しましょう。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する 年収1,000万円以上を実現できる具体的な求人例 ここでは、実際に年収1,000万円以上を実現できる例として、いくつか求人情報をご紹介したいと思います。 ・ミライアス株式会社 ・株式会社ランドネット ・株式会社MUSUBU ミライアス株式会社 ミライアス株式会社は東京に本社を置く不動産会社で、2018年に設立されたばかりの若い会社です。 ミライアス株式会社の求人例 2022年4月時点のミライアス株式会社の求人例を見てみると、以下のようになっています。 勤務地 :東京都渋谷区 想定年収:400万円~1,000万円 雇用形態:正社員 休日休暇:月7~9日 仕事内容:お問い合わせいただいたお客様に対応する完全反響営業。 契約率は80%以上という高い数字を誇ります。 完全反響営業かつ、契約率80%ということで、営業としてはかなり働きやすい求人だということができるでしょう。 ミライアス株式会社の特徴 ミライアス株式会社の特徴としては、以下のようなことが挙げられるでしょう。 ・「スマート仲介」による手数料のやすさ ・360度VTR内見 ・IT重説 ・建物や設備補償費用を750万円分まで保証可能 ミライアスという社名の通り、最新テクノロジーを多く採用したシステムとなっており、利用者にも高い評価を受けていることが分かります。 インターネットを活用した広告を行っているため、広告費用を安く抑えることにつながり、安い仲介手数料でサービスを提供できている点も大きなポイントです。 株式会社ミライアスの求人を見る 株式会社ランドネット 株式会社ランドネットは東京都に本社を置く、1999年設立の不動産会社です。 首都圏に強みがありますが、沖縄から北海道まで全国対応、また香港や台湾にも現地法人があります。 株式会社ランドネットの求人例 2022年4月時点の株式会社ランドネットの求人例を見てみると、以下のようになっています。 勤務地 :東京都豊島区/大阪府大阪市北区 想定年収:350万円~1,000万円 雇用形態:正社員 休日休暇:週休2日 仕事内容:中古マンションをメインとした投資用不動産の売買仲介業務。 投資用不動産の売買仲介営業は、不動産営業の中でも高い営業力を求められる仕事ですが、成果を挙げればそれだけ高い報酬を得やすい仕事です。 すでに実績のある株式会社ランドネットであれば、先輩社員から業務を教えてもらえやすい環境にあるといえるでしょう。 株式会社ランドネットの特徴 株式会社ランドネットの特徴をまとめると、以下の通りです。 ・幅広い業務に対応 ・全国対応 ・自社で仕入れも実施 株式会社ランドネットは不動産仲介業だけでなく、リフォーム業や賃貸業、不動産投資セミナー、クラウドファンディングなど不動産業に関わる業務を幅広く展開しています。 このため、お客様に提案する際に幅広いサービスを提供しやすいといえるでしょう。 株式会社ランドネットの求人を見る 株式会社MUSUBU 株式会社MUSUBUは東京都港区に本社を置く、2014年設立の不動産会社です。 株式会社MUSUBUの求人例 株式会社MUSUBUの2022年4月時点の求人例には、以下のようなものがあります。 勤務地 :東京都港区 想定年収:400万円~1,000万円 雇用形態:正社員 休日休暇:完全週休2日制(火・水) 仕事内容:売買仲介営業のポジション増員。基本的にSUUMOから直接問い合わせをいただく反響営業スタイルとなっています。 「無理なクロージングをしない」顧客ファーストのスタイルを取っており、そうした働き方に共感できる方は働きやすい職場になりやすいでしょう。 株式会社MUSUBUの特徴 株式会社MUSUBUの特徴として、以下のようなことが挙げられます。 ・健全な就労体制を実現しやすいフォローアップ体制 ・顧客ファーストの営業スタイル 株式会社MUSUBUでは、社員に対して以下のようなフォローアップ体制を用意しています。 ・早起きフリータイプ:8:30までの打刻で1回につき1,000円を上乗せ ・読書制度:読書代を月に3,000円まで支給 ・パートナーディズニー制度:配偶者やパートナーの誕生日にディズニーランドのペアチケット支給 社員のことを考えた、働きやすいシステムが採用されているといえるでしょう。 株式会社MUSUBUの求人を見る 稼げる不動産営業の求人を探して目指せ年収1,000万円 本記事では不動産営業の仕事は実際に年収1,000万円以上を狙うことができるのか解説してきました。 実際の求人例もご紹介しましたが、成果を挙げることで年収1,000万円を実現できることが分かったのではないでしょうか。 一口に不動産会社といっても、企業によって働き方や給与システムなどさまざまです。 年収1,000万円を実現したいのであれば、それが実現できる不動産会社を選び、さらに、自分にとって働きやすい制度が採用されているかなど、しっかり確認することをおすすめします。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に登録する
未経験でも不動産営業に転職できる?転職するメリットや向いている人の特徴など解説
2022/04/21
頑張れば高収入が実現できそうな不動産営業の仕事に興味を持っているものの、未経験でも転職ができるのか気になって、一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。 本記事では未経験の人でも不動産営業に転職できるのか、また転職するメリットや向いている人の特徴について解説します。 不動産営業への転職に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。 不動産転職エージェントに相談する 未経験でも不動産営業に転職できる? 不動産営業と聞くと、専門性が高く難易度が高い仕事のイメージを持っているかもしれません。 難しそうな仕事かもしれないけれど、未経験から挑戦してみたいと考える人もいるでしょう。 実際に不動産業界での経験や性別、年齢などが転職に影響があるのか、詳しく解説します。 未経験でも転職可能! 不動産業界は未経験でも転職がしやすい業界と言えるでしょう。 成果主義の会社が多く、営業成績で結果を残すことが求められます。 そのため、入社後に営業として結果を出すことが重要です。 未経験でも結果を出せば、しっかりと報酬を得ることができます。 転職可能な年代は? 30代~40代でも不動産営業として転職することは可能です。 ただし、一般的に年を重ねるほど転職の難易度は上がりやすい傾向にあり、営業として即戦力になれるかどうかを見定められます。 そのため、営業経験はなくても接客などの経験があると良いでしょう。 入社後にしっかりとした教育を受けられる不動産会社はほとんどないため、自分で仕事を覚えていく姿勢が大切です。 待っていても機会を与えられることはないため、自らが動き、現場で仕事を学ぶことが求められます。 そして、出来るだけ早いタイミングで営業として結果を出すことが最も重要です。 女性でも転職できる? 男社会のイメージが強い不動産業界ですが、女性でも転職することが可能です。 ちなみに総務省統計局の資料(平成29年就業構造基本調査結果)を見てみると、不動産業の雇用人数が約120万人のうち、男性71.2万人(59.3%)、女性が48.8万人(40.7%)となっており、全産業の平均の数字、男性55.0%、女性45.0%と比べると、女性比率が低いことが分かります。 しかし、平成25年の調査結果と比べ女性比率は3%ほど高くなっており、不動産業界においても着実に女性の進出が増えているといえるでしょう。 不動産営業の仕事においては、男性よりも女性の方がきめ細かな対応が得意なため、求められやすい面もあります。 例えば、お客様に対し気配りのある丁寧な接客を行い、安心感や信頼感を得やすいと言えます。 また、物件の案内中にも柔らかい雰囲気でさりげなく気遣いなどを行うことができ、お客様から警戒されにくいという特徴もあるでしょう。 さらに日頃から家事を行っている女性であれば、家事動線や便利な住宅設備など女性目線で提案することも可能で、奥様からの信頼も得やすくなります。 今後はさらに不動産営業で女性の活躍が増えていくでしょう。 不動産営業に転職する 不動産営業に転職するメリット 次に不動産営業に転職するメリットについて解説します。 下記の3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。 ・手に職をつけられる ・高収入を実現できる ・短期間で出世を目指せる 手に職をつけられる 不動産営業の仕事に転職すると、不動産の専門知識や業界の慣習等を身に付けることができます。 不動産の知識や、住宅ローン、税金、取引の流れなど、学ぶことは多いですが、不動産業界にいれば共通して使える知識ですので、早めのタイミングでしっかりと身に付けておくと良いでしょう。 基本的な知識や法律などはネットや本からも学ぶことができますが、営業手法やノウハウについては上司や先輩の商談に同行させてもらえると、より具体的に理解できるかもしれません。 不動産営業としてやるべきことは、どの会社でも大差はありませんので、一度不動産会社に転職し、基礎的なことを身に付ければ、その後も不動産業界内での転職はしやすくなります。 高収入を実現できる 不動産業界では経験や年齢は関係ありません。 未経験でも、実績を挙げれば高収入を挙げられる点も大きな魅力です。 実績に応じてインセンティブ(歩合給)が付くことで、高収入が可能になりますが、インセンティブは各企業や職種によって様々ですので、入社前にしっかりと確認しましょう。 例えば、不動産業界では大きく下記の3種類の給与制度に分けられます。 ・固定給は高い、歩合給は低い ・固定給は低い、歩合給は高い ・固定給はなし、歩合給はとても高い 不動産業界が未経験であれば、固定給が高めの給与制度を採用している会社で経験を積んでから、より歩合給が高い会社へ転職するというキャリアアップの方法もあります。 実力が付き、安定して実績を上げられるようになれば、歩合給の高い会社に転職し、実績を上げることで、より大きな年収アップが可能です。 短期間で出世を目指せる 不動産業界は出世においても経験や年齢は関係のない、実力主義の世界です。 年齢や勤続年数が給料や役職に大きく影響する年功序列という考え方はほとんどなく、実績を挙げることで、出世を目指すことができます。 そのため、実績を残せば年齢が若くても昇進や昇格のチャンスがありますし、未経験でも経験年数に関係なく、短期間で出世することが可能です。 不動産営業に転職する 転職前に資格を取っておくべき? 未経験から転職するにあたって、資格を取っておくべきなのか気になる方もいるでしょう。 不動産営業は資格がなくても転職できる仕事なのか、また取得しておくと転職に有利になりやすい資格について紹介します。 資格なしでも転職は可能 不動産営業は資格がなくても転職可能です。 異業種での営業経験や接客の経験などをアピールすることで、採用される可能性が高くなります。 そのため、未経験の異業種の人にも挑戦しやすい環境があります。 ある程度の営業経験がある人は資格の勉強に時間を使うよりも、業界に飛び込んで現場で仕事を覚える方が早く結果を出せる可能性もあるでしょう。 不動産業界の転職で有利になりやすい資格3選 不動産営業は資格なしでも転職することが可能ですが、取得しておくことで有利になりやすい資格がありますので、詳しく解説します。 資格は転職時だけでなく、就職後に顧客からの信頼を得るためにも役立ちます。 下記の3つの資格について具体的に見ていきましょう。 ・宅建士 ・FP技能士 ・マンション管理士 宅建士 宅地建物取引士の事を略して「宅建士」と呼びます。 幅広い業務に生かすことができるため、不動産業界ではまず宅建士の資格取得を目指すことがおすすめです。 宅建士の資格を持っていることで、不動産の売買に関わる知識や法律、税金の知識を身に付けていることをアピールすることが可能です。 また、不動産会社にとっては、事務所に選任の宅建士を設置する人数が定められおり、従事者5人につき1名以上の宅建士を設置する必要があるため、宅建士の資格を持っていることで、より転職に有利になります。 FP技能士 FP技能士とはファイナンシャル・プランニング技能士と呼ばれる国家資格です。 お金や生活に関しての知識を学び、顧客へ長期的な資金計画のアドバイスなどについて具体的に行うことができます。 そのため、FP技能士の資格を持っていると顧客の不安を取り除くことができ、住宅の販売の際に特に役に立つでしょう。 マンション管理士 マンション管理士は、マンション管理組合の運営や相談、大規模修繕工事の計画立案など、マンション運営を担っています。 マンションのプロであるマンション管理士は国家資格ですが、実務経験はありませんので、資格を取得し登録すれば、マンション管理士を名乗ることが可能です。 不動産会社の中でも、賃貸業や管理業を中心に行う会社にとっては魅力的な資格であるため、所有していると転職に有利になるでしょう。 不動産転職エージェントに相談する 不動産営業に向いている人の3つの特徴 不動産営業は成果が求められる厳しい世界だと言えますが、どのような人が向いているのか特徴を説明します。 それでは、下記の3つの特徴について詳しくみていきましょう。 ・目標達成できる方 ・ポジティブに考えられる方 ・お客様と長期的な関係を築ける方 目標達成できる方 不動産営業は数字で結果を出すことが重要です。 これまで、どんなに小さな経験でも、目標達成に向けて努力し、達成したことのある人に向いていると言えます。 例えば「稼ぎたい」という強い思いが、目標達成への行動に繋がることもありますので、目的意識の強さも重要です。 目標達成にこだわり、やり切って、結果を出すのが好きな人にはピッタリの仕事でしょう。 ポジティブに考えられる方 不動産営業を始めとした営業の仕事は全般的に契約できる数よりも、お断りされる数の方が圧倒的に多い仕事です。 その中で1件断られたからといって、落ち込んでいてはいけません。 商談が上手くいかなかった場合にはその理由を自分なりに考えて、ポジティブに捉えたうえで、次に進みましょう。 不動産営業は目標達成のプレッシャーが強く、また扱う物件の金額も大きいため、精神的なプレッシャーを強く感じる人も多いですが、ポジティブに捉え、前に進む人に向いている仕事です。 お客様と長期的な関係を築ける方 不動案営業の仕事は多くのお客様と打ち合わせを行う機会が多くあります。 そして、打ち合わせを行っていくなかで、少しずつ信頼関係を構築していく必要があります。 そのため、お客様とのコミュニケーションを取るのが好きで、長期的な関係を築ける人は、不動産営業に向いていると言えるでしょう。 しっかりとした長期的な関係を築ける人はそのお客様から次のお客様を紹介して貰える可能性も高く、成功できる可能性も高くなります。 思い立ったら不動産営業職に転職しよう! 本記事では未経験でも不動産営業に転職できることや、転職するメリット、向いている人の特徴などについて詳しく解説してきました。 不動産営業は異業種からの転職のハードルもさほど高くはなく、幅広く受け入れてくれる会社が多いですが、実力主義の世界であることを理解しておきましょう。 そのためにも、数字で成果を挙げることが最も重要であり、結果を出せば、年齢や社歴に関係なく活躍できる仕事が不動産営業です。 自分に向いていると思える人はぜひ不動産営業への転職を考えてみてはいかがでしょうか。 不動産転職エージェントに相談する
不動産業界歴4年目。「あー、仕事辞めたい」というときに読む話
2022/04/19
26歳で転職3社目、今年の4月で不動産業界歴4年目になった私が、 ふと「仕事辞めたい」と思うことが増えた方に ・仕事を辞めたいと思ったときにすること ・不動産会社はすぐに辞められるのか ・退職するかしないかを判断する方法 について、経験談を交えながらご紹介していきます。 私と同じように不動産業界で働いていて、仕事を辞めるかどうか迷っている方は是非ご覧下さい! 不動産転職エージェントに登録する ふと仕事を辞めたいと思ったときにおすすめの行動 早速ですが、みなさんは1日に何回「仕事を辞めたい」と思いますか? 今の不動産会社ではあまりないのですが、一番初めの会社では、私は毎日×常時(出勤時、勤務時、退勤時、自宅でまったりしているとき)全ての時間で思っていました。 私はこれまで2回転職をしていますが、退職する何か月か前は1ヶ月に1回か2回、ふと「あ、仕事辞めたいかも」と思い、退職しようと決める1ヶ月前からは常に考えるタイプでした。 ただ、仕事を一時的な考えで退職していいのか、会社の人に迷惑かかるから頑張らないと。などと頑張ってしまうんですよね。 そこでまずは、ふと仕事を辞めたいと思ったときに私が行っていて良かったおすすめの行動をご紹介致します! 友達に明るく相談する 最初にご紹介したいおすすめの行動は、友達に【明るく】相談することです。 【明るく】が大切なポイントとなります! この行動で知りたいことは、自分の思っていることは第三者はどう感じるのかです。 私たちは自分の価値観で生きているので、忙しいのが嫌だと思う人もいれば暇なことが嫌だと思う人もいますし、決められた仕事をするのが嫌な人もいれば自分で仕事を作りに行くのが嫌な人もいます。 そのため、自分が嫌だと思っていることを第三者はどう思うのかを聞いてみましょう。 この時私が友達をおすすめしたい理由は、正論だけではなく「○○はこういう性格だからそれきついよね」と自分の性格を理解した上で相槌をくれるからです。 また、明るく相談するのが大切な理由としては、自分が辛そうに真面目に相談すると、友達がもし「それはもう少し頑張りな」と思っていても言えなくなる(と思う)からです。 体験談になりますが、友人が韓国の大学に行っており、隔離が嫌だから休学すると言い始めました。 最初は「休学しよっかな~、うちと遊べて嬉しいっしょ?」と言われたので、「いや、マジで休学は止めておきな。卒業する時には29歳になるよ。隔離我慢して大学戻りな」と言っていました。 ただ、何日か後に、「本当に休学しようと思う。マジで隔離が嫌なの。お金もかかるし孤独だし、、、。あと日本で奨学金の支払い分を稼ぎたいとも思ってる」と少し寂しそうな顔で言われたら、本当に戻りたくないんだなと思い、「○○が良いならもう休学してもいいんじゃない?その代わりそのあとは頑張りなね」と否定する言葉が出てきませんでした。 話をもとに戻すと、「今の会社こういうところがほんとに嫌でさ~」と明るく相談することで、相手の本当の意見を聞きやすくなります。 そのため、明るく相談することによって自分の今の環境が誰にとってもきつい環境なのか、はたまた自分の性格に合わないのか、もしくはもう少し頑張れば実は良い環境なのかを教えてもらうことができるでしょう。 大手求人サイトで求人を探してみる 次に行ったことは、大手の求人サイトをいくつか見始めました。私が使ったのはリクナビやマイナビです! なぜ求人サイトで求人を探してみたかというと、自分が気になる求人の必須条件を確認したかったからです。 私は専門卒なので、必須項目に大卒と記載があったら大学に通い始めるしか道はありませんが、例えば「営業経験3年以上」であれば応募することができます。 もし今営業経験が2年半だった場合、あと半年頑張れば気になっている求人に応募できるということです。 それ以外にも、働いてみたい会社ではどんな資格が必要なのか、どんな経験があれば応募できる枠が広がるかなどを見ていました。 今すぐに退職しても自分が良いと思う求人に応募できるのであれば転職を考え始めますし、もう少し今の会社で頑張ったり資格を取得することで自分が良いと思う求人に応募できるのであればその条件に当てはまるようになるまでに頑張ろうと考えていました。 そのため、求人サイトで条件を絞り込む時は、結構難易度高めの条件になっていたと思います。 私の例:職種絞り込み+土日休み、年間休日120日以上、残業15時間以内、○○駅から30分以内、初回年収○○○万円以上 そうすると24件くらいしか出てこずでした…(笑) ただ、そのおかげで確認が必要な必須条件もすぐに分かったので、このくらいの転職希望度の時は結構絞ってしまっても良いと思います。 ※求人数が少ない求人サイトで検索すると検索結果1桁もしくは0件の時もあるので、できれば大手の求人サイトがおすすめです。 転職エージェントに登録する 次は求人サイトとは別に、転職エージェントに登録してみるのもおすすめです。 ※求人サイトと転職エージェントの違い 求人サイト:自分で全てをアレンジ。求人が沢山掲載されており、自分で求人を探して申込み、企業とのやり取りも自分で行う。 転職エージェント:第三者が間に入ってくれる。キャリアアドバイザーに要望を伝えると、その要望に合った求人を教えてくれたり、書類の添削、面接練習、企業とのやり取りなど全てをサポートしてくれる。 当時私は飲食業界に進みたかったので飲食業界特化のエージェントに登録したのですが、担当の方とMTGすることで、自分がなぜ今の会社にネガティブな感情を持っているのか、自分がどんな会社で働きたいのか、今の自分の価値はどれくらいあるのかが分かりました。 転職エージェントに登録したら転職しないといけないのかなと不安をもちながら登録しておりましたが、転職を無理に進められることはなく、本当にキャリアについて一緒に考えてくれる第三者という印象でした。 友人とはまた別の、本当の第三者としての意見をもらえるのでおすすめです! 仕事辞めたいな~と思ったら、まずはこの3つを行ってみて、 「自分ってなんで転職したいんだっけ?」 「今の自分が会社辞めたらこの先はどんなことができるんだろう」 「自分が今の会社で嫌なことはなんなんだろう」 など、 辞めたいと思った理由を見つけたり、周りを見てみて転職意欲が高まるかどうかを確認してみて下さい。 不動産転職エージェントに登録する 退職するorしない、どうやって決めればいいの さて、辞めたいなと思い始めて、友達に相談したり求人サイトなどを確認して、そのあとどうやって退職するのか、しないのかを決めればいいのでしょうか? これは本当に自分次第になりますが、私や私の周りが退職を決めた理由、退職しないと決めた理由についてご紹介します。 退職を決めた理由:退職しか毎日考えられなくなった もう退職するしかないと思った私の経験談ですが、毎日退職のことしか考えられなくなりました。 前述しましたが、朝起きてからも出勤中の電車でも働いている時でも常に退職したいという気持ちが離れなかったのです。 その時は仕事内容はもちろん、一緒に働く人がかなり怒りやすい性格で、この人がいつ怒るのかを考えながら仕事するのに疲れてしまったため、退職を決意しました。 退職を決めた理由:現在の会社での限界を感じたため 限界というと少し大げさかもしれませんが、 例えば自分が26歳で、自分のチームのリーダーの役職が上がり、自分の5つ上の先輩がリーダーになりました。今までのリーダーは40歳でした。 その場合、誰か上の人が退職しない限り上には行けず、直近で役職が上がった上司の年齢で新しいリーダーが役職が上がった場合、自分がリーダーになれるのは35歳。 役職が上がらないとお給料のUPは微々たるものだと知っている場合は、今の会社で35歳で役職が上がるまで待つよりも給与アップやキャリアアップの為に転職をしようと考えます。 このように、自分の会社の上の人たちを見ていて自分はどれくらいでどのポジションに行けるのかを考えたときに退職しようと考えたそうです。 退職を辞めた理由:部署異動があった 退職の理由がジョブチェンジを希望しての転職だったのですが、求人サイトを見たりして今の自分でもその職種に挑戦できると分かったため転職活動を開始した友人がいました。 実際に転職エージェントを利用しながらいくつか面接も受け始めていたのですが、それを知らない会社側から、4月より部署異動が命じられ、その部署がやりたいことが全部できるわけではないけど、今の仕事よりはやりたいことができる部署だったとのこと。 退職したい理由が会社に対しての不満などではなかったため、一旦転職活動は辞め、そのまま同じ会社で働くことにしたそうです。 退職の理由は本当に様々なので、こちらに関しては自分がどれくらい転職したいのか、転職したい理由はなんなのか、転職できる会社はありそうかなどの軸から考えてみましょう。 不動産転職エージェントに登録する 不動産業界はすんなりと辞められるのか 次に、「辞めたいな~」から「辞めるぞ!」といざ判断した際にぶち当たる壁が退職相談。 退職はどうやって伝える? 退職したいと伝えるのが私は苦手なタイプで、中々言えません。 ただ、ギリギリになればなるほど会社にとって困りますので、会社の雇用契約書では1ヶ月前に報告してくださいと記載してある会社が多く、法律上では14日前に申出をするようにと決まっています。 なるべく1ヶ月以上前には退職を伝えるようにしましょう。 当たり前ですが、次の日から会社に行かないなどは絶対にダメです。 人はどこかしらで繋がっていると思っておいてください。 退職報告の仕方は、もし上司と月に1回や定期的に話す機会がある場合は、そのMTGの最後に、私から最後に1ついいですか?と切り出してからお伝えするのがおすすめです。 定期的に話す機会がない場合は、お話したいことがあるのですが、ご都合の良い日程はございますか?と聞き、日程を押さえてから話すようにしましょう。 まずは直属の上司に伝えるのが一番いいですが、退職の理由によっては言いにくいこともあるかもしれませんので、その場合は人事部に伝えても大丈夫です。 私は上長にいう前に、社長と人事に話してから退職に進んだこともあります。 不動産業界はすんなりと辞められるのか 退職を伝えると、まずは2パターンに分かれます。 ①上長と話し合い、退職日の決定と引き継ぎの日程を決める。 ②上長に退職を引き止められる。 ①の場合は、自分が転職先が決定している場合はその転職先の入社日に合わせて決定したり、もし決まっていない場合は上長と相談しましょう。 ②の場合が大変です。ポジションやこれまでの成績、会社の規模によって異なりますが、たまに「全然辞められない」という声を聞きます。 不動産業界は辞めにくいのかと聞かれることがありますが、これも本当に会社によって様々です。 ある程度のポジションの場合、会社の詳細情報まで知っているわけですからもしその情報をもって競合に転職されたら...と考えるとかなり引き止めに合う場合もありますし、そもそも人柄として凄く周りから好かれていると、○○さんに退職されるとみんなのモチベーションが...と言って引き止められることも。 人が一人退職するということはなにかしらの影響が会社に起こりますので、退職が難しいというのはあり得ない話ではないでしょう。 そんな場合はどうするのか。 もし条件が理由で退職を考えているのであれば、上長に素直に伝えましょう。 場合によっては条件を考え直してくれる会社もあります。 それ以外の場合であれば、引き止められて迷うこともあると思いますが、これからの自分のためにもここは妥協せず、退職の意思を伝えるようにしましょう。 退職を伝えてからの周りの目が不安 退職すると伝えてからの周りの反応や仕事がしにくくなるのではないかなどの不安は退職が初めての人は一回は不安になるのではないでしょうか? 私もまさにそれで、「退職する1週間前まで言わないでほしいのですが」などと伝えておりました。 引継ぎしてもらわないと困るのでと言われてかないませんでしたが。 ただ、ここに関しては2回退職、さらに3回目の退職をしようとしている私からお伝えすると、あまり気にしなくて大丈夫です。 自分が思っているより人はそんなに悪いように考えませんし、堂々としていると周りから退職後はどうするのー?など明るく退職について触れてきてくれます。 たまに退職する人はこのMTGに参加しなくていいと言われることもありますが、当たり前だよなと思いますし、その分自分は引き継ぎに向けて動けばいいと思いますので、あまりネガティブに考えなくていいと思います。 不動産転職エージェントに登録する 新しい不動産会社に転職しよう 今回は仕事を辞めたいと思ったときから実際に退職するまでの流れについて経験談をもとにご紹介してきました。 仕事辞めたいとふと思うのはなにかしらのサインだと思うんです。それは必ずしも退職をした方がいいサインというわけではなく、例えば休養が必要なサインであったり、誰かに相談した方がいいサインであったりなどなど。 是非ふと仕事辞めたいと感じたら、まずは友達に相談したり求人を見てみたりして辞めたいのかそれ以外なのかを発見して頂き、よりストレスフリーな生活を送って頂ければ嬉しいです! また、逆にやっぱり仕事辞めたい!となった場合は、今は転職があたり前の時代になってきておりますので、転職エージェントに登録して頂き、キャリアについてご相談してみてください。 無理は禁物です!是非自分を大切にしてあげてくださいね! 不動産転職エージェントに登録する
不動産ファンドへの転職ってどうなの?年収や転職に有利な資格を解説!
2022/04/13
不動産ファンドは不動産業界の中でも固定給が高いと聞いたことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。 そのため不動産ファンドへの転職に興味がある方もいらっしゃるでしょう。 この記事では未経験でも不動産ファンドへの転職が可能なのか、また実際の年収はどれくらいなのか、解説していきたいと思います。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する 不動産ファンドとは 投資家から集めた資金や銀行からの借り入れを元に、不動産へ投資を行う投資のプロ集団です。 複数の不動産を購入し、そこから得られる賃貸収入や売却時の利益を配当金として分配するファンドです。 不動産から得られる収益を投資家に還元していきます。 不動産ファンドの仕事内容 お客様から資金を預かり、そのお金を不動産へ投資を行うことで、預かった資金を運用しています。 日系の不動産ファンドではあまり業務の担当を細かく分けないことが多いですが、特に外資系の不動産ファンドでは職種と担当業務がはっきりと分かれていることが多いです。 それでは各業務について説明します。 【アクイジション(物件取得)】 ファンドの収益に関わる最も重要な業務と言えます。 アクイジションは不動産物件を探し、取得するまでの業務です。 当然ながらいい物件を安く仕入れることができれば利益を生みやすくなります。 物件情報を元に、運用プランを考え、キャッシュフローをはじき出し、そのキャッシュフローを中心にいくらで購入するのか分析し、評価することが重要です。 仲介業者や信託銀行から情報を得ることや、入札に参加することで買い付けする物件を発掘していきます。 いい物件を発掘したと思っても、物件を購入するためには投資委員会(Investment Committee=IC)で承認を得なければなりません。 承認を得るために、投資委員会でプレゼンテーションを行いますので、資料を作成しプレゼンの準備が必要となります。 外資系であれば海外の方向けにプレゼンテーションを行う必要がありますので、ここでは英語力が必要です。 またアクイジション担当が投資にかかる費用の融資の段取りを行う不動産ファンドもあります。 そうなると物件取得のための業務と並行して、融資業務も弁護士に相談しながら進める必要がありますので、とてもハードな業務です。 若手の社員だとキャッシュフローの計算や、物件の評価ができる人や投資委員会で使用する資料を作成できる能力が必要になりますので、手を動かして作業できることが重要です。 中堅の社員だといい物件を探し出し、投資を実行するために売主との交渉を確実に行う能力が必要になります。 また入札案件が多い中で有利な条件で契約しやすい相対契約できる案件をどれくらい発掘できるかがポイントです。 【アセットマネジメント】 アセットマネジメントとは資産を預かって運用するというファンド業務のことを言います。 不動産ファンド内ではアクイジションが仕入れた物件に対してどのように手を加え、どのようにして最後に高い価格で売却できるかを考え、実行していきます。 物件取得時にはこのようなプランはすでに出来上がっていますが、投資後に思うように進むわけではありませんので、軌道修正しながら進めていくことが重要です。 例えば物件の定期修繕やリノベーションの計画、賃貸募集の際にはいくらで貸すのか、売却時にはどうすれば売却額を高くできるのか考えながら、実行していきます。 実際の物件管理はプロパティマネージャーに指示を出し、プロパティマネージャーが賃貸管理や修繕等の発注やビル管理会社への指示などを行い、物件管理を行います。 アセットマネジメントは計画通りに投資回収を行うために価値を最大化して売却することが必要なため、どのように売却するかを考え、実行することが重要な仕事です。 アセットマネジメントの求人を見る 【IR・ファンドレイジング】 IR・ファンドレイジングは運用するお金を集めてくる業務です。 不動産ファンドは資金が集まらなければ運用することができず、収益を上げることもできないためIR・ファンドレイジングは非常に重要な業務を担っています。 まず販売するファンドのプレゼン資料の作成を行い、次に投資家に対してファンドの魅力が伝わるようプレゼンテーションを行います。 プレゼンテーションの結果として、投資家から出資を取り付ける必要があり、商談力をはじめとした営業力が求められる職種です。 【ミドルオフィス・バックオフィス】 ミドルオフィスは運用や営業をサポートする役割果たします。 具体的には運用パフォーマンスの測定・分析やレポーティングなどです。 バックオフィスは資金決済に関わる経理やコンプライアンスなど幅広い業務を担っています。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する 代表的な不動産ファンド ここで代表的な不動産ファンドを紹介します。 不動産ファンドを運営している企業母体は不動産会社系、金融機関系、商社系、外資系など様々です。 まずは国内系の不動産ファンドと、外資系の不動産ファンドの紹介を行います。 国内の不動産ファンド 国内の不動産ファンドでよく知られているのが、J-REITの運用会社で日本ビルファンドマネジメント、ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント等があります。 また三井不動産投資顧問、三菱地所投資顧問、森ビル不動産投資顧問など大手デペロッパーや住宅メーカーの子会社が多く存在します。 外資系不動産ファンド 外資系不動産ファンド運用会社もたくさんあります。 ラサール不動産投資顧問、エートス、GCI、キャピタランド、オークツリー等が代表的です。 また投資銀行系の会社だとゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパンやモルガン・スタンレー・キャピタルなどの会社があります。 不動産ファンドの年収 不動産ファンドの年収は国内系の不動産ファンドか外資系の不動産ファンドかで異なります。 投資運用部門かそれ以外の部門かでも年収が変わってきますので、注意が必要です。 当然ながら結果を残し、役職が上がるにつれて平均年収が高くなります。 国内の不動産ファンド 国内の不動産ファンドの年収について説明します。 国内系だと職種による違いはそこまで大きくなく、800万円~1,500万円くらいが一般的です。 投資運用関連職の担当者で800~1,000万円程、役職付きのポジションで1,200~1,600万円程です。 非運用系の職種では管理職で1,000万円程、部長ポジションでも1.500万円程度と考えられます。 国内の不動産ファンドだと急激な昇給や昇進はあまり期待できません。 外資系不動産ファンド 次に外資系の不動産ファンドの年収について説明します。 運用系職種の場合は担当者レベルから課長レベルで800~1,500万円程、部長ポジションで1,600万~2,500万円程です。 非運用系の職種では部長ポジションで1,500万円~1,600万円程度です。 外資系だからと言って極端に年収が高いわけではないことが分かっていただけたでしょうか。 不動産ファンドは金融業のような感覚がありますが、実際は不動産業ですので、金融業界に比べ給与水準が低くなっています。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する 未経験でも不動産ファンドに転職できる? 未経験でも不動産ファンドに転職できるのか気になっている方も多いと思います。 実際には未経験での転職は難しい事が多いです。 ただ、投資銀行系での勤務経験があれば物件取得にかかる業務など不動産ファンドと重複する業務があるため、比較的容易に転職できる可能性があります。 大手の不動産ファンドへの転職を目指すなら、中小の不動産ファンドで圧倒的な結果を出すか、不動産会社で物件の売買担当者として営業力を磨き、トップレベルの成績を上げることを目指しましょう。 不動産ファンドへの転職を有利にする資格4選 不動産ファンドへ転職するには、不動産の知識はもちろん、金融やデューデリジェンスの知識など幅広い知識が必要です。 そんな不動産ファンドへの転職をする際に、書類選考や面接で有利になる資格を4つご紹介致します。 さらに詳しい情報はこちらの記事にも記載があるのでご覧下さいませ。 不動産ファンドへ転職する方法とは?おすすめの資格5選を紹介 1.不動産証券化協会認定マスター 不動産投資や金融のプロとしての知識を証明する資格です。この資格を所持していれば、面接に進む前の書類選考の時点で不動産・金融の幅広い専門知識、スキルを所持していることを証明できるでしょう。 取得するには、マスター養成講座(コース1)をWEB講義で受講後、修了試験に合格する必要があります。 受講期間は約5ヶ月間となっており、講座の受講内容は不動産の投資分析や法律、税・会計制度など、実務に必要となる専門知識です。 このマスター養成講座の修了試験に合格する条件とは別に、金融や不動産の分野で2年以上の実務経験も必要になってきます。 合格率は35%前後となっておりますが、これまで不動産や金融業界に勤めてきた方が受験してのこの合格率となっておりますのでかなり難易度の高い資格と言えるでしょう。 こちらのサイトも併せてご覧下さいませ。 ​不動産証券化協会 不動産鑑定士 不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格です。不動産の鑑定評価のほか、土地の有効利用などのコンサルティングを業として行うことが可能になります。 日本3大難関資格として知られているほど難易度の高い資格となっておりますので、働きながら資格を取得するにはストイックさが必要です。 不動産鑑定士の試験は短答式試験と論文式の試験で分かれており、5月~6月に短答式試験、その試験に合格した人のみが、約3ヶ月後に行われる論文式の試験を受けることができます。 1回の試験で終了させることができないため毎日コツコツと勉強していくことが大切です。 宅地建物取引士 不動産売買や賃借における重要事項の説明、重要事項説明書面の記名・押印、賃貸借契約書の記名・押印などの専権業務が与えられた資格です。 不動産業を営む場合、ひとつの事務所で業務に従事する者5人に対して1人の割合で設置が義務付けられていますので、不動産業界では重宝される資格です。 1年に一度しかチャンスがない試験ですので、十分に準備してから挑むことがおススメです。 ファイナンシャルプランニング技能士 家計簿、資産運用、不動産に関する知識が学べる資格です。1級から3級まで分かれていますが、実務経験が2年以上ある人、AFP認定研修を修了した人以外は3級から取得することになります。 3級の合格率は高いため、初心者にもおすすめです。 2級からはやや難易度が上がりますが、不動産ファンドへの転職を考えている場合、面接官も合格率を知っている場合が多いので2級以上を目指すといいでしょう。 不動産ファンドに転職するなら転職エージェントに登録 この記事では不動産ファンドについて仕事内容から給料、転職方法まで説明をしてきました。 物件を仕入れる人、運用する人、運用するお金を集める人など職種によって業務内容は大きく異なりますので、自分はどのような仕事をしていきたいか考える必要があります。 不動産ファンドへの未経験での転職は難しい面もありますが、決まった業種や職種からは転職も可能ですので、自分のキャリアプランを見据えて計画的に転職活動を行う必要があります。 金融業界よりは給料相場は低いとはいえ、他の業界に比べても不動産ファンドはかなり稼げる業界ですので、経験を積んで転職にチャレンジするのも良いかもしれません。 ===================================== 未経験から不動産ファンドへの転職をご検討中の方は、まずは不動産業界特化型転職エージェントへの相談をおすすめ致します。転職エージェントでは、不動産ファンドに転職するまでのプランを一緒に考えて、そのために次はどのような企業に転職するべきかをアドバイスしてくれます。 現在のご経験で不動産ファンドへの転職を叶えられる方ももちろんいらっしゃいますが、場合によってはプラス1企業挟んでのステップアップがおすすめな場合もあるので、一度お問合せ下さいませ。 不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』に相談する
不動産業界の上場企業8選!賃貸・販売に強みがある会社などそれぞれご紹介
2022/04/06
不動産業界は年収が高いというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。 また、不動産業界に転職を検討するなら上場企業の方が良いのではないかとお考えの方も多いでしょう。 特に営業職においてはインセンティブ制度を導入している企業も多いため、成果を出せればより多くの収入が見込める業界です。 とはいえ、すべての不動産業者が高年収という訳ではなく、千差万別なのが実態といえます。 また、自分に合った企業を選ぶのが重要といえるでしょう。 そこで、本記事では、株式上場企業の中から選んだ8つの企業についてそれぞれご紹介します。 是非最後まで読んで、転職活動の参考にしてください。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 財閥系の上場不動産企業 日本の不動産業界をけん引するリーダー的な存在ともいえる財閥系。 戦後、GHQによって財閥自体は解体されているものの、いまだに日本経済に対し強い影響力を持っている企業といえるでしょう。 中でも特に大きな影響力を持つのが「三大財閥」です。 ここでは、財閥系の上場不動産企業の事業内容や会社の特徴、求人例について以下の通りご紹介します。 ・三菱地所株式会社 ・三井不動産株式会社 ・住友不動産株式会社 三菱地所株式会社 三菱地地所株式会社(以下、三菱地所)は旧三菱財閥の流れを組む日本を代表する巨大不動産デベロッパーです。 旧三菱財閥は、商人・岩崎弥太郎が、九十九商会の経営を引き受けて1873年に「三菱商会」として社名を改めたのが発端となっています。 【企業概要】 三菱地所の企業概要は以下の表の通りとなっています。 会社名 三菱地所株式会社 売上高 1兆2,075億94百万円 (2021年3月期) 資本金 1,424億1,426万円(2021年5月21日現在) 従業員数 880名 連結:9,982名 事業内容 ■オフィスビル、商業施設等の開発・賃貸・管理 ■収益用不動産の開発・運用 ■住宅用地・工業用地等の開発・販売 ■リゾート施設等の運営 ■不動産売買、仲介、コンサルティング事業 三菱地所の主力事業は、オフィスビルや商業施設などの開発、賃貸管理であり、東京丸の内を中心として国内の主要都市に多くの収益力の高いビルを所有しています。 安心・安全で質の高いオフィス環境の提供を行っており、各地の町づくりに大きく貢献している企業といえるでしょう。 社内の雰囲気としては、団結力の高く、失敗のない着実な仕事を行うのが特徴であり、女性でも長く勤められ、気持ちよく働ける環境が人気となっています。 求人例 2022年4月時点では、三菱地所グループの求人例としては、以下のようなものがあります。 ■求人企業:三菱地所リアルエステートサービス株式会社 法人向け売買仲介営業 ・勤務地:愛知県 ・想定年収:400万円~1,000万円 ・業務内容:法人向け賃貸仲介営業、売買仲介営業 ※基本的には問い合わせがあってからの対応で、テレアポや飛び込み営業はないとのことで、働きやすい求人だといえるでしょう。 求人の詳しい情報はこちら 反響営業に関する記事はこちら: 不動産の反響営業とは?飛び込みやルート営業との違いや向いている人の特徴を解説! 三井不動産株式会社 三井不動産株式会社(以下、三井不動産)は、日本の業界最大手の不動産会社です。 本社は、東京都中央区日本橋室町にあり、不動産総合デベロッパーとして戦後から一貫して業界売上第1位に君臨し続けています。 旧三井財閥の流れを組んでおり、創業者・三井高利が1673年に呉服店を開業したのが始まりです。 【企業概要】 三井不動産の企業概要は以下の通りとなっています。 会社名 三井不動産株式会社 売上高 2,007,554百万円 (2021年3月期) 資本金 3,397億6,600万円(2020年3月31日現在) 従業員数 1,678人 連結:20,864人 事業内容 ■オフィスビル開発 ■賃貸 ・マンション・戸建住宅の開発 ■分譲・ショッピングモールなど商業施設の開発 ■賃貸 ・資産活用アドバイス ■ホテル・リゾートの開発・運営 不動産業界において最大手の不動産会社であり、東京ミッドタウンといった時代の先を行く最新鋭のオフィスビル開発、地域一帯の町づくりを実現している企業です。 個人向け住宅としては「三井ハウス」や「三井のリハウス」なども展開しており、三井不動産グループにてすべての不動産業務に携わっています。 チャレンジ精神を大事にした風通しの良い社風であり、充実した福利厚生や社内間でのコミュニケーション活性化につながる様々な環境整備が行われています。 「ワークライフバランスが良い」との評価も多く、働きやすい労働環境の企業といえるでしょう。 求人例 2022年4月時点では、三井不動産グループの求人例としては、以下のようなものがあります。 ■求人企業:三井不動産レジデンシャル株式会社 不動産総合職 ・勤務地:東京本社~全国各支店 ・想定年収:300万円~ ・業務内容:用地仕入れから企画開発、販売まで 不動産総合職の仕事で、不動産について幅広く業務に携わることができる求人情報です。 詳しい求人情報はこちら 住友不動産株式会社 住友不動産株式会社(以下、住友不動産)は、三井不動産や三菱地所に次ぐ業界第3位の不動産デベロッパーです。 財閥として最も古い歴史を持つ旧住友財閥の流れを組んでいます。 住友不動産はオフィスビルの賃貸だけではなく、マンションや注文住宅、リフォーム事業、ホテル、スポーツ施設、イベントホール、レストランなど幅広い分野に携わっているのが特徴です。 【企業概要】 住友不動産の企業概要は以下の表の通りとなっています。 会社名 住友不動産株式会社 売上高 9,174億72百万円 (2021年3月期) 資本金 1,228億5百万円(2021年3月現在) 従業員数 5,929人 連結:13,758人(2020年3月31日現在) 事業内容 ■オフィスビル開発・賃貸 ■マンション・戸建住宅の開発・分譲 ■宅地造成・分譲 ■海外不動産の開発・分譲・賃貸 ■建築土木工事の請負・設計・監理 ■不動産の売買・仲介・鑑定 住友不動産は、分譲マンションや賃貸事業など個人向け事業にも強く、マンション供給戸数では2014年には全国1位の実績を誇っています。 また、住宅リフォーム事業においては「新築そっくりさん」が有名です。 住友不動産は実力主義であり、成果を上げればそれだけ多くの収入が見込める企業であり、昔ながらの企業風土を持った会社といえるでしょう。 求人例 2022年4月時点での住友不動産での求人情報としては以下のようなものがあります。 ■求人企業:住友不動産株式会社 新築分譲マンション営業 ・勤務地:東京本社(ただし、名古屋エリアのマンションギャラリーへの配属) ・想定年収:450万円+報奨金(年2回) ・業務内容:モデルルーム来場のお客様への対応 住友不動産の新築マンション営業職。ブランド力のある企業での営業なので、営業としてはやりやすい求人だといえるでしょう。 不動産総合職の仕事で、不動産について幅広く業務に携わることができる求人情報です。 詳しい求人情報はこちら 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 不動産賃貸に強みがある上場不動産企業 財閥系の上場不動産企業について紹介しました。 ここでは、不動産賃貸に強みを持つ上場不動産企業について以下の通りご紹介します。 ・ヒューリック株式会社 ・株式会社レオパレス21 ・スターツコーポレーション株式会社 ヒューリック株式会社 みずほ銀行系の不動産会社であるヒューリック株式会社(以下ヒューリック)。 東京都心の駅近物件を数多く保有しており、不動産賃貸に強い企業といえるでしょう。 社員の年収が高いことで有名であり、過去には東洋経済ONLINEにて公表された「有給が取れて年収も高い会社」ランキングにおいて第1位を獲得しています。 【企業概要】 ヒューリックの企業概要は以下の表の通りとなっています。 会社名 ヒューリック株式会社 売上高 4,470億77百万円 (2021年12月期) 資本金 1,116億9百万円(2021年12月末現在) 従業員数 189名(2021年12月末現在) 事業内容 ■不動産賃貸事業 ■不動産売買及び仲介事業 ■PPP事業・CRE事業 など ヒューリックは、都心部の駅近物件を多く所有しており、安定した財務基盤を持っている企業です。 東洋経済ONLINEが2020年に公表した「有休が取れて年収も高い会社」ランキングにおいて第1位に選出されているおもあり、ワークライフバランスの取れた会社といえるでしょう。 女性の従業員も多く、ベビーシッター利用支援や保育所利用補助金といった子育て世代に嬉しい制度が整備されているのも特徴です。 離職率が低い点も魅力の会社といえるでしょう。 株式会社レオパレス21 株式会社レオパレス21(以下、レオパレス21)は、敷金無料の賃貸マンション「レオパレス21」事業を中心に飛躍的に成長した上場不動産会社です。 キャッチーなCMソングが有名であり、知名度も高い企業といえます。 【企業概要】 レオパレス21の企業概要は以下の表の通りとなっています。 会社名 株式会社レオパレス21 売上高 4,089億59百万円 (2021年3月期) 資本金 812億82百万円(2021年3月現在) 従業員数 3,688名 連結:4,462名 事業内容 ■賃貸事業 ■開発事業 ■シルバー事業 ■リゾート事業 ■国際事業 ほか レオパレス21は、不動産賃貸事業の他、開発事業やシルバー事業、リゾート事業、国際事業など幅広い分野で事業を展開しています。 知名度が高いこともあり、転職先としても人気がある企業といえるでしょう。 東洋経済の行った「転職者を多く受け入れているトップ500社」においては第14位にランクインするなど、中途社員の採用も積極的に行われています。 また、近年はワークライフバランスの見直しを実施しており、リフレッシュ休暇や時間単位年次有給休暇制度、テレワーク導入といった労働環境の改善を進められています。 努力次第では20代の若いうちから年収500万円以上稼げる可能性もあり、若手で意欲のある方には向いている職場といえるでしょう。 スターツコーポレーション株式会社 スターツコーポレーション株式会社(以下、スターツコーポレーション)は、「総合生活文化企業」を目指した純粋持ち株会社であり、不動産や建築、管理事業を中心として幅広い分野で事業を行っている企業です。 不動産賃貸・売買仲介事業会社として全国的にも知名度の高い「ピタットハウス」もスターツコーポレーションの傘下企業となっています。 【企業概要】 スターツコーポレーションの企業概要は以下の表の通りとなっています。 会社名 スターツコーポレーション株式会社 売上高 1,989億63百万円(2021年3月末日現在) 資本金 110億3,948万円(2021年3月31日現在) 従業員数 143名 連結:4,738人(2021年3月末日現在) 事業内容 ■不動産事業 ■建設事業 ■管理・セキュリティー事業 ■金融・コンサルティング事業 ■出版・情報事業 ■ホテル・物販・レジャー・その他事業 ■高齢者支援・保育事業 80社を超えるスターツグループの純粋持ち株会社であるスターツコーポレーション。 不動産事業や建設事業を中心として幅広い事業を展開し、「ピタットハウス」の名前は全国でも高い知名度を誇っています。 不動産以外にも金融・コンサルティング業やホテル・レジャー事業といった幅広い事業を展開しているのが特徴です。 スターツグループ社員の平均年齢は35歳と若く、新たな事業にも積極的に挑戦する人に向いている職場といえるでしょう。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 不動産販売に強みがある上場不動産企業 不動産賃貸に強みを持つ上場不動産企業をご紹介しました。 ここでは、不動産販売に強みがある上場不動産企業について以下の通りご紹介します。 ・オープンハウス ・飯田グループホールディングス それぞれ見ていきましょう。 株式会社オープンハウス オープンハウスは、不動産売買に強い上場不動産会社であり、2022年に発表された上場不動産会社売上ランキングにおいて第5位にランクインするなど売上も大きく伸びている企業です。 【企業概要】 オープンハウスの企業概要は以下の表の通りとなっています。 会社概要 株式会社オープンハウス 売上高 8,105億円 (2021年9月期) 資本金 199億3,950万円(2021年11月現在) 従業員数 4,092名(2021年9月末時点) 事業内容 ■不動産売買の代理・仲介事業 ■新築戸建分譲事業 ■マンション・ディベロップメント事業 ■不動産投資事業 ■不動産金融事業 ほか オープンハウスは、2022年3月の不動産会社売上高ランキングでは、前年比141%の伸び率で第5位にランクインしています。 急成長中の企業であり、自分のスキルを活かして営業成果を上げたいと考える方にはおすすめできる企業といえるでしょう。 また、近年はワークライフバランスの見直しが実施され、残業時間削減にも取り組んでいるようです。 求人例 2022年4月時点のオープンハウスの求人例としては以下のようなものがあります。 ■求人企業:株式会社オープンハウス 開発事業部仕入営業職 ・勤務地:愛知県名古屋市 ・想定年収:400万円~1,000万円 ・仕事内容:戸建分譲用地の仕入れ~企画~商品化~販売促進までの一連の業務 戸建て住宅を販売する会社において、仕入れから商品設計、販売まで行うことができる求人例です。 単に戸建て住宅を販売するに留まらない、幅広い業務に携わることができると求人だといえるでしょう。 飯田グループホールディングス株式会社 飯田グループホールディングスは、「誰もが当たり前に家を持てる社会を実現する」を共通のコンセプトとして高品質で好価格な住宅提供に強みを持った上場不動産企業です。 戸建住宅販売を主力としており、グループ全体で売上高も大きい企業であり、転職先としても人気の企業となっています。 【企業概要】 飯田グループホールディングスの企業概要は以下の表の通りとなっています。 会社名 飯田グループホールディングス株式会社 売上高 1兆4,561億99百万円(2021年3月期) 資本金 100億円(2021年3月31日現在) 従業員数 10,134名(2021年3月31日現在) 事業内容 ■戸建分譲事業 ■マンション分譲事業 ■請負工事事業 飯田グループホールディングスは、「誰もが当たり前に家を持てる社会を実現する」を共通コンセプトとして高品質でも安い価格での住宅提供に強みを持っている企業です。 戸建分譲住宅販売戸数全国1位であり、グループ全体での売上高は1兆円を超える実績を持っています。 福利厚生面も充実しており、資格手当や住宅、児童手当といった手当も厚く、週休2日制でワークライフバランスの取れた会社といえるでしょう。 求人例 2022年4月時点の飯田グループホールディングスの求人例としては以下のようなものがあります。 ■求人企業:株式会社アーネストワン 注文住宅営業 ・勤務地:東京都 ・想定年収:538万円~779万円 ・仕事内容:自社ブランドの企画注文住宅「クレイドルパレット」の企画営業職 ブランド力のある住宅会社における、企画営業職の募集です。将来的にはリーダーになることを期待される求人で、業界の平均と比べても高い年収を得やすくなっています。 不動産業界の上場企業に転職しよう 本記事では、上場不動産会社についてご紹介してきました。 不動産業界は「休日出勤やサービス残業は当たり前」「ブラックだ」というイメージを持っている方も多いですが、近年はワークライフバランスの観点から改善も図られています。 特に上場企業の場合、率先して改善を行っているケースが多く、転職先として希望する方も多いです。 数多くある企業の中から理想の転職先を見つけるためにも、是非とも本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する
不動産会社の面接前必見!逆質問タイムを味方にする方法
2022/03/31
20代後半、現在3社目の企業に勤めている私が、不動産業界に限らず転職活動時に苦手なことが2つあります。 1つ目は、履歴書・職務経歴書の作成。 しかし、これは解決方法が見つかりました!自分自身で80%の状態で作成し、その後転職エージェントの方と相談しながら進めていくという方法です。 転職エージェントの方は履歴書・職務経歴書を毎月何百枚と見ているプロの方なので、自分で100%にしてからお渡しするよりも、できるところまで作成したあと転職エージェントの方と進めることがおすすめです。 2つ目は、面接時の逆質問タイム。 理由は後程記載しますが、転職活動で一番苦手な分野といっても過言ではありません。 今回は、面接時の逆質問タイムに関して、3つに分けて解説していきます。 ・なぜ私は逆質問タイムが苦手なのか ・その苦手を克服できた理由と、苦手な私が考えた多くの企業で通用する逆質問 ・不動産会社の採用担当がおすすめする逆質問3選 不動産業界の面接が控えている方はもちろん、私と同じように逆質問タイムが苦手という方は是非ご覧下さいませ! 不動産業界特化型転職エージェントに登録する なぜ逆質問タイムが苦手なのか まずは私が逆質問タイムが苦手な理由を3つご紹介致します。 苦手な理由が克服に繋がるので、「逆質問タイムが苦手!」という方は、私の苦手な理由を読みながら、自分はなぜ逆質問タイムが苦手なのか考えてみて下さい。 ①面接の中でかなり重視されていそうだから 「逆質問タイムでは必ず質問をするように」と言われる or 転職コラムなどにも書いてあるので、私自身逆質問タイムは面接の中でかなり重要なものだと思っています。 どれくらい重要かというと、逆質問タイムによって採用が不採用になってしまうことがあるのではないかと思うくらいです。 その結果、質問の内容にとても気を遣うようになり、逆質問タイムで聞こうと思っていたことを面接中に話されると「逆質問タイムで質問するはずだった内容が1つなくなってしまった…」と面接中に考えておりました。 そんなこんなで考えすぎた結果、逆質問タイムが苦手になっていきました。 実際に自分が面接官となった現在も、逆質問タイムの内容は加点/減点対象にはしておりますが、逆質問タイムはあくまでプラス@。 メインは面接中の内容ですので、今思うと考えすぎだったかなと思います。 ②下手なことを聞いてはダメという緊張感 2つ目の苦手な理由は、下手なことを聞いてはダメだという緊張感からです。 逆質問について調べていくと、 ・休日は聞かない方がいい →休みたいと思われる ・残業時間は聞かない方がいい →残業したくないと思われる ・HPに書いてあることは聞かない方がいい →企業について調べていないと思われる ・面接時に既に話されたことは聞かない方がいい →人の話を良く聞かないと思われる といったように、これはNGという内容が沢山出てきます。 そうしてNGな内容を考えていくと気軽に質問ができなくなってきてしまい、私の場合は事前に考えていた逆質問以外は聞けませんでした。 ③常に「他には?」という雰囲気を感じる 逆質問タイムが苦手な最後の理由は、何個質問を挙げても、「他には?」という雰囲気を感じてしまうためです。 面接官はそんなつもりはないと思いますが、やはり緊張感と逆質問に対する苦手意識から、1つ質問した後に言われる「他に質問はありますか?」という言葉が、「1つだけしかないの?他には?」と言われているように感じておりました。 私と同じ理由で逆質問タイムが苦手だった…という方はいらっしゃいましたか? 考えすぎと言われれば考えすぎかもしれませんが、本当に、面接前は逆質問タイムで質問を間違えないようにHPの確認とあたりさわりのない質問を考えることに徹しておりました。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 面接での逆質問が苦手意識を克服した理由 そんな私も現在3社目。現在の企業に入社してから3年が経つため、逆質問タイムを経験することがなく、完全克服!とは言えませんが、以前より逆質問に対する苦手意識は少なくなってきております。 逆質問への苦手意識がなくなった理由 逆質問への苦手意識がなくなった最大の理由は、自分が面接官をするようになり、逆質問に対して相手がどう感じるかが分かってきたためです。 これまでは私はネットの情報や自分が面接を受ける側として感じてきた情報で苦手意識をもっていました。 ただ、実際に面接官になって採用活動を行っていくと、逆質問タイムでなにも質問されなくとも、それまでの内容が良ければ次の面接に通過しますし、逆質問タイムでいくら良い質問をされても経験やそれまでの内容が良くなければ面接は通過しません。 これまで私は逆質問が面接の中心になっておりましたが、そうではなく、別の部分があってこその逆質問だという考えになったことで苦手意識がなくなりました。 また、逆質問タイムは本当に純粋な逆質問タイムだということも分かったことも克服した理由の一つです。(笑) 転職時の多くは新卒時と違い説明会がありませんので、企業のHPや口コミサイト、転職エージェントの担当者の言葉などから企業について想像していくしか有りません。 初めて企業で働く人と話せる場が面接ということがほとんどではないでしょうか。 純粋に、自分がその企業に採用を言われたときに懸念点はないか、気になる点はないかを考え、もしあったときに質問できる機会が逆質問タイムだと思うと、苦手意識はなくなりますし、むしろ質問したいことは出てくるよな~と思いました。 <補足> 面接官をやっていて、この逆質問は良くないかも!と思った質問を2つご紹介。 ①副業について 入社直後や仕事に慣れるまでは、やはり自分の会社にコミットしてほしいという想いがあるため、副業ありきで考えられてしまうと減点対象になりやすいです。 ※ただし「副業OK」と書いてある企業は別 ②事業部異動や部署異動について 新卒の場合は別ですが、転職時は職種を選んで面接に望んでいただいているはずなのに、別の事業部や部署への異動について質問されると、今受けている事業部/部署になぜ応募したの?と思ってしまいます。 様々な業界・企業で使える逆質問3選 逆質問を中心に考えなくてもいいとはいっても、やはり逆質問なしは避けたいもの。 そこで、私が2回の転職で培った、多くの企業で使える逆質問についてご紹介致します! ①面接官に対しての質問 1つ目は、面接官に対しての質問です。 例えば、 ・○○様(面接官の方)が働く中で、この会社で働いていて良かったなと思う瞬間はどんなときですか? ・○○様から見て、「自分が応募している部署」はどのような雰囲気ですか? など、面接官の方の主観を聞く質問は、HPに掲載されていることもなく、面接時に話されることもあまりないのでおすすめです。 更には会社としてではなく、働くメンバーとして思っていることが聞けるので、実際に入社した時のギャップをなくすためにもおすすめできます。 ②応募職種の仕事内容に関する質問 2つ目は、応募職種の仕事内容に関する質問です。 この質問も入社後のギャップをなくすことができますし、面接官側には入社後のことを考えて質問してくれていると好印象を持たせることができます。 仕事内容については求人票がありますし、面接時にも話されることが多いので、その内容についての掘り下げ質問ができるといいでしょう。 例: ・御社に入社させて頂いたとして、1日の業務の流れはどのような内容でしょうか? ・入社後は何名の方が、どのような形で業務を教えてくださるのでしょうか? ③事業に関する質問 最後は事業に関する質問です。事業を選んでくれているんだな、当社に魅力を感じてくれているんだなと思います。 また、自分自身もどの企業に入社するか確認する際に、事業について理解することで会社を選択するときに選びやすくなるでしょう。 例: ・御社の現在の事業課題はどのようなものがありますでしょうか? ・直近3年で、事業をどのように成長させようとお考えでしょうか? 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 不動産会社の採用担当がおすすめする逆質問3選 それではここからは、不動産会社の採用担当がおすすめする逆質問を3つほどご紹介いたします。 カテゴリでご紹介致しますので、そのカテゴリから自分でアレンジして質問してみて下さい! 一緒に働くメンバーに関する質問 1つ目は一緒に働くメンバーに関する質問です。 面接に一緒に働くチームのメンバー全員が来ることは面接間にその部署の仕事が止まってしまうので難しいですよね。けれども入社後は面接官の方と2人で働くわけではありません。 そこで逆質問タイムを利用してください! 一緒に働くメンバーの雰囲気などを聞いておくことで、入社後のイメージを膨らませられますし、働き始めてからの悪いギャップを避けることができます。 例えば「チームの雰囲気はどのような雰囲気ですか?」という質問に対して、「チーム意識が強く、日々の仕事も積極的にメンバーで協力して業務を行っております。チームメンバーは週3日飲み会にいくほど仲が良いですよ。」と言われた場合、 A:できれば仕事とプライベートは分けたいから仕事終わりはまっすぐ帰りたい B:お酒が好きなので一緒に飲みに行ける人がいたら嬉しい AとBのタイプによって受け取り方は変わってきます。 解答次第で自分がそのチームの雰囲気に合うのかどうかを見極め、その企業に入社したいかどうかを考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。 ご自身が入社後に、無駄なストレスなくイキイキと働くためにもおすすめの質問です。 キャリアアップに関する質問 2つ目は、社内でキャリアアップしていくための質問です。 例: 「リーダーになるために必要な能力はなんですか。」 「(応募している部署)からのキャリアステップに関して教えてください。」 この質問をすると、向上心が強い人だと感じられます。 不動産業界は年功序列型ではないため、成果を出せは20代でリーダーやマネージャーになることが可能です。 そのためこの質問を聞くと、 この人はリーダーになりたい→リーダーになるためには成果が必要→成果をだすために頑張ってくれるだろう という発想になるのです。 また、社内でのキャリアステップを質問することで、その会社でキャリアを積んでいきます(=長く働きます)という意思表示もできることがこの質問のポイントです。 トップセールスに関する質問 受けている職種が営業の場合はこちらのトップセールスに関する質問はおすすめです。 例: 「御社のトップセールスは面接官の方から見てどのような方ですか」 「トップセールスの方は平均して月に何件ほど成果を挙けられているのでしょうか」 この人はトップセールスを目指しているんだな、といった印象を持たせるだけでなく、これは自身が入社したときの目標や一つの目安にすることができるでしょう。 もし同じ価格帯の商材を販売しており、もっと成長したいという想いをもって転職をした場合には、トップセールスの方と比較して自分がその企業に入社した時の立ち位置を確認することもできます。 逆質問タイムを有効活用しよう! いかがでしたでしょうか。 逆質問タイムについて考えすぎてしまうと、沢山質問することや良い質問をすることが目的になってしまったり、考えすぎて聞きたいことが聞けなかったりしてしまうかもしれません。 もっと気楽に、自分がその会社に「内定です!明日から来てください」と言われた際に気になる点はないかという観点で考えると、逆質問タイムは自分にとって大事な時間だと思えるのではないでしょうか。 逆質問タイムは私たちが企業を見極めるためのポイントだと思ってください。 是非自分がどういう会社に転職したいかを考え、そのために必要な情報が足りているかを質問していき、より良い転職活動にしていきましょう。 転職エージェントでは、逆質問タイムでの質問内容はもちろん、履歴書や職務経歴書の添削、【企業別】過去の面接内容に合わせた面接対策など様々な転職支援を行っております。 是非転職をご検討されている方はご活用下さいませ。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する
アセットマネジメント職への転職|仕事内容や選ばれるポイントとは
2022/03/25
年功序列制度の廃止や老後の不安により、投資や資産運用に興味を持ち始めた人も多いのではないでしょうか。 そのため、アセットマネジメントという言葉に触れる機会も増えてきたことでしょう。 本記事ではアセットマネジメント業界の特徴や転職の際のポイントについて説明します。 不動産転職エージェントに相談 アセットマネジメントの仕事内容 アセットマネジメントとは、「アセット(資産・財産)」と「マネジメント(運用・管理)」を組み合わせた言葉です。 つまり、投資家から預かったお金で様々な資産に投資を行ったり、投資家に助言や情報提供を行ったりなど、資産の管理や運用の代行を行います。 資産運用の代行業 アセットマネジメントは簡単に言うと「資産運用」のことです。 ただし、一口にアセットマネジメント業界といってもさまざまな業態があり、大きく分けると「金融業界」と「不動産業界」に分類できます。 本記事では、このうち特に「不動産業界」のアセットマネジメントについてご紹介していきます。 代表的な3つの部門 アセットマネジメント業を行なう企業には、いくつかの部門があり、大きく分類すると以下の3つに分けることが可能です。 ・運用部門 ・営業部門 ・ミドルオフィス/バックオフィス部門 【運用部門】 運用部門は中長期に渡って運用で収益を上げることが仕事です。 運用責任者であるファンドマネージャーやポートフォリオマネージャーを中心として、ファンド全体の運用を指揮し、最終的な判断や意思決定を行います。 その過程においては様々な職種のスタッフが役割を担っています。 以下はあくまでも一例ですが、以下のように分けられるでしょう。 アナリスト:市場や銘柄の分析 エコノミスト:マクロ経済の分析 ストラテジスト:投資戦略の立案 上記のように、マネジャーのもとに専門家がさまざまな投資判断の材料を提供し、チーム全体で運用していくのです。 そして、最終的な判断に基づきトレーダーが実際にマーケットで適正な価格にて取引を行います。 【営業部門】 営業部門は主に「投資信託営業」と「機関投資家営業」の2種類があります。 ・投資信託営業 「投資信託営業」は銀行や証券会社を通じて個人投資家向けの資産運用商品の提案を行うことが主な仕事です。 まずは金融機関や証券会社に商品を採用してもらえるように営業活動を行います。 採用が決まれば、実際には銀行や証券会社の担当者が販売窓口となるため、担当者向けにセミナーや勉強会を行い、商品の魅力を知ってもらうことで、個人投資家への販売力を高めていきます。 また、現場の声を通じて顧客のニーズに合った商品の企画や開発といった業務にも取り組むことも可能です。 ・機関投資家営業 「機関投資家営業」は金融機関や年金基金などの顧客に向けてサービスの特徴やメリットをプレゼンし、資金を集めることが主な仕事です。 運用報告書の提出や市場の動向、海外の投資家の動向などの情報提供を行い、顧客との信頼関係を深めていきます。 【ミドルオフィス・バックオフィス部門】 ミドルオフィス・バックオフィス部門は簡潔に「ミドル・バック部門」などと呼ばれており、顧客と直接的なやり取りが少なく、社内向けの業務を主に行う部門です。 例えば、売買の手続きや資金決済、ファンドの管理など、リスク管理の仕事や、営業部門のサポートを行っています。 具体的には約定処理やキャッシュ管理、残高管理、権利保全など多様な仕事を担当しています。 また営業部門のサポートとして、トラブルへの対処や約定トレードのチェックなど重要な事務を行っている部門です。 不動産転職エージェントに相談 アセットマネジメント業界の特徴 アセットマネジメント業界で働いている人の数が少ないこともあり、具体的な働き方がイメージしにくい人も多いのではないでしょうか。 そのため、ここではアセットマネジメント業界で働くことの特徴について説明を行います。 転職してから後悔のないように、事前にしっかりと業界の特徴を理解しておくことが大切です。 金融業界の中では残業が少なめ アセットマネジメント業界は金融業界の中では残業が少なく、プライベートの時間も確保しやすい環境にあります。 そのため、ワークライフバランスを重視した働き方を希望する人にはピッタリです。 ただし、外資系のアセットマネジメント会社では海外の現地時間に合わせて会議や打ち合わせを行うこともあるため、日本時間の深夜に仕事をする場合もあります。 世界中のマーケットを相手に仕事をしている以上、残業時間帯に仕事を行う必要があることも理解しておきましょう。 実際に運用に携わる人は少ない アセットマネジメント会社にいても実際に運用に関わる人は少数です。 運用の指揮を執るファンドマネージャーの仕事を希望して、転職を考えている人もいるでしょうが、実際に運用担当として仕事ができる可能性は低いでしょう。 中小の投資顧問会社でも数名のファンドマネージャーが活躍していますので、社員の層が厚い外資系や大手の企業より、中小の投資顧問会社に転職をする方が運用担当の仕事に取り組める可能性が高いかもしれません。 部門が異なれば働き方も大きく変わる 同じアセットマネジメント業界でも部門間での業務内容の差が大きい点も特徴です。 例えば、「投資信託」と「投資顧問」の仕事は大きく異なります。 「投資信託」のビジネスでは投資信託を販売する証券会社や銀行などの金融機関がクライアントとなり、個人投資家からいかに多く投資してもらえるかが成果となります。 そのため運用能力以上に重要とされる働き方は、運用内容を担当者にわかりやすく、販売しやすいように伝えることです。 また一方で「投資顧問」のビジネスは、機関投資家から委託を受けた運用や年金運用が主な業務となり、プロの機関投資家がクライアントとなるため、より高い投資の専門性が求められます。 つまり、投資顧問は運用能力がポイントとなる仕事です。 このように、部門が異なれば働き方も大きく変わることに注意しましょう。 アセットマネジメント業界への転職でみられることの多いポイント アセットマネジメント業界へ転職する際に転職先から確認されるポイントがあります。 しかし、部門によって仕事内容が異なるため、転職の際に見られるポイントが異なる点に注意しましょう。 ここでは主に不動産関連のアセットマネジメント業界への転職について説明します。 下記の3つのポイントを詳しく説明します。 ・学歴や職歴 ・語学力 ・資格 それぞれ見ていきましょう。 学歴や職歴 不動産業界のアセットマネジメントは学歴・職歴主義ではないため、比較的ハードルが低いと言えるでしょう。 そして、営業経験は高く評価されますので、何らかの営業経験についてはアピールしたいところです。 なお、本記事では主に「不動産関連」のアセットマネジメントについてお伝えしていますが、「金融関連」のアセットマネジメントの場合は学歴や職歴が重視されるため、注意が必要です。 語学力 海外に拠点がある企業や外資系企業ではある程度の語学力が求められます。特に顧客と直接やり取りを行う部門ではビジネスレベルの英語力が必要です。 英語力はTOEICやTOEFLのスコアで判断されることが多いですので、TOEICであれば800点以上、TOEFLであれば900点以上のスコアを目指しましょう。 好スコアであれば、ビジネスにおいて活用できる英語力があることを証明できます。 またコミュニケーション力も語学力と合わせて求められる能力です。しっかりとお互いの意思が伝わるようなコミュニケーションが必要になります。 直接顧客とのやり取りが少ない部門でも海外にいる担当者とのやり取りはありますので、最低限の語学力が必要となるでしょう。 資格 不動産関連のアセットマネジメントに転職する場合は、部門にもよりますが、不動産鑑定士の資格が求められることが多いでしょう。 不動産鑑定士の資格を持っていることで、適切な不動産の価格を算出するプロとして認められます。 実際にはオーナーから相談を受けて資産価値を算出する場合や、開発用地の仕入れ価格を検討する際に知識を活かすことが可能です。 転職の際には建物の価値評価がしっかりとできることや目利きの力があることをアピールしましょう。 資格と合わせて、やりたいことに関する経験をアピールすることで市場価値が高い人材だと訴求することが可能です。 併せて読みたい! 現役アセットマネージャーに聞いた!アセマネ職に転職するためのロードマップ アセットマネジメント業界の転職先や平均年収例 アセットマネジメントの求人にはどのようなものがあるのでしょうか。 ここでは、特に不動産関連のアセットマネジメント業の求人についていくつかご紹介していきます。 ちなみに、国税庁が発表している「令和2年分民間給与実態統計調査 」によると1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は433万円となっています。 下記の求人案件を見ても、アセットマネジメント業界の給与はこの水準を上回る可能性が高いと言えるでしょう。 求人例1:【東京】 アセットマネージャー/職種未経験者挑戦可能! 最初にご紹介するのは職種未経験から応募が可能なアセットマネジメントの求人です。 初めはひとつずつ業務を覚えて頂きますが、最終的には金融機関対応から投資家対応、信託銀行やプロパティーマネージャーとの対応まで全てお任せ致します。 想定年収:450万円~500万円 求人はこちら 求人例2:アセットマネジメント【東証一部上場企業からの出向】少数精鋭の専門家集団 次にご紹介するのは東証一部上場の総合不動産企業に入社し、そこから不動産投資顧問会社に出向という形での求人です。 少数精鋭の組織で構成されており、今回は不動産ファンド(レジデンシャル)のアセットマネジメント業務全般をお任せ致します。 自由な社風ではあるものの、プロフェッショナルなメンバーとともに働くことが可能です。 年収:500万円~900万円 求人はこちら 求人例3:【東京】海外不動産AM業務◆年休123日◎土日祝休み 最後に紹介するのは東証一部上場企業にてアセットマネジメント事業の運営全般に携われる求人です。 住宅建築事業でも国内有数のリーディング企業である同社は近年海外にも事業展開し、2003年には米国、2008年には豪州で戸建住宅事業に参入しています。 米国不動産私募ファンドの設立・運営における日本での業務を、米国現地法人と協力しながら行って頂きます。 年収:550万円〜900万円 ※経験や能力によって変動あり 求人はこちら アセットマネジメントに転職しよう 本記事ではアセットマネジメント業界の特徴や転職の際のポイントについて説明しました。 不動産関連のアセットマネジメントは学歴や職歴主義ではないため、転職のハードルも低くなっており、営業経験を磨くことで転職が叶う可能性も高まります。 なお、本記事でお伝えしている通り、部門によって業務内容が大きく異なるため、やりたい仕事とのミスマッチが無いように、しっかりと仕事内容を確認されることをおすすめします。 不動産転職エージェントに相談
賃貸管理の仕事内容とは?賃貸管理業務のポイントや注意点を解説
2022/03/21
不動産会社の仕事には、「賃貸管理」という仕事があります。ただ、「賃貸管理」と聞いても、どのような仕事なのかあまりイメージできない人もいるのではないでしょうか。 簡単にご紹介すると、賃貸管理の仕事では、物件オーナーから賃貸アパートやマンションを預かって管理/運営を行います。 本記事では、不動産賃貸経営では欠かせない「賃貸管理」の仕事について、ポイントや注意点など解説していきます。 物件オーナーにとっては事業パートナーともいえる不動産管理会社の仕事を下記の4つのメイン業務を中心に詳しくみていきましょう。 ・客付け ・入居者対応 ・修繕対応 ・オーナー対応 入社後に仕事内容がイメージと相違が無いように、しっかりと業務内容を理解した上で、転職活動を進めていきましょう。 不動産転職エージェントに相談する 賃貸管理の仕事内容1:客付け 賃貸管理の仕事は管理物件に空室が出ないように、入居者の募集(客付け)を行います。 賃貸経営を行う上で、空室の期間は家賃収入が得られないため、オーナー様にとって大きなリスクとなります。 そのため、空室期間が長くならないよう、早期に客付けを行うことは管理会社の信用度を保つためにもとても重要です。 具体的な仕事内容 客付けをするために、まずは入居希望者を集めるための「広告宣伝活動」を行います。 物件の案内チラシを作製し、ポスティングや折り込みチラシによる配布、ポータルサイト(アットホームやスーモ、レインズなど)への物件情報の掲載、合わせて仲介会社への紹介依頼を行い、物件に興味のある人を探していきます。 次に、物件に関しての問い合わせがあれば、案内日時を調整し、物件の内見案内を行うことも業務の一つです。 そのうえで入居希望者が物件を気に入り、条件がまとまれば賃貸借契約の準備を行います。 最近では入居時に家賃保証会社への申し込みが必須の物件も多くなっており、家賃保証サービスに加入するためには審査を受けて、承認が出た上で、物件オーナーへ報告を行います。 オーナーが問題ないと判断すれば、「賃貸借契約」と「重要事項説明」を行いますが、契約と合わせて必要な火災保険への加入手続きなどの事務的な作業も必要です。 その後、引き渡しの日に鍵の受け渡しを行い、客付け業務は完了となります。 客付けのポイント 「広告で集客した入居希望者を内見案内でいかに契約へと進めることができるか」が重要なポイントです。 丁寧な内見案内で入居希望者から信頼を得られれば、最初にお問合せ頂いてご紹介した物件(例えば物件A)自体は気に入らなくても別の物件(例えば物件B)を案内することも可能です。 そうすることで、自分が抱えている空室物件A~Zのうちの1つの契約ができる可能性が高くなります。 物件に関しては入居者の希望にあうかどうかが重要です。バストイレ別の物件が最重要な人もいれば日当たりが最重要な人もいます。 無理にその物件で決定してもらおうと急かしてしまうと逆効果になってしまうこともありますので、お客様の希望に寄り添いながらその物件が合うのかどうか、合わない場合は自分が持っている手札の中から合う物件があるかどうかを考えて提案していきましょう。 客付けの注意点 内見案内時の態度が悪いと、その担当者から部屋を借りたくないと考え他の物件で契約が決まってしまうこともありますので、丁寧に接客することが大切です。 他の入居者の統計情報や周辺環境に関する細かな情報まで伝えることで、安心して物件を決めることができるはずです。 物件のメリット面だけを伝えることや、契約を急がせるような圧力をかけることなど無いように注意しましょう。 賃貸管理への転職について相談する 賃貸管理の仕事内容2:入居者対応 入居後の顧客対応も賃貸管理会社の仕事です。 入居者への対応がしっかりと行えなければ退去の可能性が高まりますので、とても大切な仕事となります。 退去率が低ければ空室になる頻度が減り、賃貸管理の仕事内容1でお伝えした客付け業務の頻度も少なくなるため、より入居者対応に時間を割くことができ、良いサイクルを作り出すことが可能です。 具体的な仕事内容 入居者対応の仕事内容でメインとなってくる3つの業務をご紹介致します。 ◎家賃回収業務 最初にご紹介するのは、入居者から家賃を回収する業務です。 「家賃は毎月自動で口座から引き落とされるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、毎月決まった期日までに家賃を払う入居者もいれば、滞納してしまう入居者もいるのです。 滞納する人には主に2パターンの原因があります。 一つめは「単純に支払い忘れただけ/家賃引き落とし口座にお金を入れ忘れただけ」、二つめは「家賃を支払うお金がない」という原因です。 管理会社は滞納者に対して督促を行いますが、前者は比較的簡単な督促で支払う場合が多いですが、後者はいくら督促をしても支払うお金がないため、保証人に連絡を入れて代わりに支払ってもらうよう話をする必要があります。 また家賃保証会社と契約をしている場合は保証会社に連絡を入れた上で対応を行っていきます。 ◎クレーム対応 次に入居者からのクレーム対応業務についてご紹介致します。 隣室からの騒音やゴミ出しに関する内容、漏水などの設備関係のトラブル、鳥の糞害など、様々なクレームの連絡が届きます。 具体的なクレームでいうと 「ペット禁止物件にも関わらず犬を飼っている人がいて、吠える声がうるさい」 「マンション内のゴミステーションから異臭がする」 「隣の部屋から夜遅い時間にも関わらず騒音が聞こえて眠れない」 などのクレームです。 クレームが届いた場合は、クレーム内容が管理会社で解決可能な内容なのか、費用はオーナー負担/入居者負担どちらで行うべき内容なのかを確認して依頼者やオーナーと話し合います。 費用がかかるものに関しては見積りを行い、話し合う際にどれくらいの費用がかかるものなのかも一緒に提示できるようにしておきます。 管理会社で解決しなければいけない内容に関しては、担当者が直接動かなければいけないため、クレームが多いマンションの担当になった場合は精神的にきつい時期もあるかもしれません。 ◎その他 上記以外にも例えば契約更新業務がございます。 賃貸物件の契約期間は2年間が一般的であり、入居期間が2年を超える場合には契約更新の手続きが必要です。 契約更新を行う際は、入居者から合意書を回収し、更新しない場合は退去の手続きを進めることになります。 書類の作成や意思決定の回収を入居者一人ひとりの時期に合わせて行うため、管理物件の戸数が多かったり、管理物件数が多いとかなりの業務量となるでしょう。 入居者対応のポイント 入居者からの相談窓口や退去の際の連絡先となっていますので、不安な気持ちにさせないようスピーディーかつ寄り添う気持ちで対応することが重要です。 その他にもオーナーの代わりに入居者対応を行っていることを忘れずに行動しましょう。 自分の対応1つで入居者の方がその物件を居心地がいいと感じてくれるか、居心地が悪いと感じてしまうか変わるのです。 入居対応の注意点 入居者対応時、管理会社の休日関係なくクレームなどの連絡が入ることがあります。緊急事態であれば、休みの日でも現場に駆け付け、対応が必要な場合もありるでしょう。 もちろん振替休日を取ることでその時間を別の日に補うことができますが、いつ連絡が入るか分からないといった点には注意が必要です。 そんな注意点のある賃貸管理のお仕事ですが、年間休日の平均は109.6日と全業種の平均並みに確保できています。 (厚生労働省平成30年就労条件総合調査による ) 新しい物件を担当した最初はサイクルが読めず休日に関しても大変なことがあるかもしれませんが、慣れてくるとその物件の入居者様特有のサイクルなどが分かったり、引継ぎの場合はそのサイクルに合わせて事前に固定の休日が組まれていることもあります。 心配な方は転職時にどれくらいの頻度で休日に連絡がくることがあるのか質問しておくといいでしょう。 不動産管理の求人を見る 賃貸管理の仕事内容3:修繕対応 賃貸管理会社は物件の定期的なメンテナンスや退去に伴う修繕、長期的な修繕など行っていきます。 建物は時間の経過とともに劣化してしまうため、建物に関してもしっかりと管理を行い、建物の価値を高めていくことが重要です。 具体的な仕事内容 それでは修繕対応についての具体的な仕事内容を説明します。 エレベーターやエントランス、駐車場、廊下などの共用部を中心に、入居者が快適に利用できるよう日々の清掃を行います。 そして、決められたタイミングで物件の定期点検やメンテナンスを行うことも重要な仕事です。 具体的には外壁にヒビが入っていないか、電気やガス、水道の設備に異常がないかの点検です。 合わせて、「法定点検にて定められた場所に消火器など設置されているか」「非常ベルがきちんと作動するか」など、安全に暮らすためのポイントを確認します。 長期的な目線で修繕計画の作成も行います。長期修繕計画は、「物件をどのように維持・管理していくのか」定めたもので、この計画を元にして、修繕積立金が毎月集められ、保守や点検などを行います。 老朽化に伴い、不動産の価値はどんどん下がっていくことが一般的です。 その不動産の価値を高めるためにリフォーム工事を行っていきます。 具体的には退去後のタイミングで、壁紙の貼り替えや畳の表替えなどの原状回復工事と合わせて行います。 魅力的な物件にするために、水回りの設備を新しいものに交換すること、可能であれば壁を壊し、間取りの変更をすることもありますが、その工事の発注先業者を選ぶことや発注を行う事も重要な仕事です。 物件の状態次第では、修繕ではなく建て替えという判断になる可能性もあります。 修繕対応のポイント 定期的なメンテナンスや修繕を行うことで、建物のトラブルが減少し、建物に関するクレームも少なくなります。 ただし、日々の生活に影響が出るような設備のトラブルなどは対応のスピードが重要です。 修繕に必要になりそうな金額や対応策をオーナーと協議し、できる限り早く対応する必要があります。 修繕対応の注意点 修繕対応が終われば、管理会社がしっかりと現地の確認を行うことが重要です。確認を行った上でオーナーに業務が完了したことを報告しましょう。 また建物に関する建築基準法や、消防法は改正される可能性がありますので、日々情報を確認し勉強しておくことが重要です。 そのうえで、建物管理に関してオーナーに提案できる存在を目指しましょう。 不動産転職エージェントに相談する 賃貸管理の仕事内容4:オーナー対応 賃貸管理会社は物件オーナーから委託を受けて管理業務を行っていますので、最終的な決断はオーナーが行います。 そのための情報提供やプロとしての提案などが賃貸管理会社に求められます。 具体的な仕事内容 先程説明したように、管理会社は客付けの業務を行いますが、その際に入居者を募集する家賃や条件などをオーナーに相談を行います。 空室が0の状態を保つことが大事ですので、近隣での平均賃貸価格の変化などがあれば、近隣の賃貸価格を一覧にした提案書を作成し、家賃の設定金額の変更を提案することもあります。 また入居者は、オーナーではなく管理会社へ家賃を支払い、管理会社はその家賃を取りまとめてオーナーへ送金します。そうすることで、オーナーは管理会社からの入金のみを確認すれば良いため、入金状況の管理など手間も省けますし安心です。 その他にも、管理物件でトラブルがあればオーナーへ全て報告しなければなりません。問題があれば、解決方法はプロとして提案しますが、費用の面もありますので、最終的な決断はオーナーが行います。 オーナーが質問してくる前に管理会社から定期的に連絡を入れておくことで、オーナーが自社を信頼して契約をし続けてもらえるでしょう。 オーナー対応のポイント オーナーは相談だけでなく、賃貸管理のプロとしての提案を期待しています。オーナーに対しては、ただ判断を委ねるだけではなく、細目に報告を行い、具体的な提案を行うことが重要です。 特に費用が発生するような対応を行う場合には、全体の費用を算出した上でオーナーに相談し、了承を得てから作業に入っていきます。 修理代やリフォーム代などの費用を負担するのはオーナーですので、オーナーの意向に沿った対応を行うことが大切です。 オーナー対応の注意点 客付けの条件次第では、退去後の入居者がなかなか決まらず、空室期間が長くなってしまうこともあります。 そのような場合にもオーナーが不安にならないように注意しましょう。 空室はオーナーにとっても大きなリスクですので、しっかりと状況の報告と早期入居に向けた提案を行うことが大切です。 賃貸管理の仕事内容を理解した上で転職活動を 本記事では不動産会社の仕事の一部である「賃貸管理」という仕事について解説しました。 物件オーナーにとって、管理業務は経営を左右するほど重要な仕事です。 だからこそ、物件オーナーは管理業務を不動産管理会社に委託し、その範囲によって、手数料を支払うのです。 もしも、管理を委託している間に退去が続き、入居者がなかなか決まらないようなことがあれば、管理会社の力不足と判断され、委託は打ち切られ、新しい管理会社と契約する可能性がある点も頭にいれておきましょう。 だからこそ、物件オーナーへは密に報告・連絡・相談(提案)を行い、信頼関係を構築しておくことが重要です。 不動産業界を未経験の方でも、取り組みやすく、物件オーナーと入居者から感謝されるやりがいのある仕事です。 本記事を読み、仕事内容について理解をした上で、ぜひ賃貸管理のお仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 不動産管理の求人を見る 不動産転職エージェントに相談する
不動産業界のホワイト企業を見極める方法を不動産エージェントが解説!
2022/03/04
不動産会社は、一般的にブラック企業が多いというイメージがあります。 というのも、残業やクレーム処理が多かったり、売上ノルマを達成しないと上司に詰められるといった昔のイメージがあるためです。 しかし現在では、働き方改革や企業の意識の変化により、不動産業界のブラック企業体質が低減されてきています。何よりも、人材確保や教育に注力していたり、入社した人が退職しないようにするための工夫をしたり不動産会社が増えてきていますので、徐々に不動産業界=ブラックという印象は薄れてくるでしょう。 しかし、現在不動産業界はイメージを払拭する移行の時期であり、やはりまだ残業代が出ないけど残業時間が長い会社や怒鳴り声が聞こえるといった企業も残ってしまっているのも事実です。 そのため、こちらの記事ではホワイト企業とはどんな企業なのか、また求人票などからホワイト企業である不動産会社の見分け方をまとめていきます。 ぜひ、転職で不動産会社を探されるときは下記ポイントを抑えておいてください。 キャリアパートナーに相談する ホワイト企業とはどのような企業なのか ホワイト企業とはどのような企業のことを言うのでしょうか? まず、ホワイト企業とはブラック企業の対義語として生まれた言葉になります。そのため、ホワイト企業について知る前に、まずはブラック企業とはどのような企業なのか解説致します。 ブラック企業とは 「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業」 Wikipediaより このようにブラック企業とは、採用するはいいものの、その後の待遇が悪く自主退職者が多くなっている企業になります。 そのため、ブラック企業の転職した場合、早期離職に繋がる可能性があり、早期退職をすることで次への転職を焦るがあまりまたブラック企業に入社してしまい、、など負のサイクルとなってしまうこともあります。 また、ブラック企業に就職/転職することで「働くことが嫌だ」という風になってしまうかもしれません。そうすると働くことに対してネガティブになってしまうため、今後の人生のためにも、転職時にはしっかりとブラック企業なのかどうかを見極めることが大切です。 ホワイト企業とは では次に、ブラック企業の対義語であるホワイト企業とはどのような企業なのでしょうか? ブラック企業の反対になりますので、適切な労働時間の中で、ハラスメントなどがなく、一度入社した社員が退職しにくい企業と言えるでしょう。 例えば、 ・残業時間が少ない ・福利厚生が整っている ・有休が自由に取れる などが挙げられます。 それ以外にも、働きやすい環境づくりに力を入れている企業はホワイト企業が多いといえるでしょう。 ホワイト企業は社員の定着率が良く、長く働くことで人がどんどん育っていくので会社としても一人当たりの生産性が高くなります。 社員同士の仲の良さや、入社年月が長い人が多い会社はホワイト企業だと考えられます。 二つの言葉を簡単にまとめると、こういえるのではないでしょうか。 ブラック企業=働く側の環境が良くなく、人がどんどん辞めていく企業 ホワイト企業=働く側の環境が整っており、離職率が低い企業 不動産会社のホワイト企業求人の見極め方 それでは次に、ホワイト企業である不動産会社を会社のHPや求人票から見極める方法をお伝えしていきます。 定休日が設けられている 不動産会社で働く際は、定休日が設けられているかどうか確認してみてください。 定休日がなくシフト制の場合は、マルチタスクで休日出勤になってしまうことがあります。 また、自分が休みでも会社が動いているので、会社にお客様から連絡が来て対応しなければいけないことも多いです。 ※「契約が水に流れる」という意味で、水曜日が定休日の場合が多いです。 タイムカードが導入されている 不動産会社では、タイムカードが無いことも多いです。 お客様対応で出勤前に直行することや、外出からそのまま直帰することが多いからです。 古くからの慣習でタイムカードがない会社が多いですが、会社が勤怠管理をしてくれてタイムカードが導入されてことがホワイト企業であるポイントです。 代休・有給を取れる 不動産会社では、お客様対応で休日に仕事が入ることが多いです。 休日出勤した日は代休が認められているかはホワイト企業を見極める上での大事なポイントです。 代休が認められていないと、気づけば月に1度も休んでいないという状況になってしまいます。 また、有給を取ることで上司や同僚から嫌味を言われたりすることもあります。 有給を取りづらいまたは取れない会社は長く務めることが困難です。 ホワイト企業を選ぶポイントとして、代休が取れるかという部分や、有給の取得率を確認するようにしましょう。 併せて読みたい! 不動産業界のホワイト企業を3社ご紹介! 見極め方や転職時のポイントも解説 ホワイト企業は給与形態がしっかりしている ホワイト企業である不動産会社は、給与形態が明文化されしっかり決められています。給与形態の大事なポイントをピックアップしていきます。 ホワイト企業は基本給が多い 特に営業職に多いのですが、インセンティブ(歩合制)で給与が決められている場合もあります。 インセンティブ(歩合制)の給与形態が悪いわけではありませんが、基本給の割合が少ない場合、売上を上げることができなければ、生活できないほどの給与になってしまうことがあります。 給与のほとんどをインセンティブ(歩合給)に頼っている会社に就職してしまうと、営業スキルが身につく前に生活が破綻してしまいますので、基本給がしっかり確保できる会社を選ぶようにしましょう。 また、就職する際は雇用契約書にインセンティブ(歩合給)の割合が明文化されている会社を選ぶようにしましょう。 残業代がしっかり出る 不動産会社は、みなし残業(固定残業代制度)であることが多いです。 あらかじめ残業代が決められており、いくら残業しても残業した分の残業代が支払われないということです。 ホワイト企業であるかどうかを判断する際に、残業代がしっかり支払われるかを確認しましょう。 みなし残業制である場合は、残業時間が適正であるかどうかを確認するようにしましょう。 雇用契約書で給与形態が明文化されている 昔ながらの不動産会社やブラック企業では、雇用契約も口約束などで決められていることがあります。採用されたことに憂かれてしまい、雇用契約の内容(特に給与形態)が曖昧なまま入社してしまうことも少なくありません。 ホワイト企業では、労働条件・休日・給与形態・退職金・社会保険などが明記された雇用契約書にて説明された上で入社が決まるので、ホワイト企業の不動産会社に就職するためのポイントとして確認しておきましょう。 ホワイト企業は職場環境が良い ブラック企業の不動産会社は、営業や仕事の仕方などが基本的に放任的で、上司は自己流で教えてくれないことが多いです。また、職場内が殺伐としています。 これに対しホワイト企業である不動産会社は、営業ノウハウがオープンで社員間の交流が多く明るい雰囲気の職場が多いです。 職場環境においてホワイト企業を見分けるポイントをピックアップしていきます。 営業ノウハウが社員間で共有されている 不動産会社の社員は、ノウハウや営業方法を自己流で身につけることが多いです。 営業成績を上げれば上げるほど自分の給与に反映されるので、同僚さえもライバルとみなし、会社の顧客を自分だけで独占したり、営業ノウハウを誰にも見せない人もいます。 しかし、このような社員がいる会社は独特な体育会系の雰囲気で、仕事環境としては悪い傾向にあります。 ホワイト企業であれば、営業ノウハウが共有され組織化されています。 また業務が分別化されているので一人ひとりの負担を少なく最大限の利益を上げることができています。 女性社員やパートが多い 男性営業社員しかいない不動産会社は、業務の分別化ができておらず、一人の社員がすべての業務を行うので、負担が多く職場内は殺伐としています。 ホワイト企業であれば、営業事務や管理事務の仕事に女性社員やパートを採用し、営業社員は自分の仕事に集中し勤務時間を少なくできるので、職場の雰囲気も良いです。 また女性社員やパートがいると、上司が部下と接するときも怒声や怒号をあげづらいので、パワハラ防止に繋がります。 社員の入れ替わりが少ない 不動産会社は離職率が高く社員の入れ替わりが多いというイメージがあると思います。 しかし、職場環境が良く営業が組織化され利益をしっかり出しているホワイト企業であれば、社員の入れ替わりは少なく、長期で安心して働く人が多くなります。 ホワイト企業を見極めるポイントとして、離職率や社員の定着年数が確認できるとよいでしょう。 キャリアパートナーに相談する ホワイト企業はストック収益がある ホワイト企業か見極めるポイントとして、不動産のストック収益がある会社かどうかが重要です。 ストック収益とは、継続的・定期的に入る収益のことで、家賃収入や管理手数料などのことです。 ストック収益がない会社は、売上を上げなければ会社を存続していけないため、営業ノルマがきつくなったり、会社運営が安定しなくなります。 ストック収益がある会社だと、営業収益が落ち込んでしまっても安定して決まった収益が見込めるので、会社運営が安定します。 補足:ホワイト企業にはテレアポや飛び込み営業がない 不動産会社は、テレアポや飛び込み営業が当たり前にあるイメージだと思います。 しかし、それは一昔前の不動産業界の常識です。 現在は、インターネットが普及しほとんどの人がスマートフォンを保有しています。 土地や一軒家を探したり、賃貸物件を探す場合でも、スマートフォンで探すお客様がほとんどです。しつこいテレアポや飛び込み営業を行っている不動産会社はブラック企業だと思っていいでしょう。 ホワイト企業を見極めて、自分に合った不動産会社に転職しよう いかがでしたでしょうか? これまで記述してきたように、不動産業界もどんどんクリーンなホワイト企業が増えてきています。不動産はとても奥深く面白い業界です。本記事を見て頂いた方は、ホワイト企業のポイントを抑え、就職・転職活動に活かして頂ければ幸いです。 キャリアパートナーに相談する
不動産管理の仕事はきつい?転職前に知っておきたい不動産管理のあれこれ
2022/02/28
「不動産営業としてやり切ったから次は不動産管理に転職したい」 「不動産管理って不動産営業に比べてきついの?きつくないの?」 今回はそんな不動産管理への転職をご検討されている方へ向けた記事をお届けします。 不動産管理会社の仕事はクレーム産業というイメージが先行しています。 特にアパートやマンションの入居者のクレーム対応に追われている印象が強く、精神的にきつい仕事と捉えている人も少なくないでしょう。 しかし、入居者対応は不動産管理会社が行っている仕事の一部に過ぎません。 他にもさまざまな仕事があるため、仕事内容の全体像を掴んでから判断することが重要です。 そこで本記事では、不動産管理会社における「きついと感じる仕事内容」や、逆に「やりがいを感じるポイント」について解説します。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 不動産管理業務の中できついポイント 初めに不動産管理業務の中で、特に精神的負担が大きいと考えられている仕事について3つご紹介致します。 1.マンションやアパートの入居者対応が大変 不動産管理職はマンションやアパートの入居者の窓口となるケースがほとんどです。クレーム対応や緊急対応、管理組合の理事会への参加など、入居者と関わる機会はとても多いです。 アパートやマンションの入居者はさまざまなタイプの人がおり、中には理不尽な要求をしてくる人もいるのも事実ですが、不動産管理の業務ではこうした人にも誠実に対応しなければなりません。 また、管理組合の理事長との相性も重要なポイントになります。入居者からのクレームでは、設備の故障のほか、騒音問題を始めとした近隣トラブルも多く、解決が難しい問題に直面することもあるでしょう。 そんな中でも、不動産管理会社の担当者は入居者の気持ちを鎮めるために対応しなければならず、入居者様の対応は精神的な負担を感じてしまうかもしれません。 2.緊急対応が多い アパートやマンションといった建物は、24時間365日稼働しています。そのため、設備機器のトラブルなどは、いつ発生するかわからず、夜間や土日に入居者から対応依頼が来ることも珍しくありません。 火災や漏水などの事故は、一刻を争うトラブルなので、すぐに駆けつけなければならないでしょう。 1人当たり3~4棟のマンションを管理している場合や1棟あたりの戸数が多い場合などは問い合わせがくる確立も高くなるので更に大変です。 最近では緊急受付センターを設けて、時間外の受付を委託する会社が増えていますが、直接営業担当者の携帯などに問い合わせが入ることもあるでしょう。 休みではあるけれども連絡がくるかもしれない、という環境は身体的にも精神的にも落ち着かない人もいるでしょう。 インセンティブ制度がない 不動産営業では、インセンティブ制度を設けている会社が多く、売買や仲介営業では、営業成績が良ければ若いうちから大きく稼ぐことも可能です。 また、不動産営業の業務の中できついと感じる点があった時にも、そのきつさを乗り越えて成績を挙げたときにインセンティブとしてお金をもらえることで報われる気持ちになることもあるでしょう。 しかし、不動産管理会社では、インセンティブ制度は基本的に設けていないため、成果を上げてもすぐに給料に反映されるということがありません。 そのため、仕事量が増えたにもかかわらず、給料が上がらなかったり、頑張っている人とそうでない人で給料が大差なかったり、モチベーションを保ちにくい環境にあります。 一方で、成果によって給料が大きく変動することがないため、安定志向の人にとっては、逆にプラスになるかもしれません。 不動産管理の仕事内容や向いている人の特徴は、以下の記事を作成致しましたのでご覧下さい。 不動産管理会社の仕事内容とは?向いている人の特徴や必要なスキルを紹介 きついだけではない、不動産管理職のやりがいとは ここまで不動産管理業務の中できついポイントについてを紹介してきました。では、反対に不動産管理職のやりがいはどんな点なのか、ご紹介致します。 不動産管理の求人を見る 1.オーナーや入居者から感謝される 不動産管理業務のきついポイントでも記載致しましたが、不動産オーナー、アパートやマンションの入居者と接する機会が多いのが、不動産管理職の特徴です。 クレームや緊急対応など難しい仕事もある一方、日頃の管理業務をしっかり行っていれば、お客様に感謝される場面もあるでしょう。 たとえば、メンテナンス業務の一つである清掃です。 アパートやマンションを常に綺麗な状態に保っておけば、資産価値の向上に繋がるうえ、入居者の方も気持ちよく利用できます。 入居者から「いつも綺麗にありがとうございます」といった言葉がかかるようになれば、管理会社として達成感を感じられるでしょう。 その他、稼働率で高い数字をキープできていた場合にはオーナー様に報告する際に感謝されることでしょう。 オーナーや入居者と密に接する仕事だからこそ、そこがきついポイントでもあり、やりがいに感じるポイントでもあります。 賃貸経営に貢献できる 不動産管理会社は、クレーム対応以外にも空室の募集やメンテナンスなど、建物にかかわるさまざまな仕事を行います。 こうした仕事をしっかりとこなすことが、入居者の満足度を上げ、収益を向上させることに繋がります。 管理会社の日常的な対応がよくなったために、クレームや空室が減り、収益改善できたという事例も少なくありません。 自らの行動が賃貸経営に影響し、収益向上に貢献していると実感できれば、仕事のやりがいを感じられるでしょう。 不動産に関する幅広い知識が得られる 前述した通り、不動産管理の仕事は非常に幅が広いため、建物に関することを網羅的に知っておく必要があります。 そのため、不動産に関わる法律を勉強したり、建物の構造や設備の仕組みを学んだりするのが好きな人は、仕事を通して知識を得ることが楽しく感じられるでしょう。 また、不動産管理の仕事で得られる知識には、仕事だけでなく日常生活においても、知っておくと便利なことがたくさんあります。 たとえば、エアコンやキッチンといった設備が故障してしまった場合の対処方法、火災や地震発生時の避難方法など、さまざまな住まいのトラブルに落ち着いて対応できるようになります。 もしご自身がマンションを購入することがあれば、管理会社の質を見極めることもできるでしょう。 不動産管理のきつさとやりがいは表裏一体 不動産管理会社の仕事は大変ですが、その大変さを乗り越えることで得られる喜びもあります。 入居者からのクレームや緊急対応は、精神的な負担も大きい業務ですが、逆にそうした仕事に誠実に対応すれば、お客様から感謝されることもあるでしょう。 稼働率が悪くなってしまってオーナー様からクレームがくるときついサイクルに突入しますが、逆に日々の小さなことの積み重ねで評価を受けて、稼働率も上がればオーナー様から感謝され、それがやりがいにつながるでしょう。 どんな仕事でも共通することですが、大変さとやりがいは表裏一体です。 易しい仕事だけこなしていても、満足感を味わうことはできませんので、不動産管理会社の仕事の大変さを悪いようには捉えず、その仕事を行うことで得られる喜びのほうに目を向けることも大切です。 もし不動産管理会社への転職を考えている方は、転職エージェントなどから話を聞き、大変さとやりがいについて、理解を深めておくと良いでしょう。 特に不動産業界特化型の転職エージェントは、業界に詳しいアドバイザーから実際に働いた経験などを聞けますので、ぜひ登録してみることをおすすめします。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 【結論】不動産管理の仕事はきついけど楽しい。 以上、不動産管理会社におけるきつい仕事と、やりがいを感じるポイントについて解説しました。 「きつい仕事」「精神的な負担が大きい仕事」というイメージが先行しがちな不動産管理会社ですが、仕事を通して得られる達成感も大きく、入居者やオーナーからの感謝の言葉は、不動産管理会社で働くことのやりがいに繋がるでしょう。 また、不動産管理会社は売買や仲介営業のように、積極的に不動産を売り込んでいくタイプではなく、むしろ不動産を守っていくタイプの仕事なので、向いている人の特徴も少し異なります。 参考:不動産管理会社の仕事内容とは?向いている人の特徴や必要なスキルを紹介 とはいえ、トラブルさえなければ良いと考えるのではなく、一番の目的はオーナーのために不動産の収益向上に貢献することですので、そのための提案は色々考える必要があります。 また、他の不動産会社と同様、人を相手にする仕事なので、コミュニケーション力は高いレベルを求められます。 転職を考えている人は、オーナーや入居者とのコミュニケーションをきちんとこなせるかどうか、自分にとって大きなストレスにならないかどうかを、転職エージェントのアドバイザーなどと相談したうえで判断することをおすすめします。 どの仕事でも言えることですが、「最初はきつい。」は良くあります。最初はきついかもしれませんが、続けていくことで楽しくなることがほとんどです。 不動産管理の求人を見る
大手じゃなくても 高年収?不動産業界における中小企業の特徴を解説
2022/02/24
不動産業界は年収が高いイメージをもっている人は多いでしょう。 確かに営業職ではインセンティブ制度を導入している会社が多く、高い成果を出せれば若いうちから年収1000万円以上を達成することも十分に可能な業界です。 しかし、不動産業界にもさまざまな職種があり、会社の数も多いため、就職先によって待遇が大きく変わることがあります。 特に大手と中小企業でどんな違いがあるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、不動産業界における中小企業の特徴について、大手企業との比較も交えつつ解説します。 不動産業界専門のキャリアパートナーに相談する 不動産業界の年収事情 初めに不動産業界の年収事情を解説します。 年収が高いイメージが強い不動産業界ですが、実際の平均年収はどの程度なのか、事前に相場を把握しておくことが大切です。 不動産業界の平均年収 不動産業界全体の平均年収について、データを元に考えてみましょう。 国税庁が2021年(令和3年)9月に発表した「令和2年分民間給与実態統計調査結果について」によると日本人の平均年収433万円であるのに対して「不動産業・物品賃貸業」の平均年収は約423万円となっています。 また、DODAの平均年収ランキングによれば「建設・プラント・不動産」の平均年収は416万円とされています。 トップクラスになれば年収1,000万円以上も狙える不動産業界ですが、平均値を見ると日本人の平均年収よりやや低い数値であり、決して高年収とは言えない状態であることがわかります。 職種ごとの年収の違い 前述したデータはあくまで不動産業界全体の平均年収であり、職種や地域、会社の規模などは考慮されていません。 そこで職種ごとの違いを見てみましょう。 DODAの平均年収ランキング「建設・プラント・不動産」の小分類を見ていくと、業界の中でも1位のディベロッパーは平均年収469万円と高く、最下位である設計事務所の平均年収380万円を大きく上回っていることがわかります。 しかし、この実態を見ても、まだ不動産業界が突出して稼げる業界のようには思えないのではないでしょうか。 不動産営業は実力次第で大きく稼げる 平均年収だけを見ると、他の業界と大きな差がないように感じられる不動産業界ですが、営業の場合、インセンティブ制度により大きく稼げる可能性があります。 特に不動産売買を扱う場合、取引される金額が非常に大きいため、インセンティブの割合も高くなるケースが多くなっています。 若いうちから年収1000万円以上を稼いでいる人の大半は、基本給だけでなくインセンティブ制度によって成果をあげることで年収を増やしているのが現状です。 したがって、基本給のみを頼りにする場合は突出した年収は得られませんが、営業力に自信のある人ならば、大きく稼げる業界であることがわかります。 ※なお、インセンティブ制度の仕組みや相場を知りたい人は以下の記事をご参照ください。 不動産営業のインセンティブとは?制度の仕組みや相場を解説 不動産業界専門のキャリアパートナーに相談する 中小企業の年収は?会社規模による違いがあるのか 次に不動産業界における中小企業と大手企業の違いについて詳しく解説します。 大手と中小企業の違いとは そもそも大手と中小企業の違いはご存知でしょうか。 よく聞く言葉ではありますが、それぞれの違いを明確に答えられる人は少ないかもしれません。 中小企業に関しては、漠然とした印象で決められているわけではなく「中小企業基本法」によって業種ごとに基準が明確に定められています。 【中小企業の基準】 業種 資本金 社員数 製造業・建設業・運輸業 その他の業種 資本金3億円以下 社員数300人以下 卸売業 資本金1億円以下 社員数100人以下 サービス業 資本金5,000万円以下 社員数100人以下 小売業 5,000万円以下 社員数50人以下 出典:「中小企業基本法」第2条第1項 不動産業界は上記の中に記載がありませんが「サービス業」に該当します。 中小企業以外の会社のことを大企業といいますので、不動産業界の場合、資本金5,000万円超、社員数100人超の会社であることが条件になります。 しかし、大手企業と大企業は、言葉は似ているものの意味合いが異なります。 一般的に大手企業は大企業であり、なおかつ業界の中で規模や知名度などが上位に入る企業を指します。 不動産業界は会社の数も多いため、大企業の条件を満たす会社は数多く存在しますが、その中でも大手と呼べる会社は希少です。(たとえば、三井不動産、三菱地所、住友不動産などが該当します) 不動産業界における大手と中小企業のメリット・デメリット(年収面) 大手企業は一般的に年収が高く、経営も安定していますが、中小企業にも大手企業にはないメリットがあります。 そこで不動産業界における中小企業のメリット・デメリットを以下にまとめました。 中小企業にもさまざまな会社があるため、一概には言えませんが、大企業より規模が劣り従業員数が少ない分、実力があればすぐに責任ある仕事を任され、若いうちから出世しやすい傾向があります。 また、インセンティブの割合が高めなので、成果さえあげれば大手に負けないほどの高い年収を得ることも可能です。 一方、大手企業は基本給が高くインセンティブが低めなので、安定した収入を得たい人向きといえます。 大手で勤めている中で、こんなに成果を挙げているのに年収に反映されないといった悩みがある方は、インセンティブ率が高い中小企業への転職を検討してみてもいいかもしれません。 不動産業界専門のキャリアパートナーに相談する 不動産会社を選ぶポイントとは 最後に不動産業界で転職をする場合、会社を選ぶポイントを解説します。 転職で成功するためには、大手と中小企業の違いを知ったうえで、自分に向いている会社かどうかを見極めることが大切です。 自分に適した職種であるか確認する 不動産業界にはさまざまな職種があります。 職種によって行う仕事内容や年収などが大きく異なるため、自分に向いている職種が何か、よく考えて転職を検討する必要があります。 営業職の中でも、主に以下の種類があることを覚えておきましょう。 ・不動産デベロッパー ・不動産売買仲介 ・不動産賃貸 ・不動産管理 同じ営業職でも法人営業、個人営業の違いがあるほか、扱う物件や必要な知識なども異なります。 もし自分の適切な職種がわからない人は、前もって転職エージェントなどに相談することをおすすめします。 インセンティブや営業ノルマの有無 不動産売買・仲介営業の場合、インセンティブ制度を採用している会社が多くなっています。 インセンティブ制度は成果をあげれば高い給与が得られる反面、基本給は低く設定されているケースがあるため、営業の実力によって給与に大きな差がつきやすく、向き不向きがはっきり分かれる職種といって良いでしょう。 また、営業ノルマを課せられることも多いため、精神的なプレッシャーが大きいのも事実です。 一方、不動産管理会社では個人ごとにインセンティブやノルマを課すことが少ないため、安定した給与を得やすい傾向にあります。 しかし、インセンティブによる加算がないため、成果をあげて高い年収をあげるのは困難な職種といえます。 有給取得・平均残業など労働環境の把握 ワークライフバランスを重視する人は、有給取得や平均残業など労働環境を事前に把握しておくことが重要です。 元々、不動産業界は残業や休日出勤が多い傾向にありましたfが、近年は働き方改革などの影響もあり、改善傾向にあります。 ただし、OpenWorkが調査した「日本の残業時間 定点観測 <四半期速報>」(2021年7月〜9月時点)によると、不動産・建設業界の月間平均残業時間は32.93時間であり、数年前より減少はしているものの、他業界と比較して多い傾向にあります。 労働環境に関しては面接で確認するのではなく、転職エージェントなどを通して確認することも可能なので、できれば事前に把握しておくことをおすすめします。 不動産業界では大手と中小どちらがおすすめ? 一般的に大手と中小企業と聞くと、大手のほうが給与や労働環境などが恵まれているイメージが強いでしょう。 しかし、中小企業は任される仕事の範囲が多かったり、若いうちから出世できたり、大手にはないメリットがあるのも事実です。 特に不動産業界で将来独立を目指す人は、さまざまな経験を積むためには、中小企業で責任ある立場で働くことが良い機会となります。 ご自身の適性や将来のことを考え、最適な就職先はどんな会社か、よく考えて判断することが重要です。 不動産業界専門のキャリアパートナーに相談する
不動産フランチャイズに加盟するメリットとは?失敗しないための対策も紹介
2022/02/22
不動産業はフランチャイズ経営が多い業界です。 フランチャイズに加盟した不動産会社は、本部の看板を掲げて事業を行うことができるため、開業したばかりの会社でもネームバリューによる信用が得られるなど、さまざまなメリットが得られます。 一方で加盟料・ロイヤリティなどのコストがかかるデメリットもあるため、特徴をよく理解して判断する必要があります。 また、加盟するための手続きや不動産業特有の事情なども理解しておくと良いでしょう。 そこで本記事では不動産フランチャイズのメリット・デメリットや、フランチャイズで失敗しないための対策について詳しく解説します。 不動産フランチャイズの特徴 初めに不動産業界におけるフランチャイズの特徴を解説します。 不動産業におけるフランチャイズとは フランチャイズとは、本部(フランチャイザー)から商品・サービス、事業ノウハウなどの提供を受け、加盟店(フランチャイジー)として経営していく形態です。 コンビニや飲食店、小売店などさまざまな業種で取り入れられており、不動産業界でも活発に利用されています。 不動産業界におけるフランチャイズは、賃貸・仲介を行う小規模な不動産会社が、フランチャイズに加盟して店舗経営するケースが多くなっています。 人脈や経営ノウハウが乏しい経営者が不動産業として開業をしても、最初のうちは知名度がないため顧客を集めるのが困難ですが、大手不動産会社のネームバリューがあれば集客面でとても有利になります。 また、フランチャイズに加盟すると、本部から「物件管理」「集客ノウハウ」「賃貸・売買の仲介」「売上管理」などのサポートを受けられるほか、研修会も定期的に実施されます。 研修会では経営ノウハウが学べるだけでなく、自分以外の経営者と横の繋がりを得るきっかけにもなるため、経験の少ない経営者にとって有益な機会になるでしょう。 不動産フランチャイズに加盟するために必要なこと 不動産フランチャイズに加盟するため条件は、会社によって異なりますが、基本的には以下の条件を満たす必要があります。 ・店舗を準備する ・宅建用の免許を取得する ・開業届を提出する 以上の手続きを踏まえたうえで、フランチャイズ事業者と加盟契約を締結することで、加盟店として活動することが可能となります。 主な不動産フランチャイズ 不動産業界でフランチャイズを展開している主な会社は以下の通りです。 ・アパマンショップ ・センチュリー21 ・エイブル ・ピタットハウス ・ホームメイト ・ミニミニ ・ハウスドゥ ・ERA ・レオパレスパートナーズ ・ハウスメイト など 実際に利用した経験がなくても、名前は知っている会社がほとんどではないでしょうか。 限られたエリアではなく、全国的に事業展開している会社が多く、店舗数が1000を超える会社もあることから、不動産業界でフランチャイズが活発に行われている実態がわかります。 不動産フランチャイズのメリット 不動産フランチャイズに加盟すると、具体的にどのようなメリットがあるのか考えていきましょう。 ネームバリューを活かせる ネームバリューはフランチャイズ加盟の最大のメリットといっても良いでしょう。 特に開業したばかりの小規模な会社は、顧客を集めるのが難しいのが現実です。 しかし、フランチャイズに加盟して知名度のある大手不動産会社の看板を掲げれば、実績がなくても高い集客力を期待できます。 また、テレビCM、折り込みチラシ、ポスターといった集客のための広告施策も、フランチャイズ本部が行うため、高い宣伝効果が受けられるほか、広告費の削減にもなるでしょう。 本部の経営ノウハウを吸収できる フランチャイズに加盟すれば、研修や勉強会を通して本部が確立した経営ノウハウを得ることが可能です。 個人で事業を始める場合、自分で情報収集して経験を重ねることでノウハウを蓄積するものですが、そのためには長い期間がかかります。 一方、本部が行う研修や勉強会に参加すれば、さまざまな経験をもとに確立された貴重なノウハウを提供してもらえるので、不動産会社として大きくステップアップできるでしょう。 経営者同士で横のつながりができる 前述したように、フランチャイズに加盟すると、本部での研修や勉強会が定期的に行われますが、こうした機会に他の事務所の経営者との交流が盛んに行われます。 経営者同士で横の繋がりができるため、不安や悩みの相談する人が見つけられる可能性があるほか、他の経営者から刺激を受けることでモチベーションがさらに向上することもあるでしょう。 不動産フランチャイズのデメリット 不動産フランチャイズへの加盟は、メリットばかりではありません。 考えられるデメリットを以下に紹介します。 加盟料・ロイヤリティなどの費用がかかる 最大のデメリットは加盟料・ロイヤリティなどの費用がかかる点です。 加盟料とはフランチャイズ契約の締結時に加盟者が本部に支払う手数料、ロイヤリティとは加盟者が定期的に支払う費用のことです。 ロイヤリティは売上に応じた金額を設定する場合もあれば、月額固定で設定する場合もあり、会社によって基準が異なるため、よく確認する必要があります。 また、不動産会社を開業するためには、設立費、営業供託金などの初期費用がかかりますが、フランチャイズに加盟する場合、これに加えて加盟料を支払う必要があるため、多くの資金力が必要になります。 ※なお、不動産業で独立開業するための手続きや資金については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。 不動産業で将来独立するためにはどうすればいい?必要となる手続きや資金を解説! 独自性が出しにくい フランチャイズに加盟した場合、本部のブランドを活用できる反面、自社独自のカラーを出しにくいデメリットがあります。 基本的に本部が定めたルールやマニュアル通りに運営しなければならないため、不自由に感じることもあるでしょう。 もちろん、ルールやマニュアルは本部が確立した経営ノウハウに基づいた内容なので、勉強になることも多い反面、自分の好きなように店舗経営を行いたい人にとっては、自由度が低くなりデメリットになる可能性があります。 出店が制限される 本部の意向によって、出店する場所が制限されることもあります。 たとえば、自分が開業したい場所があっても、付近にフランチャイズの加盟店があるエリアの場合、加盟店同士で顧客が分かれてしまうのを防ぐために、出店が許可されないことが考えられます。 フランチャイズの本部によって、既存の加盟店の何メートル以内には新規出店をしないなど、ルールを決めてることも多いため、事前に確認するようにしましょう。 不動産フランチャイズで失敗しないための対策 ここまで説明した内容を踏まえたうえで、不動産フランチャイズに加盟して失敗しないための対策を解説していきます。 余裕をもった資金計画を立てる フランチャイズ加盟店として営業する場合、初期費用のほかにロイヤリティを支払わなければなりません。 ロイヤリティには、売上高に一定の割合を乗じた金額を支払う「売上高歩合方式」と固定の金額を支払う「定額方式」がありますが、特に定額方式の場合は利益が少なかった月でも負担が変わらないため、収益を大きく圧迫する可能性があります。 したがって、単月で赤字に陥ったとしても、ある程度の期間は経営が続けられるだけの余剰資金を蓄えておけるよう、余裕をもった資金計画を立てることが重要です。 希望にマッチした本部を探す 不動産業界でフランチャイズを展開している会社は多数ありますが、経営方針やルールはそれぞれ異なります。 そのため、さまざまな会社を比較して、自分の希望にマッチしているかどうか、条件をよく確認することが大切です。 会社としてのネームバリューのほか、サポート体制の充実度、ロイヤリティの設定金額、開業できる場所の条件など、重要なポイントをおさえておくようにしましょう。 本部との関係性を重視する フランチャイズでは本部からのサポートを受けられる以上、本部との関係性を大切にする必要があります。 マニュアルを守ることのほか、本部のフランチャイズ事業の理念や方向性を理解し、共有して取り組む必要があります。 ただし、本部のサポートに頼り切るのではなく、あくまで補完するものと捉え、一事業者として経営努力をすることが大切です。 自分の希望とフランチャイズの特徴を比較しよう 不動産業のフランチャイズ経営は、独自に開業するのとは異なる特徴が多くあります。 フランチャイズ経営を検討している人は、まずは自分の希望と照らし合わせて、フランチャイズ加盟が適切なのかどうかを判断することが重要です。 加えて、フランチャイズを展開する本部ごとよって独自のルールや基準があるため、ネームバリューだけで判断せず、会社ごとの特徴を比較することをおすすめします。 自分の理想とする経営ができるように、さまざまな方法を検討してみてください。
ベンチャー企業が多数?不動産テック業界の実情を解説
2022/02/18
「不動産テック業界はベンチャー企業が多いのかなぁ?」 「不動産ベンチャーと一般の不動産会社はどんな違いがあるんだろう?」 今回はそんなお悩みを解決する記事をお届けします。 近年、注目されている不動産テックですが、新しい業界であるため、ベンチャー系の会社が多数存在します。 「デジタル化が進んでいない不動産業界でイノベーションを起こしたい」そんな強い志をもち、不動産テック業界へ転職する人も多いでしょう。 また、不動産テック業界としても「従来の不動産業界とは全く違う、新しい不動産業界を創っていきたい」そんな目標を掲げている企業が多々ございます。 しかし、不動産テック会社では具体的にどんな仕事をするのか、イメージできない人もいるのではないでしょうか? また、一般企業と不動産ベンチャーの違いを理解しておくことも大切です。 そこで本記事では不動産ベンチャー、不動産テック会社の特徴や年収、市場規模について詳しく解説します。 不動産テック企業の求人を見る 不動産ベンチャーってどんな会社? 初めに不動産ベンチャーとはどんな会社なのか解説します。 一般企業との違いだけでなく、不動産業界特有の特徴も掴んでおきましょう。 一般の不動産会社とベンチャーの違い ベンチャー企業とは、これまでになかった新しい技術・アイデアなどを用いてサービスの提供や、商品販売をする企業をいいます。 資本金・従業員数など明確な定義は定められていませんが、一般的には会社設立後の年数・売上規模・従業員数が同業界の中で少なく、成長過程にあると考えられる会社を指します。 一方、不動産業界におけるベンチャー企業は、最新のIT技術を活用した営業方法を取り入れることで、新しいビジネスモデルを展開した会社が多くなっています。 したがって、独自のITサービスを開発して営業を展開する不動産テック会社は、不動産ベンチャーの筆頭となっています。 ベンチャーが多い理由 不動産テック業界では、ベンチャー企業が多数存在します。 元々、不動産業界は豊富な資金力や高いノウハウが必要とされていたため、新規参入が難しいと考えられていましたが、近年のIT化の流れを受け、不動産テックの市場規模が拡大しています。 不動産業界は全体的にIT化が遅れており、新しい技術を求める声も大きいため、ビジネスチャンスと捉える経営者も増えているのでしょう。 ベンチャーの年収 国税庁が2021年(令和3年)9月に発表した「令和2年分民間給与実態統計調査結果について」において、「不動産業・物品賃貸業」の平均年収は約423万円となっています。 ただし、不動産業界にもさまざまな業種があり会社の数も多いため、あくまで目安として考えるべき数値といえるでしょう。 特に不動産ベンチャーに勤める人の年収は、会社の実績や個人実力に大きく左右される傾向があります。 元々、不動産業界の営業職では、インセンティブ制度を採用しているケースが多いため、個人の成果によって年収が大幅に上下することも珍しくありません。 さらにベンチャー企業の場合、会社自体が発展途上であるため、業績によって給与の変動が大きい傾向もあります。 逆に高い成果を上げることができれば、若いうちから上位の役職に抜擢されるケースも多く、年収に関しては1,000万以上を目指すことも十分可能です。 不動産転職エージェントに登録する 不動産テックの仕事内容や市場規模 次に不動産テックの仕事内容や市場規模を考えていきましょう。 不動産×テクノロジーの仕事 一般社団法人不動産テック協会は、不動産テックを以下のように定義しています。 「不動産テック(Prop Tech、ReTech:Real Estate Techとも呼ぶ)とは、不動産×テクノロジーの略であり、テクノロジーの力によって、不動産に関わる業界課題や従来の商習慣を変えようとする価値や仕組みのこと」 不動産テックの仕事を知るうえで、ぜひ見ておきたいのが、一般社団法人不動産テック協会が作成した以下のカオスマップです。 出典:一般社団法人不動産テック協会ホームページより抜粋 こちらもカオスマップは2021年7月に更新された第7版です。 446のサービスや企業が掲載され、12のカテゴリーに分類されたこのマップは不動産テック業界の全体像を摑むのにとても重要です。 不動産テック業界の現在の市場規模 不動産テック業界の市場規模は現在も拡大傾向にあります。 株式会社矢野経済研究所が発表した「不動産テック市場に関する調査(2021年)」によると、2020年度の不動産テック市場規模は前年度比108.6%の6,110億円と推計されています。 さらに2025年には1兆2,461億円(20年度比103.9%増)と約2倍にまで拡大するとの予測がされていることから、今後も大きな成長が期待できる市場といえます。 不動産転職エージェントに登録する 主なベンチャー系不動産テック会社を紹介 最後に主なベンチャー系不動産テック会社を3社紹介します。 不動産テック業界への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。 株式会社WAKUWAKU 「世界中の人々がワクワクできる社会を創る」というミッションを掲げる不動産テック会社です。 「メディア事業」「集客ツール事業」「コンサル・制作事業」「紹介・斡旋事業」など幅広い業務を行っており、国内最大級のリノベーションプラットフォームである「リノベ不動産」の運営会社でもあります。 また、国内最大級オシャレ建材ECサイトである「HAGS-ハグス-」を運営しています。 会社設立は2013年6月で資本金は10億以上あるため、成長性と安定性を兼ねそろえたベンチャー企業といえるでしょう。 株式会社WAKUWAKU公式サイト リノベ不動産 株式会社WAKUWAKUの求人を見る 株式会社ツクルバ 「場の発明」をミッションに掲げる不動産テック会社です。 リノベーション物件特化のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」の運営を行っています。 cowcamoはサイトのデザイン性が高く評価され、2016年にはグッドデザイン章を受賞した実績があり、リノベーションの需要が高まっている中、成長が期待できるサイトです。 会社設立は2011年8月であり、すでに10年以上の歴史があるため、不動産テック系ベンチャー企業としては安定した会社といえるでしょう。 株式会社ツクルバ公式サイト cowcamo(カウカモ) 株式会社ツクルバの求人を見る 株式会社フラッツ・テクノロジー 不動産業界をフラットにすることを目標に掲げるベンチャー企業です。 情報の凸凹、品質の凸凹、購入後の凸凹という不動産業界が抱える3つの課題を解決するため、不動産の売買・管理・賃貸およびそれらの仲介、不動産コンサルティングの2つの事業をIT技術を駆使しながら展開しています。 法人設立は2021年5月であり、まだ1年にも満たない非常に新しい会社ですが、今後成長が期待できる不動産テック系ベンチャー企業です。 株式会社フラッツ・テクノロジー公式サイト 株式会社フラッツ・テクノロジーの求人を見る 不動産ベンチャーの特徴を理解しよう 不動産ベンチャーは主に不動産テック系の会社が増加傾向であり、市場規模も拡大しているため、今後も大きな発展が期待できる会社が多数見つかるでしょう。 ただし、不動産テック業界にはさまざまなカテゴリーがあり、ビジネスモデルも多岐に渡るため、転職を考える場合は、自分の興味ある仕事であるか、スキルを活かせそうな仕事であるか、よく調べたうえで判断することが大切です。 もし自分が不動産ベンチャーへの転職に向いているかどうか、判断がつかない場合には、一度転職エージェントへ相談することをおすすめします。 不動産転職エージェントに登録する
不動産営業は女性向き?不動産業界の男女比率やおすすめできる理由を解説
2022/02/10
不動産業界で働く女性も少しずつ多くなってきました。不動産営業は女性に向いている部分も多いのですが、不動産業界は「男性社会」のイメージが強く、他の業界に比べてまだまだ女性の進出が少ない職種です。 しかし、女性の進出が少ない分実は女性が活躍できるというチャンスは大いにあります。 今回は、不動産業界の男女比率や不動産の営業に女性をおすすめできる理由を分かりやすく解説していきます。 女性におすすめの不動産求人について質問する 不動産業界における雇用人数の男女比 総務省統計局の資料(平成29年就業構造基本調査結果)によると不動産業の雇用人数は約120万人、そのうち男性が71.2万人(59.3%)、女性が48.8万人(40.7%)となっています。 平成25年度の調査結果より女性比率は3%ほど高くなっていますので、確実に女性の進出が増えていると考えることができます。 全産業の平均の数字が男性55.0%、女性45.0%ですので、いまだ不動産業界は女性比率が低い業界と言えそうです。 男女比は関係ない!不動産営業は女性向き! 不動産業界は女性が少なく働きにくいのではないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。 すでに事務職では多くの女性が活躍していますが、近年では不動産営業にも女性が多くなってきています。 不動産の営業職はとても女性に向いている職種です。 特に賃貸仲介営業の職種ではすでに女性が多く活躍しています。 それではその理由を紹介していきます。 併せて読みたい! 不動産業界で女性はいつまで働ける?2児ワーママの転職活動実話 不動産業界で女性は活躍できる?働き方の特徴を解説 住まいのことは女性が中心 住まいのことについては男性よりも女性が主導権を持ち、夫婦だと奥様が決定権を持っていることも多いです。その場合に同じ女性として、気持ちを理解し、お客様の悩みや気になる事に寄り添える強みがあります。 また家事の動線や掃除のしやすさ、水回り設備の使いやすさ、周辺の生活環境など女性の細やかな視点に基づいた提案が可能です。 女性客も増える中、営業担当が女性だと安心できるという声もあります。 お客様に警戒されにくい 売買仲介の営業では電話営業も多く行います。 電話を掛けた際も、男性よりは女性の方が警戒されにくく、高いコミュニケーション力を発揮して、信頼を得ることで、男性よりも高い成績を上げる女性の営業が多く活躍しています。 また女性のお客様の場合、スーツを着た男性営業だといかにも営業という圧を感じてしまう場合もありますので、柔らかい印象の女性営業の方が早く打ち解けられる可能性が高いです。 細やかな対応が求められる 物件を案内する際や打ち合わせなどの接客においては、お客様への気配りが非常に重要です。 おもてなし精神を持ち、細やかな対応や気遣いができる人はお客様からの印象も良くなります。 物件の説明や契約時における注意点など、細かな点まで丁寧に対応できることで、女性客はもちろん法人客に対してもしっかりと信頼を得ることができます。 SNSなど女性の方が受けがいい 今や不動産会社にとってSNSの活用はとても重要な業務です。 またSNSは情報発信ツールであり、コミュニケーションのツールでもあります。 定期的に記事を投稿し、ユーザーとのコミュニケーションを深め、ファンを獲得していくという仕事は女性の方が得意な人が多い印象を受けます。 また投稿内容も営業らしさを感じさせすぎず、上手に柔らかくユーザーを巻き込んでファン化させることができるかもしれません。 不動産業界特化型転職エージェントに登録する 女性が不動産営業職への転職で気を付けておきたい3つのポイント 女性に不動産営業の仕事が向いていることをすでにお伝えしましたが、ここでは女性が不動産営業職への転職の際に気を付けておきたいポイントを3つ紹介します。 転職前にしっかりと確認しておきましょう。 福利厚生面を確認 まずは福利厚生の内容についてしっかりと確認しましょう。 当然制度自体は設けてあっても、制度を利用しにくい雰囲気の会社ももちろんありますので、出産をしても仕事を続けたいと考える人は産休や育休を取得できる企業かどうか事前に調べておきましょう。 厚生労働省の令和2年度雇用均等基本調査によると、全産業を含めた育休取得率は女性87.5%、男性15.8%です。 それに比べて、不動産業界の育休取得率は女性56.1%、男性4.2%となっており、全体の平均を大きく下回っていることが分かります。 育児休業の取得に対する会社の意識が高まってきたといわれていますが、不動産業界は未だ男性社会の会社が多いですので、女性の働きやすい環境の整った会社を探すことが大切です。 時短勤務などにも対応できる会社の方が、子育て期間中でも状況に合わせて長く働ける可能性が高いでしょう。 大手企業では社内託児所の設置などの福利厚生の取り組みが進んでいるところが多いです。 キャリアプランを明確にしておく 自分の目指す姿、キャリアプランを明確にしておきましょう。売買仲介営業であれば、一般的に土日は仕事になることが多く、平日も遅くまで働く可能性が高いです。 お客様の予定に合わせてスケジュールを組むため、休みの予定が組みにくくなります。賃貸仲介営業は、女性が活躍している会社も多いですので、そのような会社では働きやすい環境を整えていて日曜休みの会社も見受けられます。 女性の働き方は多様化していますので、妊娠や出産などのライフイベントに対して、どこまで対応できる会社なのか見極めておくことが必要です。 将来的に結婚するのか、子供は欲しいのかなど考えたうえで、職種を検討し、社内での異動など柔軟な対応が可能なのか、確認しておきましょう。 給与体系を確認 不動産会社や職種によって給与体系も様々ですので、注意が必要です。 売買仲介の営業職は歩合率の高い給与体系が一般的です。 そのため基本給(固定給)は低く設定されていることが多く、歩合が無ければ生活が不安定になりやすい状況となります。 営業成績を上げていけば、高い歩合給が付きますので、年収も高くなります。 年齢や性別が一切関係ない成果主義の会社が多いですので、結果を出して高年収を目指したい方にはおすすめです。 賃貸仲介の不動産職であれば基本給(固定給)の割合が高いところが多くなります。 安定した収入が得られますが、成果を上げても歩合給の割合は低いですので、成績を上げて稼ぎたいという考え方の人には向かない給与体系です。 安定した収入で働きたい人は賃貸仲介の営業からスタートし、経験を積んで売買仲介の営業にキャリアチェンジする人も多くいます。 自分の考え方に合った環境で働けるように、給与体系についてはしっかりと確認をしてください。 具体的に明記してない場合は、面接時などに確実に聞いておきましょう。 まとめ 不動産業界で働く女性が多くなってきましたが、業界的にはまだまだ男性社会というイメージが強いです。 そのような不動産業界の営業職でも女性の活躍が目立つようになってきました。細やかな対応ができる点やお客様を想う気配りなど、高い能力を発揮しています。 その分、女性営業が活躍しやすい環境を整えた不動産会社へと優秀な人財が集まり、業績も安定しているところが多いはずです。 結婚や出産をしても仕事を続けたいと考えている方が増えていますので、女性が働きやすい制度を導入している会社、すでに女性が活躍している会社を中心に検討されると安心だと思います。 あとは自分の望むキャリアプランが実現できそうか、給与体系は考え方に合ったものか確認し、転職を検討されてはいかがでしょうか。 ぜひ実力主義の不動産営業の世界で営業力を発揮してください。 営業職のキャリアアップとしてもおすすめの業界です。 是非、不動産業界は男性メインだろうし、と諦めずに、不動産業界へご転職下さい! 不動産業界特化型転職エージェントに登録する
不動産業界の反響営業はきつい?きつくない?源泉・反響営業を経験した私の考え
2022/02/04
「源泉営業がきついので反響営業の会社に転職したいです。」 「反響営業って楽そうだなと思うんですけど実際どうなんですか?」 不動産営業を6年経験した私が、現在不動産業界の転職サポートを行っている中で耳にする言葉です。 では反響営業は本当に源泉営業と比較して『楽』なのでしょうか? 今回は、不動産業界で、源泉営業と反響営業の両方を経験し、現在不動産業界の転職サポートを行っている私が考える、源泉営業と反響営業の違いについて解説致します! 『源泉営業=きつい / 反響営業=楽』という一般的イメージは果たして正しいのでしょうか? 反響営業の求人を見る 不動産営業の種類について 不動産業界未経験の方や現在勤務している職種以外はあまり知らないな、という方に向けて、まずは不動産の営業はどのような種類があるのかを簡単に説明致します。 大きく分けると、不動産営業は4つの種類に分けられます。 1.仕入れ営業(用地仕入れや一棟物件仕入れなど) 目的に応じて、土地や物件を獲得する営業です。動く額もかなり大きいため信頼関係がとても重要な職種であり、契約を獲得するために2年、3年かかることもあります。 仕入れる案件は、マンション、アパート、商業施設やホテルの開発用の土地、投資用の区分マンションや一棟マンション、一棟オフィスビルなど、様々です。仕入れる商材はもちろん、エリアによっても地主の方の特徴が違いますので、同じ営業手法では成果を出し続けられない点はとても難しいでしょう。 開発系の事業を展開する上で最上流(=入口)と言われる職種であり、不動産デベロッパーやハウスメーカーは、仕入れ営業が開発用の土地を開拓できなければ事業が成立しない、非常に重要なポジションということができます。 2.仲介営業(売買仲介営業や賃貸仲介営業など) 不動産を『売りたい方と買いたい方』、または『貸したい方と借りたい方』を繋ぎ、両者のマッチングを行う営業です。 主に、買いたい側または貸したい側のニーズに寄り添い、不動産協会の運営する不動産データベース『レインズ』を通じて幅広いオプションの中から提案します。 不動産業界にチャレンジしたいという不動産業界未経験の方は、売買仲介や賃貸仲介営業から始める方が多いです。 また、売買仲介営業ではお給料にインセンティブが追加されることが多く、稼げる職種としても有名です。賃貸仲介営業でもインセンティブはありますが、賃貸仲介営業よりも単価が高いため、稼ぎたい想いがある方は売買仲介営業が向いているでしょう。 3.販売営業 自社で開発した物件や、販売委託を受けている物件の販売を行う営業です。基本的には販売をする物件は決まっており、お客様のニーズに合わせて物件を探す仲介営業とは異なり、お客様のニーズを特定の物件に合わせにいくことが重要です。 展示場営業などを想像してもらうと分かりやすく、来場されたお客様のニーズを聞き、そのニーズに如何にこの物件があうかをご紹介していきます。 お客様のニーズとマッチしなかった場合、仲介営業と違いご紹介できる幅が少ない点が難しいポイントです。 4.その他 上記の他にも、不動産業界には下記のような営業職がございます。 ・商業施設やオフィスの区分を貸し付ける『リーシング営業』 ・管理物件を獲得することを目的とした『管理受託営業』 ・土地所有者に対し、土地の有効活用を提案する『土地活用営業』 ・築年が経過した区分物件所有者や一棟物件所有者に対しリノベーションを提案する『リノベーション提案営業』 自分に合った営業職が分からない、という方もいらっしゃると思いますので、 悩んでいる方は是非一度お問合せ下さいませ。 不動産転職エージェントに問い合わせる 源泉営業と反響営業について 不動産営業の種類について説明をしてきましたが、ここからは営業『手法』について説明致します。 不動産業界における営業は、主に『源泉営業』『反響営業』『紹介営業』に大別されます。ただし、『紹介営業』のみで成立している不動産会社は非常にまれである為割愛させて頂き、こちらのコラムでは『源泉営業』『反響営業』について解説致します。 ◎源泉営業 実はこの言葉、私が不動産業界で勤務をする中で初めて聞いた言葉であり、広辞苑などの文献にも掲載がないそうです。 不動産業界にて使われる特有の言葉であり、源泉営業とは一般的に『営業担当自身が買いたい、売りたい、などのニーズがあるお客様を開拓する営業』と定義されます。 具体的な手法としては、『飛び込み訪問』『電話営業』『路上アンケート』がその代表的なものになります。 飛び込み訪問は近年では少なくなってきましたが、今日はこのエリア、このマンション、と決めて、お客様に不動産を購入するニーズがないか聞いて回ったり、まずは色々な企業を周って名刺交換をしたりします(のちに電話営業を行うため)。 それ以外にも、街中で販売物件のチラシをまき、興味を持ってくれたお客様がいた場合には物件のご紹介をしたり、その時にはご紹介をしなくともアンケートを取ることで今後のお客様としてお客様情報を獲得したりします。 ◎反響営業 一方反響営業とは、その文字からも想像ができる通り、お客様からのお問い合わせに対してアプローチを行う営業手法です。 具体的な反響獲得の手法としては、『チラシからの反響』『WEB広告からの反響』『看板などの広告からの反響』などがあります。 もちろん、反響をいただいたあとにお客様にご連絡をすることでお客様と商談をすることができますが、源泉営業と違うのは、不動産(自社の物件)に興味を持っているお客様にご連絡をする点です。 不動産に関するチラシを見て、不動産について調べていた時に出てきた広告を見て、問い合わせて下さったお客様にお電話をするので、お客様としても「聞きたいことがあるんです、、、」といったように能動的な方が多いです。 源泉営業が自らが動くことでお客様との接点を持つとしたら、反響営業はお客様が動くことで自社との接点が生まれます。 反響営業の求人を見る 源泉営業と反響営業の違いとは? 源泉営業と反響営業について解説してきましたが、では源泉営業と反響営業の大きな違いはなにがあるのでしょうか? 図解でまとめると、源泉営業と反響営業の違いは以下のようになります。 そこまで大きな違いがあるようには見えませんが、実際にはどのような点において違いがあり、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるか、様々な側面や私が実際に経験した内容をもとに解説致します。 源泉営業と反響営業の違い:お給料 一般的に、源泉営業の方が給与水準は高いです。 源泉営業を主な営業手法として働く私の知人は、20代でも年収1,000万円を超えるケースは全く珍しくありません。 一方反響営業はどうかというと、源泉営業と比較した時にはやはり給与水準は低いと言えます。 ※もちろん、中には圧倒的な成果を挙げ、源泉営業の方並み、またはそれ以上に稼がれている方もいらっしゃいます。 その理由はどこにあるのでしょうか。それは反響獲得のために広告費をかけるかどうかの差という単純な理由です。 源泉営業は、営業担当が自ら売りたい/買いたいというニーズを持ったお客様を開拓していくため、お客様を獲得するための単価はほぼ0円です。 しかし、反響営業は自らで開拓をしない分、反響を獲得するための広告費をかけているため、お客様を獲得するための単価が何万円とかかってきます。そうすると、営業担当に対して還元できる割合がどうしても低くなってしまうのです。 源泉営業と反響営業の違い:職種 不動産業界でもIT化が促進されているため、「源泉営業だからこの職種」と一概に言うことはできませんが、源泉営業、反響営業ではそれぞれどの職種が多いかを紹介致します。 ■源泉営業が多い職種 ◎仕入れ営業 仕入れ営業は基本的には自らの足で稼ぎ案件獲得することが多くなります。営業対象は法人、個人それぞれであり、法人向けの場合は地場や中小問わず、不動産業者向けに出向き、情報の獲得をします。 初めは名刺交換から始まり、徐々にお話ができるようになり、商談ができるようになり、、、というステップを踏むことも多いので、源泉営業を行いつつも常に新規のお客様にアプローチをかける営業とはまた違うでしょう。 個人向けの場合には、個人のご自宅に訪問し営業活動を行うか、空き地を見つけてその謄本を取得、記載の土地所有者に対して営業活動を行います。 個人向けの場合でも、1ヶ月全て新規開拓、、、ではなく、訪問のうち新規の割合が〇%で、既存の割合が〇%という形になっていくでしょう。 ■反響営業が多い職種 ◎仲介営業 買いたいと売りたい、貸したいと借りたい、を繋ぐ仲介営業においては、SUUMOやHome’sなどを代表としたポータルサイトを通じた集客や、その他WEB広告による集客、反響獲得とそれに対する営業活動を行うことが多いです。 また、店舗を持ち、買いたい方や借りたい方が店舗に来店してから商談がスタートする方法もあります。その土地独自の不動産会社などでは、Web広告などを打たなくとも店舗来店型で一定の売上を上げることも可能です。 ■番外編:両者混合 ◎販売営業 自社で開発した新築マンションや一戸建ての販売を行う販売営業においては、源泉営業と反響営業を混合で行うことが多くなります。 インターネットに掲載し反響を獲得し問い合わせに対して営業をするケースがベースにはあるものの、販売物件の近くでチラシ配りを行ったり、個人宅への営業を行うこともあります。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に問い合わせる 反響営業は源泉営業と比較してきつい?きつくない? 冒頭にも記載をしたとおり、キャリア相談を受ける中で、『源泉営業が辛く、疲れたから反響営業ができる会社に転職をしたい』という相談が一定数あります。では源泉営業が辛く、反響営業は辛くないのでしょうか?私の実体験を交え、解説していきたいと思います。 源泉営業の大変さ 一般的にも『辛い、大変』というイメージが多い源泉営業ですが、何が一番辛く、大変なのでしょうか。 それはやはり、顧客の開拓です。 源泉営業として開拓する相手は、不動産について興味があるわけでも調べているわけでもない、全く不動産ニーズがない方です。そうすると、ランチ終わりでお腹が全く空いていない人にラーメンを販売する並みに人は話を聞いてくれません。 さらには、今まで全く面識のない方に対してお宅訪問や名簿リストに対してアプローチを掛けるため、不信感などから話を聞いてもらえないだけではなく、怪訝な顔をされることもあります。 そのため、源泉営業での顧客獲得は精神的に負荷がかかることも多いです。 また、ニーズが明確になっていないお客様に対してアプローチを行うため、話を聞いてもらえたとしてもその成約率は非常に低くなります。 新入社員は結果がなかなか出ない時期が続くこともあり、実績を出せない中で段々と『自分は何をしているのか・・』と考え退職をして行く同僚を過去に多く見てきました。 反響営業の大変さ 次に、源泉営業と比較すると『楽』なイメージを持っている方が多い反響営業はどのような点が大変なのでしょうか。そもそも反響営業は大変なのでしょうか。 結論からいうと、反響営業も大変です。反響営業で特に大変だと感じる部分は売り上げを作らなければ赤字になるという危機感です。 確かに、源泉営業で最も大変なパートである顧客開拓については、費用をかけて顧客を獲得してもらえる分なくなります。しかしその後の部分に対しては、源泉営業と比較してかなりシビアに見られます。 というのも、顧客獲得に対して費用をかけているため、もし売上が上がらない場合には、広告費分がマイナスになってしまうためです。 反響営業はお客様から来たお問合せに対してこちら側からお電話をかけますが、 「ただ資料が見たいだけなので」 「少し気になって問い合わせただけなので必要があればこちらから電話します」 といったように断られるケースも少なくありません。 例え上記のような検討段階が浅いお客様が多かったとしても、広告費をかけている事実は変わりませんので売上が上げられなければ会社全体の赤字です。 また、反響営業で獲得したお客様は成約しやすいのかと言ったら必ずしもYESではありません。 反響営業で獲得したお客様は、すでにニーズが明確になっているお客様であり、自社以外にも問い合わせをしているケースが殆どであるため、競合他社よりも高い営業力を求められることになります。 反響営業の求人を見る 結論、反響営業だから楽なわけではない 営業職種以外の職に就いている方とも沢山話しますが、やはり楽な仕事はないよなと思います。 慣れてくれば段々と仕事がしやすくなってくるのが一般的で、楽な仕事を探して転職すると、結局また大変な部分を見つけては転職を繰り返すことになります。 そのため、転職をする際にはイメージで楽な仕事を探すのではなく、自分が今の業務/会社の何が嫌なのかを洗い出し、じゃあそれがどうなったら自分は頑張れるのか、を考えた方が今後長く続けられる職場を見つけることができると思います。 企業によっては、基本的には反響営業を主な営業としているものの、同時に『反響を獲得するための営業活動』を営業担当が行うケースも少なくありません。 具体的には、販売する物件周辺のポスティング、最寄り駅におけるチラシ配布や街頭アンケート、さらにそれでも反響が取れず成果が上がらない場合には、源泉営業の場合と同様に既存の名簿リストにテレアポを行うこともあります。 そのため、営業手法だけで選ぶのではなく、社風やインセンティブの還元率、働くメンバーなど、他の部分に目を向けてみるのをおすすめ致します。 不動産転職エージェント『リアルエステートWORKS』に問い合わせる