日鉄興和不動産は興和不動産と新日鉄都市開発との経営統合により誕生した会社です。 早くからビル賃貸事業に進出し、分譲マンション事業や外国人向け高級賃貸事業を手掛けています。 また総合デベロッパーとしても豊富な経験を積み重ねている会社です。 この記事では日鉄興和不動産の平均年収や、どんな人が日鉄興和不動産に向いているのか、 その特徴についても詳しく解説します。 日鉄興和不動産に興味がある人はもちろん、その他の不動産会社や住宅会社に興味がある方も参考になさってください。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する 日鉄興和不動産の平均年収と企業概要 日鉄興和不動産の平均年収や企業概要について詳しく説明します。 具体的には以下の内容について詳しく見ていきましょう。 ・平均年収は994万円 ・事業内容 ・今後の展望 平均年収は994万円 日鉄興和不動産の有価証券報告書によると平均年収は994万円となっています。 不動産会社で平均年収が1,000万円を超えている会社はほとんどありませんので、 給与水準はかなり高めのという事が分かります。 年収が1,000万円を超えている社員も多い環境ですので、日鉄興和不動産に入社すれば、 年収1,000万円は充分に達成可能な目標となるでしょう。 実力主義というよりは安定型で管理職まではある程度横並びで昇給する給与制度になっているようです。 国税庁の民間給与実態統計調査によると、日本の給与取得者の平均給与が443万円であるため、 日鉄興和不動産の社員はその2倍以上稼いでいるということになります。 モデル年収 日鉄興和不動産の公式HPには、モデル年収に関する記載がありませんでした。 競合との比較 日鉄興和不動産と業態が類似し、また事業規模で競合とされる「森ビル株式会社」と「NTT都市開発株式会社」の2社と年収等の給与を比較してみましょう。 【新卒採用※総合職】 企業名 日鉄興和不動産 森ビル NTT都市開発 初任給 ①大卒 ②院卒 ①25万4,800円 ②27万5,800円 ※2023年3月1日時点 ①27万5,000円 ②26万0,000円 ※2023年4月初任給(予定) ①25万8,040円 ②28万3,100円 (2023年度 新卒社員 初任給支給額) 昇給 年1回 年1回 年1回(業績等による) 賞与 年2回 年2回 年2回(6月/12月) 手当 住宅手当、時間外手当、通勤交通費、教育手当、昼食手当 超過勤務、家族手当、通勤手当 他 交通費全額支給、時間外勤務手当、住宅補助費ほか (※2023年10月時点) 2社と比較すると、日鉄興和不動産の初任給は大学卒と大学院卒のいずれもやや低いことが分かりました。 そのほかの項目については目立った違いはありませんでした。 次に、キャリア採用の仕入れ職に絞ってみてみましょう。 【キャリア採用】 企業名 日鉄興和不動産 森ビル NTT都市開発 職種 レジデンス用地仕入れ 事業用用地仕入れ オフィスビル関連の用地・物件仕入れ 想定年収 500万円〜1,000万円 ※総合職採用 ※スキルや年齢を踏まえて決定 ※年俸制 700万円~1,300万円 850~1,100万円 ※時間外手当(30h/月の場合) 想定月収 40万円〜60万円 30万円~60万円 記載なし 昇給 年1回 年1回 年1回(業績等による) 賞与 年2回 年2回 年2回(6月/12月) (※2023年10月時点) ※日鉄興和不動産については事業用用地仕入ではないので、あくまで参考程度にしてください。 競合2社と比較すると、日鉄興和不動産の給与はやや低めだという結果になりました。 しかし、経験を積めば1,000万円を超える年収を狙えることは間違いありません。 また、安定型で管理職まではある程度横並びで昇給する給与制度になっているという点についても、安心して給与アップを望める環境です。 事業内容 2012年に興和不動産と新日鉄都市開発との経営統合が行われ、新日鉄興和不動産が発足しました。 その後2019年に日鉄興和不動産に社名変更を行っています。 製鉄所周辺の土地開発に強みを持つ日本製鉄グループとの連携やみずほグループとの連携に強みがあります。 高品質のオフィスビル事業と住宅事業を中核の事業としながらも、 外国人向け高級賃貸住宅に関しては長い歴史を持つパイオニア企業です。 またマンション建て替えには1980年代から取り組み業界トップクラスの実績と、グッドデザイン賞等数々の受賞歴があります。 海外では米国での賃貸住宅バリューアッド事業など事業領域の拡大が進んでいるようです。 今後の展望 様々なニーズを感じ取り、今後の拡大を目指す分野としては以下の3つを掲げています。 ・サプライチェーンやインターネット通販市場の拡大による物流ニーズの高まりを受けて物流施設事業の推進 ・職住近接ニーズの高まりを見据えた都心での賃貸レジデンスの展開 ・東南アジアへ進出する企業のニーズを捉えたアパートメント事業の推進 今後より積極的な事業展開が期待されています。 日鉄興和不動産の口コミ・評判 日鉄興和不動産の口コミや評判を紹介します。 実際に在籍していた経験がある方の言葉ですので、会社を知るための参考にしてみて下さい。 上下関係や年功序列の傾向が強いとの口コミがある一方、上司から優しく指導を受けられるとの口コミもあります。 どの上司につくかによって若干の差がありそうですが、そこまで心配する内容ではなさそうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日鉄興和不動産の口コミ① 出典:転職会議 【年収】 一定の年次まではほぼ横並びに上がっていく。 ある種そこまで頑張らなくても自動的に管理職手前まではくるシステム。 年収水準も悪くない。 (20代後半、男性、正社員、法人営業) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日鉄興和不動産の口コミ② 出典:転職会議 【女性の働きやすさやキャリア】 産休・育休を経て復職する女性社員が多い。また第二子・第三子など、 複数回産休・育休を取得することも可能(最近は、男性でも育休を取得している方がいる)。 短時間勤務制度があり、それを活用している女性社員が多い。 時短勤務であれば、女性でもいろんな案件を任せてもらえる。 (40代前半、女性、正社員、不動産管理・プロパティマネジャー、主任クラス) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日鉄興和不動産の口コミ③ 出典:転職会議 【スキルアップ】 自律的にスキルアップを考えた場合にフォローしてもらえる福利厚生制度が多数存在する。 加えて少数精鋭ということもあり、若手のうちから主体的に業務に携わるチャンスを得ることができる部署もある。 やる気次第で如何様にもスキルアップは出来る環境。 (20代後半、男性、正社員、法人営業) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日鉄興和不動産の口コミ④ 出典:転職会議 仕事はやりやすく、プライベートとのめりはりも付けることができるので働きやすいです。 上司は優しく、新人にも丁寧に教えてくれるので安心して仕事に励むことができます。 給与に不満は特に感じないです。休みや福利厚生に関しても充実していると思います。 上下関係や年功序列の傾向が強く、若い物は意見を言いにくい部分があります。 (20歳未満、男性、非正社員、法人営業) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日鉄興和不動産が向いている人 日鉄興和不動産が向いている人の特徴について詳しく説明します。 以下の3つがポイントです。 ・総合デベロッパーで働きたい人 ・安定した環境で働きたい人 ・若くから挑戦したい人 それでは具体的に見ていきましょう。 総合デベロッパーで働きたい人 日鉄興和不動産は誰よりも街に対して真剣だからこそ、多くの関係者の中心で業務を推進していくことが出来ます。 企画・設計・建設・販売、リーシング・運営など総合デベロッパーとして街づくり全体に関わることが可能です。 自由度が高いからこそ、多くの関係者とともに一つひとつのプロジェクトをゼロから作る楽しさを感じることが出来るでしょう。 安定した環境で働きたい人 日鉄興和不動産はみずほグループや新日鉄グループがバックボーンにおり、非常に経営的に安定した企業です。 また福利厚生も充実しており、手厚い待遇が用意されています。 例えば、住宅手当や住宅購入補助、教育手当などの手当以外に、休暇も取得できるよう配慮がされています。 給与に関しては周りと差がつくことはほとんどなく、ほぼ横並びで昇給していくため、高めの年収水準で働くことが可能でしょう。 そのため安定した環境で働きたい人には向いている企業です。 若くから挑戦したい人 少数精鋭の企業であり、若手のうちから様々なチャンスに恵まれています。 そしてその挑戦をサポートしてくれる環境があります。 またジョブローテーションを実施しているため、若いうちに未経験の部署も経験し、幅広い視野をもつことができ、 最終的には適性が高い部署で仕事に挑戦することが可能です。 複数の部署で経験を積むことでより早く成長を実感できるでしょう。 若いうちからチャンスがあればどんどん挑戦したいと考えている人には向いている会社です。 日鉄興和不動産に転職する流れ 日鉄興和不動産に転職する流れについて説明します。 現在採用ページに中途採用の求人は再際されていませんが、以下の流れで転職活動を進めることがおすすめです。 ・公式採用ページを確認する ・転職エージェントに登録する ・転職エージェント経由で応募する それでは具体的に見ていきましょう。 公式採用ページを確認する 現在、日鉄興和不動産の公式ホームページ内の採用ページには中途採用の求人は掲載されていません。 ただし今後採用ページに募集要項が掲載される可能性がありますので、定期的に公式採用ページを確認することが重要です。 求人媒体には日鉄興和不動産の中途採用の求人案件が掲載されていますので、そこから応募することもできます。 履歴書や職務経歴書の準備ができていれば、ぜひ求人サイトから直接応募してみましょう。 転職エージェントに登録する 他には転職エージェントに登録する方法があります。 数多くある転職エージェントから、どの転職エージェントを選ぶのかが非常に重要ですが、不動産業界に特化した転職エージェントがおすすめです。 興味がある人はリアルエステートWORKSに登録してみてはいかがでしょうか。 不動産業界の知識を豊富に持つエージェントが履歴書や職務経歴書の書き方から転職活動の進め方まで丁寧にアドバイスしてくれます。 転職エージェント経由で応募する 気になる求人があれば、転職エージェント経由で応募してみましょう。 公開求人としては募集が出ていなくても、不動産会社が転職エージェントにだけ非公開求人として紹介を依頼している場合もあります。 その場合には転職エージェント経由でのみ選考を受けることができ、採用される可能性もありますので、転職エージェントに登録しておくことは非常に重要です。 日鉄興和不動産の求人例 現在、日鉄興和不動産の公開採用ページにて中途採用の求人は見当たりませんでしたので、 リアルエステートWORKSに掲載されている求人を紹介します。 具体的には以下の3つの求人について見ていきましょう。 ・事業用地仕入れ ・プロパティマネジメント ・企画開発 事業用地仕入れ 非住居(オフィスビル・ホテル・商業施設)開発を目的とした用地の取得に取り組む仕事です。 地場のネットワークや不動産業者からのルートを用いて用地の取得を目指します。 具体的には用地の情報を集めるところからスタートし、開発のシミュレーションやコンサルティングを行い、 最終的なクロージング、契約締結という流れが一般的です。 しかし、用地取得が順調に進むことはほとんどありませんので、相手のニーズに寄り添い、 方法を工夫しながら、粘り強く行動し続けることが重要になります。 相手の立場でよく考え、誠実に対応することで結果が出るやりがいのある仕事です。 プロパティマネジメント 自社で所有しているオフィスビルや商業ビルなどのプロパティマネジメント業務をお任せします。 収容人数が5000人を超える大型ビルのプロパティマネジメントを通じて様々な経験をすることが可能です。 具体的な業務は、オーナーやテナント対応、建物管理、予算・収支の管理、報告書の作成などです。 新規テナントの誘致やイベント企画、入退店に伴う対応や修繕工事の管理、リニューアル企画など幅広い業務を関わることが出来ます。 企画開発 再開発の初動期対応を担当します。 そのためまずは地元の再開発組合に関わり、街づくりの立ち上げや行政への営業が重要です。 地域に合わせ、幅広い手段とアイデアで事業を展開してください。 具体的には2、3名のチームで再開発情報の収集、開発の企画から運営、管理まで一括して担当します。 大きなやりがいのある仕事です。 まとめ この記事では日鉄興和不動産の平均年収や向いている人の特徴などについて詳しく説明しました。 日鉄興和不動産は日本製鉄グループやみずほグループとの連携に強みがある為、しっかりとした経営基盤をもっている不動産会社です。 そのため、給与面についても安定して年収アップができる環境にあります。 日鉄興和不動産に興味がある方は転職エージェントを利用して転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。 その中でもリアルエステートWORKSは不動産業界に特化した転職エージェントであり、多くの非公開求人も扱っています。 また応募書類や面接についても無料で具体的なアドバイスを受けることができるため、転職活動を有利に進めることが可能です。 不動産業界に興味がある方はお気軽にリアルエステートWORKSに問い合わせてみてはいかがでしょうか。 不動産業界特化型転職エージェントに相談する