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不動産営業経験者に聞いた、”だから私は転職した”
2020年12月16日
転職の面接の際に想定される質問の中で「なぜあなたは転職をしようと思ったのか」「転職理由を教えてください」という質問があります。 今回は、不動産業界経験者約70名に”なぜあなたは転職を考え始めたのか”、転職理由についてお聞きしましたので、その中で多くの回答であった上位5つをご紹介致します。更に本記事では、不動産業界経験者が転職を考えたきっかけをご紹介するだけでなく、転職をご検討中の方向けに、転職を考えたきっかけを質問された場合、どのような内容だと面接官に好印象を持ってもらえるのかについてもご紹介致します。面接対策に是非ご活用くださいませ。 1.面接で「転職を考えたきっかけ」が質問される理由 そもそもなぜ面接官は面接で「なぜあなたは転職をしようと思ったのか」を質問してくるのでしょうか。面接官の質問の意図を理解するだけでも質問に対する回答が変わってきます。では面接官はこの質問からなにを知りたいのか。これはずばり 「すぐに辞めてしまわないかどうか」 「自分の会社に合うかどうか」 こちらについて知りたいと思っているのです。(不動産会社人事部より) 2.不動産営業経験者に聞いた、”だから私は転職した” 2-1.残業・休みに関する内容(22名) 一番多く意見が集まったのが、福利厚生に関する内容でした。 社会的には現在働き方改革に伴い、残業時間の削減や休日がしっかり取れるようになっている企業が増えたように思えます。筆者の友人の不動産保証会社では、18時以降残業したい場合は残業申請をしなければならなく、内容が重要ではない場合は残業が許可されない時もあるそうです。(残業代が10分単位で発生するため。) しかし、不動産業界は昔から「残業が多く休みが取れない」と言われており、今そのスタイルを受け継いでいる企業が少なくないようです。 ■残業・休みに関する実際の声 ・週2休みといわれていたが、実際は週1日も休みが取れていない(20代 マンション販売 男性) ・残業が21時~22時まである(30代前半 賃貸仲介営業 男性) ・ワークライフバランスを考え土日休みの会社が良い(20代後半 売買仲介営業 男性) その他、”残業が多く自分の時間が取れない”、”副業がしたい”、”休みがなく、拘束時間が長い”などの意見がありました。 残業・休みに関する内容で転職をご検討中の方は、残業がなかったら何ができていたのか、休みが今よりも取れるようになったら何をしたいかを考えるといいでしょう。また、残業・休日が転職理由になる方は多く、面接官にとっても「業務時間内に仕事が終わらせられない人なのか」「PDCAが上手く回せない人なのでは」といったマイナスな印象を与えてしまうこともあるので、別の転職理由を伝えることもいいと思います。 2-2.仕事内容に関する内容(19名) 2番目に多かったのは仕事内容に関することでした。不動産業界で実際に働いてみたらこんな職種あったんだ!と気づくこともあると思います。その場合、不動産業界は経験者ですが、ある職種に関しては未経験の状態です。その職種につくにはどんなスキルが必要になるのか事前に調べて置き、現職でなにを培ったかを含めて説明できるといいと思います。 ■仕事内容に関する実際の声 ・売買や仕入れなど大きな金額が動く仕事がしたい(30代前半 賃貸仲介営業 女性) ・新築、土地、戸建て、マンションなど幅広く取り扱いたい(30代前半 戸建て販売 男性) ・将来独立するためにもっと幅広く経験したい(20台後半 土地活用営業 男性) その他、仕入れをやってみたい、宅建を取得したので売買仲介をしたい、広範囲ではなく地域密着型で仕事がしたいなどの意見がありました。 本当は不動産管理がやりたかった…などの理由は「その会社を選んだのはあなたですよね。」「当社に転職してきてもやりたくない仕事が回ってきたら辞めてしまうのでは」といった疑問にもつながってきてしまいます。そのため、職種を変えたいという理由で転職をご検討中の方は、 ・なぜ今の職種から別の職種に変えたいと思ったのか ・今の職種だと何ができなくて、次の職種だと何ができるようになるのか を考えながら、プラスな印象を与える回答ができるといいでしょう。 リアルエステートWORKSに相談する 2-3.会社・将来に対する不安(コロナの影響を含める)(13名) 現在、コロナウイルスの影響もあり、今回の質問では具体的な回答が多かったです。会社・将来に対する不安が転職の理由になっている方は、今から面接を受けに行く会社の会社概要や沿革を熟読し、どこが自分の理想に当てはまっているのかを伝えるようにしましょう。 ■会社・将来への不安に関する実際の内容 ・コロナの状況もあり将来が不安になった(20代後半 賃貸仲介営業 男性) ・会社が自主退職を募り始め、今後不安になった(20代後半 土地活用営業 男性) ・試用期間が勝手に伸ばされる、成長ができない(20代前半 売買仲介営業 男性) 現在は、先程も記載した通りコロナウイルスの影響もあり、会社や将来に不安を覚えて転職を検討し始める方も多いでしょう。 ですが、面接官に直球で伝えてしまうと「会社が辛い時に辞めてしまう人」「もし当社の業績が下がってきたらその時はまた別の業績がいい会社に行くんだろうな」と思われてしまいます。そのため、転職理由の1つとして会社や将来の話をするのはOKですが、その他の転職理由も考えておくといいでしょう。 2-4.給料面に関する内容(13名) ■給料面に関する実際の声 ・契約するより残業した方がお金がもらえるからやる気がでない(20代後半 売買仲介営業 男性) ・結婚して子供ができたので安定した収入が良い(20代後半 PM 男性) ・実績を上げているのに他の人と給料が一緒(20代後半 賃貸仲介営業 男性) お給料に対して不満がある場合は、 ①自分がどのくらいの成績を収めているのか ②今の自分の成績ならいくらが妥当なのだろうか ③自分は年収いくらを目指したいのか 上記3点を自分の中で考えた上で転職先の決定をしたり、また面接官に転職の理由を問われた場合は上記3点をしっかり説明できるようにしておきましょう。 「今の会社はお給料が低いので辞めたいです。」だけだと面接官としては情報が不十分のため、「お給料を上げるほどでもないと思われている人なのでは」という風にも捉えられてしまいかねないので気を付けましょう。 2-5.キャリアアップに関する内容(12名) キャリアアップに関する内容では、今の会社では○○についてやり切ったため次のステップへ行きたい、次は前職の経験を活かして△△の仕事をやりたい、もっと幅広い経験を積みたいなど、プラスな内容が多かったです。 ■キャリアアップに関する実際の声 ・トップセールス、トップマネージャーになったのでやり切った。これ以上ここでで成長できることはないと思った。(30代前半 不動産営業 男性) ・不動産会社で一定の成果が出せたと自身で納得できていたため、もっと色々な経験が積みたいと思った。(40代前半 不動産営業 男性) ・今の仕事を9年間やってきているが業務内容が変わらない。(30代後半 賃貸仲介営業 男性) キャリアアップが転職理由の場合は、キャリアアップした後に描いている理想が、面接企業とマッチしているかが大切になってきます。もしキャリアアップした後に描いている理想と面接企業の業務内容とが合わなかった場合、面接官からは「当社はあなたが今おっしゃった内容と一致しませんが大丈夫でしょうか?」との質問にも繋がってきてしまい、マイナスな印象を与えてしまうので、面接を受けに行く企業の企業分析はしっかりと行いましょう。 2-6.その他 5つの分類分けには入ってきませんでしたが、その他お聞きした内容で、興味深かったものをいくつかご紹介致します。 ①会社の方針と合わない(20代後半 賃貸仲介営業 男性) ②オーナーの賃貸経営をサポートする時に、自社として紹介できる商品には限界があり、もどかしく感じる。(30代前半 不動産管理 男性) ③上司のやる気がない(20代後半 用地仕入れ 女性) 3.面接官に好印象を与えられる回答とは 「この回答をすれば絶対に面接を通過する。」という回答をお伝えするのではなく、今回はどういう内容の回答が面接官に好印象を与えられるのかについてご紹介致します。 3-1.他責の回答か、自責の回答か 今、あなたが考えている、または現在面接官にお伝えしている転職を考えたきっかけは他責の回答でしょうか、自責の回答でしょうか。不動産転職エージェントリアルエステートWORKSでは、転職を考えたきっかけがなるべく他責にならないようにすることをおすすめしております。なぜ他責ではなく自責の回答をおすすめしているかというと、面接官に対して他責はマイナスの印象を与えることが多く、自責はプラスの印象を与えることが多いからです。 では、他責の回答、自責の回答とは具体的にどのような内容なのでしょうか?「お給料が低い」という転職理由を例にしてご紹介致します。 他責の例:私は入社して4年経ちますがお給料が2年目以降変わらず、賞与もでないので、もっと年収を上げたいと思い転職活動を始めました。 自責の例:私は現在入社して4年が経ち、2019年の営業成績は3位でした。1,000万円プレーヤーになることを目標にしており、次は営業成績に見合った評価をして頂ける環境で働きたいと思い、転職活動を始めました。 他責の例の場合、「お給料が変わらない」、「賞与がでない」と面接官が受け取る内容がマイナスな印象のみになってしまいます。一方、自責の例ではいかがでしょうか。「営業成績が3位」「1,000万円プレーヤーになりたい」「営業成績に見合った評価をしてほしい」と、自分の会社に入ったら年収1,000万円を目指すために活躍してくれるのではないか?というような想像を掻き立てられます。 もし営業成績が中くらいだった場合は「それはお給料上げられないよね」というように思われてしまうこともありますので、その場合は、お給料以外の転職理由を考えましょう。 4.まとめ いかがでしたでしょうか?今回は不動産業界経験者の方が実際に転職を考えたきっかけについてと、面接官に好印象を持たせられる回答についてご紹介致しました。上記の内容に当てはまらなかった方、また、上記のきっかけには当てはまったけれども少し違う言い回しを探している方は、是非リアルエステートWORKSのキャリアコンサルタントにお問合せ下さいませ。 リアルエステートWORKSに相談する
【宅建士急募企業多数】宅建士が不動産業界の転職で有利な3つの理由
2020年12月16日
国家資格である宅地建物取引士(通称宅建)。 不動産業界での転職を検討していて、不動産の求人を見たことがある方は、 【必須条件】宅地建物取引士 という欄を一度は見たことがあるのではないでしょうか。 みなさんもご存知の通り、必須条件とは応募するにあたっての最低条件になってくるのですが、ではなぜ求人欄に宅建必須の求人があるのか、みなさんは考えたことがありますでしょうか? 今回は、なぜ求人の必須条件欄に宅建と記載する企業があるのか、という疑問に対して、なぜ宅建を持っている人が不動産業界での転職が有利になるのか、という観点からご紹介致します。 1.宅建(宅地建物取引士)とは? 宅建(宅地建物取引士)という名前は聞いたことがあるけれど、そもそも宅建とは何なのでしょうか?宅建というのは、簡単にまとめると、「私は不動産の専門家ですよ」ということを表す国家資格です。 不動産は決して安い買い物ではなく、何度も購入するものでもないため、お客様は分からないことが多いでしょう。また、現在はネットが普及しているとはいえ、不動産取引に関する専門知識については調べても難しい内容ばかりです。そこで不安になっているお客様に不動産を販売する際、お客様が知っておくべき重要事項を説明することができる唯一が宅建士です。(宅建士=宅建保有者)※重要事項説明をすることができるのは宅建士だけと法律で定められております。 宅建試験の受験者数は2018年度の265,444人に比べ、2019年度は276,019人と約1万人増加しております。(参照:資格の学校TAC) また、2019年度現在、宅地建物取引士の登録者数は107万人で昨年に比べ+26,115人。証交付者数は52万人で昨年に比べ+9,983人と増加傾向にあります。 (参照:不動産適正取引推進機構 宅地建物取引士の概要) 受験者数、登録者数ともに増加傾向にあることから、やはり宅建を持つことで就職、転職が有利になると考えている方が多いのではないでしょうか? ※登録者数:試験合格後に登録申請を行った人の数 ※証交付者数:登録完了後、取引士証交付申請を行った人の数 2.なぜ宅建士が転職で有利なのか 宅建については知っているが、宅建を持っているからといってなぜ転職で有利になるかが分からない…。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここからは、なぜ宅建士が転職で有利なのか、3つの理由に分けてご紹介致します。 2-1.法律により宅建士が必ず企業に必要 宅地建物取引業法(以下、宅建業法)において、不動産業を営む時は、ひとつの事務所において「業務に従事する者」の5人につき1名以上の割合で、専任の宅地建物取引士の設置が義務付けられています。 例えば、ある不動産会社に30人の従業員が働いていた場合、その不動産会社には6名の宅建士が居なければいけないことになります。仮に既に6名の宅建士が居たとして、その不動産会社が規模を拡大するために3人採用するとなった場合、そのうち1人は宅建保有者の採用をすることになります。 あなたが今転職を考えている不動産会社が例に挙げたような状況だった場合、その不動産会社がより取りたい人材は宅建士になります。このような背景から、宅建士は転職に有利になるのです。 余談ですが、宅建士(宅地建物取引士)は多いところで3万円の資格手当がつく企業もあります。資格手当がつくところを見ても、企業がお給料を上げてでも、宅建士を採用したいということが分かるでしょう。 2-2.不動産知識が豊富な人として面接される 宅建士(宅地建物取引士)の合格率は平均して15.7%のかなり難関な国家資格です。(過去5年間の平均)この国家資格の試験内容は宅建業法施行規則第 7条、第 8条より下記の通り定められています。 一 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。 二 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。 三 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。 四 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。 五 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。 六 宅地及び建物の価格の評定に関すること。 七 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。 引用:全国宅地建物取引業協会連合会 宅建を取得しているということは、上記内容を理解し、お客様に説明ができる知識がある、ということになるのです。そのため、不動産業界への転職の際には「宅建を取得している = 不動産知識が豊富」と見られ転職が有利になるのです。 お客様が分からない、宅地や建物の取引においての専門的な質問に対してお答えし、お客様と円滑な契約ができるようにするために知識が必要となります。その知識があるのかどうか、面接の中だけでは完璧に知ることは難しいですが、宅建を持っているということで、その知識があると示していることになるのです。 2-3.販売から契約までの全てを一人で完了させられる 宅建を持っていなくとも不動産業界で活躍をしている人は沢山います。宅建を持っていなくとも店長や部長という役職で働いている人も少なくありません。 ではなぜ宅建を持っていることが大切なのでしょうか。それは宅建を持っていないと販売から契約までを一貫して一人で完了させることができないからです。 ではなぜ宅建を持っていないと販売から契約まで一貫して一人で行うことができないのか。それは先程も記載した通り、法律により、不動産売買においての契約の際に必要な「重要事項説明」を行えるのは宅建士のみとされているからです。 あるTOP営業が1ヶ月に10件販売してきても、その営業が宅建士ではない場合、最終的には宅建士に付き添ってもらいながら、もしくは宅建士に引き継ぎ、買主・借主に重要事項説明を行うことで初めて契約完了になります。 企業によっては、宅建保有者が、契約のための書類作成や重説(重要事項説明)を行うことがメインの業務で、販売する営業、重説をする宅建士と役割を分けてお互いのパフォーマンスを最大に活かす企業もあります。ですが、多くの会社は営業が契約業務も一貫して行っているため、企業としては、宅建士が欲しい!となるのです。 3.まとめ 今回の記事では、なぜ宅建が転職で有利になるのかをご説明してきました。しかし、宅建を持っていないからといって転職ができないわけではありません。宅建士でなくとも活躍している営業は沢山いらっしゃいますし、宅建が必須条件ではない求人も沢山あります。不動産業界の職種によっては、宅建士が一切必要ない職種もございます。転職をご検討中であれば、まずはご自身がどのような企業、職種に転職をしたいのか是非一度考えてみてください。そうすることで、必要なことが宅建や不動産鑑定士などの資格の勉強になるかもしれませんし、不動産会社にお勤めであれば紹介する物件がある地域の勉強であったり、実績を作ることが一番の転職で有利なポイントになるかもしれません。 不動産業界に特化した不動産転職エージェントリアルエステートWORKSは不動産業界での転職をサポートしております。ご転職に関して不安や疑問なことなどございましたらお気軽にお問合せ下さいませ! リアルエステートWORKSに問い合わせる
2020年最新版 不動産業界利益率ランキングTOP10 (上場企業137社対象)
2020年12月16日
利益を上げている企業と聞くと、多くの人が大企業を思い浮かべると思いますが、より効率的に利益を出している企業は一体どこなのでしょうか。今回は上場している不動産会社137社(売上高を非公開としている63社を除く)を対象に、売上高に含まれる営業利益の割合を調査しました! ※各企業の有価証券報告書や会社四季報などを元に当社で編集をしております。 第1位 不動産業界利益率:JALCOホールディングス株式会社 62.01% アミューズメント業界向けの貸金業および不動産事業の2本柱を軸にビジネスを展開するJALCOホールディングス。新型コロナウイルスの影響をものともせず、3月期第一四半期の売上高は前年度比で23.4増、営業利益は17.4%増と多くの企業が苦戦する中で成長を続けています。特に直近の不動産賃貸業においては商業施設のための用地仕入れを積極的に行い、大きく売上に貢献しています。 利益率の高さは社員の平均年収1,000万円という数字にも表れており、平均年収ランキングではいちご株式会社に次ぐ6位にランクインしています。 今後は物流施設用の不動産開発にも注力する予定で、さらなる飛躍が期待されています。 第2位 不動産業界利益率:株式会社ランド 53.23% 1996年に創業し、2003年に上場を果たした株式会社ランドは、横浜や多摩エリアを中心に事業を展開している企業です。かつてはマンションの企画・開発、販売を手がけていましたが、10年ほど前に業績が悪化しシフトチェンジ。現在は不動産投資事業および再生可能エネルギー関連投資事業を主に行っており、権利関係が複雑な物件の調整も得意としています。利益率からも分かるように、現在では業績も回復しています。 また、リノベーション事業も展開しており、今ではトータルな不動産サービスを提供する企業へと成長を遂げています。 第3位 不動産業界利益率:日本アセットマーケティング株式会社 36.91% ドン・キホーテを運営するPPIHを筆頭株主に持つ日本アセットマーケティング。主にビルの賃貸や不動産管理を行い、計125施設を全国各地に保有。うち、105施設がドン・キホーテの商業施設です。経営は非常に安定しており、2020年3月現在において、7期連続の増益を記録しています。 また、環境に配慮した物件管理にも寄与しており、電力削減のプランなどを各テナント様に提案しています。 中途採用では、商業施設の建物管理やテナント運営業務のポジションを募集しています。 第4位 不動産業界利益率:京阪神ビルディング株式会社 35.34% 1948年創業と長い歴史を持つ京阪神ビルディング株式会社は大阪を拠点とし、オフィスビルや商業施設、場外馬券売り場の賃貸事業や不動産管理事業を行う東証一部上場企業です。利益率第1位のJALCOホールディングスと同様に、利益率の高さは年収にも反映されており、社員の平均年収は913万円となっています。 保有しているビルは大阪が多いですが、首都圏も開拓しており、2020年11月には虎ノ門エリアにおいて開発を進めるオフィスビル、虎ノ門ビルが竣工予定です。 第5位 不動産業界利益率:株式会社テーオーシー 33.88% 京阪神ビルディング株式会社と同様に長い歴史を持つ株式会社テーオーシーの創立は、大正時代の1926年です。総合流通センターであるTOCビルを運営する、東証一部上場の総合不動産デベロッパー。商業ビルやオフィスビルの企画開発から賃貸、管理までを手がけています。また、商業ビルやオフィスビルの管理に加えて、スポーツクラブや温浴施設の運営も行っています。 働く環境も整っており、土日休みの完全週休2日制を取り入れており、残業時間は月平均20時間以下となっています。 第6位 不動産業界利益率:株式会社ゴールドクレスト 33.08% 東京や神奈川を中心にマンション開発・分譲事業を展開する株式会社ゴールドクレストは、設立からわずか7年弱で東証二部に上場し、現在は東証一部に上場しています。2020年には購入者が選ぶsuumo AWARDにて「創造性・ 先進性部門」および「品質と価格のバランス部門」の2部門で優秀賞を受賞しました。また、安定経営が特徴の1つで、自己資本比率が62.7%と非常に高く、不動産業界上場企業の平均31.01%を大きく上回っています。 加えて、女性社員が活躍できる職場づくりにも力を入れており、マンション開発にも積極的に女性目線を取り入れています。新卒に加えて中途採用も募集していますが、営業経験や施工管理経験など、各ポジションの経験者のみの採用となっています。 第7位 不動産業界利益率:いちご株式会社 31.73% 平均年収ランキングでは1,020万円で第5位に入ったいちご株式会社ですが、利益率も非常に高く、31.73%となっています。2000年の設立からわずか2年後の2002年に上場しており、2020年2月期の売上高は873億円を記録しています。アセットマネジメント事業をメイン事業として展開しており、これまでの累積運用資産高は何と1.8 兆円を超えています。 2012年からはクリーンエネルギー事業を積極的に推進しており、これまで全国各地に計49基の太陽光発電所を建設しています。 第8位 不動産業界利益率:ダイビル株式会社 27.00% 平均年収953万円を誇るダイビル株式会社の利益率は27%で、第8位にランクインしています。商船三井のグループ会社であり、設立は大正時代の1923年という老舗企業です。大阪に本社を置いており、大阪と東京の両都市部に置いてオフィスビルの賃貸事業を主な事業としています。2020年現在、国内に約30棟、海外にもベトナムに2棟のオフィスビルを保有しており、2020年11月にはオーストラリアに建設中のオフィスビルが竣工予定です。 現在、新卒採用は行っていますが、残念ながら中途採用は募集していないようです。 第9位 不動産業界利益率:株式会社センチュリー21・ジャパン 26.87% 伊藤忠商事が筆頭株主を務める株式会社センチュリー21・ジャパンは、全国の主要都市にオフィスを置き、不動産仲介店をフランチャイズ展開しています。2020年3月期時点で計978店舗が加盟しており、加盟店の総取扱高は毎年8,000億円近くに上ります。また、世界最大級のネットワークとして83の国と地域に約11,600店舗を構えています。 大企業だけあって労働環境がしっかり整っており、完全週休2日制で1日の労働時間が7時間であることも魅力の1つです。中途採用では、営業経験を応募条件としています。 第10位 不動産業界利益率:ヒューリック株式会社 24.73% 平均年収ランキング第2位、売上高ランキング第9位のヒューリック株式会社ですが、利益率も非常に高く、24.73%でTOP10に入っています。1957年に旧富士銀行(現みずほ銀行)のビル管理から事業を始め、現在では東京23区内の好立地にビルを200件以上保有しており、全体の約8割が最寄駅から徒歩5分以内に位置しています。 立地へのこだわりは空室率に顕著に表れており、市場平均が約1.5%なのに対して、ヒューリックが保有する東京23区内のオフィスビルの空室率は約0.1%を推移しています。
2020年最新版 不動産業界平均年齢ランキングTOP10(上場企業128社対象)
2020年12月16日
上場企業の社員平均年齢は40歳前後と言われており、それは不動産業界にも当てはまります。今回は不動産業界の上場企業128社(平均年齢を非公開としている72社を除く)を対象に、社員の平均年齢が若い企業を調査しました。転職を検討している人の中には、若くて風通しの良い企業で働きたいと考えている人もいるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。 ※各企業の有価証券報告書や会社四季報などを元に当社で編集をしております。 第1位 不動産業界平均年齢:株式会社アズーム 27.0歳 遊休不動産活用事業を展開する不動産テック企業。月極駐車場やコインパーキングの検索サイトを運営するほか、月極駐車場のサブリースを行っています。 また、空き家問題にも積極的に取り組み、シェアハウスや民泊として活用するためのサービスを提供しています。2018年9月にマザーズ上場を果たしてからも業績は好調で、今年度の売上高はすでに昨年度を上回るほど。 社員の平均年齢27歳に加えて、管理職の平均年齢も33歳と非常に若く、さらなる成長が期待される企業です。 第2位 不動産業界平均年齢:株式会社エリアクエスト 27.4歳 2000年の設立からわずか3年でマザーズ上場、2014年には東証二部上場を果たした成長企業の株式会社エリアクエスト。優秀な人材は高卒以上であれば採用しており、その結果が社員の平均年齢27.4歳に表れています。 メインのビジネスは不動産管理。BM(ビルマネジメント)を依頼いただいたお客様には無料でPM(プロパティマネジメント)を提供しています。職場環境も充実しており、完全週休2日制を取り入れ、20時30分には完全退社となっています。また、給与面においては平均年収420万円ながら、年収が1,000万円を超える管理職も在籍しています。 第3位 不動産業界平均年齢:日本駐車場開発株式会社 27.7歳 大阪に本社を持ち、都心部を中心に全国で1,200件ほどの駐車場を運営している会社です。日本には、基本的に延べ面積が2,000㎡以上の建築物(その他諸条件あり)には駐車場を設置しなければいけないという法律があり、都心部には稼働していない駐車場が数多く眠っています。 そのような問題を解決するため、駐車場運用に関するコンサルティング業務のほか、リーシングや駐車場管理・運営サービスを提供しています。 また海外にも駐車場ビジネスを広げており、タイ、中国、韓国、インドネシア、台湾に現地法人を持ち、今後はフィリピン、ベトナム、ミャンマーなど、他のアジア諸国にも展開していく予定です。 第4位 不動産業界平均年齢:株式会社オープンハウス 29.0歳 最近ではテレビCMでもお馴染みのオープンハウスですが、社員平均年齢は29歳とエネルギーに満ち溢れた社員が多いのが特徴です。新築戸建住宅のための用地仕入れから販売までを主な事業としており、建売住宅に加えて、優秀な設計士のもと注文住宅も手がけています。 不動産業界売上ランキングでは第7位 (約5,400億円)にランクインし、それに比例して平均年収は642万円となっており、社員平均年齢を考慮すると高水準を記録しています。 また、成長著しいオープンハウスにおいては、年間約800人の採用を行っています。 第5位 不動産業界平均年齢:株式会社ウィル 29.6歳 関西や名古屋を拠点に、戸建やマンションの用地仕入れから販売を手がけるほか、売買仲介事業や、オーダーメイドでお客様の希望を叶えるリフォーム事業も行なっています。 全社員124名中、神戸大学卒が31名、大阪大学卒が17名、京都大学卒が18名と、高学歴の社員が多く、111名が宅建士資格保持者となっており、お客様が抱える課題を丁寧に解決できる環境が整えられています。 第6位 不動産業界平均年齢:株式会社ツクルバ 30.1歳 不動産テックを活用したリノベーション住宅プラットフォーム「カウカモ」を運営する株式会社ツクルバは、創業から8年後の2019年に東証マザーズに上場しました。メイン事業はカウカモの運営ですが、ほかにもシェアオフィス事業を展開しており、最短4ヶ月から利用できるなど、スタートアップ企業の支援も行なっています。 2020年5月にはカウカモにおける新サービス「セレック」を開始し、より容易にお客様がリノベーションプランを選択できるような工夫を続けています。 中途採用では、営業に加えて、エンジニアリングやマーケティングなどの職種でも求人を募集しています。 第7位 不動産業界平均年齢:株式会社GA technologies 30.5歳 2013年の設立からわずか5年で東証マザーズ上場を果たし、2019年10月期には390億円の売上高を記録。社員数は単体で300名以上、グループ会社を含めると500名を超える今大注目の不動産テック企業です。不動産情報メディア、不動産売買仲介などの総合ブランド「RENOSY」の運営を行っており、RENOSYでは最新のAI技術を活用することで、都心部にある資産価値の高い物件を選別し、最適な物件をお客様に販売することを可能にしています。 2019年には高級賃貸を得意とする株式会社モダンスタンダードを企業買収し、2020年6月には中国最大級の日本不動産ポータルサイトを買収。今後のさらなる事業拡大、グローバル展開が期待されています。 中途採用も行っており、現在、コンサルティングセールス、契約事務、不動産管理責任者の3つのポジションで求人を出しています。 <株式会社GA technologiesの現在募集中の求人> コンサルティングセールスの求人を見る 契約事務の求人を見る 不動産管理責任者の求人を見る 第8位タイ 不動産業界平均年齢:株式会社アールエイジ 31.0歳 従業員数26名ながら東証二部に上場している株式会社アールエイジの平均年齢は31歳。若い優秀な社員が少数精鋭で事業を行なっている企業です。メイン事業は東京と千葉を中心としたマンション賃貸管理で、お客様を第一に考え、「もっと不動産業からサービス業へ」を目指しています。自社企画・開発物件の販売も手がけており、個性的な意匠が特徴です。 現在、新卒および中途採用は行なっておりません。 第8位タイ 不動産業界平均年齢:株式会社グッドコムアセット 31.0歳 2005年創業の株式会社グッドコムアセットは、2016年にジャスダックに上場、2018年には東証一部への上場を果たしました。2019年10月期の売上高は230億円にも上っています。メインの事業は東京23区内での投資用ワンルームマンション販売で、資産経営のサポートをサービスとして提供しています。お客様は日本人のみならず、台湾にも支社を構え、海外投資家への販売も行っています。 第10位 不動産業界平均年齢:株式会社グッドライフカンパニー 31.1歳 福岡市に本社を置いている株式会社グッドライフカンパニーは、投資用新築1棟賃貸マンションを軸とした不動産マネジメント事業を、福岡市や熊本市を中心に展開しています。 マンション用地を投資家様に販売し、社内の一級建築士とともにご要望に応じた設計建築を行っていくことにより、投資家様にご満足いただけるマンションの建築を可能にしています。 営業のほか、施工管理や経理のポジションで中途採用を行っています。
2020年最新版 不動産業界社員数(単体)ランキングTOP10 (上場企業134社対象)
2020年12月16日
世の中には大企業と呼ばれる企業が約1万2,000社ほどありますが、グループ企業を除いた単体での社員数が多い企業は一体どこなのでしょうか。少数精鋭の企業も存在はしていますが、基本的には社員数が多いということは、それだけの社員を支えることができるほど事業が上手く行っていることを意味します。今回は不動産業界の上場企業135社(社員数を非公開としている65社を除く)のなかで、社員数が多い企業を調べてみました。ぜひ参考にしてみてください! ※各企業の有価証券報告書や会社四季報などを元に当社で編集をしております。 第1位 不動産業界社員数(単体):住友不動産株式会社 5,960名 不動産業界売上ランキングで第4位に入った住友不動産が、単体企業における社員数5,960名で第1位にランクイン。住友不動産は連結会社における社員数も13,676名と非常に多く、不動産業界における連結会社の社員数では第3位に入ってきます。 また、社員数に比例して会社の事業は非常に大きく、福利厚生や教育制度も充実しております。そのため、しっかりとスキルを身につけていきたい方や、大きな事業に携わってみたい方にオススメの企業です。 第2位 不動産業界社員数(単体):株式会社レオパレス21 5,820名 施工不備問題に揺れるレオパレスですが、社員数は非常に多く、3位とは約4,000名の差がついています。主力事業は単身者向けアパート『レオパレス』の賃貸経営。アパートのための用地仕入れから建築請負も行っています。 主にアジアにおける海外事業も展開しており、現地の駐在員や日系企業に対して、住居やオフィスなどの物件を紹介しています。海外事業に携わるためには言語力が必要となっており、言語力を生かしたい方にはピッタリのお仕事です。 第3位 不動産業界社員数(単体):イオンモール株式会社 1,788名 2020年11月で創業109年を迎える老舗企業のイオンモール株式会社。2007年にはショッピングセンターのデベロッパー企業であるダイヤモンドシティを吸収合併し、さらに企業規模を拡大。現在は国内に165店舗、海外に30店舗(うち、21店舗が中国)のイオンモールを運営しています。 部署は大きく分けて「開発本部」「リーシング本部」「営業本部」の3つに分類されます。誰しもが自らの目標に向かって挑戦できる環境が整っており、キャリアプランに応じて部署異動やキャリアアップの希望を会社に伝えることができます。また、海外勤務を希望することも可能です。 イオンビジネススクールと題して社員への研修も積極的に行なっており、店舗開発やテナントリーシング、デジタルマーケティングなどを体系的に学ぶことができます。 第4位 不動産業界社員数(単体):三井不動産株式会社 1,678名 不動産業界売上高ランキング第1位、不動産業界平均年収ランキング第3位に入った三井不動産が社員数でも第4位にランクイン。名実ともに日本を代表する企業であることが分かります。 新卒での採用のほかに中途採用を積極的に行なっています。応募条件は、社会人経験4年以上のみ。より多様な価値観を取り入れるため、総合商社や金融機関などから、業界未経験者も採用しています。また働き方改革を推進しており、フレックスタイム制を導入しています。 第5位 不動産業界社員数(単体):株式会社ティーケーピー 1,235名 2005年の創業以来、会議室のリーシングを主な事業として成長を続けてきた株式会社ティーケーピー。2019年にはレンタルオフィス最大手の日本リージャスを買収。テレワークなど、働き方が目まぐるしく変化する昨今の日本において、レンタルオフィスやコワーキングスペース運営にも注力しており、今後さらなる需要の高まりが期待されています。 現在募集中の求人は出ていませんが、不動産の仕入れ交渉を行う不動産開発や、会議室利用の提案を行う企画提案営業、会議室の運営スタッフなどのポジションがあります。 第6位 不動産業界社員数(単体):ハウスコム株式会社 1,020名 賃貸仲介を主な事業とするハウスコムは、1998年に大東建託のグループ会社として設立され、2011年に東証一部上場を果たしています。大東建託が管理している物件の取り扱いが多く、昨年度は76,856件もの仲介件数を誇っています。フランチャイズ化はせず、首都圏のほか、東海や関西、九州エリアに直営店を計186店舗展開しています。 オンライン内見やAIによるお部屋探しなど、最近では不動産テックの強化に注力しており、会社の3つの強みの1つに挙げています。(残りの2つは、商品力と提案力) 中途採用も行っており、それぞれの店舗がある地域に関わりの強い求職者を積極的に採用しています。また、未経験者でも応募が可能です。 第7位 不動産業界社員数(単体):三菱地所株式会社 903名 言わずと知れた大手総合不動産デベロッパーの三菱地所ですが、売上高ランキングに続いて、社員数ランキングでもTOP10に入りました。規模の大きさに比例して社員数も多く、903名の社員を抱えています。 東京駅の常盤橋地区において3.1haにも及ぶ大規模な再開発を進めていますが、新街区の名称が先日発表され、「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」に決定しました。日本一高いビルとなる390mのタワー(TORCH TOWER)は、2027年の竣工を予定しています。 三菱地所株式会社の求人に応募する 第8位 不動産業界社員数(単体):株式会社オープンハウス 825名 売上高ランキング、平均年齢ランキングでTOP10入りを果てしているオープンハウスが、社員数ランキングでもランクインし、成長の勢いを感じさせられます。1997年に創業したオープンハウスが東証一部に上場したのが2013年。上場以来増益を続けており、平均成長率は驚異の33.1%を記録しています。昨年度には売上高が5,000億円を突破し、今後のさらなる飛躍が期待される企業です。 第9位 不動産業界社員数(単体):パーク24株式会社 753名 駐車場運営最大手のパーク24株式会社は、時間貸し駐車場「Times(タイムズ)」をメインに展開している会社です。時間貸し以外にも、予約制や月極での駐車場の貸し出しなど、お客様のニーズに合わせたサービスの提供を行っています。また、駐車場運営にとどまらず、日本人の生活様式の変容に合わせて、会員制のいつでも利用可能な無人レンタカーサービスも提供しています。 駐車場運営のノウハウは海外でも評価されており、現在ではシンガポールやオーストラリア、イギリスなどでも事業を展開しています。 第10位 不動産業界社員数(単体):フジ住宅株式会社 682名 フジ住宅株式会社は大阪に本社を置き、近畿圏を中心に戸建住宅事業をメインに展開している企業です。新築戸建住宅はお客様が住まいづくりに参加できるように自由設計の家づくりを基本とし、50戸〜200戸規模の街づくりを得意としています。 また、安定した経営や整った労働環境も特徴で、経済産業省から4年連続で健康経営を行っている会社として表彰を受けているほか、総務省からは「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」を受賞しています。 営業経験や資格等の条件を設けていますが、中途採用での求人も多く募集しています。
【宅建取得を目指している方必見】宅建保有者が伝える宅建の独学勉強法
2020年12月16日
不動産業界での転職を進めるうえで、資格を持っているかどうかで合否が左右されるケースが多々あります。 この記事では、不動産業界では欠かせない宅建の独学勉強法をお教えするとともに、その他持っておくと不動産業界での転職において有利になりやすい2つの資格もご紹介いたします! 宅地建物取引士 概要 宅地建物取引士、通称宅建と呼ばれる資格は、不動産業界、特に営業として働くためには欠かせない資格となっています。売買契約時の重要事項説明は宅建保有者のみが行うことができ、宅建を保有していることを応募必須条件としている求人や、毎月1万円~3万円の資格手当がつく企業も少なくありません。転職を有利に進めるためにもぜひ取得しましょう。 試験情報 勉強法 STEP1:試験日を確認し、勉強時間を考える まずは試験までどれくらいの時間があるのかチェックしましょう。宅建試験は毎年1回、10月の第3日曜日に実施されます。勉強時間は少ない人で100~150時間程度、通常は200時間~300時間ほど必要であると言われています。試験は毎年1回しかないため、不合格であった場合はまた来年まで待つしかありません。私自身は極度の心配性のため合計約400時間を費やし、一発で合格することができました。勉強の得意不得意は人それぞれのため、試験日まで逆算して、自分が一日どれくらいの勉強時間が必要なのかを考えましょう。 STEP2:参考書を購入する 宅建取得のためにTACや日建学院などの資格学校に通う方もいますが、宅建は独学でも取得が可能です。なぜなら毎年約20万人が受験する資格であり、参考書が豊富に存在するからです。どの参考書を使用するかは実際に書店などで手にとり、自分が勉強しやすいなと思ったものを使用するのが無理なく続けるためのコツです。また、参考書に加えて、練習問題集、過去問題集も合わせて購入しましょう。 STEP3:詳細なケジュールを立て、勉強する STEP1で決めた勉強時間を参考にしながら、スケジュールを詳細に立てましょう。いきなり計画を立てずに勉強を始める人もいますが、合格までの道のりが分からず途中で諦めてしまう人が多いです。下記のポイントを参考にして、毎日の勉強の進め方を明確にしましょう。 ・ポイント① 過去問1年分 直近5年分の過去問はポイント④のためにとっておき、それ以外の過去問を1年分解いてみましょう。そうすることで自分の現在地を知ることができ、どのような問題が出題されるのかを大まかに把握することができます。 ・ポイント② 参考書2周 過去問を解き終わったら、参考書に取り掛かりましょう。まずは参考書をじっくり1周読み込みましょう。重要な箇所にはマーカーなどで強調し、2周目以降効率的に読み進められるようにしておきましょう。また、理解できない箇所がある場合には、インターネットなどで調べ、参考書に書き込むようにしてください。勉強を進めるうえで、最初の参考書1周目が一番つらい作業になります。宅建士を取得して活躍する自分を想像しながら、頑張ってください。(勉強が得意な人は、2周目は割愛しても大丈夫です。) ・ポイント③ 練習問題+参考書1周 参考書を2周読み終えたら、実際に練習問題を解いてみましょう。練習問題を解いていくと、必ず分からない問題に直面します。その都度参考書の該当箇所を開き、読み直すようにすることが重要です。また、解けなかった問題には×、解けたけど再度解き直しが必要な問題には△、解き直す必要がない問題には◯印をつけ、×と△が付いた問題は◯になるまで何度も解き直しましょう。人間は1ヶ月後には学習した約80%を忘れると言われています。練習問題と並行して、参考書を改めて読み直しましょう。出来るだけより実践的な問題に触れるため、時間の配分としては練習問題70%、参考書30%の比率がベストだと思いますが、自らの理解度に応じて上手に調整してください。 ・ポイント④ 過去問題集 練習問題の◯の数が全問題数の60~70%ほどになったら、過去問題集を解いていきましょう。ポイント①で解いた時と比べ、飛躍的に点数はアップしているはずです。あとはひたすら過去問題集および練習問題集を解き進めながら、分からない問題は解説や参考書を読むというサイクルを続けるのみです。 ファイナンシャルプランナー(FP) 概要 ファイナンシャルプランナーの資格を取得するためには、国家資格であるFP技能検定もしくは日本FP協会が行う民間資格のAFP・CFP®を受験する必要があります。FP技能検定は全部で3級~1級まであり、履歴書に書くためには2級以上が必要であると言われています。それぞれ学科試験と実技試験から構成されており、試験は日本FP協会と金融財政事情研究会の2団体が行っていますが、どちらを受験しても問題ありません。一方で民間資格であるAFP・CFPは、AFPがFP技能検定の2級に相当し、CFPがFP技能検定の1級に相当します。FP技能検定に合格した場合は資格に期限はなく更新する必要はありませんが、民間資格であるAFP・CFPは基本的に2年ごとに講習を受ける必要があります。 試験情報 ・3級FP技能検定 ・2級FP技能検定(AFP資格審査試験を兼ねる) ・1級FP技能検定 ・CFP®資格審査試験 全部で6課目から構成されています。1課目のみ受験し、数年にわたって全6課目合格を目指す人もいれば、 全課目を一気に受験する人もいます。 管理業務主任者 概要 管理業務主任者は管理委託契約時の重要事項説明など、宅建士と同様に、資格を持っている人のみが行うことができる独占業務があります。また、不動産管理業者は一定数以上の資格保有者を事務所に置かなければならず、不動産転職において非常に有利な資格です。マンション管理士の資格保有者は、マンション管理適正化法に関する5問が免除されます。 試験情報 最後に 今回は宅建、FP、管理業務主任者を取り上げ、宅建については勉強法をご紹介いたしました。実は勉強法でお教えしたSTEPやポイントは、宅建以外の勉強にもそのまま当てはめることができます。ぜひ参考にしてみてください!また、企業や職種によって必要な資格は変わってくるため、当社のキャリアコンサルタントに遠慮なくお尋ねください!
不動産ってどんな仕事があるの?職種や仕事内容を紹介!
2020年12月16日
この記事では、 何となく不動産業界かなと考えている方に、弊社がご紹介できる職種をわかりやすく解説。 「不動産」と聞くと、大変なイメージがあるかもしれませんが、今まで知らなかった職種の魅力ややりがいが わかるかもしれません。 不動産営業について 扱う不動産の種類によって多岐に渡りますが、ここでは代表的な不動産営業の種類を紹介していきます。 1:売買仲介 売買仲介営業は、新築不動産·中古不動産問わず、マンション、アパート、一戸建て、土地の売買など幅広く「不動産の売買」に携わります。簡単な業務の流れは、「お客さまのニーズをヒアリング」→「自社+マーケットに売りに出ている物件の中から、お客さまのニーズにあった物件を見つける」→「提案」までを行います。 <業務詳細> ■購入 ·お客様の希望ヒアリング ·物件提案 ·物件案内 ·資金計画サポート ·売買契約 ·引渡し ■売却 ·お客様の希望ヒアリング ·広告作成 ·物件掲載 ·お問い合わせ対応 ·売買契約 ·引渡し 売買仲介営業になるために必要な資格やスキル、知識、経験はなく、未経験から始めることは十分に可能です。また、宅地建物取引士の資格を保有していると売買契約時の「重要事項説明書」を読むことができるため、選考には有利でしょう。 2:賃貸仲介 賃貸仲介とは、部屋を借りたいと来店されたお客さまにマンションやアパートをご紹介するお仕事です。お客さまが内覧したい物件を、社用車で現地まで、案内をします。その後、物件がきまりましたら、申込書の受付·契約書の作成·入金手配·契約書記入捺印·鍵渡しの流れで契約を進めていきます。 不動産賃貸仲介の場合は営業担当者個人に売上目標を置かれるケースは少なく、店舗ごとに売上数字を追っていくことになります。 3:住宅販売 住宅販売とは、主に新築戸建て住宅を個人の顧客に向けて販売する職種です。自社やグループ会社で建築した戸建てを販売することになるため、物件に愛着やこだわりを持って仕事をすることができます。 <魅力·やりがい> ·成果が給与に反映されやすい ·営業スキルが磨ける ·不動産に関する専門知識が身に付く PMについて プロパティマネジメント(PM)とは、不動産経営に関する様々な業務をオーナーに代わって行う“不動産経営代行業”です。入居者の募集やクレーム対応、家賃の回収やメンテナンス計画の立案·実行など、不動産経営で悩みを抱えるオーナーから依頼を受けて、総合的なサポートを行います。 <魅力·やりがい> ·仕事の需要があり安定している ·幅広いニーズへの対応が身に付く ·建物の価値を最大化するための戦略が身に付く AMについて アセットマネジメント(AM)とは、不動産投資を行う方に対し、投資用物件の管理や運営を行うお仕事のことです。 <魅力·やりがい> ·幅広い知識とスキルが身に付く ·不動産相場の変動がわかるようになる ·投資家と信頼関係が築ける 用地仕入れについて 用地仕入れとは、不動産会社が販売するための土地を仕入れる仕事です。仕入れる土地の規模が大きい場合は複数の地権者が絡み合うため、権利問題等にも十分理解が必要です。 <魅力·やりがい> ·基本的に土日休みが多い ·街づくりの感覚を味わえる 事務職について 採用や総務、法務などを行う事務スタッフ職もあります。営業などと違い、基本的にノルマはありません。 <魅力·やりがい> ·営業がないから、業務に集中できる ·未公開物件をいち早く見つけられる 企画·開発について いわゆる「デベロッパー」といわれる不動産会社で活躍するお仕事です。「デベロッパー」とは、おもに「不動産開発」を専門に手掛ける業種です。マンションやビル·商業施設·市街地のプランニングを行い、土地の仕入れから外部業者への発注などを行います。いずれも事業規模が非常に大きいことが特徴といえます。 <魅力·やりがい> ·地図に残る仕事ができる ·会社によって海外で活躍できる ·大きな達成感を感じられる 技術職(施工管理)について 施工管理は建設工事の現場監督として工事全体の管理をする仕事です。建設現場では、施工管理による働く現場の人たちの安全管理、工期の遵守や予算の管理などがとても重要になってきます。 <4大管理とは> 工事を成功させるポイントとして、施工管理の「4大管理」というのがあります。どの工事現場でも重要視されています。 ·安全管理 建設現場で働く人たちに事故がないよう、安全のための設備を整えます。 ·工程管理 作業の進め方や必要となる職人の人員、重機の手配といった管理のことで、工程表通りに工事が進んでいるかチェックしながら作業を進めます。 ·品質管理 建設で使用する材料の品質管理と完成時の建物の強度や密度が規定を満たしているかを管理します。 ·原価管理 人件費や材料費の原価計算などを計算し、決められた予算内に完成させるための重要な業務です。 <魅力·やりがい> ·仕事の需要があり安定している ·職人さんと信頼関係が築ける ·カタチに残る仕事ができる
会社によって大きく変わる!?不動産管理の仕事で高収入を得る方法
2020年12月02日
「不動産管理会社の給与ってどの程度だろう…」 「会社の数はたくさんあるけど、高収入を得るためにはどの会社に入ればいいんだろう…」 不動産管理の仕事を目指す人の中には、そんな疑問を持っている人も多いでしょう。 一般的に不動産管理の平均年収は420万円程度となっています。 意外と少ないように感じたかもしれませんが、あくまで平均値ですので、高収入を得ている人もたくさんいます。 所属する会社や担当する業務内容によって、給与が大きく変わるからです。 ではどんな会社に入って、どんな業務を担当すれば、高収入を得られるのでしょうか? 本記事で詳しく解説していきます。 【不動産特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1.不動産管理会社の特徴 不動産管理会社で高収入を得る方法を知るためには、まず不動産管理の仕事の特徴を掴んでおくことが重要です。 以下に不動産管理の仕事内容と、会社の種類をまとめますので、しっかりと理解しておきましょう。 1-1.不動産管理の仕事内容 不動産管理とは、マンションやアパート、テナントビルなど賃貸物件の管理を行う仕事のことです。 不動産管理には、「プロパティマネジメント業務」と「ビルメンテナンス業務」の大きく分けて2つの業務があります。 【プロパティマネジメント業務】 プロパティマネジメントとは、不動産のソフト面における管理業務のことです。 主な業務としては、以下の通りです。 ・賃貸借契約書の締結、書類管理 ・テナント誘致のためのリーシング業務 ・入居者からのクレーム対応 ・家賃の回収、入金管理。 ・不動産オーナーとの折衝 【ビルメンテナンス業務】 ビルメンテナンスとは、不動産のハード面における管理業務のことです。 主な業務としては、以下の通りです。 ・建物の美観維持、衛生管理のための清掃 ・電気、消防、空調設備などの設備機器の保守点検 ・大規模修繕の計画作成、修繕計画表の取りまとめ ・退去後の貸室の原状回復工事 ・不動産資産価値向上のためのリニューアル提案 不動産管理の仕事の目的は、賃貸経営のパートナーとして、物件オーナーから仕事を委託され、不動産の収益向上に貢献することです。 他の不動産業界とは違った特色がありますので、転職を考えている人は仕事内容をしっかりと理解しておきましょう。 1-2.ビル管理とマンション管理で業務が異なる 不動産管理会社が管理する建物には、様々な種類があります。 大きく分けると、ビル(オフィスビル、商業施設、ホテルなど)とマンション(分譲マンション、アパートなど)に分けられます。 ビル管理は、ビルを賃貸しているテナントや所有者である不動産会社など、法人を相手に仕事するケースがほとんどであるのに対し、マンション管理は、マンションやアパートの入居者がメインの顧客で、個人を相手に仕事するケースが多いです。 ビル管理はテナントが入居または退去した場合の賃貸借契約の取り交わし、原状回復、入居工事の調整などに労力を要する一方、マンション管理は管理組合、理事会への参加といった入居者への対応で神経を使う場面が多いでしょう。 ビル管理がメインの会社か、マンション管理がメインの会社か、不動産管理会社への転職を検討する場合は、自分の適性をよく考えて決める必要があります。 2.不動産管理会社の種類 不動産管理会社には大きく分け、デベロッパー系、ゼネコン系、独立系の3種類の会社があります。 それぞれの特徴を説明します。 2-1.【デベロッパー系】 不動産デベロッパーの子会社やグループ会社などです。 親会社であるデベロッパーが開発した土地に建設された建物の管理業務を担当します。 旧財閥グループである三井不動産、三菱地所、住友不動産などが代表的な例です。 2-2.【ゼネコン系】 ゼネコンの子会社やグループ会社などです。 こちらはデベロッパーから建設を依頼されたゼネコンが親会社になり、親会社が建てたビルやマンションの管理業務を担当する場合が多いです。 2-3.【独立系】 親会社を持たない管理会社のことです。 デベロッパーやゼネコン系と違い、親会社から物件の管理を委託されるのではなく、自ら営業して案件を獲得していきます。 そのため、管理委託費は比較的安価になる傾向があります。 3.不動産管理会社で高収入を得るためには? では、不動産管理会社で高収入を得るためには、具体的にどんな会社に入社すれば良いのでしょうか? ぞれぞれの会社の特徴を以下にまとめます。 3-1.年収が高いのはデベロッパー系の会社 不動産管理会社の中で、もっとも年収が高いのは、デベロッパー系の会社です。 大手の不動産デベロッパーは元々の給与が非常に高く、子会社やグループ会社である不動産管理会社も親会社の給与を基準にしている場合が多いからです もちろん、親会社で働く人の給与水準と同格とまではいきませんが、経営基盤が安定しているので、福利厚生も充実しており、給与の額面以上に待遇が良い場合もあります。 特に旧財閥グループ(三井不動産、三菱地所、住友不動産など)の会社であれば、不動産管理会社としてはかなり上位に入れるでしょう。 ただし、高収入である分、仕事に対しては厳しさを求められることが多いので注意しましょう。 不動産デベロッパーは、運営する不動産の賃貸収入で利益を出すという目的があり、また会社のブランド力を向上させたい思いもありますので、管理の質に対しては高いレベルを求められます。 他の業界から不動産管理会社への転職を考えている人だけでなく、他の管理会社から転職を考えている人も、心に留めておく必要があるでしょう。 3-2.ゼネコン系は親会社の規模による ゼネコン系の不動産管理会社の場合、親会社の規模などにより、給与の水準も変わります。 親会社であるゼネコンが建設したビルやマンションの管理を担当する場合が多いです。 デベロッパーと同じく、親会社の給与が基準になりますので、親会社が大手であれば比較的高い給与が期待できます。 なお、親会社からの出向者が重要ポジションに就いていることが多いのも特徴のひとつです。 3-3.独立系の会社でも稼げる!? 独立系の不動産管理会社の給与水準は、上にあげた会社と比較すると低くなります。 親会社を持たない独立系の不動産管理会社は、積極的な営業をしていかないと管理物件を増やせないため、デベロッパー系やゼネコン系の管理会社と比較して、管理費は安くする傾向があります。 管理費を安くすれば、会社の利益も少なくなりますので、社員の給与の水準も落とさざるを得ず、どうしても親会社を持っている会社と比較すると見劣りしてしまいます。 しかし、独立系の不動産管理会社でも高収入を得る手段はあります。 近年、マンション人口の増加などにより、管理の需要が高まっており、不動産管理会社は全体的に人手不足の傾向があります。 特に独立系の会社はどこも人材に悩んでおり、求人数も多く出ています。 もし転職をするのであれば、自分の強みをしっかりアピールしつつ会社と交渉することで、高待遇での採用が叶う場合もあるでしょう。 特に不動産管理の仕事に有利な資格(宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士など)を持っている人は、基本給に加えて資格手当がつく場合も多いので、前もって取得しておくことをおすすめします。 4.まとめ 不動産管理の仕事内容や会社の種類、高収入を得るためのポイントを解説してきました。 ここまで説明した通り、高収入を目的にするのであれば、できるだけ大手の親会社を持つ管理会社へ転職するのがおすすめです。 しかし、給与だけに着目していては、転職に失敗する恐れがあります。 不動産管理の仕事の種類(ビル管理か、マンション管理か)、所属する会社が求めるスキルなど、給与以外の面もしっかりと考えましょう。 そのうえで自分に適した会社の候補をいくつか見つけ、その中から給与の良い会社に転職するのがベストな選択といえるでしょう。 【不動産特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
不動産管理職を目指す人必見!仕事内容や転職方法を解説
2020年12月02日
不動産管理職とは、マンションやアパートを始めとする賃貸物件の管理を行う仕事のことです。 不動産売買や仲介の経験者にとっては、仕事内容が共通する部分がありますので、同業界から転職を考えている人も多いでしょう。 また不動産業界が未経験でも、ご自身の備えている能力や適正次第では、転職することは十分に可能です。 しかし転職したいと考えていても、仕事内容や具体的な手順を把握していないと、転職活動もスムーズに進みません。 不動産管理職に関わらず、転職を成功させるためには、その業界のことをよく調べ、自分に合った転職方法を見つけることが重要です。 そこで本記事では、不動産管理職へ転職を考えている人へ向けて、仕事内容や向いている人の特徴、具体的な転職方法について解説します。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1.不動産管理の仕事内容と向いている人の特徴 転職方法の説明をする前に、不動産管理の仕事内容と向いている人の特徴を説明します。 1-1.不動産管理の仕事内容は大きく分けて2種類 不動産管理と聞くと、何となくアパートやマンションの住人のクレーム対応や、空き室の募集などのイメージを持つ人が多いかもしれません。 しかしそれは、たくさんある仕事の一部に過ぎません。 不動産管理は賃貸経営のパートナーとして、物件オーナーから仕事を委託され、不動産収益向上のために様々な仕事をこなす必要があります。 大きく分けると、 ・プロパティマネジメント業務 ・ビルメンテナンス業務 以上、2つの仕事があります。 それぞれの仕事内容を見ていきましょう。 【プロパティマネジメント業務】 プロパティマネジメントとは、不動産のソフト面における管理業務のことです。 主な業務としては、以下の通りです。 ・賃貸借契約書の締結、書類管理 ・テナント誘致のためのリーシング業務 ・入居者からのクレーム対応 ・家賃の回収、入金管理。 ・不動産オーナーとの折衝 同じ不動産でも、集合住宅とオフィスや商業が入っているビルとで、仕事内容に違いが出る点に注意が必要です。 転職する際は、どういったタイプの不動産を担当するのか、できるだけ情報を集めておいたほうが良いでしょう。 【ビルメンテナンス業務】 ビルメンテナンスとは、不動産のハード面における管理業務のことです。 主な業務としては、以下の通りです。 ・建物の美観維持、衛生管理のための清掃 ・電気、消防、空調設備などの設備機器の保守点検 ・大規模修繕の計画作成、修繕計画表の取りまとめ ・退去後の貸室の原状回復工事 ・不動産資産価値向上のためのリニューアル提案 特に設備機器のトラブルがあった際、スピーディな対応が要求されます。 何が原因で、どんな業者へ対応を依頼し、入居者に対しどのように説明すればよいのか、といった手順をしっかり把握しておかなければなりません。 1-2.不動産管理の仕事に向いているのはどんな人? 不動産管理の仕事内容が理解できたところで、具体的にどんな人が転職に向いているか、説明します。 【不動産やビルメンテナンスの知識がある人】 経験を活かして転職する場合、やはり不動産業界経験者がある人がもっとも適任です。 特に営業として不動産売買や仲介に携わった経験のある人は、知識を活かせるうえ、不動産管理に必要なコミュニケーション力も備わっているので、転職しやすいでしょう。 また、ビルメンテナンス業を経験している人にも、不動産管理の仕事はおすすめです。 賃貸管理の面においては勉強が必要ですが、前項で紹介した2つの業務のうち1つに習熟している点で強みがあります。 【コミュニケーション力のある人】 不動産やビルメンテナンスに関係する仕事が未経験であっても、コミュニケーション能力に自信がある人は、不動産管理の仕事で力を発揮できるでしょう。 不動産管理の仕事では、アパートやマンションの入居者やビルのテナント、さらに不動産のオーナーなど、様々な人と接する必要があります。 時にはマンションの住民同士のトラブルなど、難しい対応を迫られる場合もありますが、高いコミュニケーション能力を持っていれば、そういった場面でも解決策を導き出せるでしょう。 2.不動産管理職を目指すには転職エージェントがおすすめ 不動産管理職へ転職するには様々な方法がありますが、本記事では不動産専門の転職エージェントを使った方法をおすすめします。 具体的な手順を以下にまとめます。 2-1.不動産専門の転職エージェントに登録しよう 転職情報サイトの種類は数多くあり、どのサイトへ登録すれば良いのか、迷ってしまう人も多いでしょう。 転職情報サイトにも、通常の転職サイトと、転職エージェント式のサイトがありますので、どちらを選択するかによって転職活動も変わってきます。 ですが、不動産管理の仕事へ転職するという目的がはっきり決まっているのであれば、不動産専門の転職エージェントへの登録をおすすめします。詳しくは次の項で説明しますが、不動産専門の転職エージェントを利用すれば、非公開の求人も含め、通常の転職サイトより多くの情報を入手できます。また、不動産専門のアドバイザーから転職活動に関する様々なアドバイスを得られる点も大きいです。 なお、登録するうえで注意しなければならない点が、希望する職種、勤務地、年収などをできるだけ具体的に決めておくことです。そしてもっとも重要なのが、不動産管理職へ転職する目的を、明確にしておくことです。これは不動産業に関わらず、他の業界でも同様ですが、面接の際などでも必ず質問される事項です。また自分自身のモチベーションを高めていくためにも、なぜ不動産管理の仕事をやりたいのか、転職して何を成し遂げたいのか、しっかりと答えられるようにしておきましょう。 2-2.転職エージェントのメリットデメリット 転職エージェントは、転職の意思が固まっているのであればおすすめできますが、良くも悪くもアドバイザーの能力に左右されるところがあります。 以下に記載するメリットとデメリットを、よく理解したうえで利用するようにしましょう。 【メリット】 ・企業との調整をアドバイザーが代行してくれる ・企業と条件交渉をしてくれる ・面接対策など転職活動のアドバイスしてくれる ・登録者の能力、実績などを考慮したうえで最適な求人を紹介してくれる ・非公開求人の情報を入手できる ・履歴書、経歴書の添削をしてくれる ・転職に関係することを何でも相談できる 【デメリット】 ・アドバイザーとの相性によっては適切な求人情報が得られない ・アドバイザーの情報すべてが正しいとは限らず、見極めが必要になる ・アドバイザーの能力次第で成果が左右されることもある ・自分のペースで転職活動が進められないことがある 3.しっかりと自己分析したうえで転職を決めよう 転職を決める前に行っておきたいこととして、不動産管理の仕事が自分に向いているかどうか、自己分析することをおすすめします。 ご説明した通り、不動産管理の仕事は幅が広く、覚えるべき事項はかなり多いです。 また、たくさんの人を相手にしなければなりませんので、高いコミュニケーション力が求められます。 不動産業界の知識と人とのコミュニケーション力、どちらにも自信がなければ、仮に転職できたとしても続けることは難しいかもしれません。 前項で説明した仕事内容や向いている人の特徴を理解したうえで、自分自身に適正があるかどうか、ぜひ一度自己分析してみてください。 4.まとめ ここまで不動産管理職の転職について解説してきました。 最後に本記事でおすすめする転職の手順をまとめます。 1.不動産管理職の仕事内容を把握する 2.自分の経験や能力を振り返り、適正があるかどうか判断する 3.不動産専門の転職情報サイトを探す 4.特徴をよく把握したうえで、転職エージェントに登録する 5.アドバイザーの意見を聞きつつ、転職活動を開始する もちろん転職には様々な方法がありますので、上記の内容だけにとらわれる必要はありません。 この他にも情報を集め、ご自身にもっとも適した方法を探してみてください。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
業態ごとに解説!不動産業界で高収入を得るために知っておきたいポイント
2020年12月02日
不動産業界で働く人の給料について、どんなイメージをお持ちでしょうか? 不動産業界の営業マンなどを見ていると、忙しそうにしている反面、しっかりと稼いでいる印象がありますね。 高収入を得るのを目的に、不動産業界へ転職したいと考えている人もいるかもしれません。 では不動産業界へ転職すれば、必ず高収入を得られるのでしょうか? 答えはノーです。 不動産業界には様々な業態があり、会社の数もたくさんあるため、どの業態のどの会社に転職するかによって、給料は大きく変わります。 また、営業の場合はインセンティブ(歩合制)を取り入れている会社も多いので、成果を出せなければ高収入は得られません。 せっかく転職に成功しても、自分の能力を発揮できる会社でなければ、成果を出すのは困難ですので、仕事の内容を事前に理解しておくことが重要です。 そこで本記事では、不動産業界の業態の説明と、高収入を得るためのポイントについて解説します。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1.不動産業界の業態 不動産業界は大きく分けて4つの業態があります。 1-1.不動産デベロッパー(不動産開発会社) 不動産デベロッパーとは、大規模な土地や街の開発を手掛ける不動産会社のことです。主な事業の内容として、街の再開発事業、リゾート開発、大型商業ビルの開発、マンション開発、大規模な宅地造成などがあります。事業を進めるリーダーとして、開発計画の段階から関わり、土地の調達や行政への確認、ゼネコンへの工事発注など、すべての業務を担当します。 1-2.不動産売販売会社 不動産販売会社は、デベロッパーやハウスメーカーなどによって建てられた建物を販売する会社です。不動産の購入希望者の窓口となり、売買契約を締結することを目標に営業活動を行ないます。また、一軒家やマンション販売の広告を見て訪ねてきた人を物件に案内したり、住宅展示会を開催して来場者の応対をしたりするのも、不動産販売会社の仕事のひとつです。 1-3.不動産仲介会社 不動産仲介会社は、売買物件や賃貸物件の契約を仲介する会社です。売買については中古物件の取引が中心ですが、新築物件を扱う場合もあります。業務内容は住宅販売と似ていますが、仲介であるため、売主と買主、双方から手数料を受け取る点に違いがあります。また売主と買主の間に立ち、お互いが納得できる状態にできるよう条件交渉することも、不動産仲介会社にとって重要な仕事のひとつです。 1-4.不動産管理会社 不動産管理会社は、不動産オーナーから委託を受け、物件の管理・運営を行う会社です。マンションやアパートの入居者対応、ビルのテナント対応といった対人業務のほかに、設備機器の点検や修理、清掃、警備など、メンテナンスに関係する業務も行ないます。賃貸経営の知識とメンテナンスの知識、両方が求められる特徴があります。 以上、不動産業界の業態を説明しました。 ここまで読んでいただければ、どの業態の会社に就職するかによって、仕事内容が大きく異なることが理解できたかと思います。 それぞれの業態によって、求められるスキルや経験、人物像が変わりますので、「不動産業界へ転職したい!」という漠然とした考えではなく、具体的にどういった仕事をしたいのか、明確にしておくことが重要です。 2.不動産業界で高収入を得るためには? では、不動産業界で高収入を得るためには、具体的にどうすれば良いのでしょうか? 不動産業界の平均年収は約420~450万円程度で、意外と少ないように感じるかもしれません。 しかし業態によって給料の水準が異なりますので、それぞれの特徴を掴んでおくことが重要です。 2-1.もっとも稼げるのは不動産デベロッパー 不動産業界の中で、もっとも年収が高いのは、不動産デベロッパーでしょう。 年収は30代で1000万以上を稼ぐ人も珍しくなく、管理職まで上りつめればさらに高収入が見込めます。 不動産業界全体の平均年収と比較すれば、かなり高い水準にあるとわかるでしょう。 しかし不動産デベロッパーの仕事内容は専門性が高く、不動産の知識は必須であり、高いコミュニケーション能力や英語力まで要求されるため、スキルのない人の転職は極めて困難です。 また採用条件に関しては、新卒採用をメインにしている会社が多く、特に大手不動産デベロッパー(三井不動産、三菱地所など)は中途採用をほとんど行っておりません。仮に行ったとしても、高い学歴や能力を要求されますので、狭き門であることを理解しておきましょう。 ただし、大手デベロッパーの子会社や関連会社であれば、比較的採用の間口が広い傾向にあります。 もちろん親会社ほどの高収入は得られませんが、どうしてもデベロッパーへ転職したいのであれば、こういったところが狙い目かもしれません。 2-2.不動産売買は賃貸より稼げる!? 不動産販売会社・仲介会社は、営業として入社した場合、給与形態にインセンティブを取り入れている会社がほとんどです。 そのため、しっかりと成果をあげられる人なら、基本給にプラスして成果報酬が入ってくるため、高収入を狙えます。 一方、成果が出せなかった場合、成果報酬はなく基本給のみしか得られません。 不動産業界の基本給は19万~23万円程度ですので、会社員の給料としては少ない金額になってしまいます。 実力主義の傾向が強く、仕事に適正がなく成果を残せない場合、高収入を得るのは難しいと考えておきましょう。 また、業務内容が不動産売買か、不動産賃貸かによって、得られる収入が変わります。売買と賃貸では、一回の取引で扱う金額に違いがあり、基本的に売買のほうが大きな金額が動くため、成果報酬も高くなります。しかし売買のほうが幅広い知識やコミュニケーション能力を要求され、仕事の難易度が高い点はよく覚えておきましょう。 賃貸の場合は物件案内、契約書作成などがメイン業務ですが、売買の場合はこれに加えてローン審査や購入後のアフターサービスなども行わなければなりません。 不動産売買はお客様にとって一生に一度の買い物ですので、賃貸よりも取引に対する真剣さが違います。時にはお客様から厳しい要求や質問をされる場合もありますので、しっかりとした応対力が求められます。もちろん、こうした場合の対応力は賃貸を扱う場合も必要ですが、より高い能力が必要であると理解しておきましょう。 不動産販売会社・仲介会社の場合、業界内での転職も多く、賃貸をメインで扱う会社で経験を積んで、売買がメインの会社へ転職するというケースもあります。 ただし、先ほど説明した通り、賃貸と売買では業務内容に違いがありますので、必ず上手くいくとも限りません。 年収アップだけを考えて転職すると、失敗する可能性も十分にありますので、自分の能力と業務内容との相性をよく見極めることが重要です。 2-3.安定を目指すなら不動産管理 最後に不動産管理会社ですが、こちらは給与形態にインセンティブを設けず、固定給のパターンがほとんどです。 積極的に営業して稼ぐスタンスではなく、委託された物件の維持管理を行っていく仕事だからです。 給料に関しては、不動産売買の仕事で高い成果をあげている人などと比較すると劣るかもしれません。 しかし、固定給であるため成果によって収入が大幅に変わることがなく、安定的に稼ぎたい人に向いています。 不動産管理会社の数はたくさんありますが、大手不動産会社の系列であれば、親会社の給料を基準にしますので、比較的高い収入を得られます。 不動産管理会社は、仕事内容が売買や仲介といった業務と少し異なる面がありますので、自分に適正があるかどうか、よく考えてから転職を決めるようにしましょう。 3.自分に適した業態への転職が高収入になる近道! 以上、不動産業界の業態ごとの特徴と、給料について解説してきました。 業態によって給料の水準が異なることが理解できたかと思いますが、転職先を選ぶ際は、給料の水準だけで決めず、自分に適した仕事かどうかを考えることが大切です。 たとえ給料の高い会社に転職できたとしても、自分に向いていない仕事では成果をあげるのは困難です。 一方、給料の水準がさほど高くない会社でも、自分の能力を発揮できる会社であれば、成果報酬を得られたり、出世して給料を上げていくことが可能なので、活躍次第では高収入を得られます。 そのため、不動産業界で高収入を得たい人は、まず一度自分の得意分野が何であるかを考え、業態ごとの特徴と照らし合わせ、もっとも適した業態の会社への転職をおすすめします。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
【後編】恋愛と不動産営業の仕事は同じという極論が、まんざら嘘でもないという話(渾身の説明付き)
2020年11月02日
※こちらは後編になります。前編を読んでいない方は先にこちらをお読みください。 【前編】恋愛と不動産営業の仕事は同じという極論が、まんざら嘘でもないという話(渾身の説明付き) 相手からヒアリングした内容とこちらの提案の「つながり」が必要 上司がよく使っていた言葉は「後出しジャンケン」をすること。顧客が何を出したかを確認(ヒアリング)してから、はじめてこちらも出す(提案)。その逆をやったら負けてしまう=失注してしまう確率が高まるというのである。そして、ヒアリングした顧客のニーズに対して、提案はそのニーズにリンクしているもの、ニーズを解消するものにしなくてはいけない。 恋愛で言えば、お気に入りの女性に好きな食べ物をヒアリングをして、その答えがもし焼き鳥だったら、焼き鳥デートに誘う提案をする、という具合だ。 こちらが先に提案をするのではなく、先にヒアリングをして、相手のニーズに合った提案をする。当たり前のように思えるが、経験があまりないと意外と提案を先にしてしまう人が多い。 不動産営業で言えば、ヒアリングをして顧客のニーズが把握できても、万が一自社商品でニーズにあった商品(提案)が無ければ、代替品を持ってくるか、説得するか、諦めるか、となるだろう。ニーズに合ったものを商品として持っていたら購入してもらえる可能性が高くなる。 必ずヒアリングした内容(顧客ニーズ)とこちらからの提案が繋がっていなくてはいけない。繋がっていれば成約確率が上がり、繋がっていなければ「この営業、私の要望をわかっていない」ということになってしまうからだ。 必ずヒアリングして顧客のニーズを把握したら、こちらの提案がその顧客のニーズを解消するようにリンクさせる(つながりを持たせる)ように心がけよう。 実はこれができない人が多い。告白しなきゃお付き合いは始まらない! 恋愛で気になっている女性とデートを重ねたり、コミュニケーションを取り続けていくと、たくさんのヒアリングができてその女性の性格・好きなこと・嫌いなこと・興味・夢など幅広い情報を得ることができるだろう。 もし、それらにおいてお互いの共通点があったり、逆に彼女が持っていないものを補完できるものをあなたが持っているとすれば、適切な自分自身のアピールもできるようになる。「提案」は何もデートのお誘いだけではなく、相手に好きになってもらうようなアクションも含まれる。 告白 = クロージング そして、大変重要なイベントが「告白」だ。これをしないとお付き合いは始まらない(私の友人夫婦でお互い告白もプロポーズもせずに結婚している人もいるが、なかなか通じ合っていないとそうはならないだろう笑) 何度もデートを重ねているのに、告白するタイミングが遅過ぎたり、逆に出会ってすぐ告白してしまうのも「お付き合い」という成約を得るために失敗する確率が上ってしまう。それでも告白しないよりはマシだ。これは私の持論かもしれないが、早過ぎる告白はまだいいほうだ。遅すぎる告白や告白をしないというのが最もタチが悪い。 不動産営業でよく未経験者や若手の新人営業がやってしまうのがコレだ。顧客ニーズをヒアリングした後に、ニーズに合った自社の商品説明(マンション・戸建てなど)でウリや特徴などのポイントを提案するところまではできる人も多い。一方、恋愛で言う告白にあたるクロージング、特に「テストクロージング」ができない人が非常に多い。私達にとって告白することがとても勇気がいるプロセスであるのと同じように、不動産営業の「テストクロージング」の瞬間はとてもドキドキするし、緊張感が伴う。そして怖くてこれができない人が多い。 テストクロージングとは、一言で言えば「顧客の購入意思を確認すること」だ。最もダイレクトな言葉でするテストクロージングは顧客に対して「ご購入いただけそうですか?」というもの。 通常、「クロージング」とは資金計画作成やローン支払いシミュレーションなどを用いながら、成約に向かって進めていくプロセス全体を指す。ここはそこまで緊張しない。一方「テストクロージング」はどちらかというと顧客にダイレクトに「買っていただけますか?」と聞くのに近いのだ。緊張の瞬間だ。これは私の経験上、大胆な性格の営業、感覚がズレている営業、天然の営業、空気が読めない営業にとっては当たり前にできるのだが、小心者タイプや繊細系や普通の常識がある営業にとってハードルが高くなるものなのだ。 そして、そのタイミングもとても重要だ。顧客がモデルルームに来ていきなり「購入していただけそうですか?」と質問したら、面食らうか怒らせてしまうだろう。恋愛で言えば、初対面の時にいきなり「付き合ってください」と言うのと同じだ(笑) ただ言わないよりは良い。一番ダメなのは告白しない=テストクロージングしないことである。必ず買っていただけそうか、商談の最後に聞くようにしよう。買っていただけないという回答がきたら、なぜか?もしくはどうしたら買っていただけるか?を聞けばよい。その時に顧客の不安・不満・誤解などが出てくるはずなのでそれが解消できるようなら、購入いただける確率は上がるだろう。 出会いからお付き合いまでは本当にじっくりが良いのか 最後に、よくこの手の話をすると「マンション営業などは高額な商品のため、じっくり考えて購入していただくので、恋愛に近いかもしれないが、はじめて商品を見てからすぐに購入するのと違って、恋愛は長い期間お互いを知ってからではないと成就しないと思う」という意見をもらうことがある。もちろん、そうとも言えるだろう。 恋愛も不動産営業も、初回接触からヒアリングまでの間に何度も対面したり、時間を共有する必要はあるかもしれない。それはあなたがどのくらい早くその人とお付き合いしたいか、もしくは営業であればどのくらい早くその人に商品を買っていただきたいかに関係する。なので、じっくり進めたければ、それはそれで良い。 ただし、気をつけてほしいことがある。 恋愛であれば、極端な話、自分が時間をかけすぎている間に、誰かがその女性にアプローチをしてしまって、他の誰かとその女性のお付き合いが始まってしまったらどうだろう。 「もっと早くアプローチをしておけば良かった」と大きな後悔をするはずだ。もちろん、時間をかけてじっくり信頼関係を築いていくことは大切だ。ただしその時間が長くなればなるほど、ライバルの男性が現れて大好きな人を奪われてしまう確率も高くなってしまうかもしれない(ちょっと私は危機意識が強過ぎる傾向があるが笑) 不動産営業に関してもそうだ。お客様には予算というものがある。特に商品が不動産のように高額なものだと、食材や文房具や洋服などと違い「あれもこれも買ってしまおう」ということができない。大体「この物件を買う」となったら、ほとんどもう一つ別でも買うということはない。これも恋愛と同じだ。 一度自社で成約したらすぐに競合物件を買うことは無いが、チャンスを失って競合物件を先に買ってしまったら、しばらくは自社の物件をご購入いただくことはまず難しい。(恋愛のほうが、まだ、すぐに別れちゃうというのはあるが、不動産は買い替えとか難しいかもしれない) いかがだっただろうか。大の中年男がここまで恋愛と不動産営業の共通点を熱く語った記事があっただろうか(笑)どこまで皆さんに伝わるかはわからないが、この世に同じものが二つとして無い人間と不動産だからこそ、また価値が高くてなかなか生涯の成約件数が少ない恋愛と不動産だからこその共通項が見て取れたのではないか。 奥が深い恋愛と不動産営業。ずっと大切にしていきたい2つの比較記事を残せた身として、感謝極まりない(完)
不動産業界で働く人の悩みとは? 数百名の不動産営業のキャリア相談に乗った私が語る、ぶっちゃけトーク
2020年10月31日
今回のコラムでは、これから不動産業界に飛び込みたい!と考えている方向けに、不動産業界で働く人のリアルな声をまとめてみました。 不動産業界未経験の多くの方は、『稼ぎたい!』『自己成長させたい!』『高額商品を扱いたい!』などなど、不動産業界のお仕事に対してキラキラしたイメージを持ち、期待を持って不動産業界への飛び込むことの相談をしてくれます。 不動産業界で働いていた(不動産売買仲介)私だからこそ、確信を持って回答をできますが、上述のイメージは間違っておりません。歩合給が採用されている企業であれば、成果に見合っただけの給与が手に入ります。(私の友人は、20代半ばにして1,500万円程稼いでいる強者もいました。)また、不動産という商材だからこそ、切っても切り離せない関係にある金融や法律関連の知識もつき、自身の成長に繋がったと思います。 最後に、高額商品は賃貸系のお仕事意外であれば、必ず取り扱うことになるでしょう。私自身は、安価なもので1,000万円前後、高額なもので数億円のものまで取り扱っておりました。 一見、魅力的な部分が多い不動産業界。果たして、中で働く人はどんな悩みを抱えているのでしょうか。在籍する不動産会社から同業界内にて転職を考えている方、もしくは不動産業界から他業界への転職を考えている方の転職理由で多いものをランキング化することにより、お届けしたいと思います。 1.不動産業界人の悩み、転職理由トップ3 第1位: 休みがない。休めない。 圧倒的に最も多い、転職理由です。業界人の転職理由の50%ほどは、この理由ではないでしょうか。 『週に1度しか休めない』『毎日帰りは0時前』『最後いつ休んだかわからない』などなど、皆様お疲れになっている方が多いですね。 また、中には『土日休みが取れないから』という理由で別業界へのご転職を考える方もいらっしゃいます。不動産業界では周知の事実ですが、不動産業界における休日で一番多いのは、『水曜日』であり、火曜日と水曜日、水曜日と木曜日、などの休日形態が最も一般的です。それではなぜ、『水曜日休み』なのでしょうか。 第一の理由は、土日が忙しくなる業界だからです。基本的にお客様商売になるため、お客様がお休みのお日にち、つまり土日が不動産業界人にとっての繁忙日になります。当時は私も、土日は丸一日お客様対応をしておりました。そして事務作業を月曜日、中日の火曜日水曜日をお休みし、木曜日、金曜日に再度事務作業や土日の準備など行っていたと記憶しております。 第二の理由は、“水曜日は縁起が悪いから”という迷信のような話もあります。冠婚葬祭や催し事は、暦を見て日にちを選ぶことも多いですが、何故不動産業界では水曜日は演技が悪いとされているのでしょうか。それは、『契約が水に流れるから』ということがその文字から連想されるため、ということが言われているようです。 第2位: 業務量と給与のバランス 特に、5名程度で運営をしている店舗でお勤めの方に多い悩みです。個人経営系の不動産会社の場合、1名の方の業務負担割合が多く、例えば賃貸仲介会社であれば、賃貸物件のご提案、ご案内、契約書類作成、契約、その後の管理まで、全てを担っていることが多く、成果を上げたいが為に多くのお客様を頑張って対応し、その結果として業務過多になり休めなくなる、というサイクルに陥っている方を多く見て来ました。 また、やはり一人当たりのキャパシティは存在する為、流石に1名の営業担当がそう多くのお客様を全員一気通貫で対応することもできず、業務量の割にあまり稼げない・・という悩みも多く聞きます。転職時には、是非業務の分業制が敷かれているか、営業に集中できる環境にあるかどうか、を確認して見てください。 第3位: 社内環境 これは少々お話するのも憚られますが、社内環境の悪さ、つまりはパワハラやモラハラ、さらには暴力などが原因でご転職を考える方も0ではありません。 もちろん、不動産業界に限った話ではありませんが、男性比率の多い業界ということもあり、今でもそのような慣例のある会社はあるようですね。 この辺はなかなか入社してみるまで見えて来ない部分ではありますが、心配であれば、OB訪問をしてみる、転職の口コミサイトをチェックする、などして事前に把握できるよう行動を取ることが大切です。 2.おすすめ企業紹介 ランキング形式で1位から3位までをピックアップしてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。 少し心配になった方も少なくはないかと思いますし、不動産業界への転職は再考しよう、と考えている方も中にはいるかとは思いますが、上記実は、規模の小さい不動産会社にお勤めの方に特に多いお悩み、転職理由です。 基本的には、昨今の『働き方改革』の推進などにより、大手企業ではあまり見られなくなっております。以下では、ランキング1-3位で挙げた、不動産業界で働くことの悩みを払拭できるようなおすすめ求人を紹介します。 ●株式会社ホークワン 業態: パワービルダー / ハウスメーカー 職種: 仕入れ職 オープンハウスグループのハウスメーカーにおける求人になります。コロナ禍の中でも、増収増益を続けている成長企業です。戸建分譲事業がメインであり、営業担当が仕入れからプランニング、引き渡し、アフターフォローまでを一貫して行うことができます。中でも本求人の特筆すべき点は、なんと言っても『ライフワークバランス』を取りやすい会社環境ということができるでしょう。基本的に18:00以降の残業は一切不可。PCがシャットダウンして動かすことができなくなり、どうしても残業希望の場合には残業申請を行わないといけないほどの徹底振り。 休日もしっかり取ることができ、仕事とプライベートを両立させることが可能です。 ●ケイアイスター不動産株式会社 業態: パワービルダー / ハウスメーカー 職種: 仕入れ職 『日本一憧れの会社』を目指し、様々な福利厚生制度を立案・導入している会社です。従業員満足度が非常に高く、『働きがいのある会社ランキング』では2年連続の入賞を果たすなど、非常に社内の環境が良く、従業員もイキイキと仕事ができていることが伺えます。女性社員や外国人社員も多く活躍しており、多様性にも富んだ企業ということが言えるでしょう。コロナ禍においても地方への進出を積極的に行っており、積極採用中。近年圧倒的な成長を誇る企業にて働くことは、自己の成長にも大きく繋がるのではないでしょうか。 ●住友不動産販売株式会社 業態: 不動産仲介事業 職種: 売買仲介営業職 『今は何よりも給与を最重視したい!』という方にイチ押しの求人です。不動産業界人のお悩みの一つに、『業務量と給与が見合わない』というものをあげたかと思いますが、同社はそんな心配無用です。成果をしっかり社員に還元する報酬制度が整備されており、なんとその平均年収は800万円。また、3人に1人は1,000万円超えの年収を実現しております。年齢や社歴よりも実績を正当に評価する人事制度も準備されており、『若い頃から実力で上まで登り詰めたい』という方にももってこいの求人ではないでしょうか。 上記の企業の求人を、全てご紹介可能ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ! 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 3.まとめ ご一読いただき、ありがとうございました。不動産事業所は全国で30万件を超え、その数はコンビニの数よりも数倍多いと言われております。その中からあなたにとって良い企業を選ぶことは困難に聞こえるかもしれませんが、本コラムがあなたの不動産業界デビューの一助になれば幸いです。
不動産知識ゼロでも不動産営業職への転職は可能! 未経験でも積極採用中の企業もご紹介
2020年10月31日
不動産業界でもとりわけ人気な職種『不動産営業職』。『高額な商材を扱いたい!』『とにかく稼ぎたい!』『“住”に関わる仕事がしたい!』などなど、皆様それぞれ、様々な思いを持って不動産営業職への転職を希望する方がいるかと思いますが、そもそも他業界から不動産営業職への転職は可能なのでしょうか。今回は、不動産営業職へのご転職で有利な出身業界をピックアップしてみました。 1.現在の不動産業界転職市場(2020年10月現在) 各メディアでは、新型コロナウイルスの影響受けている業種の経営状況などについて報道されており、新型コロナウイルスにより倒産を余儀なくされた企業もあります。これまで、不動産業界の転職市場は、業界自体が好調だったこともあり、求職者が多くの求人を選べる状態、いわゆる『売り手市場』が続いていました。 しかし、新型コロナウイルスの影響により、現在は求人数が減少し、1人の求職者当たりの求人数を示す「有効求人倍率」も低下しています。観光業や航空業など移動にまつわる業種では、中小企業だけでなく大手企業の経営破綻も報じられました。これらの現状が、不動産業界転職市場を 『買い手市場』へと移行させており、2020年10月現在において、不動産業界への転職は採用ハードルが上がっている、つまり企業側の目線が厳しくなっている状だと言えます。 具体的には、コロナ前はどの業界出身者であっても、多少の営業経験があれば採用していた企業も、現在はできる限り即戦力を求めている状態にあるのです。次に、このような状況下でも、比較的有利な業界をピックアップしてお伝えします。 2.業界未経験から不動産業界への転職に有利な業界トップ③ 第一位: 金融業界営業職 お仕事を探すために、求人サイトを見た際、『金融業界』と『不動産業界』が同じグループに所属していることを見たことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。不動産営業職は、日用品などと比較しても高額な商材を取り扱うため、金融関連の基礎知識や、少なくとも数字に強いことが必須になります。例えば、住むためのマンションや一戸建てを購入する場合でも、殆どの方が金融機関の『住宅ローン』を利用して購入されますよね。不動産と金融は、切っても切り離せない関係にあります。 金融業界を経験していると、不動産業界への転職をするに当たって大きアドバンテージになると言えるでしょう。 第二位: 人材業界営業職(キャリアアドバイザー / キャリアコンサルタント) 特に、キャリアアドバイザーなどの転職、就職のサポートをしている職種の方は重宝されます。不動産営業職は、人生に幾度とないお客様の不動産購入のお手伝いやサポートを、お客様のニーズをしっかり汲み取り、寄り添いながら二人三脚で行います。その点で、求職者様の要望を汲み取り、お仕事探しのお手伝いをする人材紹介業の仕事は、不動産業界の営業職と通ずるところがあると言えます。 第三位: 自動車業界販売職 不動産営業職は、1,000万円~数億円、数百億円の高額商材を扱うことになります。お客様の大きなお買い物をお手伝いするため、お客様と信頼関係を構築することは必須であるといえるでしょう。 そういった点で、自動車業界にて車の販売に従事されていた方は、丁寧な顧客対応や信頼関係構築能力が備わっている方が多く、不動産業界の営業職としてオファーがかかることが多いです。 その他: 上記一位〜三位では、有利な業界として3つピックアップをしましたが、どの業界にも当てはまらないからと言って、可能性が0ではありません。どの業界出身者であっても、営業成績全国上位や、目標達成率200%超え!など、胸を張れる『実績』があれば、多くの採用担当の目を引くことができるでしょう。 3.業界未経験者歓迎求人3選 ここからは、不動産業界未経験者でも大歓迎の求人を3つ選んで、お届けします。 ① 住友不動産販売株式会社 職種: 不動産売買仲介営業職 想定年収: 300万円〜3,000万円(上限なし) 特徴: 『営業力には自信がある!』『成果が報酬に反映される環境で働きたい!』『環境の整った企業で働きたい!』という方に特におすすめです。日本が誇る財閥系グローバル企業である『住友グループ』の不動産販売の役割を担う企業における求人です。 特筆すべきはその社内制度と報酬の設計。社内研修制度、キャリア制度が充実しており、個人の成長を全面的にバックアップする体制が整っております。また、入社後1年の実績によって昇給・昇格が可能な『スペシャルキャリア制度』なども用意し、社歴や年齢に関係のない評価制度を設計しております。社員の平均年収は800万円を超え、3人に1人の年収が1,000万円を超えます。 業界では類を見ない、高水準の給与設定ということができるでしょう。 ②東京BIG HOUSE株式会社 職種: 戸建て用地仕入れ職、販売職 想定年収: 430万円〜1,000万 特徴: 不動産業界での営業と聞けば、『完全実力主義』『個人主義』『営業スキルが高くなければ難しそう』など、業界未経験の方からすると中々一歩踏みだしづらいイメージがあるのではないでしょうか。そんな心配をして、足踏みしている方は本求人必見です。もちろん成果は追求されますが、同社は個人プレイよりもチームプレイを重視し、どのようにチームとして成果を上げるか、という点を重要視しているため、個人の成績に加えてチームとしての成果も評価基準に導入されているほど。また、数々のユニークな『働きがい』向上のための取り組みも行なっており、それが高く評価された結果、『働きがいのある会社ランキング2020』に上位入賞を果たしております。業界未経験でも、不動産営業職にチャレンジしたい!という方は是非ともおすすめの企業です。 ③ケイアイスター不動産株式会社 職種: 用地仕入れ・開発職 年収: 300万円〜1,000万円(経験・スキルに応じて総合的に判断) 特徴: 主に関東圏を中心に分譲住宅の開発事業を手がける東証一部上場企業です。近年では、仲介事業やリノベーション事業も展開し、積極的なM&Aも実施することで売上400億円増・連結売上4倍を記録し急成長・急拡大を遂げております。 この度、商圏エリアを全国へと拡大するため、各地方都市圏における『分譲用地の開発・仕入れ』メンバーを募集しています。同社求人の特徴として、土地仕入れ後の開発企画にも携わることができ、仕入れ面積・エリアによってデザイン・間取り・価格を設計することができます。 『まちづくり』に直接関与できるのは非常やりがいを感じられるでしょう。 インセンティブ制度もあるため、頑張れば頑張った分だけ稼げるのも特徴の一つです。また、同社は、『日本一憧れの会社』を目指しており、様々な福利厚生制度を立案・導入しているため、従業員満足度が非常に高く、働きがいのある会社ランキングでは2年連続で受賞しております。 今回ご紹介した3社とも【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSではご紹介が可能です。お気軽にご相談くださいませ。 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 4.まとめ 業界未経験者向けに、不動産転職に有利な業界やおすすめ求人を書きましたが、いかがだったでしょうか。未経験業界への転職は不安も多くあるかと思いますが、心配な場合にはぜひ一度リアルエステートWORKSのキャリアパートナーに相談してみてくださいね。
不動産業界に転職しよう!転職エージェントを活用して求人を探そう!
2020年10月31日
不動産業界に転職をしようと考えた時に、どうやって求人を見つければいいのか戸惑うことはありませんか。また転職を望むのであれば、転職をする上での重要なポイントとは何なのかを、きちんと知っておきましょう。宅建などの資格を持っていれば転職しやすいのか、それとも経験がなくてはダメなのかなどいろいろ不安もあります。そんな時は不動産特化の転職エージェントサイトへ登録しましょう。一人ひとりに合った企業を、提案してくれます。 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 求人の見つけ方 不動産業界に転職した、そう考えた時にどのようにして求人を見つけますか。基本的にはハローワークや求人刺しい、WEBの求人サイトなどでしょう。しかしなかなかいいところは見つからない、うまくマッチングしないなどといったこともあります。 そんな時には、転職エージェントに登録してみましょう。そもそも転職エージェントとは、転職サイトとは少し違って専属のエージェントが付いて転職を斡旋してくれるものです。そのため、一人での転職活動に行き詰った時には、特におすすめです。 転職エージェントとは? 転職エージェントを利用したことはあるでしょうか。転職エージェントとは、求人を募集する企業と、転職を希望する求職者との間に立ち、企業と求職者双方に求める人材や企業をあっせんするための組織です。 転職エージェントにもさまざまな種類がありますが、不動産業界に転職したいのであれば、不動産特化の転職エージェントに登録しましょう。時には専門用語を交えなくてはならない場合もあるため、できるだけ知識のあるエージェントが望ましいです。中にはエージェントのプロフィールを見て、指名できるところもあるのでいろいろと探してみることをおすすめします。 マッチングをしてくれる 転職エージェントの主な仕事は、企業と求職者のマッチングです。そのため登録するとエージェントからカウンセリングがあり、入力した情報とカウンセリングの結果から探している条件に合う企業を紹介してもらうことができます。 ただし、サイトによっては一定以上の能力がなくては登録できないところや、利用が有料であるところもあるため注意が必要です。うまく転職エージェントに登録でき、求人を紹介してもらうことができたならそのまま面接に進みます。 転職エージェントによっては会社を円満にやめる方法や転職時に必要な書類を教えてくれる、履歴書を添削してくれる、面接の指導をしてくれるなどさまざまな手助けをしてくれます。 スカウト待ちになることもある 転職エージェントによっては、スカウト待ちのところも多くあります。そういった時は登録だけでよく、特に何もしなくても企業側から会社にふさわしいと思った人物にスカウトメールが届きます。ただしスカウト待ちのサイトは即戦力を求めているところが多く、高い技術や経験が要求されるところも少なくありません。 非公開求人を紹介してもらおう 転職エージェントのサイトには求人が2種類あります。それが公開求人と非公開求人です。公開求人の場合は、依頼を出した企業名が隠さず公開されている求人であり、ほかのサイトにも出している可能性があります。 非公開求人とは 非公開求人は、企業名を明かさずに求人を出しているものです。理由はさまざまですが、急いで募集したい場合や即戦力が必要な場合には、非公開で求人募集をします。非公開求人の利点は、基本的に付き合いのある一つのエージェントサイトにしか出さないという点です。 そのため、非公開求人であれば、応募したときにすでに別のサイトで決まってしまった、気が付かずに二重に申し込んでしまったというようなことが避けられます。こういった非公開求人案件を多数抱えているエージェントだと、うまくマッチングする求人を見つけてくれる可能性も高くなります。 登録できるのは一つだけ? 転職エージェントサイトには登録したものの、一つだけしかいけないのか、それとも複数登録してもいいのかどうかが気になるところです。特に初めての利用であれば、気になるところです。しかし、急いでいるときなどは悠長に待っていられません。 実は転職エージェントサイトの登録には限度はありません。いくつもの転職サイトに同時に登録するように、転職エージェントも複数登録しましょう。むしろ一つだけしか登録をしなければ、いつまでたっても転職できない、ということにもなりかねません。 不動産業界の転職においてあると便利な資格 不動産業界では、案外あると便利な資格もたくさんあります。その中の一つでも持っているなら、転職もしやすくなるでしょう。 宅地建物取引士 あると便利な資格の1つ目は、宅地建物取引士です。いわゆる宅建と呼ばれる国家資格で、不動産業を営む時には一つの事務所につき5名に1名の割合で資格取得者が必要になります、そのため社員に宅建の資格を求める企業は多くあります。ちなみに宅建は、合格率がわずか15パーセント程度という難関です。 不動産コンサルティング技能士 あると便利な資格2つ目は、不動産コンサルティング技能士です。しかしこちらは一級建築士と宅建、不動産鑑定士といった資格を持っていなくては、試験さえ受けることができないという驚きの難関資格です。試験の合格率は比較的高くて45パーセント前後であっても、受験資格を得ることが難しい資格です。持っていれば不動産業界では引っ張りだこなのは、間違いありません。 任意売却取扱主任者 あると便利な資格3つ目は、任意売却取扱主任者です。国家資格ではありませんがその分合格率も高く、何より持っているだけで不動産の任意売却に関する知識があるとわかってもいらえます。難しい資格ではないので、不動産業界に転職したいのであれば、ぜひ取得しておきましょう。 マンション管理士 あると便利な資格4つ目は、マンション管理士です。実はこちらの資格は立派な国家資格です。マンションを管理するいわゆる管理人ではなく、マンションの管理・維持などに関するコンサルティングや助言を行うための資格になります。合格率は宅建よりも低くて、わずか8パーセント程度ですが、とっておいて損のない資格には違いありません。 インテリアコーディネーター あると便利な資格5つ目は、インテリアコーディネーターです。意外に思うかもしれませんが小さな不動産会社であれば、社長や社員が賃貸マンションの退去後の壁紙を選んだり内装を改築するのにインテリアを考えたりすることもあります。 そのほかにも、モデルルームの配置や店舗のレイアウトなど、さまざまな場面で役立つ資格です。もちろん賃貸の営業をするときにも、具体的にアドバイスがしやすいために、おすすめです。こちらの資格を持っているだけで、不動産業界への転職もしやすくなります。 転職に宅建は必要? そもそも不動産業界ではもっとも有名といっていい資格の、宅地建物取引士はとっておいた方がよいのでしょうか。資格を取得しておいた方がいいのはもちろんですが、資格がなくても不動産業界に転職できるのかどうかが問題です。 とはいえ、不動産業界に転職するのに、必ずしも宅建の資格が必要というわけではありません。そのほかの資格もあくまであると便利というだけで、全く資格がなくても雇ってくれるところはあります。特になくても、転職自体は可能です。営業などの経験があり、人とコミュニケーションをとるのがうまければなおさらでしょう。 まとめ 不動産業界に転職したいと希望するなら、ぜひ不動産特化の転職エージェントを探して登録してみましょう。一人で転職サイトやハローワークに行くよりは、専門のエージェントに手助けしてもらう方が自分に合った企業を見つけられるチャンスです。まずは登録して、求人を斡旋してもらってください。 【不動産業界特化型転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
転職エージェントとは?どんなことをしてくれるのか、利用の流れなどを解説
2020年10月30日
転職をしようと思っているけれども、思うように転職活動が上手くいかない。 そんな中色々と調べていると、転職活動を有利なものにしてくれる転職エージェントというものがあることを知りました。 しかし使ってみたいとは思うものの ●転職エージェントってなに? ●普通の転職サイトとは違うの? ●なんか怪しそう・・・ このような悩みを抱えてはいませんでしょうか? そこでこの記事では、転職エージェントについて詳しく深掘りしていきます。 1.転職エージェントとは? それではさっそく転職エージェントについてお伝えします。転職エージェントとは転職をしたいあなたと、採用を考えている企業を繋ぐサービスのことです。これだけ聞くと転職サイトと変わらないのでは?と思いますが、直接キャリアアドバイザーに相談できる点で違いがあります。 転職サイトを使う場合、興味がある求人や年収などの条件などを自らが入力して探すことになります。しかし転職エージェントの場合はキャリアパートナーさんに希望を伝えれば、求人を探すのはその担当の人が行ってくれるのです。また、転職エージェントを利用すると履歴書などを添削してくれたり、面接対策のフォロー、さらには年収の交渉まで行ってくれます。 転職活動をする場合、悩みはつきものです。職務経歴書の書き方がわからない、面接の受け答えが合っているかわからないなど。しかし転職エージェントを使うと、そういった悩みを解決しながら転職活動を行えるのです。 2.どんなことをしてくれるの? 転職エージェントを使うと様々なことをしてもらえるとお伝えしました。ここからはさらに深掘りをして、具体的にどんなことをしてもらえるのかお伝えしていきます。 具体的には 1.非公開求人を教えてもらえる 2.履歴書や面接の対策をしてもらえる 3.入社前に企業の雰囲気を教えてもらえる 4.自己分析をしてもらえる 5.年収交渉をしてもらえる こちらの5つです。 2-1.非公開求人を教えてもらえる 転職サイトには多数の求人が掲載されていますが、実はほんの一部だということをご存知でしょうか。非公開求人と言われる一般に公開されていない求人があり、転職エージェントを利用するとその求人を教えてもらえるという利点があります。 平均的には公開されている求人が3割、非公開が7割と言われています。そのため、触れる求人の数を増やしたいと考えているなら、転職エージェントを利用してその求人を教えてもらいましょう。また、一般に公開されていないと言うことはその分応募者が少ないので、倍率が低い状態で採用試験を受けることができますよ。 2-2.履歴書や面接の対策をしてもらえる 自分1人で転職活動をしていると、履歴書の書き方・面接の受け答えの正解ってわからないと思います。しかし転職エージェントを利用すれば、履歴書や面接の対策を行ってくれるので、その答えがわかります。 また、ネットに書かれている情報を元に履歴書や面接の受け答えを考えても、第三者にみてもらった方がクオリティも上がっていきます。しかも転職エージェントなら今まで何十人何百人とみてきていますので、的確なアドバイスができます。 さらに言うと模擬面接などもしてくれるので、面接に慣れるための練習も可能です。書類審査はもちろん、面接で落ちてしまうと悩んでいる方は、転職エージェントを利用して対策を行うことをおすすめします。 2-3.入社前に企業の雰囲気を教えてもらえる 転職エージェントは企業からの求人を扱うにあたり、その企業を直接取材することがあります。そのため転職エージェントを利用すれば、労働環境や職場の雰囲気など、通常入ってからしかわからない情報を教えてもらえるのです。 転職サイトにも企業のことは書かれていますが、教育体制やある程度の社内の雰囲気を事前に知ることは難しいですよね。転職エージェントはそんな悩みを解決してくれます。いざ入ってから思っていた企業じゃなかったと後悔しても遅いです。ですので、転職活動で後悔したくないなら、転職エージェントを使いましょう。 2-4.自己分析をしてもらえる 転職活動において一番大事と言っても過言ではないのが、自己分析です。面接という短い時間の中で自分を企業に知ってもらうためには、いかに自分を理解しておくかが鍵になるからです。しかし自分のことってあんまりわからないし、自分で自分を分析しても第三者から見ないとわからないこともあります。そこで転職エージェントを利用して自己分析をしてもらいましょう。 また、自己分析をしてもらうことで、あなたに向いている仕事や企業を知ることができると言った利点もあります。そう言った気づきを得るためにも、自己分析をしてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。 2-5.年収交渉をしてもらえる 1人で転職活動をした場合、企業との年収交渉できる自信はありますか?というよりもむしろ年収の交渉をするという選択肢がなかったかもしれません。しかし転職エージェントを利用すれば、年収の交渉をスムーズに行うことができます。 もちろん要望が全て通るとは限りませんが、あなたの要望と企業側の要望を踏まえ、どちらも納得いくような交渉を転職エージェントが行います。転職するからにはある程度自分の要望も伝えたい、年収を上げて転職したいと考えているなら、転職エージェントがその手助けをしてくれるサービスとなります。 3.転職エージェントを使う場合の流れ 先ほど紹介した5つのことをしてくれる転職エージェントですが、ではいざ使うとなるとどのような流れになるのでしょうか。具体的には以下の流れとなります。 ①申し込み まずは申し込みです。名前や電話番号、希望の勤務地など簡単なものだけの入力となります。 ②エージェント側からの連絡を待つ 申し込んだ後は、特にあなたがすることはありません。転職エージェント側から連絡が来るまで待ちます。連絡が来たら、実際に面談する日時を決めます。 ③転職エージェントと面談 実際にキャリアカウンセラーと面談をし、希望の転職先や転職によって叶えたいことなどを一緒に考えます。 ④求人の提案と応募 カウンセリングから応募する企業を決め、転職エージェントがそれに合う求人を紹介します。ご納得いただける求人があれば応募します。日程調整などもエージェント側が行います。 ⑤書類対策・面接対策 企業の採用試験にあたり、履歴書や面接の対策を行います。企業に合わせて最適なアドバイスを行います。 ⑥内定・年収交渉 採用試験に合格すれば内定です。その後は年収などの条件交渉などを行います。もちろんそのやりとりもエージェント側が行います。希望条件などがあれば遠慮なく伝えましょう。 以上が具体的な流れとなります。ご覧いただいて分かる通り、履歴書や面接という実際にあなたが行うこと以外は全てエージェントが行ってくれます。つまり、転職活動において一番大事な採用試験に100%の力を入れられるようになるのです。 4.おすすめの転職エージェントの選び方 この記事では転職エージェントについてお伝えしてきました。最後におすすめの転職エージェントの選び方をお伝えして終わろうと思います。それは、大手の転職エージェントと、自分が行きたい分野に特化した転職エージェントを利用するという方法です。 dodaやリクナビNEXTといった大手の転職エージェントの利用を想像しますが、実はそれだけでは足りません。幅広い求人を保有していますが、その分専門性に欠けるからです。もし○○業界に転職したいならその業界に特化した転職エージェントを利用することで、大手エージェントにはない求人と出会える確率を増やせます。 ですので、受けたい業界が決まっているのであれば、その業界の転職エージェントも利用しましょう。なお、不動産業界を志望しているのであれば、弊社が運営するリアルエステートWORKSがおすすめです。実際に不動産業を行っている会社による転職エージェントですので、業界に関する知識は他より劣りません。不動産業界への転職に悩みがある方は、ぜひLINE登録やお問い合わせフォームなどからお気軽にお問い合わせください。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録に登録する
不動産業界は未経験でも転職できる?仕事内容や向いている人は?
2020年10月30日
転職をしようと考えており、不動産業界が気になっている。 しかし ●未経験でも不動産業界に転職できるのだろうか ●不動産と言ってもどのような仕事の種類があるの? ●自分って不動産業界に向いているのかなぁ こんな感じで悩んではいませんでしょうか。 そこでこの記事では、不動産業界について詳しくお伝えしていこうと思います。 1.不動産業界は未経験でも転職できる? まず不動産業界に転職しようと考えている人にとって1番気になるのが、未経験でも転職できるのか?という点だと思います。これについて結論を言うと、不動産業界は未経験でも転職できます。むしろ他の業界よりも比較的未経験の方が転職しやすい部類に入ると思います。 なぜかと言うと、大手から中小企業はもちろん、売買や賃貸・ハウスメーカーや不動産仲介業者など仕事が多岐にわたるため、その分求人も多いからです。そのため、不動産業界では20代30代はもちろん、40代以上の方でも転職に成功する方は大勢いらっしゃいます。不動産業界はなんだか難しそうで自分には無理だと思っていた人でも、全く心配する必要はありません。未経験からでも十分に転職が可能なので、ぜひチャレンジしてみてください。 また、宅建という資格を持っていれば、不動産業界の転職をより有利に進めることができます。入社後に資格手当などももらえたりするので、もし時間があるならば勉強してみるのもありかもしれません。 2.不動産業界にはどんな仕事があるの? 不動産業界にはたくさんの仕事があります。そこでここからは、不動産業界に存在する仕事についていくつか紹介したいと思います。 具体的には ●営業 ●企画、開発 ●管理 ●経理 ●総務 という仕事です。 2-1.不動産営業 不動産業界の仕事で1番採用人数が多いのが営業となります。営業と言うと飛び込み営業のようなものを想像しますが、それだけではありません。駅前などにある賃貸仲介業者や、一戸建ての販売業者なども営業にあたります。 2-2.企画、開発 戸建てを分譲するための用地探しや、都市の再開発に関する業務、お店の新規出店する場所を考えるなどの仕事になります。その土地に住む人の属性や人口、立地条件などからちゃんと価値があるかどうかを目利きする力が必要となります。 2-3.不動産管理 不動産オーナーなどから依頼を受け、賃貸マンションなどの管理する仕事です。PM(プロパティマネジメント)とも言われます。具体的には家賃の回収やビルのメンテナンス、入居者募集や退去時の対応などが挙げられます。 2-4.経理 その名の通り経理の仕事となります。他の会社で行う経理業務と同じになってくるので、経理スキルがある方はすんなりと業務に入れるでしょう。ただし、不動産は在庫の計上が他業種とは違うことや、扱う額が大きいのでより責任感を持った経理業務が必要となります。 2-5.総務 総務・法務など、事務に関する業務を幅広く対応する仕事となります。人事なども含まれており、人材配置や採用に関する業務なども行います。その他、電話対応・社会保険関係・営業会議運営・福利厚生業務などもあります。 3.不動産業界に向いている人 この記事を読んでいる方の中には、不動産業界に興味があるけど自分は向いているのだろうか・・・という不安を抱えている方も多いと思います。そこでどんな人が不動産業界に向いているのかをお伝えしようと思います。 3-1.社会の変化に敏感な人 賃貸にしろ戸建てにしろ、不動産というのは社会の影響を受けます。例えば各駅停車しか電車が止まらなかった駅が来年から特急停車駅になったら不動産の価値が上がります。新たにショッピングモールが建設されることが決まれば、街の価値は上がります。このような社会情勢をしっかりとキャッチできる人が不動産業界には向いています。地価が上がり切る前に土地を仕入れたり、営業においてもこの街は将来どうなるかを的確に伝えられたりするからです。 3-2.コミュニケーションをとるのが好きな人 不動産業界ではお客様と接する機会が多いです。そのため人と接することに抵抗がない方が向いています。例えばマンションを売る仕事についた場合、こちらとしては売りたいですがお客様に納得して購入していただかないと後々クレームとなってしまいます。そのためしっかりとお客様と会話をして要望を聞き、場合によっては違う物件を案内するなどの対応をしていく必要があるからです。独りよがりにならず、相手の意見を汲み取れる人が向いているのです。 3-3.フットワークが軽い人 不動産業界で働くには行動力が必要です。今すぐ内見したいというお客様には車を出して向かう必要があります。また、良い物件が出たらお客様にすぐさま連絡できると、購入につながったりします。このような行動が面倒くさい・遅いとなると、良い物件を他の人に取られてしまったりして営業成績が悪くなってしまいます。もちろん休みも大事ですが、365日お客様のためにいつでも行動できるような気持ちがある人が向いているのです。 3-4.前向きな人 不動産を営業していく以上、お客様から断られることは当たり前です。スーパーでの買い物とは違い高額な商品となるからです。なので、営業・販売をしてお客様から断られた時に、「ショックだ」「自分は営業が苦手だ」と考えてしまう人は向いてないかもしれません。断られるのは当たり前だと考えることができ「また次頑張ろう」とか「たまたまお客さんの要望とマッチしない物件だったんだ」などと前向きに捉えることができるかが大事になってきます。 4.不動産業界で働くメリット・デメリット 次に不動産業界で働くメリット・デメリットもお伝えしておこうと思います。 4-1.メリット 不動産業界で働くメリットは2つあります。 ●学歴や経験、年齢などは関係ない ●年収が高い ●学歴や経験、年齢などは関係ない 古い考えをしている会社などでは、成果を出しても低学歴だから・まだ若いからという理由で適正な評価をもらえないところもあります。しかし不動産業界は非常に合理的な考えをしている会社が多いため、成果を出せばちゃんと評価してもらえます。低学歴とか年齢とかは関係ありません。結果を出せばスピード出世なども可能となります。ですので、自分をきちんと評価してもらいたいと考えている人は、かなりメリットのある仕事です。 ●年収が高い 歩合制を採用している会社などで働けば、頑張りがそのまま給料に反映されます。会社員としてはありえないような額の給料をもらうことも可能です。不動産業界は高いお金を動かしているからですね。なので、周りよりも高い収入を得たいと考えている方は不動産業界が狙い目です。 4-2.デメリット 次にデメリットを2つお伝えします。 ●責任が重い ●専門知識が多い ●責任が重い 不動産業界で営業・販売するとなると安くても数百万円、高ければ数億円もする商品を売ることになります。つまりお客様にとっては人生をかけた買い物をしているわけです。そういった商品を販売するわけですから、責任が重くとてもプレッシャーです。自分のミスでお客様の人生に何らかの損失を与えてしまうかもしれません。そのような重圧に耐える必要があるのです。 ●専門知識が多い 不動産業界で働くとなると不動産に関する専門用語から法律、ローンを組む場合の金融知識など幅広く難しい知識を知っておく必要があります。そのための勉強が必要になるというデメリットがあります。勉強してもしても足りないですし、法律には変更点もあったりします。入社後しばらくは常に勉強しなければならないことは知っておきましょう。 5.効率的に不動産業界へ転職したいなら この記事では ●不動産業界は未経験でも転職できるのか ●不動産業界の仕事 ●不動産業界に向いている人 ●不動産業界のメリット・デメリット をお伝えしました。 なお、不動産業界への転職を検討しているなら、不動産業界に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。通常の転職サイトには載っていない不動産業界の求人を教えてもらえるからです。リアルエステートWORKSでは紹介企業の社内の雰囲気やノルマ、評価、離職率などの情報まで把握しております。こういった情報を得て効率的に転職したいと考えているなら、ぜひLINE@などからお問い合わせください。
不動産とは全くの別業界に転職した私が考える。不動産業界の実態について
2020年10月30日
1.別業界から不動産業界への転職 筆者は、WEBのコンサルティング会社から不動産業界へ転職した経験があります。前職における具体的な業務内容は、営業(テレアポ営業も含む)で見込み客を新規開拓したり、WEBを用いた反響営業で見込み客を獲得する集客業務から、見込み客への提案からクロージングまでを行いました。加えて、獲得した案件に対して、実際にWEBのコンサルティングサービスを提供し、成果を出すという、コンサルティング業務も行っていました。よって、見込み客獲得からWEBコンサルティングまで一気通関で行ってきました。筆者の前職は、社員数10名以内の非常に小さな会社であった為、ある程度の規模を超えた組織に見られる、職務が分業されている状態ではなかったので、業務を幅広く行いました。その会社で6年の業務を経て、不動産業界に転職した私が考える、不動産業界に入って感じた事を、記事にします。 2.私が感じた不動産業界が得意としているところ 私が感じた不動産業界が得意としているなと感じた点は、何点かあります。まず、不動産と営業は切っても切れない関係にあると思いますが、営業という職種においては、何と言っても、地道な行動が多いと感じました。テレアポ営業や、飛び込み営業等、立て看板やチラシまきなど、、、とにかく、愚直に行動して取り組む意識が非常に強く、基本的には、行動量が成果に反映される傾向にあるなと感じました。 不動産投資は、一般的には、人生の中でもそう多くない、とても大きな買い物です。何かを購入する時に、論理的に商品のメリットを考えて購入したり、衝動買い的に、感情に任せて購入したり、日常の中で何度も購入という選択をすると思います。その中でも、不動産投資は非常に大きな買い物ですので、通常、衝動買いに至るケースが少ないです。 不動産の購入を検討する際に、大部分は論理的な説明を受けることにはなりますが、内容が複雑であったり、そもそも、最初から全てのリスクを把握しきる事が難しい場合もあります。論理も非常に重要ですが、最後は感覚に頼って意思決定をする要素も大きいです。そんな時に、担当の営業に対して、「あなたがそういうなら、購入する」とお客様に思ってもらう事がとても重要だと感じました。それは、人間力が非常に試される領域であり、商品が魅了的というのは前提にあるものの、なによりも、自分を売り込む力が問われます。 よって、不動産業界で活躍できる営業は、他の業界でも通用する、再現性の高い営業力が身につくと感じました。 他業界から不動産営業の領域へ足を踏み入れたいという人は、良いチャレンジになると思います。 また、商品が不動産ということもあるので、経済等のマクロ情報に詳しくなるというのも、もう一つの大きな利点です。不動産の価格は、経済状況の影響を受けやすいという特徴があります。よって、社会の情勢が今、どうっており、今後、不動産の価格、需要は見込まれるのかという点を説明する事が大事になります。説明できたり、少なくとも、把握ができるようになる為には、マクロ情報についての把握が不可欠となりますので、必然的に知識が身につくことになります。 3.私が感じた不動産業界が不得意としているところ 不動産業界に転職して強く感じた事は、デジタル領域が非常に改善の余地のある領域だという点です。最初にまず、筆者がとても驚いたのは、名刺の交換にFAXを用いる事です。不動産業界には、他業種にいるとあまり見ないようなルールも見受けられました。一方、筆者が所属していたWEB業界では、特別な理由がない限り、極力WEB上で済ませるという意識が高かったので、より強く意識してしまったのかも知れません。 不動産業界では、そういった、本当は削減できはずの手続きというのが、多く隠れている印象があります。よって、筆者の働いたWEB業界の視点で考えると、大きなチャンスが不動産業界には隠れているなと思いました。 4.不動産業界でも他業界も共通だなと思ったスキル 不動産業界にも当てはまる普遍的なスキルは、「PDCAスキル」です。 WEB業界では、良くも悪くも、全ての成果が可視化されます。どんな人がWEBサイトをみて、どれくらいWEBサイト上で行動して、最後に何を購入したのか?が全てデータで把握でき、ある程度の事象は論理的に説明できてしまいます。 よって、なぜ、こういった結果になったのか?次にどうするのか?というひたすら改善を積み重ねて、成果をあげていくPDCAを用いた仕事の進め方が非常に有効でした。 このスキルは非常に汎用性が聞きます。 営業活動でこのスキルを応用すると、「なぜ、この提案でお客様が動かなかったのか?」を検証して、改善していく事によって、次回のアクションと成果につなげる事ができます。また、検証を繰り返す事によって、「なぜ、自分が販売できたのか?」が明確になり、成果のでる行動パターンも明確になりますので、成果を出す行動を容易に積み重ねることができ、一定の成果を出し続けることができるでしょう。 このように、成果を出す為に、PDCAによって、再現性を保つスキルというのは、どの業界でも普遍的なスキルだと感じました。 また、Web業界では、3C分析(Customer, Competitor, Company)という分析方法を用いて、改善する為のアイデアを練りだしたりするのですが、その中でも、Customer(顧客)の求めているものを把握しにいく、いわゆるニーズを把握するというスキルは非常に重要であると感じたと同時に、不動産業界でもその重要性は当てはまると感じました。 企業活動において、最も重要なうちの活動の一つは、「お客様のニーズや課題を把握し」「それを解決すること」だと思います。お客様のニーズを把握する為に、お客様の立場になって、相手の思っていることを想像し、インタビューを行い、丁寧にお客様のニーズを掘り下げていきます。 また、筆者は前職で、法人営業を行っていました。法人営業では(個人でも同じですが)、最初のヒアリングが最も重要で、非常に注意深く顧客の話しに耳を傾けました。B to B (「ビジネス・トゥ・ビジネス」の略で法人営業)では、提案のクオリティは、「いかに、顧客の課題をヒアリングできているか」というのが重要になります。 不動産の営業でも、お客様の相手の思っていること想像して、ニーズや課題を把握し、それに対して商品を提案、販売をするというプロセスはまったく同じだと思います。よって、営業不動産業界においても同じように通用するスキルであると思います。 5.別業界から不動産業界に転職する際に気を付けること 他業界から不動産業界に転職する際に注意するべきポイントは不動産業界特有の専門知識が必要な職種への転職です。 例えば、不動産営業では、お客様に商品を販売する、「販売営業」の職種もあれば、いかに良い商品(不動産)を仕入れてくるかが問われる、「仕入れ営業」という職種もあります。仕入れ営業では、過去の経験で自分が培ったスキルを活かそうとしても、不動産業界の経験がないと、知識や経験が不足して、活躍するのがとても難しいです。 6.不動産業界はチャンスの塊 WEB業界から不動産営業への転身した筆者の所感とすると、不動産業界は、ポテンシャルの高い市場だと感じました。市場規模は46兆5,363億円(2018年度)という大きな市場にも関わらず、大きな非効率が発生していると捉えているからです。しかし、今後は、多くの業務が効率化されたり、新しい仕組みが導入される兆しが少ずつ見え始めています。 ※2020年6月19日に、政府は、民間企業や官民の取引の契約書で押印は必ずしも必要ないとの見解を初めて示しました。 他業界からの転職をした人は、新しい取り組みを不動産業界に取り入れて応用できるチャンスだと思いますし、営業や専門職の方は、効率化によって集中すべき業務に時間が使え、より専門性を発揮するチャンスではないかと捉えています。
不動産会社の採用担当者は、ここを見ている!不動産人事部が話す面接突破のポイントとは?
2020年10月30日
転職活動をする際には、何かしらの対策を取る方が多いと思います。その際に、転職アドバイザー等を利用して面接対策を取る方も多いのではないでしょうか。では、実際に採用担当者がどんな点を見ているか。その疑問について、今回は不動産業界で人事をしていた筆者が答えていきます。今回ご紹介するポイントを抑えて、対策を練っていきましょう。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する 1:不動産業界で活躍できる人の特徴は? では最初に、人事担当者、採用担当者が考える「不動産業界で活躍できる人」がどんな人であるかを紹介していきましょう。もちろん、ここでご紹介する人以外は難しいということではなく、活躍できる人の傾向をご紹介していきましょう。 1-1.仕事を楽しめるか どんな仕事でも同じことが言えますが、「仕事を楽しめるかどうか。」これがとても重要なキーワードとなるのが、不動産業界です。なんだか簡単そうに思えますが、実は少し難易度が高いテーマです。というのは不動産を扱うということが理由です。 多くの不動産会社でテーマとしている「仕事を楽しめる」ですが、お客様が日々過ごす空間を提供すること、新しい空間での生活を楽しめるように、ワクワクしてもらえるためには、働いている人がお客様へのサービスを楽しんで提供できるかがとても重要だと考えています。 意外と思う方も多いのではないでしょうか。実際に、「接客中に、必ず一度はお客様を笑顔に。」というテーマを接客の基本にしている会社も多数あるのが不動産業界の特徴です。 1-2.自己成長を望むか 不動産業界では、他の業界と比較して格段に自己成長を望む人が求められています。他の業界でも自己成長を望む声は多数ありますが、不動産業界での自己成長の必要性は業界における様々な変革に起因しています。未経験で勤務を開始した場合には、日々の業務に加えて「宅建士」の取得に向けた勉強が必要でしょう。それだけではなく、不動産を扱う上では数多くの法律やルールを理解していく必要性があります。 例えば、賃貸の物件について駐車場に消費税がかかりますが、部屋自体には消費税はかかりません。こうしたことは、不動産業界に勤める前であれば知らない(意識していない方)が多いのですが、不動産業界で勤務をするとなれば知っていて当たり前の知識になります。 また、いくつの物件数を把握しているか。これも、不動産営業として成功する上では必須の項目です。日々増える取り扱い物件を、人よりも、他社よりも知っているか。自分の引き出しとして、お客様にご紹介できるかは日々の努力以外の何物でもありません。日々歩いている中で気になる物件があれば調べてみても良いかもしれません。 1-3.夢を語れるか 「夢」。 不動産業界では、多くの方が取引金額の大きな不動産売買の取引を担当していきたいと思っているかと思います。しかし、ただ不動産売買の取引を担当していきたいではなく、その先には、自分自身が家を持ちたい等の夢を持つことも大事です。 例えば年収1,000万円以上稼ぎたいでもいいですし、独立したいでもいいと思います。ちなみに、不動産業界は独立しやすい業界でもあると言われており、将来独立を目指すからこそ不動産業界に飛び込む人も多くいます。そうした環境の中で、自分自身の夢を持ち続けて実現に向けて行動できるかどうかが大切になっていきます。 2.採用担当者が見ているポイントとは? では、より具体的に採用担当者が見ているポイントをご紹介していきましょう。 2-1.企業分析のレベル これは、どんな企業でも求められていると思いますが、特に不動産業界をどう思っているのか。そして、面接を受ける会社をどういう基準で選んでいるかを確認していきます。不動産賃貸においては、市場の95%は同じ物件とされているだけに面接を受ける企業の特徴をどう理解し、そこでどういった働き方をしたいかという点をヒヤリングしていきます。 ここで、具体的なプランを話せないという場合には、ここから探していきたいという思いを素直に伝えることも大事です。 2-2.聞く力 不動産業界で伸びる人材は、必ずしも話上手でなければならないという固定概念はありません。 不動産を取り扱う店舗に訪れる人は、洋服を見るようなウインドーショッピングをしたい人は基本的に居ません。家を探す、土地を探す、買うなど何かしらの目的を持っています。つまり、いかに話を盛り上げられるかよりも、要望を聞くヒヤリング(傾聴)力が最優先です。そこで採用担当者は、こちらの話を真摯に聞き、それに対して最大限に応えようとする姿勢や、採用担当者が質問した内容に対して的確に回答ができているかを見ています。 2-3:向上心 もう1つご紹介したい採用担当者が見ているポイントですが、採用担当者が面接で見ているのは向上心です。宅建士の資格を保持する為に努力をする人。同じ物件を扱うのであれば、自社、自分を選んで頂くための努力をする人。何にしても、新しい環境の中で、自己成長に向けての努力を惜しまない人を望んでいます。また、決して不動産業界経験者でなければいけないという思いは採用担当者にはあまり無いということも理解しておくと良いでしょう。 3:内定が合格ではないということを理解する 不動産業界にチャレンジをする時、「内定=ゴール(最終到達点)」であるとは思わないでください。採用担当者の最終的な合否は、入社後3年程度が経過した時に判断しています。未経験、経験者関係なく、入社後にどう努力されているか、3年間でどれくらい成長しているかを見ているということです。特に宅地建物取引士は、年に一度の試験です。その宅地建物取引士を取ることで、企業に対して努力している、成長意欲があるということを伝えることができるでしょう。入社時期によれば初回の試験が入社後ほぼ1年後になることもあります。宅地建物取引士は業務に関わる問題も出てきますので、入社してから試験までの間に、新しい職場環境で様々な業務工程を理解し覚えていく中で宅地建物取引士に必要な内容も覚えられるようになってくるかもしれません。 同時に、不動産業界におけるリピーターが戻ってくるサイクルはアパレル業界に比べ長期に渡ります。また不動産という高額商品が故に、人の口コミが重要視される点は他の業界よりも格段に評価される業界です。というのも、安心して自分が住む場所を見つける。決めるということは、信頼度の度合いにより大きく変っていくからです。 採用担当者が見ているのは、最終的に内定し入社して頂いたとして、この方が入社後にどう働いてくれるかという長期的な視点だということです。その人が自社に入社することで、自分たちのお客様をどう喜ばせれるかであったり、会社に対してどのようなメリットがあるのか、そして店舗の運営にどう関わってくれるかということです。 4.まとめ 今回ご紹介している内容は、不動産業界だけに該当することではありません。他の業種業界にも通じることが多々あります。 その中で不動産業界の採用担当者は、顧客の一過性の満足度ではなく長期的な快適さを求める上での人選をしていることを理解してください。どんな業界に転職をするとしても、転職し企業に働き始める事はゴールではありません。あくまで通過点として、自社におけるその人の活躍を想定し見極めをしています。ここ最近では、年齢層の若い方の多くもチャレンジをする不動産業界ですが、年齢に関係なく活躍する環境があるのもこの業界の特徴です。 営業という仕事を極めたい方、いずれ独立を目指す方も、一度は不動産業界という大きな視点、そして、各不動産業会社の特徴について企業分析をしていきましょう。憧れだけではなく、実際の取り扱い商品の違いや勤務している年齢層等、内定がゴールではなく3年、5年それ以上と働き続ける企業であるかどうか。これが、企業選びの基本という点は、いつでも変わることはありません。そして、採用担当者はこの部分をより具体的にしている人を採用し仲間にしていくことを希望しているのです。採用担当者の心理を踏まえ、面接対策をしていきましょう。 【不動産業界に特化した転職エージェント】リアルエステートWORKSに登録する
不動産業界へのキャリアチェンジ!宅建を持っていなければ転職できないの?
2020年10月27日
不動産業界にチェンジをしたいと思った時に、どうしても気になるテーマが「宅建士」の資格ではないでしょうか。転職するには、まず資格からと思っていませんか? では、転職をする時に「宅建士」を持っていないと不利なのでしょうか?確かに持っていることは面接では有利とされています。しかし、持っていなければいけないかと聞かれると、そうではありません。 今回は、不動産業界へキャリアチェンジをする時に宅建士を持っていない場合について、解説していきます。また、これから不動産業界にチャレンジする方向けに、宅建士の資格についてのご紹介もしていきますので、資格を保有していない方も宅建士の必要性について理解していくことにしましょう。 1.宅建士がなければチャレンジは難しいのか 今回ご紹介したいメインのテーマ、結論からご紹介していきましょう。 1-1.宅建士が無いと不動産業界には転職できないか? Q:宅建士がなければ、不動産業へのチャレンジは難しいか。 A:答えはNOです。 宅建士がなくても不動産業界へのチャレンジは可能です。 しかし、同じ年齢や社歴であれば、宅建士の資格保有がある方が同業界への転職へは容易とされています。これは、資格の有無だけではなく、他の業界と同様に業務経験、即戦力と判断されるかどうかがの判断基準の1つとなるからです。 何故、こうした判断基準となるかというと宅建士を保有しているということは、不動産業界における基礎知識を保有している証明でもあり、即、宅建士特有の業務に従事することが可能の証明にもなるからです。 学生にも人気がある宅建士の資格ですが、まだまだ不動産業界における保有者は不足しているとされており、多くの企業で宅建士の資格を保有する人を募集しています。といっても、宅建士がなくても不動産業界へのチャレンジは可能です。 1-2.宅建士を保有していなくても不動産業界へチャレンジするには 企業側は、宅建士を持っている人を優遇する側面もありますが、未経験を優遇する側面もあります。宅建士を持っている方は、国家試験の狭き門を通っており宅建業界における専門業務を担当することが可能です。もしも、宅建士を持っていない、業界未経験の場合には、その可能性やチャレンジ精神を評価する側面があります。 確かに、不動産業界には独特のルールがありますが、それはどの業界でも同じことが言えます。ここ最近では、他の不動産会社を経験していない人を採用する会社も増えてきています。これは、不動産会社には、それぞれ独特のルールがあるため自社のルールになじみやすいためです。もちろん、不動産業界で働いていく中では将来的に宅建士の資格を保有することをお勧めします。 2.不動産業界が人気の理由とは? そもそも、不動産業界を目指す人はどんな理由で業界を選んでいるのでしょうか?ここでは、転職だけではなく新卒採用においても人気である不動産業界について整理しておきましょう。 2-1.新卒でも人気の業界である秘密とは? これから社会人を目指す新卒採用においても不動産業界の人気は非常に高い数字を維持しています。その理由は、「衣食住」については将来も仕事が無くならない。つまり安定している業界だということ。それだけではなく、営業という仕事の代名詞とも言える仕事だと思っている方が多いためです。 実際に、近年の就活事情では不動産業界の人気は上位に位置付けされており不動の人気になってきています。 転職を考える方も同じですが、「営業」という職種の中でも不動産を扱うということは、大きな金額を扱える仕事です。その取扱い商品は、一生涯で一度購入するかどうかというほど、大きな買い物と称されます。だからこそ、やりがいや達成感を感じる職種と考えられています。 2-2.何故、不動産業界への転職希望が多いのか? 選ばれる理由は新卒と似ています。異なる点は、その「やりがい」という側面、そしてチャレンジという側面を理解して挑む面でしょう。実際に、「営業」という職種を経験していく中で、より自分へのチャレンジを求める人には、最適な職業といえます。 新卒であろうと中途であろうと、サービスを受ける人にとっては大きな買い物であることには代わりはありません。 だからこそ、自分へのチャレンジを望む人が希望する業界なのです。 不動産会社には「新卒採用」「中途採用」のどちらの軸に重きを置くかを決めている企業が多いとされています。 新卒の場合には、一から育成をすること。中途であれば、社会人としての基礎を必須としている等、育成の軸を整理しています。転職をしたいと思うのではあれば、どちらの採用に重きを置いているかを予め調べることも転職を成功させる上で大きな要素となります。所謂、企業分析をするということです。 3.不動産業界と宅建士の関係 では、今度はもう一度、不動産業界と宅建士の関係について整理していくことにしましょう。 不動産業界では、何故、宅建士の資格を目指すことになるのでしょうか? 不動産業界で働く上では、宅建士はセットとして考えられます。しかし、医師とは異なり、宅建士を持っていなくても不動産業界で勤務することは可能です。 では、どうして宅建士を目指すことが大前提とされているのでしょうか。 それは、不動産取引において「重要事項説明」と呼ばれる専門家だけができる業務(専従業務)があるからです。 簡単に言えば、不動産(売買仲介、賃貸仲介ともに)取引における契約時において、宅建士と呼ばれる資格保有者だけができる業務があるためです。この部分については、宅建士を持っていなければ担当することができません。 現在では大学生や主婦など、不動産業界で働いている方以外も多く受験する宅建士ですが、合格率は「15%前後」と資格試験の中では「中の上」と称されます。 企業は、この業務を出来る人が多いほど、業務拡大が可能になってきます。というのも処理出来る契約が大きくなるためです。また、ここ最近ではメジャーとなった資格であるが故に、顧客側も当然ですが宅建士という専門家にサービスを受けたいと考える傾向が強くなりつつあります。 こうしたことからも、不動産業界で働く上では宅建士は必須の資格と称されるのです。 4.まとめ 宅建士という資格は、既にその知名度も高くチャレンジする人が年々増加する資格となっています。不動産業界に転職を考える人がチャレンジを考える資格が宅建士です。冒頭でご紹介していますが、宅建士を持っていなくても不動産業界にチャレンジをする事は可能です。 しかし、将来的には目指しておきたい資格です。不動産業界に飛び込む為に宅建士を取ってからと考える方も多いのは実情ですが、決して簡単な資格ではないということも踏まえると、「資格を取ってから…」と考えるのも方法ではありますが、まずは企業へエントリーしてみることも方法だということをご理解頂きたいと思います。 不動産業界は、まだまだ拡大しているマーケットとして定義されており、多くの企業で人材の増員を計画しています。 だからこそ、今、チャレンジしたいと思った時に行動を起こすことも大事です。 不動産業界に飛び込みたいと思う理由は様々です。夢を叶えるには、行動を起こすこと。これが最も近道だということです。
【転職中の方必見】不動産売買の営業に転職する上で必要なこと
2020年10月27日
不動産業界への転職を考えている方の中には、不動産売買の営業になりたい方も多いのではないでしょうか。 人と接する機会が多く、お客様から契約が一つ取れるたびに、大きなやりがいを感じる職種でもあります。 人当たりがよく話上手な方は、不動産売買の営業に向いている傾向が高いです。 今回は、不動産売買の営業への転職とは、心構え、知っておきたいポイントについてご紹介いたします。 ◆不動産売買の営業の仕事とは 不動産売買の営業は、お客様に物件を勧める仕事内容が頭に浮かぶ方も多いはずです。 さまざまな仕事内容があるため、転職したい方は熟知しておくことが大切です。 ここでは、不動産売買の営業の仕事内容についてご紹介いたします。 お客様へ不動産の物件を紹介する 1つ目は、売り出し中の一軒家の住宅、マンションなどを、お客様に売ることです。 お客様の要望に沿った物件の紹介を行い、購入する上でメリットとなる部分、おすすめポイントを伝えていきます。 対面でやり取りすることはもちろん、メールなどで問い合わせをいただくことも多いです。質問や疑問点には、素早く的確な回答を行うことが重要になってきますので、例えば「休日なのにお客様から連絡が来てしまい電話を一本することになった…」ということもあるでしょう。 また、お客様と現地で待ち合わせをして物件の紹介を行うこともあれば、店舗にお越しいただいたお客様と一緒に電車や車で物件に移動して紹介を行うこともあります。そのため、求人によっては自動車免許が必須条件に含まれることもありますので、自動車免許を持っていない場合は求人内容を注意して確認しておくといいでしょう。 不動産物件を詳しく調査 2つ目は、売り出し中の不動産物件をチェック、登記の確認、近辺への聞き込みです。 営業は、不動産を人に勧める立場となるため、誰よりも物件について詳しくなければなりません。自分でも「この不動産物件を買いたい」と思えるように、おすすめできるポイントの確認、ライフラインについても支障がないか、念入りなチェックを行います。 また、近辺に立つ建物をいち早く知ることで「大型商業施設が建設される予定のため、家族層向けだな」などと、売り出すターゲットを絞りやすくなります。 実際に足を運ぶことで、事前情報だけではわからない、リアルな感想を肌で感じられることがあるでしょう。 不動産業者との話し合い 3つ目は、他社の不動産業者と念入りな打ち合わせを行うことです。 不動産売買の営業は、お客様以上に業界の仕事仲間と関わる機会が多くなります。 買い手、売り手の要望をうまくまとめるのも大切な仕事のうちの一つです。 「この建物を紹介してほしい」「あの物件は見学することができる?」とお客様から、近辺にある他社の物件を名指しされる場合、プロの立場から仲介に入ります。お得意様であるほど、最終フォローまでしっかり行うと、次回の契約にもつなげられる期待が持てるでしょう。また、金額が大きい不動産物件であるほど、話し合いの場も回数を重ねます。 ◆不動産売買の営業に向いている人 不動産売買の営業は、第一印象が良いイメージの方が重宝されます。 転職する上で向き不向きもある職種のため、自身の性格を照らし合わせて、考えていくことが大切です。ここでは、不動産売買の営業に向いている人の特徴についてご紹介いたします。 人と接することが好き 1つ目は、人と関わることが得意、人見知りしない方です。不動産売買の営業は、とにかく人と接する機会が多いため、お客様をはじめ、管理職、他社の不動産業者と良好な関係を保つ必要があります。 一日のスケジュールが忙しい日は、お客様に物件を紹介する仕事から、不動産業者との話し合いをする場面など、たくさんの人と関わります。会う人ごとに、素早く気持ちを切り替えて接客ができる方も重宝されるでしょう。 時にはクレームを処理したり、一向に契約の話が進まない場面にアドバイスを投げ入 れたりする必要があります。人と接することで元気をもらえるバイタリティー溢れる方こそ、不動産売買の営業に向いてると言えるでしょう。 プレッシャーがやる気になる 2つ目は、負けず嫌いで、焦りや悔しさをエネルギーに変換できる方です。 不動産売買の営業は、「お客様から契約数がいくつ取れたか」という、実力がものをいう世界のため、一つも契約数が取れないで何か月も過ぎた場合、劣等感を感じたり、社内で居心地が悪いと感じてしまうこともあると思います。また常に良い結果を維持することは困難と言えますが、良い月があった次の月に成果が悪くなったとしても、成果の悪い日が続いたとしても、どんな時でも我慢強く辛抱する気持ちを持つことが大切です。 メンタルが強く、プレッシャーこそ頑張ろうとした前向きな気持ちにつなげられるという方が不動産売買の営業に向いているでしょう。 不動産関係に興味がある 3つ目は、不動産に関する分野に強い関心がある方です。 不動産売買の契約を取る上で、お客様から「物件の相場、住宅ローン、税金面」など、わからない点を質問される機会が多く、素早く的確な回答を行う必要があります。 しどろもどろになる場合「この人に任せて大丈夫かな」とした不安を与えやすいです。 プロとして不動産分野の知識を習得し続ける好奇心を持つ方ほど、不動産売買の営業に向いています。 ◆不動産売買の営業に転職するために必要なこと 不動産売買の営業に転職する場合、自身の強みとなる部分を活かすことが大切です。 求人情報に応募する上でも、目に留まりやすいメリットがあります。 ここでは、不動産売買の営業に転職するために必要なことについてご紹介いたします。 転職理由を明確にする 1つ目は、なぜ不動産売買の営業に転職しようと考えたのか、しっかりとした理由を持つことです。「なんとなく」の気まぐれが理由で転職しようと考えても、良い結果につなげることは難しいです。不動産売買の営業は実力がモノをいう世界でもあるため、働く上で強い覚悟が必要となります。横のつながりが密となる職種でもあるので、人間関係の構築も大切となります。 不動産売買の営業は、高収入を目指せる以上、楽な職種では決してありません。 「何故、働きたいと感じたのか」魅力的に感じた部分をしっかり編み出し、今までの職歴・経験を活かせるポイントをまとめていきましょう。 資格を取得する 2つ目は「宅建」の資格を取得することです。 大手企業に転職を考えている方ほど国家資格の取得は有利になる場合が多く、働く上で強い自信にもつながります。未経験からの転職であるほど「不動産業界で働く覚悟がある」とした見方もしてもらえます。 会社によっては、資格手当を支給している部分も特徴的です。 他にも不動産業界で活かせる「宅地建物取引士」「マンション管理士」の資格を取得する方法もおすすめです。 目指すべき未来像をしっかり持つ 3つ目は、不動産売買の営業になった際の最終目標を見据えておくことです。 キャリアを積んだ後独立を考えているか、不動産に関連した別な職種で働くつもりなのか、未来像をしっかり持ちましょう。 不動産売買の営業は、多くの契約数を取れたもの勝ちの世界でもあるため、鳴かず飛ばずの場合、居心地が悪く感じることがあります。調子が悪い時でも「経験を積むのを目標にしている」「将来は不動産を管理する職種に就く」と、気持ちがぶれることなく仕事ができます。 ◆まとめ いかがでしたでしょうか?今回は、不動産売買の営業の仕事、転職する際に気をつけるポイントについてご紹介いたしました。 不動産売買の営業は、お客様へ不動産を紹介する、不動産物件をチェックする仕事内容が挙げられます。人と関わる機会が多い職種のため、コミュニケーション能力が高い方ほど向いていると言えるでしょう。自身が勧めた不動産物件の契約が取れた場合、大きなやりがいを感じることが多いです。 転職を志す場合「宅建」の資格を取得すること、目指すべき未来像を明確にすることが大切です。